今年は3年ぶりにビルボードチャートレビューを再開したいと思います。と言いましても、非常に各要素事細かに詳細に分析している方は他にいらっしゃいますので、こちらとしましては気になった所を適当にピックアップして、あれこれ思ったことを書く形にしたいと思います。

・2020年の紅白効果

アーティスト 順位 先週順位 ポイント
備考
LiSA 1 2(1ランクUP) 18834(2517UP) レコード大賞も受賞
YOASOBI 夜に駆ける 3 6(3ランクUP) 11893(2442UP) テレビ初披露
LiSA 紅蓮華 6 9(3ランクUP) 8156(1142UP)  
NiziU Make you happy 8 11(3ランクUP) 7695(1440UP) 「Step and a step」は3ランクUPの5位
あいみょん 裸の心 10 16(6ランクUP) 5841(1193UP)  
瑛人 香水 11 17(6ランクUP) 5558(947UP)  
Official髭男dism I LOVE… 13 21(8ランクUP) 5536(1376UP)  
カイト 15 36(21ランクUP) 5226(2599UP) メドレーでフルコーラス披露
King & Prince I promise 24 12(12ランクDOWN) 3463(2318DOWN)  
櫻坂46 Nobody’s fault 37 37(KEEP) 2334(287DOWN)  
MISIA アイノカタチ 43 Hot100圏外 2065 大トリで歌唱
GReeeeN 星影のエール 44 Hot100圏外 2044 テレビ初披露
GReeeeN キセキ 70 Hot100圏外   テレビ初披露
Happiness 77 Hot100圏外   メドレーのラストで披露
SixTONES Imitation Rain 83 Hot100圏外    
milet inside you 84 Hot100圏外    
乃木坂46 Route 246 86 Hot100圏外    
日向坂46 アザトカワイイ 97 Hot100圏外    

 2020年の紅白歌唱曲でHot100にランクインしたのは以下の顔ぶれです。ポイント数を比較して一番反響が大きかったのは、メドレーでフルコーラス披露された嵐の「カイト」でした。配信ライブを一旦中断停止して紅白で披露する形ということもあって、個人視聴率でも堂々のトップを記録しています。

 LiSAも先週からのポイントが大きくアップしていますが、こちらは紅白に限らず日本レコード大賞受賞、さらに先週までに6度1位を獲得するロングセラー中であることも加味する必要があります。

 YOASOBIも紅白効果があったでしょうか、大きなポイントアップを記録しています。昨日記事に挙げた通り、NHK公式のティーザー動画で比較した反響度はトップを記録しました。年明けて本日1月6日は初のCD作品『THE BOOK』をリリース、その反響も大きいようで、早くも2021年は更なる活躍になりそうな勢いです。

 キンプリ、櫻坂46は紅白出演にも関わらず数字を落としていますが、これは12月リリースによる反動によるもの。逆に言うと紅白出演がそれほどプラスになっているわけではない、と置き換えることも出来そうです。

 Hot100圏外からアップした紅白歌唱曲は8曲。大トリを務めたMISIAが最も順位を上げる形になりました。

・その他注目曲

 7週連続TOP10入り中、今週4位の優里「ドライフラワー」。既に大ヒット曲になっていて、Youtubeでの再生数は2800万超。カラオケでもTOP10にランクインし始めています。

 名前とPVからてっきり女性アーティストかと思いましたが、男性ソロボーカルです。THE FIRST TAKEにも投稿、またまたソニー・ミュージック所属アーティストですね。デビューは2019年12月「かくれんぼ」、その女性目線としての位置づけらしいです。ブレイクのきっかけはTikTok、ここ発のヒットがこの数年で非常に増加していますね。素敵な歌詞と素敵な歌声、ものすごく目新しいという印象ではないのですが、いつの時代でも共感があって愛されるタイプの楽曲なのかな、という気はしています。CD未発売、ストリーミングや動画再生で上位、ダウンロードでさえもそこそこでラジオオンエアもほぼ圏外。音楽への接し方が、もうCDメインを知る世代とそうでない世代に完全に分かれ始めていて、後者の人口がどんどん増えていってますね。レコードからCDに移り変わる昭和・平成の境目に近いこともしくはそれ以上の変革が、進行している象徴の一つとして位置づけられるヒット曲になりそうです。


 もう1曲ピックアップするのは26位にランクインした川崎鷹也「魔法の絨毯」。ギターの弾き語りをメインにした、昭和の時代だとフォークソングにカテゴライズされそうな楽曲です。”自分には何もないけど君が好きだから愛したい”というメッセージが込められた歌詞もまた、いつの時代でも聴く人をキュンとさせる内容ですね。親近感のあるルックスも、曲にプラスの説得力を与えているような気がします。動画再生数は1500万回超で、こちらも既に多くの人々に聴かれている楽曲となっています。ストリーミングで20位台をずっとピーク、そしてここ何週かはカラオケでも11位~15位と、支持を受けています。

 

 こんな感じで、来週以降も原則水曜日はビルボードチャートから数曲引っ張り出して、色々書いていければと考えています。出来る限り、自分が過去あまり聴いていないアーティストを最低でも1組書くようにはしたいです。