紅白歌合戦の曲目が決定しました。今回は各歌手ごとに、現時点で発表されている企画についてもここで書いていきます。
髙橋真梨子「ごめんね…」(1996年)
1990年代の代表曲を20年越しに初歌唱。当時はNTV系で放送されていた『火曜サスペンス劇場』の主題歌でした。
石川さゆり「天城越え」(1986年)
予想通りかつ順当に、史上初の同じ歌手による10度目の紅白歌唱になりました。この10年は完全に「津軽海峡冬景色」と「天城越え」が交互に選曲されている状況です。
松田聖子「薔薇のように咲いて 桜のように散って」
YOSHIKI提供の新曲が今年ヒットしました。紅白で新曲をフルで歌うのは第47回の「あなたに逢いたくて~Missing You~」以来、なんと20年ぶり。
坂本冬美「夜桜お七」(1994年)
さすがに「津軽海峡冬景色」「天城越え」ほどでないとは言え、この曲も紅白で6度目の歌唱。かなり多いです。2年連続で歌われた第63回以来4年ぶり、世間では意外と久々と感じる人も多いかもしれません。20年前のデビュー10周年時は紅組トリでしたが、それ以来トリでは歌われていません。さて今年は。
香西かおり「すき~真田丸スペシャルVer.~」(1997年)
新曲のヒットが復帰した理由というプロデューサーの弁ですが、フタをあけてみると過去曲。ただ紅白では初歌唱になります。「無言坂」と同様玉置浩二の作曲、本人の作詞でヒットしましたが第48回で歌われたのは「人形(おもちゃ)」でした。ただなぜこの曲が『真田丸』との絡みになるのかは不明。繋がりがあるとしたら彼女が大阪出身ということくらいなのですが…。
天童よしみ「あんたの花道」(2002年)
14年ぶりの紅白歌唱。その時はトリ前で、上半身裸の流石組ダンサーが背中に天という文字を書いて踊るという極めてカオスなステージでした。本人の新曲でない持ち歌が紅白で歌われるのは第59回の「道頓堀人情」以来8年ぶり、これまた案外久々。
島津亜矢「川の流れのように」(1989年/美空ひばり)
紅白でこの曲が歌われるのは第45回(キム・ヨンジャ)、第50回・第56回(両方とも天童よしみ)以来3人目・4回目。でもこの人でお嬢の曲なら「柔」の方が圧倒的にいいと思います。どうせなら誰しもが知っている曲、ということで選ばれたのだと推測されますが、個人的には実に勿体ない選曲だと思わざるを得ません。
水森かおり「越後水原~白鳥飛翔~」
なんだかよく分からないサブタイトルが追加されました。おそらくステージで白鳥が舞うのでしょう。
AI「みんながみんな英雄」
今年CMで広くお茶の間に親しまれた楽曲を披露。思いっきり宣伝色強いのですが、大丈夫なんでしょうか。
絢香「三日月」(2006年)
10年前のデビュー曲を、同じ年に紅白初出場の時に歌って以来10年ぶりに披露。どうせなら紅白で歌われていない「I believe」の方が個人的には良かったです。
AKB48「夢の紅白選抜SPメドレー」
現場ではおそらく何を歌うかまだ全く決まっていない状況と思われます。なお中間結果も発表されています。敬称略で現在残っているのは、AKB48から入山・大家・大和田・岡田・柏木・加藤玲奈・木崎・小嶋陽菜・小嶋真子・込山・島崎・高橋朱里・峯岸・向井地・武藤・村山・横山・渡辺麻友、SKE48から大場・須田・高柳・古畑・松井、NMB48から市川・太田・木下・渋谷・上西・白間・須藤・藤江・矢倉・薮下・山本彩・吉田、HKT48から兒玉・指原・田島・田中美久・朝長・松岡菜摘・松岡はな・宮脇・本村・森保・矢吹、NGT48から北原・中井といった面々。内訳はAKB18人(兼任含めると24人)・SKE5人・NMB12人・HKT11人・NGT2人。一方選ばれていないのは、AKB48総選挙48位圏内だと沖田(NMB/25位)、川本(AKB/27位)、惣田(SKE/30位)、竹内(SKE/31位)、倉野尾(AKB/34位)、江籠(SKE/35位)、佐々木(AKB/38位)、渕上(HKT/40位)、冨吉(HKT/42位)、茂木(AKB/47位)、井上(HKT/48位)。それ以下の有名どころだとAKB48は田名部・宮崎・中田・鈴木まりや・島田晴香・阿部・藤田・伊豆田・中西智代梨、SKE48は松村・大矢・木本・矢方・山内、NMB48は城、HKT48は多田・村重・田中菜津美・若田部辺りでしょうか(あくまで有名どころは私基準ですが)。結果発表は29日、ちなみに順位発表は紅白の番組内だそうです。曲目よりも順位発表の方がメインになってしまいそうな…。
いきものがかり「SAKURA」(2006年)
10年前のメジャーデビュー曲を、紅白初出場の時に歌われた第59回以来8年ぶりに披露。どうせなら紅白で歌われていない「コイスルオトメ」の方が個人的には良かったのですが。
Perfume「FLASH」
順当に新曲。初出場時は前年ヒットの「ポリリズム」ですが、それ以降は8年連続でその年ヒットの新曲になっています。
西野カナ「Dear Bride」
ウエディングをテーマにしたバラードの新曲。ちなみに先日この曲で日本有線大賞を受賞しています。
椎名林檎「青春の瞬き-FROM NEO TOKYO 2016-」
元は栗山千明に提供した楽曲ですが、東京事変のラストツアーのアンコールで披露されたナンバーでもあるようです。『SMAP×SMAP』最終回でもこの曲が演奏されました。東京事変復活のサインか、あるいは急転してSMAP紅白出場の証か、色々憶測があるようですが…。東京都内からの中継という報道もありましたが、12月19日の時点では公式発表されてない模様。
miwa「結-ゆい-」
NHK合唱コンクール中学生の部の課題曲という、極めて順当な選曲。
E-girls「DANCE WITH ME NOW!」
シングル曲ではなく、ベストアルバム『E.G. SMILE -E-girls BEST-』に収録された新曲を披露。
乃木坂46「サヨナラの意味」
やはり橋本奈々未ラストということで、彼女を送り出すように作られた最新曲に。
大竹しのぶ「愛の讃歌」(1950年/エディット・ピアフ)
間違いなく「黄昏のビギン」だと思いましたが、外れました。紅白では越路吹雪、菅原洋一、美川憲一、美輪明宏に続いて5人目の歌唱になります。ちなみに披露されたのはそれぞれ紅白では1回きり、ですので歌唱も合わせて5回目。なお今年はミュージカルでエディット・ピアフ役で出演、SONGSで歌われた歌詞は岩谷時子のものでも美輪明宏のものでもないバージョンだそうです。
市川由紀乃「心かさねて」
初出場ということで、順当に今年の新曲。
PUFFY「PUFFY 20周年紅白スペシャル」
2曲か3曲、「アジアの純真」「渚にまつわるエトセトラ」「これが私の生きる道」辺りが選曲されるでしょうか。
宇多田ヒカル「花束を君に」
今年の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』主題歌を、中継で歌うことになります。場所は今のところ調整中ということ。
欅坂46「サイレントマジョリティー」
今年を代表するヒット曲を披露。
五木ひろし「九頭竜川」
48回目の出場、この曲で紅白で歌われる楽曲は通算40曲目になりました。これは当然史上初の記録。
郷ひろみ「言えないよ」(1994年)
22年ぶりに紅白歌合戦で披露。ちなみにバラード1曲のステージは紅白だと「Bang Bang」以来3年ぶり。
X JAPAN「紅」(1989年)
こちらは紅白で披露するのは24年ぶり。代表曲、おおいに期待。
福山雅治「2016スペシャルメドレー」
前回に引き続き今回もメドレー、4年連続になりました。今回は何が歌われるのでしょうか。ただこれだと曲目発表する意味が分からなくなってしまいます。なおパシフィコ横浜展示ホールからの中継は今年で7年連続。
TOKIO「宙船」(2006年)
毎年歌っているイメージという声もありますが、紅白では10年ぶり2度目。もっともその年の曲は4年連続で歌えていない形、すっかり過去曲枠になってしまってます。椎名林檎同様こちらも都内からの中継という報道がありましたが、現時点では確定でない模様。
氷川きよし「白雲の城」(2003年)
紅白での披露は13年ぶり2度目、今回はなんと震災で被害が大きかった熊本城からの中継になります。特別枠でない紅白常連の演歌歌手が中継出演というのは史上初。新鮮は新鮮ですが、NHKホール観覧で申し込んだファンの方々にとっては少し気の毒。
ゆず「見上げてごらん夜の星を~ぼくらのうた~」
元歌の「見上げてごらん夜の星を」は第14回・第20回(坂本九)、第43回(デューク・エイセス)、第54回(平井堅)の紅白で歌われています。13年前に平井堅が歌った時は生前の坂本九の歌唱映像とのコラボでしたが、今回はどうなるでしょうか。
嵐「嵐×紅白スペシャルメドレー」
題目は7年前の初出場と同様。もっともさすがに「A・RA・SHI」「Love so sweet」「Happiness」「Believe」の4曲をそっくりそのまま今年も、ということはないと思いますが。
AAA「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」(2006年)
10年前から長くファンに愛され続けているライブの定番曲を紅白初披露。なんだか2006年の曲が今回妙に多いように感じるのは、気のせいでしょうか。
関ジャニ∞「ズッコケ男道~紅白で夢を歌おう~」(2007年)
まだ紅白で歌われていない代表曲を今回あらためて披露。
三代目J Soul Brothers「Welcome to TOKYO」
順当に11月リリースの新曲。
Sexy Zone「よびすて 紅白’16」
どう考えても「勝利の日まで」メインかと思いきや、その後のシングル「よびすて」の方に。まあ別に問題はないのですが…。
福田こうへい「東京五輪音頭」(1963年/三波春夫)
なぜか2年ぶり2度目の披露。確かに評判は良かったですが、この選曲で喜ぶのは霞ヶ関方面だけなのではないでしょうか。
V6「Smile! メドレー」
V6でSmileが入る曲となると「Believe Your Smile」(1999年)になるでしょうか。あとは聴く人が笑顔になる選曲、となると「over」辺り?1990年代の曲ばかりです。
SEKAI NO OWARI「Hey Ho from RPG」
この題目だと、「Hey Ho」と「RPG」のメドレーか「RPG」がオープニングSEで使われるかのどちらかになりそうです。
山内惠介「流転の波止場~究極の貴公子編~」
なんだか変なサブタイトルがついてます。間奏で投げキッスでもするのでしょうか。
星野 源「恋」
この曲こそ真田丸やら逃げ恥やら色々なサブタイトルがつきそうなものですが、実にノーマルに。
三山ひろし「四万十川~けん玉大使編~」
なんだか変なサブタイトルがついてます。間奏でけん玉でもするのでしょうか。
THE YELLOW MONKEY「JAM」(1996年)
「砂の塔」も大ヒット中で聴きたかったところですが、20年前に大ヒットした代表曲に。
KinKi Kids「硝子の少年」(1997年)
メドレーにしても足りないくらいヒット曲は多いですが、まずはデビュー曲を通す形。
RADWIMPS「前前前世 [original ver.]」
映画『君の名は。』劇中で使われている、アルバム『人間開花』収録バージョンです。フルコーラス演奏を期待。
桐谷健太「海の声~みんなの海の声バージョン~」
出場歌手発表時にリリースされた最新情報通りのタイトルです。
RADIO FISH「PERFECT HUMAN」
こちらも最新情報通り。ただしサブタイトルはなし。なお予定されているスケジュールでは現在2次審査の期間だそうです。
全体的に悪い選曲とまでは言いませんが、意義が全く分からない選曲が例年以上に見受けられます。個人的にはこの辺り、制作側からの説明が欲しいところ。あと今回は予想リスト外からの選曲が非常に多くなってしまいました。ブログで曲目予想を始めて8年になりますが、ここまで(予想的中という意味で)酷い結果になったのは初めてかもしれません…。
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