今週のビルボードチャート～6/21（Mrs.GREEN APPLE、チョーキューメイ、LiSA他）

今週の初登場曲＆注目曲

・2位　SixTONES「こっから」
　→CD発売初週・セールス1位（49.7万枚）　ラジオ1位　動画再生3位

・6位　アンジュルム「アイノケダモノ」
　→CD発売初週・セールス2位（6.4万枚）　ダウンロード11位

・11位　Mrs.GREEN APPLE「Magic」
　→6/13（火）配信開始　ストリーミング25位　動画再生6位　ラジオ5位

・35位　BE:FIRST「Bye-Good-Bye – From THE FIRST TAKE」
　→6/12（月）配信開始　ダウンロード2位

・65位　チョーキューメイ「貴方の恋人になりたい」
　→2022年アルバム『するどいささくれ』収録曲　動画再生19位　TikTok 4位

・79位　LiSA「REALiZE」
　→6/14（水）配信開始　ダウンロード4位　ラジオ17位　映画『スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバース』日本語吹替版主題歌

・93位　&TEAM「FUREWORK」
　→6/13（火）配信EP『First Howling:WE』収録曲

　大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。

・1位　YOASOBI「アイドル」（先週1位・10週連続）
　→ストリーミング・動画再生・ダウンロード・カラオケ1位　ラジオ3位　連続1位獲得週新記録

・21位　AKB48「どうしても君が好きだ」（先週圏外）
　→CDセールス3位（3.6万枚）

・45位　藤井 風「ガーデン」（先週67位）
　→6/14（水）MV公開開始　動画再生13位

・46位　Conton Candy「ファジーネーブル」（先週72位）
　→ストリーミング36位　TikTok 2位

今週のピックアップ曲

アンジュルム「アイノケダモノ」

　アンジュルムの新曲は健康的を飛び越えて、もはや官能的とまで言っても良い内容に仕上がっています。カッコかわいいの地を行くパフォーマンスは、まさしくアンジュルムの真骨頂。”ガオ”のコールでちょっとばかりダサさを入れているのは、少しばかりの親近感を入れるためでしょうか。K-POPばりにもっとカッコ良さを追求しても良いのではないかと感じますが、ファンの傾向を考えるとそうもいかないのが現状なのかもしれません。

Mrs. GREEN APPLE「Magic」

　「ケセラセラ」もまだまだ大ヒット中ですが、その勢いが止まらないうちに早くも新曲をリリースしたMrs. GREEN APPLE。高音の響きが心地良く、スケールの大きい映像とよく合う新曲のタイトルは「Magic」。以前にも増して説得力を感じさせる作りで、いよいよ若手から中堅・駆け出しからトップアーティストというポジションが完全に定着したと感じさせるナンバーです。再生数でいうと完全に国民的アーティストで間違いないのですが…。

チョーキューメイ「貴方の恋人になりたい」

　先週「ファジーネーブル」のConton Candyをレビューしましたが、このチョーキューメイ「貴方の恋人になりたい」もTikTok中心に人気急上昇中。繰り返される一定のピアノ演奏、リズミカルに繰り出される言葉はひと昔前の相対性理論に近い雰囲気です。ただ歌詞は人間味のあるラブソング、それゆえに聴く人にとっての共感度も自然に高くなります。キャッチーなメロディーはコマーシャルソングにもピッタリ、来年の今頃には広告で引っ張りだこになりそうな予感もあります。そういえば、今年に入ってから新しい女性ボーカルについて書く機会が増えているような気がします。もしかすると、2023年は女性アーティストの当たり年なのかもしれません。

LiSA「REALiZE」


　アニソンシンガーの印象が濃かった彼女ですが、「紅蓮華」「炎」以降はそれ以外のタイアップも飛躍的に増加しています。この曲もスパイダーマン新作の日本語吹替版主題歌。もっとも彼女の得意とするジャンルは本来アニメだけに留まらない迫力あるロックミュージック。今回の曲はLiSA的に言うと王道的なカッコ良さで安定、スピーディーな要素がやや強い印象もあります。生のパフォーマンスだと何十倍何百倍にも映えるタイプの楽曲でしょうか。YouTubeのコメント欄は気がつけば完全に外国語中心、『鬼滅の刃』から定着した部分もありそうですがサウンド的にも海外ウケしやすいナンバーと言って良いのかもしれません。

 

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