今週のビルボードチャート~1/18(LIL LEAGUE、Official髭男dism、Vaundy)

ビルボードチャート

今週の初登場曲&注目曲

・2位 LIL LEAGUE from EXILE TRIBE「Hunter」
 →CD発売初週・セールス2位(8.8万枚) ラジオ1位

・5位 Official髭男dism「ホワイトノイズ」
 →1/11(水)配信開始 ダウンロード1位 ストリーミング25位 ラジオ3位 動画再生8位

・7位 22/7「神様だって決められない」
 →CD発売初週・セールス1位(8.9万枚) ラジオ25位

・35位 TAEYANG「VIBE (feat. Jimin of BTS)」
 →1/13(金)配信開始 ダウンロード3位 動画再生10位

・59位 Vaundy「まぶた」
 →1/10(火)配信開始 ダウンロード29位 ラジオ14位

・60位 WATWING「The Practice of Love」
 →CD発売初週・セールス3位(2.0万枚)

・69位 aiko「あかときリロード」
 →1/6(金)配信開始 ラジオ2位

・96位 PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE「RICH & BAD」
 →1/10(火)配信開始

 大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。

・1位 Official髭男dism「Subtitle」(先週1位)
 →7週連続通算11週目の首位(史上最多タイ記録) ストリーミング1位 ダウンロード4位 動画再生2位 カラオケ4位 10位以内に3曲がランクイン

・31位 Mrs.GREEN APPLE「僕のこと」(先週圏外)
 →ダウンロード15位 ラジオ7位 95位に同曲のOrchestra ver.がランクイン

・62位 Ado「踊」(先週84位)
 →動画再生7位 ティロリミックスのMV公開(ニュース記事

今週のピックアップ曲

LIL LEAGUE from EXILE TRIBE「Hunter」


 LDH発の新しいユニットで、平均年齢はなんと15.6歳。昨年のオーディションでグランプリに選ばれ、めでたくメジャーデビューという形になったわけです。事務所単位でのファンが多いのでCDセールスは高水準なスタート、メディア方面も強いのでラジオオンエア1位。ただ今後順調に成長するかどうかは彼ら次第、あるいはファン次第でもあります。

 デビュー曲とは思えない抜群のリズム感が、踊り・歌唱ともによく表れています。ただそれよりも良いのはパフォーマンス。強いメッセージ性を伝えたり美声で聴かせるような歌唱とは異なる、若々しさと楽しさを前面に出した明るいテイストが印象的です。これは最近のLDHからあまり感じられなかったようなアクティブさで、この曲のヒットだけでなく将来的にも楽しみだと思わせます。昨年・一昨年のJO1やBE:FIRSTがそうだったように、今年は彼らがボーイズグループの台風の目になるかもしれません。

Official髭男dism「ホワイトノイズ」

 「Pretender」が国民的ヒットになったのは2019年ですが、4年経った現在はより盤石の存在になっています。今作もアニメ『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』OPテーマソング、「Cry Baby」が傑作であったことを考えると、タイアップの時点で期待のハードルは極めて高いです。

 ところがそれをいとも簡単に超えてしまうのが今のOfficial髭男dism。最初の小笹さんのギターソロの時点で格好良い傑作確定といった所ですが、このギターソロで始まる構成も彼らの音楽としては非常に新鮮。歌も「Cry Baby」「ミックスナッツ」で見られた編曲とメロディーのミスマッチがクセになると同時に、そもそも旋律自体が聴いたことあるようで全く聴いたことないような絶妙な新しさ。大ヒット中の「Subtitle」がピアノ主体の曲なので、それとは180度異なるバンドロック路線というのが分かりやすい説明ですが、その一言だけでは到底足りない深さがこの「ホワイトノイズ」にあります。藤原聡のソングライター・ボーカリストとしての天才ぶりを新しい曲から感じるのはもう何回目になるのでしょうか。いよいよ分からなくなってきました。

 早くも2023年最上位の名曲になること確定、場合によっては年末までずっとトップを譲らない可能性もありそうです。

Vaundy「まぶた」

 天才と言えばVaundyの音楽も同様でしょう。紅白のパフォーマンスが鮮烈だった「怪獣の花唄」は今週も総合4位にランクインしていますが、今回の新曲もまたこれまでにない新しい才能を開花させています。

 月9ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』主題歌、MV出演は市川染五郎と中島セナ。2人の表情だけでなくサビのメロディーやコーラスワークも爽やかですが、だからこその妙な不気味さも感じさせるのがVaundyの音楽の凄さ。そういう意味ではクセになる、何度も聴きたくなる、その過程の中でハマらせることが出来る面白い芸術作品と形容すべき作品なのかもしれません。

 

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