Spotify/YouTube再生数ランキング・50　平井 堅

　再生数ランキング、今回は平井堅について取り上げます。2023年3月28日にデータ更新しました。

　1995年「Precious Junk」でデビュー、2000年に「楽園」でブレイクして紅白歌合戦初出場。以降もドラマ・映画主題歌を中心にコンスタントにヒット曲を量産、またユニークなキャラクターということもあって長年にわたり人気アーティストとして活躍しています。

　タイアップ情報はアニメ・ゲーム・映画・ドラマ・CM＆企業・報道＆スポーツ・その他で色分けしています。また紅白歌合戦を多く取り上げるサイトの特性上、そこでの歌唱曲もカラー表記しています。

Spotify再生回数ランキング

　平井さんのサブスク解禁は2019年4月ですが、当時は『THE STILL LIFE』収録曲までで「ノンフィクション」「トドカナイカラ」などは未解禁でした。晴れて全曲解禁になったのは2020年3月以降、その際に新曲として配信開始となった「怪物さん feat. あいみょん」が並み居る代表曲を抑えて1位に輝いています。歴代のCDシングル売上でも高い数字の「瞳をとじて」「POP STAR」までが1000万超え、TBS金曜10時枠のドラマ主題歌「#302」は6位につけています。

　上位はコラボ曲を除くとドラマ・映画のタイアップがやはり多くを占めています。CMソングの「魔法って言っていいかな？」も、発表当時綾瀬はるかとの共演で話題になりました。ただブレイク曲の「楽園」など、2000年のシングルは意外にノンタイアップが中心です。「even if」はコンセプトライブ『Ken’s Bar』のテーマソングで同アルバムにもインストが収録、ファン人気の高さが再生数の多さに繋がった楽曲とも言えそうです。

YouTube再生回数ランキング

　デビュー25周年記念日の2020年5月13日に全MV解禁となりましたが、2014年～2018年発表分は現在もshort ver.のままです。その時期の曲は「ノンフィクション」が3864万、「魔法って言っていいかな？」が1816万で1000万超の曲が続出。もし当時からフルMV解禁ならばランキングの結果も大きく変わっていたことは間違いありません。

　こちらでも「怪物さん feat. あいみょん」が1位、一斉解禁分の作品では「POP STAR」が「瞳をとじて」を上回りました。「POP STAR」のMVはこれ以前の平井さんでは想像できないほどコミカルな作風で、ファン以外にとっても人気・記憶に強く残る内容となっています。

マイベストランキング

　「瞳をとじて」「キミはともだち」の連続リリースは、2004年の音楽シーンにおける最大のハイライトだったように思います。作風は違いますが、どちらもその年を代表する完成度の高い名曲です。「LOVE OR LUST」「fake star」のような変化球も自由自在ですが、全体的にはマイベストでもバラードの上位が多くなりました。