ゴールデンボンバー「キスミー」


 今回のゴールデンボンバーの新曲は、思いっきり90年代後半に人気を博したヴィジュアル系バンドっぽいナンバーですね。名前を挙げるとすると、活動再開後のLUNA SEAでしょうか、あるいはLa’cryma Christi辺りでしょうか。弦楽器の入れ方なんて、どこからどう聴いてもそのオマージュとしか思えません。特に意味もなくヘリコプターを入れる辺りも、なんとなくその時代っぽさを感じるようなそうでもないような。いずれにしても、キリショーさんがどういう音楽に影響を受けて育ったのかが、非常によく分かる内容に仕上がっています。時代の真逆を行く”濃厚接触ソング”とYoutubeの概要欄にありますが、確かにこれでもかと言うくらいサビに”キスミー”を連発しています。それくらいでしょうか。特におかしな所のないマジメな楽曲・PVですが、今までが今までなので妙に不思議さを感じてしまう内容です。だからこそ彼のソングライターとしての高い能力が、より光る楽曲とも言えます。

山本 彩「ドラマチックに乾杯」

 ソロデビュー6年目、NMB48を卒業して2年経過、今回は通算5枚目のシングルとなっています。管楽器が目立つイントロにリズミカルなビートが耳に残りますね。心地よいベースラインにBメロのメロディーラインの使い方、安心して聴ける楽曲に仕上がっています。もっとも派手さ・新しさという印象はないので、爆発的にヒットすることは無いような気もします。今は地道に良作を積み上げていくタイプのアーティストに成長している、という感じでしょうか。
 もう少し彼女の活動を知ってもらうためのプロモーションはあっても良いと思いますが、実際あえてそういう方針でやっている可能性も高そうな気はするので、この辺りは難しいところ。スポットライトは、NMB48時代に相当浴びていますからね…。私自身は、ソロであらためて紅白出場までいって欲しいと願う気持ちがありますが。