今週のビルボードチャートはこちら。

 1位はやはり乃木坂46ですね。ただ握手会はやはり厳しい状況ということもあって、CDセールスは落としてます。それでも67万枚ということなので、十分な高水準ではあります。リッピングも含めて、9割以上はCD要素でした。曲に関しては後述します。

 「ドライフラワー」の優里と「うっせぇわ」のAdoがメディア露出増加を受けて、2位と3位につけています。ストリーミング等の再生指標がアップしたようです。

 それ以外はまだ上位TOP20に食い込んでいない様子で、ロングセラーの強さがしっかり目立っているようです。先週1位のSnow Manは今週も4位で、強さをキープしています。CDリッピング以外だと、ツイート数が結構な強みになっていますね。

乃木坂46「僕は僕を好きになる」「Out of the blue」他

 メインの曲は3期生の山下美月がセンター、横に立つのも梅澤美波に久保史緒里ということで、世代交代を強く意識した内容に仕上がっています。PVもメインで映るメンバーは3期生以降が多く、来年の今頃どうなるのか期待が大きい反面誰が卒業するのかという不安も持ってしまったり。作曲・杉山勝彦はハズレが起こりようのない人選で今回も素晴らしい仕事をしていますが、コロナ禍の中での強い気持ちを言葉に表したようなメッセージ性強めの歌詞は若干好みが分かれそうです。

 表題曲よりもメッセージ性がややある分説得力も高い「明日がある理由」、理屈抜きにカッコ良いパフォーマンスを見せる荒野行動コラボソング「Wilderness world」、表題曲よりはるかにPVが魅力的に作られているアンダー曲「口ほどにもないKISS」、4期生曲「Out of the blue」、Youtube公開時に卒業を発表した堀未央奈のソロ曲「冷たい水の中」、遠藤さくら・大園桃子が歌うフォーク調のデュエット「友情ピアス」がカップリング。個人的に今回収録曲の中でブッチギリでオススメしたい曲は、「Out of the blue」ですね。

 「Out of the blue」は昨年「I see…」を提供して過去には嵐の大ヒット曲を複数手掛けているyouth case作曲。シティポップの要素が入るオシャレなメロディーが非常に良く、聴いていて楽しい気持ちになります。4846系列よりも、Negicco辺りの方がしっくりくる感じです。あまり深く考えてしまうような場面もなく、ただただ楽しい気持ちですんなり頭に入る内容ですね。PVの映像で見ると、その楽しさはより増幅されます。そういえば、新4期生が参加する初めての曲でもありますね。ですので新鮮さという意味でも抜群の内容です。

 「I see…」はYoutubeだと当時のシングル表題曲「しあわせの保護色」より再生回数が多く、2020年のアイドル楽曲大賞メジャー部門でも3位に入りました。遠藤さくらや賀喜遥香辺りが表題曲センターが多くなる頃には、こういった曲が乃木坂46のメインになっていくのかもしれません。また、早いうちにそうあって欲しいという気持ちにもなります。メッセージ性のある歌詞もダメとは言いませんが、作れば作るほど一つ一つの言葉が安っぽくなる印象もあり、また歌唱力で聴かせるグループでは決してないので説得力という面で考えると、必ずしもプラスになるとは限らないように思います。

 メンバーを入れ替えながら続けるグループが人気を持続させるのは、モーニング娘。やAKB48の例を見てもかなり難しいです。ですが乃木坂46は3期生・4期生も面白いメンバーが多く、新しい魅力も揃っています。どこまでが正規メンバーかという、48グループほどの分かりにくさもありません。櫻坂46や日向坂46もそうですが、坂道陣営への期待は個人的にまだまだ大きいです。引き続き応援していきたいです。