2018.3.4 私立恵比寿中学FCイベント2018 vol.1~みんなであがろう~ in Zepp Osaka Bayside

 昨年の年始以来、気がつけばほぼ2ヶ月に1回のペースで現場に足を運ぶ形になっているのが私立恵比寿中学。これまでは2013年と2016年に1回ずつだったのが、昨年はリリイベ・握手会含めて7回も足を運んでいました。今年も1月3日のforever aiaiに続き今回のファンクラブイベント、さらに5月にもワンマンライブへ足を運ぶのでペースはそのまま。その後どうなるかはまだ分からないですが…。

というわけで今回、初めてファンクラブイベントに行ってきました。エビ中だけでなく、ライブに足を運ぶようになってからも初となるファンクラブ限定ライブ。今回は「エビハイ」と題して、ひたすらアゲ曲ばかりをパフォーマンスするという内容となっています。他にもメンバープロデュースの「自習」、ライブで演奏される機会が少なくなった曲ばかりを選曲する「エビマニ」などがあるようです。過去にも毎年開催されていますが、昨年は言うまでもない理由によって開催中止。したがって2年ぶりのFCイベントとなりますが、大阪で開催されるのは今回が初めてなのだそうです。vol.1とvol.2が同日開催で両方足を運んだファミリーも数多くいましたが、今回はvol.1のみ。早速その様子をレポしていきます。

ステージは至ってシンプルで、「エビハイ」と大きく書かれたスクリーンのみ。流れている音楽は「いつかのメリークリスマス」「白い恋人達」「湾岸スキーヤー」「冬がはじまるよ」「ki・mi・ni・mu・chu」のカバー。どう聴いてもプロのミュージシャンとは思えない歌声でしたが、どうやらチーフマネージャー・藤井ユーイチ校長のカラオケ収録だった模様。確かにこれは、ファンクラブイベントでもない限りやらない演出。もっとも昨年1万人動員したファミえん開演前に放送されたラジオ企画も完全なる内輪ネタだったので、うっかり次の全国ツアーでもやってしまうかもしれないですが。

 15時半に会場暗転。いつも通り「ebiture」が流れます。当然ながら会場にいるオーディエンスは関係者を除くと全員ファンクラブに加入しているファミリーの面々。サイリウムを持っているのは当然として、歓声と熱量はこれまで足を運んだ学芸会の中でもトップクラス。非常に濃いです。それぞれの楽曲、ほとんどが最初のフォーメーションの時点で歓声が挙がります。

 最初に演奏されたのはお馴染み「ザ・ティッシュ~とまらない青春~」。ぁぃぁぃが担当していた歌い出しはひなたに受け継がれていました。続く「CHAN-CHARA-CHAN」は近年セトリに入ることが多い曲。途中彩ちゃんが思いっきり歌ってるひなたにぶつかるハプニングあり、こういうちょっとしたミスもライブの醍醐味。「春休みモラトリアム中学生」はメンバー出演の『エビ中++』で共演したロックバンド・HEREのボーカル尾形回帰の提供曲。そこそこの頻度で演奏はされていますが、個人的に遭遇したのは2016年ツアー以来で久々。あらためて見ると、リズムがかなり不規則でパフォーマンスするにはなかなか骨が折れる楽曲という印象でした。だからこそ面白くて凄いと感じるわけでもありますが。

 今回はエビハイでとことん盛り上がろうということで、いつものグダグダなMCも無しでいきますと宣言。もっともそう話すテンション高めの彩ちゃんは舌が回らず結局グダグダな感じでしたが。6人の自己紹介も普段よりテンション高め。続く楽曲は「キングオブ学芸会のテーマ~Nu Skool Teenage Riot~」、真山さんが思いっきり歌詞を飛ばす一幕がありました。「ハイタテキ!」も思いっきりアゲ曲、りったんの”惚れた?”では特に大きな歓声が挙がります。「売れたいエモーション!」を経て、シングル「シンガロン・シンガソン」のカップリングに収録されているファンキーなナンバー「EBINOMICS」。ラストのコーラス歌声はぽーちゃんが口パクで踊ります。シングルのカップリングがライブ定番になるケースが多いのもエビ中学芸会の特徴ですが、この曲もおそらくそうなりそうな気配。

 4曲続けた所でいつもならオチのないMCで休憩といったところですが、今回は水分補給の小休止程度で一気にいきます。『中人』収録の「あたしきっと無限ルーパー」を経て、「キャンディロッガー」はシングル「夏だぜジョニー」のカップリング収録曲。ツアーでは会場によって選曲されることもありますがどちらかと言うとレア曲の部類で、個人的にライブでは初遭遇でした。クールでカッコ良い曲に続くのは昨年発表の名曲「YELL」。しみじみと良い歌詞だと感じたところで次の曲は「揚げろ!エビフライ」。内容の欠片もないような歌詞なので必然的に盛り上がりも最高潮。メンバーの指示のもとウェーブも起こしていました。

 小休止を挟んで次の曲はこの季節ならではの選曲「梅」。ぁぃぁぃが担当していた”ハラヒレホレハラ”の歌詞は彩ちゃんが担当、すごくコミカルな出来になっていました。そしてエビ中のアゲ曲といえばこれ、「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」。これもぁぃぁぃ卒業後の扱いが気になる楽曲ですが、りったんが見事なくらいに穴を埋めていました。彼女の超がつくくらいにパワフルな歌声は、確かにこの曲の魅せ場でしっくりきますね。ものすごくカッコ良く決まったところでラストは「Lon de don」。”お疲れ様です こんばんは”という歌詞は確かにそれっぽいですが、締まりは全くありません。もっともそういう所が推せる理由の一つではあるのですが。

 アンコールも勿論アゲ曲で、「Go! Go! Here We Go! ロック・リー」「HOT UP!!!」。後者はもうこのイベントのために作ったとも思えるくらいの楽曲なので、まさにしっくりくるラストでした。最後に今回のイベントの感想を6人で話して終了。りったんが突然締めの挨拶もなしに”バイバイ!”と締めたり告知もそこそこといったところで(インスタ開設と椎名林檎のカバーアルバム参加)、この辺りはやっぱりいつものエビ中らしい自然体というべきでしょうか。

 メンバーの体力面の凄さは昨年のファミえんで目の当たりにしているので知ってはいましたが、あらためて考えるとこの企画を2回もやるというのは流石です。メンバーもそうですが、FC会員100%だと全員がファミリーでなおかつアゲ曲だらけなのでテンションがすごく高いです。アンコール含めて1時間半なので時間そのものも長くはなかったですが、それ以上にあっという間に時間が過ぎて楽しかったです。

 今回は個人的にvol.1のみ参加でしたが、vol.2と両方行くという人の方が多かったようです。よく考えると6人でのエビ中を見るのは今回初めてですが、確かにぁぃぁぃがいなくなってもライブの完成度は極めて高く、やっていけそうでした。5月に行く全国ツアーも、あらためて楽しみにしたいです。

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