2018.2.11 Negicco「カリプソ娘に花束を」発売記念インストアイベント@タワーレコード梅田NU茶屋町店

 今年で結成15周年、リーダーのNao☆ちゃんは4月で30歳を迎えるという記念すべき年にあたるNegicco。2月6日に発売となったシングル「カリプソ娘に花束を」は、これまでの彼女たちと比べても非常に大規模なプロモーションが展開されています。新潟では至る所に宣伝のポスター等が貼られていて、東京では渋谷でアドトラックも走るという具合。そして何と言ってもリリースイベント。2月5日のNIIGATA LOTSに始まり、高崎→川口→渋谷→新宿→名古屋→大阪→錦糸町と8日連続で全国のタワレコを回っています。もっとも全日ミニライブがあるわけでなく、特典会のみの日も一応あるということではありますが。

 というわけでタワレコ梅田NU茶屋町で行われるイベント、行かない訳には参りません。ただ再来週は梅田クラブクアトロのワンマンもあり、過去同所のリリイベも2度足を運んでいます。したがってTwitter引用中心の簡単な形のレポになることご了承ください。ではどうぞ。


 イベントスペースは今回多くの人が足を運ぶことも想定して、CD売り場のレイアウトも変更されていました。開演1時間前に到着しましたが既にかなりの人。一昨年「ねぇ バーディア」リリイベの時は1時間前に人はそんなに多くなく、ネギ券と呼ばれる特典会参加券も簡単に買えました。今回は前日の予約分で500枚用意されたネギ券は完売。もっとも一昨年のリリイベはCD発売前の予約分で実施されていたので、同列に語るべきかどうかは分からない面もありますが…。

 タワレコによっては、今回リリイベに足を運んでない店舗でもウィークリー1位になった所があるようです。1枚購入でハイタッチ1回、3枚購入でチェキ1枚なので500枚売れましたが人数は200~300人くらいだったでしょうか。ただネギ券を買っていない人でもミニライブを見る人はそれ以上にいました。Twitterのファン調べで3000人のようですがそこまでいたかどうかは…。ただ2000人くらいは本当にいても全く不思議ではない雰囲気でした。いずれにしても「ねぇ バーディア」「ときめきのヘッドライナー」のリリイベよりは確実に、多くの人で溢れていました。自分がNU茶屋町のイベントに足を運んだ際、一番人が多いと感じたのは2012年9月・チャットモンチーのアルバム『変身』発売記念トークショー。後ろの方から映像が見えるのがやっとで姿なんか全く見えないという状況でしたが、それと同じくらいかもしくはそれ以上の人数だったのではないかと思います。

 ステージは概ね上の内容の通りです。前方中心にフロアは大いなる盛り上がり。たださすがに一見さんが多い後方はなかなか難しく、ぽんちゃが思いっきり煽っていました。MCもやや少なめで、どちらかと言うとインストアライブというよりTIFなどのアイドルフェスに近い攻め方という印象でした。声も非常によく出ていて、ライブ巧者という評がまさにしっくりくるアクトと言って良かったです。この季節に一番映える「光のシュプール」を選曲したセトリも素晴らしかったです。

 Negiccoに限らずほとんどの曲は音源よりライブで聴く方が良いに決まっているのですが、「カリプソ娘に花束を」は特に顕著。歌詞に込められた気持ちの入り方は、Negiccoの3人の年頃にはまさにしっくりくる内容で聴く方にも極めて強く伝わってきました。一番の聴きどころはおそらくラストサビにあるNao☆ちゃんのアカペラソロだと思うのですが、上にも書いた通り印象に残ったのはかえぽの歌声と表情。特別と言いますか格別と言いますか、そんなことも少しだけ見ていて感じさせられました。

 イベント前にイープラスで見た限り、梅田CLUB QUATTROの一般発売はまだ少し残っていたようでした。キャパ700くらいなので、リリイベに足を運んだ人が全員買えば間違いなく埋まります。来週からの全国ツアー、宇都宮とLIQUIDROOMは完売してますが岡山・福岡・郡山・大阪はまだ残っているので、興味のある人は是非足を運んで欲しいと切に願うところ。

 錦糸町のタワレコは明日2月12日が閉店日。全国にあるタワレコの中でも特にNegiccoをプッシュしていた店ですが、その最後の営業日にインストアイベントを開催するのが彼女たちになります。また、2016年に閉館したアイドルの聖地・サンストリート亀戸でもラストのイベントはNegiccoでした。そういえば昨年ツアーで足を運んだ京都の磔磔、同所で行われたアイドルのワンマンは長い歴史の中でNegiccoが初。確かにここ数年の間で、非常に大事な節目としてNegiccoが選ばれる事例は随分あります。

 大手のレーベル所属でないので、どうしてもCD売上や動画再生数にハンデを感じる部分もありますが、関係者からは本当に愛されています。ファンからも同様で、少なくともここ2, 3年TwitterでフォローしているNegiccoファンの方々は誰一人ファン離れしていません。ずっと熱く支持しています。他のアイドルと比較しても5年間、正直セールス・勢いが落ち始めているグループの方が多いくらいですが、彼女たちはまだその様子はありません。むしろそのうち1万人集めて日本武道館ワンマンとか、20周年くらいで紅白歌合戦出場する可能性もあるくらいです。

 と言いつつも、Negiccoはこれまでもあくまで自分なりのペースで、無理をし過ぎない程度で支持を広げていきました。おそらく15周年を迎えた今年もあくまで新潟を拠点に、少しずつ支持を広げていくのだと思います。特典会やこれまで足を運んだワンマン・NegiFESなどを見てもNegiccoチームはサービス精神に満ち溢れています。きっと今年も良い仕事をしてくれるはずで期待もおおいに出来そうです。

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