【今週の総合ソング・チャート“JAPAN Hot100”】
1位 Creepy Nuts
2位 Snow Man
3位 tuki.
4位 宇多田ヒカル
5位 YOASOBI
6位 Ado
7位 Mrs. GREEN APPLE
8位 Omoinotake
9位 WOLF HOWL HARMONY
10位 Vaundyhttps://t.co/QKb8CmfLg2 pic.twitter.com/Nw67qQ2NUV— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) February 21, 2024
今週の初登場曲&注目曲
・2位 Snow Man「LOVE TRIGGER」
→CDセールス1位 ラジオ3位 動画再生7位
・4位 宇多田ヒカル「何色でもない花」
→ラジオ1位 ダウンロード2位 ストリーミング40位 動画再生10位
・9位 WOLF HOWL HARMONY「Frozen Butterfly」
→CDセールス2位 ラジオ4位
・15位 櫻坂46「何歳の頃に戻りたいのか?」
→ストリーミング10位 ダウンロード21位
・19位 SPYAIR「オレンジ」
→ストリーミング32位 ダウンロード3位 ラジオ30位
・28位 SAD originals.「戦いが消えた日」
→CDセールス3位
・31位 原因は自分にある。「マルチバース・アドベンチャー」
→ストリーミング23位
・68位 スリーズブーケ「Special Thanks」
→CDセールス5位
・71位 swetty「junkie」
→ストリーミング48位
・86位 D.O.L「CRAZY CIRCUIT」
→CDセールス6位
・90位 友成空「鬼ノ宴」
→動画再生17位
・94位 THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「Can’t Say Goodbye」
→ストリーミング63位
大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。
・1位 Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」(4週連続1位)
→ストリーミング・ダウンロード1位 ラジオ7位 カラオケ9位
・27位 INI「LEGIT」(先週94位)
→ラジオ2位 ストリーミング95位
・30位 Uru「アンビバレント」(先週42位)
→ストリーミング89位 ダウンロード6位 CDセールス11位
・48位 テイラー・スウィフト「クルーエル・サマー」(先週89位)
→CDセールス5位
今週のピックアップ曲
宇多田ヒカル「何色でもない花」
月9ドラマ『君が心をくれたから』主題歌。今作は癖のあるバラード、という内容で良いでしょうか。コマ送りと合成のような動きなのに風景がリアルというシンプルかつ妙に新鮮なMVを見ながら聴いたからそう感じただけかもしれないですが…。ただ一般的にイメージされるバラードと一味違う旋律であることは確か、後半以降素直な楽曲構成からどんどん遠ざかっているのもまた確か。この曲調で遊び心を感じること、さらにタイアップが平成以降長年強力なヒット量産基地と言われる月9ドラマであることということ。楽曲だけでなく、その背景を含めても宇多田ヒカルの鬼才ぶりが伝わってくる傑作です。
SPYAIR「オレンジ」
アニメタイアップに強いロックバンドの代表的存在、『ハイキュー!!』に関しては今年で「イマジネーション」から10周年。IKEさんが脱退して新しいYOSUKEさんが加入して2年目、大々的な新曲は今作が初となります。
楽曲は元々IKEさんではなく作詞MOMIKEN(ベース)・作曲UZ(ギター)が主なので、ボーカルが代わっても熱いサウンドは昔と全く変わりありません。YOSUKEさんはIKEさんと比べると爽やかで若々しく、声質は大きく異なります。それでもこれだけ声が代わっても、SPYAIRの世界観がほぼ変わらないのは凄いことです。新曲「オレンジ」もまた長く支持しているSPYAIRのファン・ハイキューのファンもきっと満足してくれるであろうスポーティーで熱い熱い楽曲。最近はこういうサウンドを響かせるヒットメーカーが少ないので、既に毎年の主催野外ワンマン開催の実績が示す通り一定以上の支持は得ていますがその価値はさらに高まることになりそうです。
INI「LEGIT」
先週リリースの2ndアルバム『MATCH UP』からリードトラックのMVをレビュー。この曲は魅せる聴かせるタイプのヒップホップ強めのナンバーです。アップテンポということでパフォーマンス中の歓声も大きくなることが予想できますが、個人的にはどちらかと言うとメンバーの動きと声をじっくり楽しみたい楽曲だと感じます。
ただ最もインパクトあるのは動画2分17秒以降の、突然不規則な編曲が入るトラックの作り方。1曲で2曲分楽しめるというのはやや大げさですが、パフォーマンス的にはかなり難しいことに挑戦しているという印象もあります。デビュー4年目、そろそろ紅白歌合戦出場も狙いたいというところではありますが、個人的にはそれ以上に思い切った新しい挑戦を続ける姿勢をおおいに称賛したいところです。
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