【今週の総合ソング・チャート“JAPAN HOT100”】
1位 NiziU
2位 SEKAI NO OWARI
3位 Official髭男dism
4位 Tani Yuuki
5位 Snow Man
6位 星野源
7位 Ado
8位 King Gnu
9位 Saucy Dog
10位 Mrs. GREEN APPLEhttps://t.co/QKb8CmfLg2 pic.twitter.com/TuhAlXW0tY— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) July 27, 2022
今週の初登場曲&注目曲
今週からはデータ面の話題を最小限にして、その分ピックアップする楽曲を増やしていきたいと思います。初登場曲は以下の通りです。
・6位 星野 源「異世界混合大舞踏会 feat. おばけ」
→7/18配信開始、ダウンロード・ラジオ1位
・20位 SEVENTEEN「_WORLD」
→リパッケージアルバム『SECTOR 17』リード曲、動画再生4位
・24位 平井 大「栄光の扉」
→7/18配信開始、ダウンロード8位・ラジオ4位
・62位 ITZY「SNEAKERS」
→アルバム『CHECKMATE』リード曲、動画再生15位
・71位 豆柴の大群「豆んJOY」
→CD発売初週・セールス3位(1.7万枚)
・84位 DISH//「しわくちゃな雲を抱いて」
→7/13配信開始
大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。
・1位 NiziU「CLAP CLAP」
→CD発売初週・セールス1位(14.9万枚)
・8位 King Gnu「雨燦々」
→ストリーミングフル期間集計初週・59位→12位
・12位 TWICE「Celebrate」
→ストリーミングフル期間集計初週・64位→8位
・17位 水曜日のカンパネラ「アラジン」
→最高位更新・動画再生及びラジオで順位上昇
・44位 さとうもか「melt bitter」
→最高位更新
・78位 King & Prince「ichiban」
→再ランクイン・動画指標3位(Dance Practice公開開始)
今週のピックアップ曲
星野 源「異世界混合大舞踏会 feat. おばけ」
「地獄でなぜ悪い」はもう9年前の作品になるでしょうか。源さんの作品でイラストのMVは「さらしもの」もありますが、絵のタッチはやはりそちらを彷彿とさせます。映画『ゴーストブックおばけずかん』の主題歌、映画タイアップという点も「地獄でなぜ悪い」と共通しています。
ただ楽曲の雰囲気は全然違います。9年前は大病による活動休止中・今ほどの国民的スターになる前なのでそもそもの状況がまるで異なっているのですが…。今作は「絵や歌詞だけを見るとコミカル・ただ曲にすると異常にグルーヴィー」「それでいてキャッチーな憶えやすさも混在」。”うらめしや”という言葉をここまでカッコ良く昇華させた例は、過去に全く存在しないと思います。音楽家・星野源の天才っぷりをまたまた再確認できる作品であることは間違いありません。SAKEROCKから20年以上経っても進化が止まらない部分は、ある意味オバケよりも恐ろしいです。
TWICE「Celebrate」
TWICEも進化が止まらないグループで、7年経って契約更新は韓国の詳しい事情を知らない立場から考えると当然だと思います。再生数ランキング記事の締めにも書きましたが、この9人のメンバー構成がずっとそのままであることが何より素晴らしいと感じるところです。ジャニーズ他の男性はともかく、女性グループは韓国どころか日本でも7年経てば卒業加入など入れ替わりが起こるのが常なので…。
そんな彼女たちを祝うような新曲「Celebrate」も、TWICEの魅力に溢れる作品だと思います。クールさとキュートさをかけ合わせダンス・表情も大きな魅力ですが、今作は普段以上に日本語の歌詞が胸に響く作品ではないでしょうか。
SEVENTEEN「_WORLD」
韓国語は個人的に不勉強ですが、そんな自分から見ても爽やかさが十二分に伝わる楽曲・映像・パフォーマンスに感じます。それを当たり前のようにスムーズに表現しているような彼らは、今さらですがやはり相当パフォーマンス力の高いグループであることを再確認できます。
平井 大「栄光の扉」
『熱闘甲子園』他、今年のABC高校野球テーマソングに起用されています。ラブソングが多い印象のある平井さんですが、今作は未来のある若者に向けたようなスケールの大きい応援歌に仕上がっています。「高校時代の青春そのもの」以上に「青春を過ぎてから感じる青春の大切さ」を主体に歌っていて、それによってメッセージソングとしての説得力を高める形になっています。
メジャーで活躍するシンガーソングライターのプロフェッショナルぶりを感じさせるには十二分の内容と言って良いでしょうか。若い人には特に感じ入る部分が多いと思われる内容で、おそらくストリーミング中心にまた大きな支持を集める代表曲の1つになるのではないかと思われます。
ITZY「SNEAKERS」
前回当サイトでレビューした彼女たちの曲は「Voltage」という日本語の曲でしたが、今作は本拠地韓国でリリースの楽曲です。K-POPも多国籍グループが最近多くなりましたが、彼女たちは5人とも韓国出身の本家です。
次々と場面が切り替わる印象で、全体的にテンポ良く仕上がっています。MVはより顕著で、カット割りも非常に細かいです。よくこの内容を3分4秒にまとめたなぁと感心させられる作品、明るさもバッチリで聴きやすいナンバーではないでしょうか。
豆柴の大群「豆んJOY」
熱いロックサウンドで聴かせる、いわゆる「エモい」「アガる」曲です。目新しさよりも歌詞のメッセージ性を重視したような内容で、ある意味では”ネオ演歌”とも言いたくなる作品でもあります。カッコ良い楽曲であることは間違いありませんが、もう少し声量があればより迫力のある出来になったような気もしました。
DISH//「しわくちゃな雲を抱いて」
ドラマ『ユニコーンに乗って』主題歌です。全体的に基本に忠実なメロディアスな作りで、ファン以外でも聴きやすく入りやすい楽曲ではないかと思いました。こういう曲だからこそ、北村さんの熱さとクールさを兼ね備えたボーカルがよく活きているような気もします。派手さはありませんがその分地に足が着いているという印象もあり、スターダストに所属する他アーティストと同様長く推す価値のあるグループではないかともあらためて感じました。
コメント
指摘ばかりですみません。
今週の17位として紹介されている
水曜日のカンパネラの曲名は
“エジソン”なので気づいたら修正して
下さると幸いです。
自分もこの書式、簡潔に情報が把握でき
たくさんの曲のレビューを読めて
良いと思うので書式変更を支持したいと
思います。