第71回(2020年)NHK紅白歌合戦曲順・出演者表

 今年も放送直前でありますが、曲順表とそれに関するデータ、リハの各記事から入手できた見どころなどを掲載していきます。メドレーに関しては曲目も分かる範囲で載せています。ですのでネタバレしたくない方は見ない方がいいかもしれません。

総合司会:内村光良(4年連続4回目)

 第68回(2017年)から4年連続担当。第49回(1998年)にポケットビスケッツの一員として紅組歌手の出演歴あり。3年間で欅坂46DA PUMPなどのステージ参加、『LIFE!』で様々なキャラクターを演じるなど数々の名場面を残していますが、今回は今のところそういった発表は無し。文字通り、総合司会に徹する形でいくのかもしれません。

総合司会:桑子真帆(2年ぶり3回目)

 2010年NHK入局。前回総合司会の和久田麻由子に代わって、今年から『おはよう日本』のキャスターを担当。内村光良とは過去2度(第68回・第69回)の紅白と、今年夏に放送されたNHK歌番組『ライブ・エール』でもタッグを組みました。

紅組司会:二階堂ふみ(初)

 NHKでは今年連続テレビ小説『エール』で主人公の妻・古山音役を演じました。2009年に15歳でデビュー以降、次々と話題作に出演しています。紅白のみならず司会業が初めてですが、バラエティ番組では『ぐるぐるナインティナイン』の「グルメチキンレース・ゴチになります」レギュラーを2年間経験しています。

白組司会:大泉 洋(初)

 初の白組司会担当、紅白にはゲスト審査員で第66回(2015年)に出演。2018年から『SONGS』MC、北海道では1990年代後半からずっと人気を博しています。2005年以降は俳優としても目覚ましい活躍。

 

・ラジオ中継:田村直之(2年連続2回目)

 2011年入局。『新・BS日本のうた』司会担当。2年連続でラジオ中継を担当します。

・ラジオ中継:赤木野々花(初)

 2013年入局。今年の3月から『うたコン』司会担当。紅白に関わるのは初となります。

 

・ウラトーク担当:山里亮太(2年連続3回目、単独では2回目)

 2年連続での担当。前回はaikoから結婚を祝われる場面もありました。

・ウラトーク担当:渡辺直美(5年連続5回目、ウラトークは3年連続3回目)

 『シブヤノオト』MC、ウラトーク担当は3年連続。その前の2年は生配信コーナー・紅白楽屋トークメインMCも担当、合間に前半終了時のハーフタイムショーに出演・AIと「キラキラ」を歌う(第68回)などメインのステージでも大活躍。もう完全に常連となっています。今回はディズニー企画でも登場します。
 なおウラトークのアナウンサーは現在発表されていません。当日追加の可能性もありますが、そのまま2人で進行という形になった場合、ウラトーク始まって11回目で初となります。

 

・今回のステージ

 主なステージは「NHKホール」「101スタジオ」「オーケストラスタジオ」「審査員ルーム」となっているようです。”主な”とありますので、中継を含めて他にも様々な場所が舞台になりそうです。オーケストラスタジオは4ステージ発表されていますが、それ以外は当日のお楽しみでしょうか。

1.(白組1):King&Prince(3年連続3回目/第69回/2018/21~25) 「I promise」(2020/KOMU、草川 瞬/GRP、草川 瞬/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 3年連続の出場ですが、トップバッターは初担当。歌唱曲は12月16日に発売されたばかりの新曲です。おそらく歴代トップバッター史上最もリリース間隔が短いのではないかと思いますが、どうでしょうか。今年は先攻後攻の概念がほとんどないような印象もありますが、一応白組先攻は2年ぶりという形となります。
 NHKホールでの歌唱、写真を見る限りメインステージは階段がポイントになっているセットのような気がします。

 

2.(紅組1):Foorin(2年連続2回目/第70回/2018/10~14) 「パプリカ」(2018/米津玄師/米津玄師/3年連続3回目)

リハーサル記事(ナタリー)
 企画コーナーを含めると3年連続の歌唱。トップバッターは2年連続となります。3年連続で同じアーティストが同じ曲を歌うのはメドレーを除くと「北国の春」(第28回~第30回)、「涙そうそう」(第53回~第56回)、「さそり座の女」(第57回~第60回)、「千の風になって」(第57回~第59回)、「河内おとこ節」(第59回~第61回)、「酒のやど」(第63回~第65回)、「女々しくて」(第63回~第66回)以来8例目。

 

3.(白組2):山内惠介(6年連続6回目/第66回/2001/37) 「恋する街角」(2008/下地亜記子/水森英夫/初)

リハーサル記事(オリコン)
 白組2番手での出演は第68回(2017年)以来2回目、過去曲を歌うのは今回が初。「恋する街角」は2008年10月1日発売、当時のオリコンチャートでは最高38位で自身初のTOP50入りを果たしています(翌年の「風蓮湖」で初のTOP20入り)。札幌から博多まで、各地の地名が織り込まれている昔ながらの歌謡曲です。東京フィルハーモニー交響楽団の生演奏、オーケストラスタジオでのステージになるようです。

 

4.(紅組2):milet(初出場/第71回/2019/非公表) 「inside you」(2019/milet/Toru, milet/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 紅組2番手は初出場のmilet。曲は2019年2月先行配信、3月にEPとしてリリースされたメジャーデビュー曲「inside you」。CX系ドラマ『スキャンダル専門弁護士QUEEN』OPテーマ、プロデュースはONE OK ROCKのToru。桑田佳祐が自身のラジオで大絶賛した曲でもあるそうです。

 

5.(紅組3):日向坂46(2年連続2回目/第70回/2018/16~24) 「アザトカワイイ」(2020/秋元 康/浦島健太、NIYA、TETTA/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 乃木坂46、欅坂46は2回目で後半に回りましたが、彼女たちは2回目も前回と同様の曲順。アルバム『ひなたざか』先行シングルで、8月20日にYouTubeでMV公開。現在までに1200万回再生されています。
 リハーサルの写真によるとこのステージはおそらくNHKホール、そして体調不良で少しの間活動休止していた松田好花も復帰となるようです。

 

6.(紅組4):櫻坂46(初出場/第71回/2020/15~25) 「Nobody’s fault」(2020/秋元 康/デレク・ターナー/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 初出場とありますが、欅坂46としては第67回(2016年)以来4年連続で出場。12月9日にCD発売されたばかりの新曲を歌います。
 紅組が3組続く曲順は大変珍しいです。並びとしては第65回(2014年)のSKE48「不器用太陽」NMB48「イビサガール」を思い出させます。その再来には、あまりなって欲しくないのですが…。
 リハーサルでは、日向坂46と同様NHKホールのメインステージを使いそうな雰囲気です。大人数グループの舞台転換をどう進めるかも、見どころになりそうです。本人たちのコメントによると、やはり日向坂46からのメドレーのように進行するとのこと。

 

7.(白組3):Hey! Say! JUMP(4年連続4回目/第68回/2007/27~30) 「紅白SPメドレー~みんなでエール2020~」

リハーサル記事(ナタリー)
 メンバーの山田涼介が、最前線でコロナ治療を行う医師へのリモートインタビューを行ったとのことで、そのVTRが歌前に入るものと思われます。歌でエールを届けるということですが、楽曲の中身はまだ分かりません。
 リハーサルの写真によると、NHKホールでのステージになるようです。また、リハ後のコメントによるとジャニーズJr.少年忍者(17人)との共演ステージとのこと。

 

8.(紅組5):Little Glee Monster(4年連続4回目/第68回/2014/20~22) 「足跡」(2020/Little Glee Monster/IWATSUBO KODAI, Carlos.K/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 メンバーの芹奈が体調不良のため休養、今回は4人でのステージになりそうです。楽曲は今年9月にCD発売、NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲…の予定でしたが今年は中止になったので、来年あらためて歌い継がれる形になっています。

 

9.(白組4):SixTONES(初出場/第71回/2020/23~26) 「Imitation Rain」(2020/YOSHIKI/YOSHIKI/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 今年1月22日発売の、YOSHIKIが楽曲提供したデビュー曲を歌います。なお同日リリースで同じく初出場を決めたSnow Manは残念ながら辞退、代役は設けられないようです。
 初出場ですが、森本慎太郎と田中樹はスノープリンス合唱団、髙地優吾と松村北斗はNYC boysのメンバーとして第60回(2009年)にそれぞれ出場しているので、歌手としては2回目の紅白(スノープリンス合唱団は企画コーナーでの出演でしたが)。ただジャニーズJr.のバックダンサーとしての出演は申し訳ありませんが不明です。

 

10.(紅組6):水森かおり(18年連続18回目/第54回/1995/47) 「瀬戸内 小豆島 ~2020映えSP~」(2020/たきのえいじ/弦 哲也/初)

リハーサル記事(オリコン)
 今年2月発売、18年連続でその年発売の新しいご当地ソングを歌い続けています。演出のサブタイトルがつくのは第67回(2016年)と第69回(2018年)以降、今回で4回目。前回はイリュージョンですが今回は3年ぶりの巨大衣装。プレゼンター・フワちゃん、デザイナー・篠原ともえとのことです。
 フワちゃんの登場は、水森さんが歌っている間とのこと。そうなると、衣装・1990年代の小林幸子で演出・2000年代後半の美川憲一がよぎるのですが…。

 

11.(白組5):GENERATIONS(2年連続2回目/第70回/2012/24~29) 「You & I」(2020/和田昌哉/ERIK LIDBOM, FAST LANE/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 今年5月に配信シングルとしてリリース、11月発売のCDシングル「Loading…」にも収録されている楽曲です。今年活躍した人気お笑いコンビ・EXITの2人が曲紹介を担当。
 リハーサルの写真を見る限りでは、NHKホールのメインステージを使う形になりそうです。

12.(白組6):純烈(3年連続3回目/第69回/1997/34~49) 「愛をください~Don’t you cry~」(2020/幸 耕平/幸 耕平/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 前回もデータ放送と連動した企画がありましたが、今回も採用。内容は「リモート握手」だそうです。リモコンの決定ボタンを連打して、目標値を超えるとおそらく何かしらの演出が発生する、ということです。目標値は1000万回とのこと。楽曲は今年2月にCD発売された新しい曲です。
 リハーサルによると、ケガをしていたメインボーカル・白川裕二郎はギブスをつけて参加。何とか本番には間に合いそうです。企画で使われる大きなビジョンも、写真に掲載されていますね。

 

13.(紅組7):坂本冬美(18年連続32回目/第39回/1987/53) 「ブッダのように私は死んだ」(2020/桑田佳祐/桑田佳祐/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 桑田佳祐提供で話題になった新曲です。今年11月CDリリース。坂本冬美が紅白でその年の曲を歌うのは第64回(2013年)「男の火祭り」以来7年ぶり、桑田佳祐提供曲・カバー曲の歌唱は第42回(1991年)の原由子「花咲く旅路」以来29年ぶり、身内を除くと第34回(1983年)の高田みづえ「そんなヒロシに騙されて」以来37年ぶりとなります。

 

14.(白組7):Kis-My-Ft2(2年連続2回目/第70回/2011/29~35) 「We never give up!」(2011/上中丈弥/Andreas Ohrn, Henrik Smith/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 2011年12月発売の2ndシングル、過去曲で1st・2ndシングルが続けざまに歌われるのは史上初。ちなみに囲み取材によると、今回の選曲理由は”コロナ禍の中でも聞いている方に元気を出してほしいと思ったこと”だそうです。
 サプライズ演出を予告していました。こちらは本番のお楽しみということです。

 

15.(紅組8):天童よしみ(24年連続25回目/第44回/1970/66) 「あんたの花道~腹筋太鼓乱れ打ちSP~」(2002/木下龍太郎/安藤実親/4年ぶり3回目)

リハーサル記事(ナタリー)
 腹筋太鼓を披露する予定のSnow Manは出場不可能になりましたが、サブタイトルは残りました。結局は、ジャニーズJr.の少年忍者がパフォーマンスをしてくれるということです。楽曲は2002年1月CDリリースの代表曲です。
 リハーサルではステージの写真もあり。天童さんを腹筋太鼓が囲むフォーメーションになっているようです。

 

16.(企画1):さだまさし(13年ぶり20回目/第30回/1973/68) 「奇跡2021~紅白バージョン~」(1991/さだまさし/さだまさし/21年ぶり3回目)

リハーサル記事(ナタリー)
 白組歌手としては第30回(1979年)・第31回(1980年)・第41回(1990年)~第44回(1993年)・第46回(1995年)~第58回(2007年)に計19回出演。「奇跡」は”大きな愛のように”のサブタイトル付きで、第42回と第50回で歌唱しています。オーケストラスタジオから、東京フィルハーモニー交響楽団演奏で披露の予定。
 なお同日開催の第4回ももいろ歌合戦では、紅組トリ2つ前で同じ「奇跡2021」を歌唱予定。本家紅白よりも遅い時間になるようです。同日は21時半から生配信ライブ、同時中継で22時から文化放送で生放送、そして年明け0時20分からはお馴染み『年の初めはさだまさし』がNHK総合テレビで放送予定となっています。

 

17.(紅組9):乃木坂46(6年連続6回目/第66回/2012/16~28) 「Route 246」(2020/秋元 康/小室哲哉/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 非常に不規則な形ですが、一応4846系では初の紅組前半トリのステージになりました。楽曲は今年7月リリースの配信シングル、小室哲哉提供曲の紅白歌唱は浜崎あゆみ「Virgin Road」とAAA「逢いたい理由」の第61回(2010年)以来なのでかなり久々です。乃木坂46の前半歌唱は初出場した第66回(2015年)以来5年ぶり。今年は16歳~17歳中心に新4期生も増加・3期生でも現在16歳の岩本蓮加が選抜常連になりつつあるので、その関係も多少あるかもしれません。
 リハーサルはステージの写真が載せられています。これを見る限り今回はメンバー44人、全員揃いそうです。

 

18.(白組8):鈴木雅之(28年ぶり3回目/第42回/1980/64) 「夢で逢えたら」(1976吉田美奈子/大瀧詠一/大瀧詠一/24年ぶり2回目)

リハーサル記事(ナタリー)
 楽曲は1976年吉田美奈子のアルバム『FLAPPER』収録曲として初お目見え、翌年女性歌手シリア・ポールがシングル曲として発売。その後1978年サーカスを皮切りに早くから数多くのアーティストがカバー、1996年には再結成されたRATS&STARのシングルとして大ヒット。初出場となった第47回(1996年)紅白で歌唱されています。公式サイトのメッセージによると、出場歌手発表の日に亡くなられた母が大好きだった曲ということ。

 

19.(企画2):紅白ディズニースペシャルメドレー King&Prince、乃木坂46「星に願いを」(1940/島村葉二・Ned Washington/Leigh Harline/5年ぶり6回目) 二階堂ふみ、氷川きよし「ホール・ニュー・ワールド」(1992/Tim Rice/Alan Menken/2年連続2回目) King&Prince、乃木坂46、渡辺直美「小さな世界」(1965/Richard M. Sherman、Robert B. Sherman、若谷和子/Richard M. Sherman、Robert B. Sherman/2年ぶり3回目)

 「星に願いを」は1940年『ピノキオ』テーマソング、紅白では第39回(1988年)のタイム・ファイブが初歌唱。第49回の西田ひかる、第51回企画、第62回企画、第66回企画と歌っているので今回で紅白6回目になりますね。
 「ホール・ニュー・ワールド」は1992年『アラジン』テーマソング、前回は中村倫也と木下晴香を迎えてのデュエットでした。
 「小さな世界」は第49回・第62回に続いて9年ぶり3回目の歌唱となります。
 当日はパークからの中継ではなく、既に東京ディズニーリゾートで事前収録したと思われる写真もオフィシャルサイトに掲載されています。なおキンプリ、乃木坂46、渡辺直美いずれもディズニー企画は初参加となります。

 

20.(白組9):五木ひろし(50年連続50回目/第22回/1965/72) 「山河」(2000/小椋 佳/堀内孝雄/20年ぶり2回目)

 2000年4月にCD発売、その年第51回(2000年)に20世紀最後の大トリとして歌唱した楽曲を20年ぶりに紅白で披露。ある意味では、前半究極の大トリに限りなく近い形の曲順になりました。
 したがって今回前半は20ステージで、15分短縮の中で前回より3つ減(前回は紅10、白10、企画3)。前回は3つの企画ステージとそれに付随する曲紹介他で12分くらいは時間を取っていたので、多少は前半時間に余裕も出来るとは思いますが、本番はどうなるでしょうか。

21.(紅組10):NiziU(初出場/第71回/2020/15~19) 「Make you happy」(2020/J.Y.Park”The Asiansoul”、Yuka Matsumoto/J.Y.Park”The Asiansoul”、Lee Hae Sol/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 今年6月30日に配信リリース以来大きな話題を呼び、Youtubeでは間もなく2億の再生数に到達します。堂々の後半トップバッターとしての出演、非常に楽しみです。ただメンバーは全員未成年で最年少は2005年生まれの15歳、前例があるとは言えここの扱いがどうなるか、ちょっと気になります。参考までに、当時15歳の出場歌手だと光GENJIの佐藤敦啓は第39回(1988年)トップで21時10分過ぎ、SPEEDの島袋寛子は第50回(1999年)で21時になる前の出演でした。
 活動休止していたミイヒは再開しましたが、29日のリハーサルではマヤが体調不良で不参加。本番も現状出演できるかどうか分からないとのことで心配ですが、何とか本番9人揃うことを祈りたいです。と言いつつもこのご時世、無理をしないという判断ならばそれを尊重したいです。

 

22.(白組10):瑛人(初出場/第71回/2020/23) 「香水」(2019/8s/8s/初)

リハーサル記事(オリコン)
 2019年4月配信リリースですが、Tik Tokなどをきっかけに今年4月以降一気に火がついて話題曲になりました。こちらも堂々の後半白組トップバッターです。

 

23.(紅組11):Perfume(13年連続13回目/第59回/2002/31~32) 「Perfume Medley 2020」

 紅組2番手での出演は8年ぶり4回目、この辺りの曲順での出演は過去にも多くあります。リハーサルもマスコミに公開しないことが多いので、ここは本当に本番まで何も分からないという形になりそうです。なおここ以降は攻守交代を含めて紅組白組交互の曲順になるので、実質的には第65回(2014年)の絢香同様、対戦相手がいないという形。ちなみに29日に放送された直前番組のインタビューによると、今回のメドレーは過去紅白歌合戦で選曲されていない楽曲を披露するとのことです。

 

24.(紅組12):BABYMETAL(初出場/第71回/2011/21~23) 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」(2013/NAKAMETAL, TSUBOMETAL/KxBxMETAL, TSUBOMETAL, TAKEMETAL/初)

 結成10周年を飾る初の紅白は2013年1月のCDシングル曲になりました。一応メジャーデビューシングルでもあります。フルコーラスだと6分近くになりますが、果たしてどうなるでしょうか。

 

25.(白組11):郷ひろみ(10年連続33回目/第24回/1972/65) 「筒美京平 トリビュートメドレー」

リハーサル記事(ナタリー)
 後半での出演は第63回(2012年)以来8年ぶりで随分久々になりました。筒美京平提供曲をメドレーで披露します。日刊スポーツの記事によると、「男の子女の子」「よろしく哀愁」歌唱とのこと。「男の子女の子」は初出場の第24回以来実に47年ぶりで紅白史上最長ブランク記録、「よろしく哀愁」も第48回(1997年)メドレー以来で23年ぶりです。

 

26.(紅組13):JUJU(初出場/第71回/2004/44) 「やさしさで溢れるように」(2009/小倉しんこう、亀田誠治/小倉しんこう、亀田誠治/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 2009年2月CDシングルとして発売、記録に残るヒットとしてはCDよりもダウンロードの方が印象強いでしょうか。代表曲のバラードを紅白初披露。

 

27.(企画3):連続テレビ小説「エール」 GReeeeN(初/第71回/2007/非公表) 「星影のエール 紅白SP」

 連続テレビ小説『エール』より、窪田正孝、中村蒼、山崎育三郎、森山直太朗、堀内敬子が出演します。そしてコーナーのラストで、GReeeeNが主題歌「星影のエール」を披露します。楽曲は今年5月配信開始、6月CDリリース。

28.(白組12):嵐(12年連続12回目/第60回/1999/37~40) 「嵐×紅白 2020スペシャルメドレー」

 前半の目玉という報道もありましたが、結果的には白組後半3番手、21時半~22時前後での出演になりました。いずれにしても、これまでの紅白では圧倒的に一番早い出演時間となります。生配信は20時スタート、会場非公開で見逃し配信無し。配信ライブの途中で出演するという形になりそうです。曲順が曲順なので、もしかすると意外と定番曲メインであっさり終わるかもしれません。

 

29.(紅組14):LiSA(2年連続2回目/第70回/2010/33) 「アニメ「鬼滅の刃」紅白SPメドレー」

リハーサル記事(ナタリー)
 曲目は発表されていませんが、おそらく「紅蓮華」「炎」のメドレーになると思われます。そしてやはり、紅白のために特別編集された『鬼滅の刃』スペシャル映像が加わります。映画の興行収入は、ついに歴代1位にまで躍り出ました。嵐の直後という点を考えても、前回とは比べ物にならないくらいステージに時間をかけるのは間違いないでしょう。期待が膨らみます。

 

30.(白組13):Official髭男dism(2年連続2回目/第70回/2015/26~31) 「I LOVE…」(2020/藤原 聡/藤原 聡/初)

リハ後コメント(Twitter)
 年末、民放各局で大型音楽特番がオンエアされますが、今年の年末彼らが出演するのはこの紅白だけです。今年2月CDリリース、TBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』主題歌。上半期最大のヒット曲をたっぷり披露してくれることを期待します。

 

31.(白組14):三山ひろし(6年連続6回目/第66回/2009/40) 「北のおんな町~第4回 けん玉世界記録への道~」(2020/喜多條忠/中村典正/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 恒例のけん玉企画、前回失敗した125人連続のけん玉大皿ギネス記録に今回も挑戦。なぜだか分かりませんが、初心者にも関わらず大泉洋がこれに加わるそうです。果たして今回は成功するのでしょうか。
 ラスト数人と三山さんが2階のステージに立って、そこで企画と歌は締めになるようです。

 

32.(紅組15):YOASOBI(初出場/第71回/2019/20~26) 「夜に駆ける」(2019/Ayase/Ayase/初)

 小説を原作とした2人組ユニット、「夜に駆ける」は2019年7月星野舞夜のネット小説『タナトスの誘惑』が原作となっているようです。昨年11月にMV公開、YouTubeでの再生回数は現在1.3億。ビルボードチャートでも年間総合首位を獲得しました。テレビではこの紅白が初歌唱、非常に注目されるステージです。

 

33.(白組15):関ジャニ∞(9年連続9回目/第63回/2004/35~39) 「みんなで踊ろう!前向きスクリーム!」(2015/GAKU、渡辺潤平/渡辺潤平/2年連続3回目)

リハーサル記事(ナタリー)
 「前向きスクリーム!」は前回ピカチュウが大量発生するバックでの歌唱でした。2015年8月CDシングル発売、そういえば第66回でのステージもゆるキャラ大集合のにぎやかな内容でした。今回は今年5月に公開した「前向き体操」が選曲理由、紅白でもそれが前面にフィーチャーされるようです。出場歌手も参加するとのこと。
 ちなみにリハーサル直後の5人はかなり疲れているようでした。結構前向き体操、体力使うのでしょうか…。

 

34.(紅組16):東京事変(初出場/第71回/2004/42~56) 「うるうるうるう~能動的閏〆篇~」

 初出場ですが、第62回(2011年)と第67回(2016年)における椎名林檎のステージでメンバー5人揃って演奏する場面はありました。「うるうるうるう」は今年4月発売のアルバム『ニュース』収録曲で、 伊澤一葉が作曲。もう1曲はサブタイトルから察するに「能動的三分間」だと思いますが、一応リハーサル記事もしくは本番で判明するまで待ちたいと思います。

 

35.(白組16):ゆず(6年連続11回目/第54回/1997/43, 44) 「雨のち晴レルヤ~歓喜の歌 紅白SP~」(2013/北川悠仁/北川悠仁、佐藤和哉 /7年ぶり2回目)

 2013年11月CDシングルとして発売。NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』主題歌で第64回紅白でも歌唱、当時主演を務めた2人も応援で登場しましたが…。今回のステージは東京フィルハーモニー交響楽団をバックに、オーケストラスタジオからのステージとなるようです。

 

36.(紅組17):あいみょん(2年ぶり2回目/第69回/2014/25) 「裸の心」(2020/あいみょん/あいみょん/初)

リハーサル記事(ナタリー)
 今年5月配信・6月CDリリース。TBS系ドラマ『私の家政夫ナギサさん』主題歌として大ヒット。2年前、第69回で歌われた「マリーゴールド」はストリーミング中心に相当な大ヒットでしたが、その割に前半の曲順で時間も短め、扱いはあまり良くありませんでした。今回は後半しっかりとした曲順、満を持してじっくり聴かせるステージをおおいに期待したいです。
 リハーサルによると、前々から「この曲で紅白に行く!」と宣言していたとのこと。そうなると、今回の出場も必然でしょうか。

 

37.(企画4):YOSHIKI(グループ含め6年連続11回目/第42回/1988/55) 「ENDLESS RAIN」(1989/YOSHIKI/YOSHIKI/3年ぶり2回目)

 X JAPANのCDとして1989年12月にシングルリリース、初出は同年4月のアルバム『BLUE BLOOD』。共演のサラ・ブライトマンは第42回(1991年)・第69回(2018年)に紅組歌手として出場。QUEENのブライアン・メイロジャー・テイラーも出演。いずれも海外それぞれの拠点から、映像で演奏という形になります。紅白出場歌手からはSixTONESBABYMETALmiletLiSAが参加します。

38.(紅組18):Superfly(4年連続5回目/第66回/2007/36) 「愛をこめて花束を」(2008/越智志帆、多保孝一、いしわたり淳治/多保孝一/3年ぶり2回目)

リハーサル記事(ナタリー)
 紅白では3年ぶりの歌唱。前回第68回(2017年)は体調不良で活動休止後初のテレビ出演、大きな感動を呼んだステージでした。今回は東京フィルハーモニー交響楽団をバックに、オーケストラスタジオからのステージとなります。楽曲は2008年2月リリース、こちらもCDより配信・ダウンロードの数字が著名なナンバーです。

 

39.(白組17):Mr.Children(12年ぶり2回目/第59回/1992/50~51) 「Documentary film」(2020/桜井和寿/桜井和寿/初)

 12月2日発売のアルバム『SOUNDTRACKS』収録曲、MVも作られたリードナンバーとなっています。楽曲の演奏時間は4分40秒、おそらくフルコーラス披露になるのではないでしょうか。前回「GIFT」での出演時はNHK101スタジオからの演奏でしたが、もしかすると今回も同様になるかもしれません。

 

40.(紅組19):石川さゆり(37年連続43回目/第28回/1973/61) 「天城越え」(1986/吉岡 治/弦 哲也/2年ぶり12回目)

リハーサル記事(ナタリー)
 交互に歌うようになった第59回以降イチロー→日本人形→荒木飛呂彦→千住博→文楽2階席トリ→布袋寅泰トリ、と何かしらの演出が加わっています。攻守交代が終盤多くて分かりにくいですが、このステージが紅組トリ2つ前になります。
 リハーサルによりますと、今回は『鬼滅の刃』音楽担当の椎名豪とのコラボレーションになっているようです。「天城越え」は選曲だけでなく演出も、すっかり定番になりました。

 

41.(白組18):星野 源(6年連続6回目/第66回/2002/39) 「うちで踊ろう(大晦日)」(2020/星野 源/星野 源/初)

 今年4月Instagramで発表以来大きな話題を呼んだ1曲。メドレーも考えられますが、2番を新たに書き加えて紅白初披露というお知らせもあったのでとりあえず現状は1曲披露と考えます。白組もこのステージがトリ2つ前。

 

42.(白組19):氷川きよし(21年連続21回目/第51回/2000/43) 「限界突破×サバイバー」(2017/森雪之丞/岩崎貴文/2年連続2回目)

リハーサル記事(オリコン)
 見どころによると、前回は更に上回る超限界突破パフォーマンスを披露するということです。おおいに期待。

 

43.(紅組20):松田聖子(8年連続24回目/第31回/1980/58) 「瑠璃色の地球 2020」(1986/松本 隆/ 平井夏美/19年ぶり3回目)

 オリジナルは1986年6月発売のアルバム『SUPREME』収録。紅白では第37回と、「瑠璃色の地球2001」のタイトルで第52回に歌われています。今年リメイクされて40周年記念アルバム『SEIKO MATSUDA 2020』に収録。2年連続トリ前で、対戦相手の組み合わせや先攻後攻も全く同じになりました。昭和ではトリ前で何度も同じ組み合わせになることは珍しくなかったですが、最近ではあまりないような気がします。

 

44.(企画5):松任谷由実(3年連続5回目/第56回/1978/66) 「守ってあげたい」(1981/松任谷由実/松任谷由実/初)

 1981年発表、映画『ねらわれた学園』主題歌。この時期のユーミンとしては珍しいCDシングルでの大ヒット曲になります。
 今年は10月から放送した番組、みんなの応援村「77億人えがおプロジェクト」でこの曲が使われています。第56回・第62回・第69回と紅組歌手として出場しましたが、「ノーサイド」を歌った前回と今回は特別枠の出演になります。”一筋縄な出かたはしませんよー”というメッセージですが、果たして…。なおトリ前で特別枠が入るのは第68回(2017年)の桑田佳祐以来3年ぶり。

 

45.(白組20):福山雅治(12年連続13回目/第44回/1990/51) 「家族になろうよ」(2011/福山雅治/福山雅治/9年ぶり2回目)

 初出場以来27年ぶりのNHKホール歌唱は、白組トリとなりました。デビュー30周年、まあまあの抜擢にも見えますが、Mステスーパーライブでは2010年にトリ経験済。これまでのキャリア・実績にNHK貢献度を考えると何ら不思議な現象ではありません。「家族になろうよ」は第62回にパシフィコ横浜国立大ホールからの中継で歌って以来、9年ぶりに紅白で歌唱。『ゼクシィ』のCMソングとして大ヒット、2010年代を代表する楽曲になっています。

 

46.(紅組21):MISIA(3年連続5回目/第63回/1998/42) 「アイノカタチ」(2018/GReeeeN/GReeeeN/3年連続3回目)

 トリ前、紅組トリと段階を踏んで今回ついに紅白歌合戦大トリのステージを務める形になりました。ドラマ『義母と娘のブルース』主題歌としてのヒットから、3年連続紅白で聴く形になるとはあまり考えていなかったですが、今回はGReeeeNが特別出演、アレンジを手掛けた亀田誠治も東京事変のメンバーとしての出場しています。また1曲通しでの歌唱となると今回が初めてになりますね。
 出場歌手発表直後のケガが心配されましたが、先日無事にステージ復帰を果たしました。Mステスーパーライブでも、圧巻の歌唱を見せていました。もう心配する必要は、何もないと思います。紅白史上に残る名ステージを、おおいに期待したいです。

 

曲順未定:玉置浩二(24年ぶり2回目/第47回/1982/55) 「田園」(1996/玉置浩二/玉置浩二/24年ぶり2回目)

 かなり急な形で出演が決定しました。玉置浩二ソロとしては第47回(1996年)で「田園」を歌って以来24年ぶり、今回はオーケストラをバックに同曲を歌います。通算では安全地帯時代に「悲しみにさよなら」を第36回(1985年)で歌っているので、3回目ですね。
 曲順はまだ不明ですが、一応予想では後半の1組少ない白組ステージ、PerfumeとBABYMETALの間に入るのではないかと考えています。非常に楽しみです。

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