ジャイガという名前で近年すっかり関西夏フェスの風物詩となったOSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVALも今回が10回目。これを記念して、今回は初の4日間興行となりました。舞洲スポーツアイランドでの開催は自分が足を運んだ一昨年以来2年ぶり。相変わらずの灼熱でしたが、なんとか1日頑張って7ステージ見ることが出来ました。
今回のライブレポはそれぞれのステージ終了直後に書いたThreadsの投稿をメインに、あれこれ調べたことを中心に追記するという形を取ります。
すりぃ (SKY ARENA STAGE)
Threadsで見る
14時頃まで特別予定は無かったので、おおきにアリーナ舞洲内SKY ARENA STAGEのスタンド席で涼みながらステージを見る形としました。
完全初見ですが、調べなくても音とモニターの映像だけで分かるという具合のボカロP出身。分かりやすくセオリー通りの曲進行、モニターに表示されるアニメーションMVはまさにそのもの。生バンドメインの演奏も、令和に名をあげる男性ソロアーティストらしいと感じました。KANA-BOONとのコラボ新曲「チューインガム」と、オーディエンスにチュッチュッチュッとさせる「中毒性のチュウ」が個人的ハイライトです。
ちなみに彼は現在Aoooのメンバーでもあり、ジャイガではこちらのギタリストとして結果2日連続の出演になっています。
「OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2026 -THANKS 10TH GIGA-」ありがとうございました!
すりぃとしては約3年ぶりのジャイガ。
朝早くからめちゃ来てくれてありがとうな明日はAoooでジャイガ二日目よろしく pic.twitter.com/HGP3VOJFzg
— すりぃ_THREEE (@iii0303_8) August 1, 2026
OZworld (SKY ARENA STAGE)
Threadsで見る
こちらも初見。HIP HOP界隈ではトップクラスの実績・知名度を誇り、同ジャンルでの客演も非常に多いアーティストです。曲どころかジャンルの予備知識もあまり無いので名前も存じ上げませんが、コラボ曲ではゲストラッパーもそれぞれ2人呼び込んでいました。
Threadsにも書いた通り印象に残ったのは歌声。歌詞そのものに惹かれたわけではありませんが、よく通る美しい声質と聴きやすい発音は間違いなくトップクラス。実際その歌唱力を活かしたロングトーンも披露しています。それを見るだけでも彼は才能オンリーでなく、努力を重ねてここまで結果を残したアーティストであることが容易に想像できました。
10月10日にはTOYOTA ARENA TOKYOでワンマン開催、終盤のMCではそれに向けての心境を余すことなく吐露していました。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
お待たせいたしました。
アリーナタイトル決まりました。
やっぱり色々と試行錯誤してみた結果
今の自分に最も合ってるのは
シンプルにこのタイトルだと思いました。色々考えてくれたみんな有難うございました🐉
「おくまれお」… pic.twitter.com/pWbT2OMdt5
— OZworld (@OverZenith369) June 27, 2026
湘南乃風 (SKY STAGE)
Threadsで見る
「黄金魂」のイントロが流れ始めた瞬間オーディエンス前方はぶち上がりますが、後ろの方はそうでもなかったのかいつも通りなのか1回やり直しを要求します。そうなると休憩する余裕は無く、ラストの「純恋歌」「睡蓮花」に至るまで、オーディエンスは拳を上げタオルを回し歌いまくるという怒涛の40分でした。極めて楽しかったですが、太陽が燦々と照らし最高気温おそらく37℃近くに達する空間。まさしく”灼熱”という一語に尽きるライブであったのは、言うまでもありません。
毎年各所の夏フェスに出まくっている湘南乃風ですが、個人的にライブはようやくの初見。「純恋歌」「睡蓮花」辺りのヒットは20年も前、メンバーの年齢は50歳になろうとしています。ただこのエネルギッシュさは、おそらく若い時からそのままパワーアップだけして衰え全く無しなのだろうと推測出来ます。凄かったです。「睡蓮花」でオーディエンスにマイクを向ける場面は、もしかすると多くなっているのかもしれませんが…。
OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2026
-THANKS 10TH GIGA-
8/1(Sat) DAY3
at 大阪・舞洲スポーツアイランド≫≫≫湘南乃風#湘南乃風@134r_official#ジャイガ
photo:@SPG_NABE pic.twitter.com/l2lTytuKeV— OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL/ジャイガ (@giga_osaka) August 1, 2026
櫻坂46 (SUN STAGE)
Threadsで見る
一昨年のJAPAN JAMもそうでしたが、今回もX投稿が相当バズっております。相変わらずここのファンはXにおける拡散力が他の坂道系、いや女性アイドルグループ全体と比較しても非常に大きいです。
ストイックなダンスパフォーマンスで会場を興奮の渦にもっていくのは櫻坂46の専売特許ですが、さすがに後半「もう一曲 欲しいのかい?」でメンバーが煽りに煽りまくるのには驚きました。これは一昨年発表のシングル「自業自得」通常版のカップリング曲、自分が見に行った時にはまだ発表されていないナンバーです。
もう1つ驚いたのはオーディエンスの興奮具合で、時折映る映像でしか判別出来ていないのですがラウドロック特有の動きが発生しています。モッシュくらいならまだしも、ダイブにサークル果てはウォールオブデスまで起こるのは想定外でした。タイムテーブルによると前後のアクトはROTTENGRAFFTYとHEY-SMITH、確かにそのジャンルのバンドではありますが、Xによると彼らのために配備していた最前のセキュリティが慌てて戻ったとかなんとか…。
櫻坂は今年で6周年とキャプテンがMCで話していましたが、欅坂46の名前で活動していた2016年から外部のフェス出演は少なくありません。ジャイガも2023年・2024年に続く3回目です。したがって結果を残すのは必然とも言えます。冠番組やバラエティ番組でふざけているのはあくまで世を忍ぶ仮の姿、ライブアーティストとしてはこれが本来の姿なのでしょう。これは伝統としてメンバーが入れ替わっても、ずっと継続するのではないかと思います。
この投稿をInstagramで見る
ウルフルズ (SKY ARENA STAGE)
Threadsで見る
彼らくらいの大ベテランになると、フェス出演は必然的に少なくなるものです。大阪出身なのでジャイガは3年ぶり程度ですが、個人的に彼らのライブを見るのは2009年ROCK IN JAPAN FESTIVAL以来17年ぶり。当時は5年におよぶ活動休止期間直前のステージでした。
彼らくらいの実績だと名曲を揃えるだけで場が持つので、新しい曲は「おっさんのダンスが変だっていいじゃないか!」のみ。この曲もこの曲で半分くらい同じ歌詞と同じダンスが繰り返される、非常にインパクト強いディスコサウンドでずっと頭に残ります。
「大阪ストラット」「バカサバイバー」、「バンザイ~好きでよかった~」「サムライソウル」に「ええねん」と定番名曲揃いのセトリでした。MCも終盤に1回あったのみ、そこではスタッフの担当が同じというジャイガとの縁を語っていました。
OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2026
-THANKS 10TH GIGA-
8/1(Sat) DAY3
at 大阪・舞洲スポーツアイランド≫≫≫ウルフルズ#ウルフルズ@ulfuls_official#ジャイガ
photo:@mini12du pic.twitter.com/f1OClqD7Zn— OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL/ジャイガ (@giga_osaka) August 2, 2026
CUTIE STREET (SKY ARENA STAGE)
Threadsで見る
もうKAWAII LAB.所属の面々はどこのフェスに行っても名前が見られる存在になっています。特にジャイガは顕著で、今年はFRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、SWEET STEADYも含めた4組全てが参加。一昨年はFRUITS ZIPPERがこのステージ2番手として出演していましたが、今年は1日目SUN STAGEのトリにまでなっています。
そんな2年前のことを思い出しつつ拝見したステージですが、このジャンルもどんどん進化している様子です。ビジョン下含めて端から端まで一列になるシーンが何度もあり、そもそもダンス無くても譜割りの時点で歌えない曲が連発だったり。可愛らしい新衣装も、冷静に考えると動き回るのに適しているようにはまるで見えません。入り口としてはTikTok等でのバズリなのかもしれませんが、ライブはそもそも相当な技量が無いとここまで熱狂させられないということを身を持って理解出来ました。
動き多く可愛らしい歌詞の曲が多い中、個人的に印象強かったのは礼賛のメンバーが提供したという「ナイスだね」。そのメンバーは川谷絵音ですが、ゲスの極み乙女でもindigo la Endではなく礼賛の名前を出されるのが今の川谷さんだと後々になって妙に思った次第。この曲が一番分かりやすいですが、声の出し方は増田彩乃(青)と真鍋凪咲(紫)が特に優れている印象でした。あとはかの有名な「かわいいだけじゃだめですか?」の歌い出し担当である古澤里沙(黄)、歌メインで見る初心者向けには今名前を挙げたメンバーから入るのが良いのではないかと思います。
X上では最前にいたファンのマナーが問題提起されていました。ここに限らず”地蔵”問題はひと昔前の時点から指摘されていましたが、なかなか改善されません。それとは関係ありませんが、自分が見た時もちょうど真後ろが熱狂的なファンの方。メンバーの応援をするのは大変結構なことですが、さすがに「かわいい~」の歌い出しソロパート中に”タイガー!サイバー!…”と大声で叫ばれるのは閉口してしまいました。
Creepy Nuts (SUN STAGE)
Threadsで見る
屋外2ステージを見た後に、屋内とは言え人が多いアリーナ内で2ステージ。後者も温度こそ高くないものの湿度高く、頭が痛くなってしまいました。というわけでこの日最後に見る予定のCreepy Nutsは過去に2回見ているので、広いステージの後方から見る形としました。
とは言えCreepy Nutsくらいの実績だと、後方でも立って踊るオーディエンスはいくらでもいます。分かってはいるのですがそれでも、DJ松永のワールドクラスなDJプレイとR-指定のラップと漫談のようなMCは何度見ても関心。ライブ中煽りつつもどう楽しむかは個人の自由と話すスタンスは、今の時代に最も即しているような気がします。
19時台なのでもうすっかり空は暗くなっています。3曲目の「よふかしのうた」で思い出しましたが、本来彼らに最も合っているのは夜のシチュエーション。それは作っている側がもっとも意識しているようで、かの有名な「Bling-Bang-Bang-Born」大合唱後のMCでは「半分以上が夜の歌なので」と話しておりました。そこから「Mirage」「二度寝」「ロスタイム」という綺麗な流れ、ラストはまた見事なMCから「のびしろ」に入ってこれまた国民的名曲「オトノケ」で締めました。
演出も綺麗な照明演出に炎がバンバンあがる見事なものでした。ただあれだけ炎を出されるとフロントエリアは相当熱いのではないかと感じたのはここだけの話…。
2026.08.01
OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2026
at. 大阪舞洲スポーツアイランド
Photo by @orz_____rio
Retouched by @HiroyaBrian pic.twitter.com/e4Gkw6KAuv— Creepy Nuts (@Creepy_Nuts_) August 1, 2026
まとめ&写真集
ステージは大満足でしたが、やはり夏の舞洲は極めて暑いです。これでも3年前までのサマソニ大阪よりマシになっているのが恐ろしい話ですが…。
SUN STAGEは他のステージからかなり距離があり、一応ループバスも用意はされているものの並び時間もあるので、結果当日は距離換算すると10km以上歩く形になりました。水分補給に関してはあらかじめの用意は必要ですが、それでも近隣のローソンやセブンイレブンが頑張り、自動販売機も数多く常時補給されているのでその点では非常にありがたかったです。
おおきにアリーナ近辺は素晴らしかったもののSKY STAGE近くのフードエリアはのびしろ…つまり再考の余地ありといった印象で、広い運動場の空間に対してテント面積が少なすぎるのにはいささか驚いてしまいました。そもそもSKY STAGE周辺は日陰がほぼないので、特にこのステージ出演のアーティスト目当てで足を運ぶ人はより一層の熱中症対策が必要になります。
今回は往復とも大阪駅からJTBツアーバスを利用しました。かなり値は張りますが、正直コスモスクエア特に帰りのシャトルバスに並ぶのは苦行以外何物でもないので、背に腹は代えられません。もう10代20代ではないので遠慮なく使わせて頂きました…というより熱中症に若さは関係ないので、無理だと思ったら少々高くてもこちらを選ぶ方が得策だと思います。熱中症で入院するよりは安いです。ちなみに今回はJTBだけでなく、阪急交通社からも直行バスの発売がありました。次回も行くとしたら、今度は後者を選ぶことを検討しています。
最後に当日の写真集です。会場の様子を少しでも楽しんで頂ければと思っています。

コメント