「第73回NHK紅白歌合戦」
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— NHK紅白歌合戦 (@nhk_kouhaku) December 22, 2022
紅組出場歌手
石川さゆり「天城越え」(1986年)
例のごとく2年ぶり、通算13回目の歌唱で最多歌唱記録をまた更新。デビュー50周年の節目、1度くらいは大トリフルコーラスで見たいとは思っていますが…。
坂本冬美「お祭りマンボ~スカパラSP~」(1952年・美空ひばり)
34回目の出場で初のカバー曲歌唱になりました。2010年代以降は定期的にカバーアルバムもリリースされていますが、「お祭りマンボ」はSpotifyで見る限り音源化はされていません(テレビ歌唱はあり)。さすがに予想できない曲ではありますが、この曲は過去に紅白で一度も披露されていないので新鮮味はあります(一応第41回(1990年)に忍者がカバー&リアレンジ曲「お祭り忍者」で歌唱あり)。
東京スカパラダイスオーケストラはオープニングテーマの演奏が既にアナウンスされていますが(「愛の讃歌」をモチーフにした楽曲を予定)、こちらのステージにも出演。来年にはあらためて、ゲストボーカルとして新しい曲を発表することになるのかもしれません。
工藤静香「35周年SPメドレー」(1989年)
24年ぶりの紅白歌合戦は、初めてメドレーを披露する形になります。見どころ紹介によると楽曲はどちらも紅白初歌唱となる「嵐の素顔」「黄砂に吹かれて」、フルート奏者である実娘・Cocomiとの共演も決定しています。
天童よしみ「ソーラン祭り節」(2012年)
第63回(2012年)、第69回(2018年)に続いて3回目の歌唱です。第69回では武田真治率いる筋肉体操のおかげで極めてカオスなステージになりましたが、今回もなかやまきんに君と高岸宏行(ティモンディ)が応援で登場。間違いなくツッコミどころが非常に多いステージになりそうで、確かにSNSで盛り上がりそうな気はします。
篠原涼子「恋しさと せつなさと 心強さと 2023」(1994年)
初出場の第45回(1994年)以来28年ぶり、順当に今年セルフカバーした名曲が選出されました。
水森かおり「九十九里浜~謎解き紅白スペシャル~」
これまで豪華衣装・イリュージョン・インスタ映えなど様々な企画が盛り込まれていましたが、今回は「謎解き」が歌番組史上?初めて取り入れられるステージになります。プロデュースは謎解きクリエイターの松丸亮吾。そもそもこういう演出をすること自体が謎という話もありますが。
なお楽曲は今年リリースのご当地ソング。九十九里浜が歌われるのは第42回のMi-Ke「想い出の九十九里浜」以来31年ぶり。
Perfume「紅白Medley 2022」
前回は「ポリゴンウェイヴ」1曲でしたが、今回は第69回以降続くメドレーステージに戻りました。例年リハーサル非公開が続いているので、歌唱曲の判明は今年も本番当日になるでしょうか。
MISIA「希望のうた」
サブタイトル無し、今年発表の曲で順当に決定しています。これは第66回(2015年)特別出演時の「オルフェンズの涙」以来の選曲でしょうか。ちなみに別枠のディズニー企画で「君の願いが世界を輝かす」の歌唱も決定しています。
SEKAI NO OWARI「Habit」
順当過ぎるほど順当な選曲です。おそらく今回の出場歌手で一番すんなり決まったのではないでしょうか。
乃木坂46「裸足でSummer」(2016年)
齋藤飛鳥が初めて表題曲センターを務めたナンバーが選曲されました。ライブでも必ず盛り上がる大ヒット曲です。ちなみに公式YouTubeで初めてフルMVが公開されたのもこの曲でした。
前回の紅白で歌った「きっかけ」が収録されているアルバム『それぞれの椅子』の次にリリースされたシングル、という点でも興味深い選曲です。
Superfly「Beautiful」(2015年)
レーベル移籍後・母親になってから初めての紅白歌合戦です。初出場の年に歌ったこの曲が選ばれたのは、そういった意味合いが含まれているのかもしれません。
TWICE「Celebrate」
日韓をまたにかけて大人気のグループ、今年の紅白は日本デビュー5周年を盛大に祝う新曲をパフォーマンスします。
あいみょん「ハート~君はロックを聴かない」
前年秋リリースでロングヒットの「ハート」と、2017年発表の名曲「君はロックを聴かない」を披露します。2曲歌うというのは、やや意外な選曲でした。
日向坂46「キツネ」(2019年)
きつねダンスが今年話題になりましたが、おひさま的には3年前のシングル「ドレミソラシド」のカップリング曲が元祖と言って良いでしょうか。ただ他番組ならともかく、まさか紅白歌合戦でやるとは思いもよらず。どういう演出になるか、あとは衣装にも注目したいところです。
milet「Fly High」(2021年)
ドラマ・映画など各所でタイアップありますが、やはり一番強いのはNHKということで2年連続歌唱。北京で開催されたオリパラだけでなくウィンタースポーツテーマソングという括りなので、まだタイアップ状態は続いているということでしょうか…。
NiziU「CLAP CLAP」
既に発表済、サビを視聴者と一緒に踊るステージが予定されています。
Aimer「残響散歌」(2021年)
極めて順当な選曲。なお『鬼滅の刃』タイアップは紅白だと4年連続です。
緑黄色社会「Mela!」(2020年)
今年の発表曲も名曲揃いですが、紅白はやはり今なおロングセラーの代表曲が順当に選曲される形に。
IVE「ELEVEN -Japanese ver.-」
デビュー曲を歌います。Japanese ver.なので、日本語版になりそうです。
LE SSERAFIM「FEARLESS -Japanese ver.-」
デビュー曲を歌います。12月14日に日本語版も配信開始、紅白もこれでいく形になりそうです。
ウタ「新時代」
今年下半期を代表する大ヒット曲です。歌前のやり取りにも注目。
milet×Aimer×幾田りら×Vaundy「おもかげ」
既にアナウンスがあった通りです。
白組出場歌手
郷ひろみ「GO! GO! 50周年!! SPメドレー」
郷さんが紅白でメドレーを歌うのは2年ぶり5回目。色々な人が登場するというアナウンス、その中で3時のヒロインの出演が決定しています。またデータ放送でじゃんけんを楽しめる企画あり、そうなると8年ぶりにその年発表の新曲披露、「ジャンケンポンGO!!」の歌唱も決まりでしょうか。
鈴木雅之「違う、そうじゃない」(1994年)
長年インターネットでネタにされている曲ですが、紅白では今回が初歌唱。
福山雅治「桜坂」(2000年)
福山さんの歴代作品における最高CDセールスを記録、紅白では第66回(2015年)の「デビュー25周年スペシャルメドレー」で1度披露されました。一部報道では大トリのアナウンスもありますが、確かにこの曲で締めるとなると大変しっくり来ます。
ゆず「夏色」(1998年)
メジャーデビュー曲、紅白歌合戦では第54回(2003年)以来19年ぶりでかなり久々。今年デビュー25周年、パフォーマンスするたびに必ず盛り上がる曲なので非常に期待したいです。
関ジャニ∞「T.W.L」(2011年)
2回目出場の第64回(2013年)メドレーで歌って以来9年ぶり2回目。今年の関ジャニ∞は年末番組全てバンドスタイルですが、この曲についてはどうでしょうか。なお楽曲提供はゆずの北川悠仁、場合によっては共演も期待できるかもしれません。
山内惠介「恋する街角~きつねダンスRemix~」(2008年)
ここ2年は一応普通に歌っていましたが、今年は久々に変な演出満載のステージになりそうです。「恋する街角」はオーケストラバックに歌った第71回(2020年)以来2年ぶり2回目。確かに歌い出しは夜の札幌すすきのですが、一体どうやってコンコンコンに繋がるのでしょうか。とても不安です。
星野 源「喜劇」
非常に順当な選曲です。タイアップになった『SPY×FAMILY』絡みの話題もあるかどうか注目。
三山ひろし「夢追い人~第6回 けん玉世界記録への道~」
今年もまた新たに127人連続の大皿世界記録に挑むそうです。思わぬ大物出演があるかもしれないゲストにも注目。楽曲は今年も後に発売された「夢追い人」が優先される形になりました。
KinKi Kids「25th Anniversary Medley」
前回第67回(2016年)は「硝子の少年」1曲でしたが、今回は複数曲歌うようです。楽しみです。
三浦大知「燦燦」
ドラマの評判はともかく、主題歌である以上『ちむどんどん』とは普通に絡めるようです。既にヒロイン役・黒島結菜の出演は決定。名シーンと共に歌をお届けしますというアナウンスですが、迷シーンの間違いではないのかとツッコむ人も結構いるのかもしれません。
純烈「プロポーズ~白い雲のように」
既にアナウンスされた通り、ダチョウ倶楽部と有吉弘行の出演も決定しています。
King & Prince「ichiban」
キンプリ5人でのラスト紅白は、アーティスト性を最大限に引き出した「ichiban」のパフォーマンス。渾身のステージが見られそうです。
Official髭男dism「Subtitle」
「ミックスナッツ」と大変悩むところでしたが、現在放送中のドラマ『silent』も大きな話題ということでこの曲に。本音を言うと、個人的にはこの曲が大トリになって欲しいです。
King Gnu「Stardom」
NHKサッカー中継テーマソングのこの曲が順当に選曲されました。代表を牽引した長友佑都選手のゲスト出演も決定、大泉さんと熱いブラボー合戦が繰り広げられそうです。
SixTONES「Good Luck!」
アーティスティックに聴かせる曲が2年続きましたが、今年は盛り上げ曲を披露します。
Snow Man「ブラザービート~紅白みんなでシェー!SP~」
順当な選曲です。サブタイトルがあるので、まだ発表されていない視聴者参加型企画もしくはもう1曲披露もあるかもしれません。
藤井 風「死ぬのがいいわ」(2020年)
海外で話題になり、今年急激に再生数が伸びた楽曲を披露します。
Saucy Dog「シンデレラボーイ」(2021年)
今年サブスク中心に多く再生されたバラードの名曲です。
Vaundy「怪獣の花唄」(2020年)
どれが選ばれても全く不思議ではないVaundyの紅白歌唱曲は、2年前に発表された代表曲です。サブスクでは「不可幸力」「napori」「踊り子」の次に多く再生されています。
JO1「無限大」(2020年)
今年の曲でも不思議ではなさそうでしたが、紅白初出場の曲として披露されるのはデビュー作となりました。
BE:FIRST「Shining One」(2021年)
こちらもBE:FIRST最初の曲、いわゆるプレデビュー曲が選曲されました。
なにわ男子「初心LOVE」(2021年)
やはりデビュー曲の披露です。これだけ初出場の歌手がデビュー曲ばかり歌う紅白も、あまり記憶にありません。なおこのステージはデータ放送とTwitterと連動、ボタンの数に合わせて特殊演出が決まる企画が予定されています。
特別企画
氷川きよし「限界突破×サバイバー」(2017年)
やはり、という選曲になりました。第70回・第71回に続いて紅白では2年ぶり3回目。
松任谷由実 with 荒井由実「Call me back」
過去の事例だとサプライズで他に何曲か歌う可能性も高いですが、とりあえずまずはこの名義で発表された新曲を歌うようです。
加山雄三「海 その愛」(1976年)
第29回(1978年)・第38回(1987年)・第51回(2000年)以来22年ぶり4回目の歌唱。海の男・若大将を象徴する名曲ですが、豊かな声量で聴かせる楽曲なのでその点についてはやや不安です。
back number「アイラブユー」
披露して欲しい曲は山ほどありますが、ここはやはり連続テレビ小説『舞いあがれ』主題歌になるのは仕方のないところ。
桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎「時代遅れのRock’n Roll Band」
事前アナウンス通りです。
THE LAST ROCKERS「THE LAST ROCKERS」
テレビ初披露。
講評
順当な楽曲から意外過ぎる楽曲まで様々、例年以上にバラエティー豊かな内容になりました。今年のテーマは”みんなでシェア”、良くも悪くもバズりを念頭に置いた選曲がここでも見えてきます。
前回ほとんど無かったメドレーが、今回また増えています。よく分からないサブタイトルもチラホラ。それだけ賑やかさを前面に押し出しているということだと思いますが、くれぐれも第70回の一部ステージで見られたような無意味なメドレーにだけはならないことを祈りたいです。
曲目と同時に細かい発表も色々ありましたが、それらはとりあえず曲目発表の本文に内包する形としました。あとはディズニースペシャルメドレー、既にアナウンスされたMISIA以外に司会陣・IVE・Snow Man・BE:FIRST・日向坂46の出演が決定しています。そもそも出場歌手の顔ぶれからしてそうですが、今年は例年よりダンスの比重が高い紅白歌合戦になるような気がします…。
コメント
曲目発表来ましたね。
やはり皆、日向坂46の”キツネ”には驚かされたという感じでしょうか。(自分は
正直、今回初めて聞く形になります。)
一方で、全体的には概ね順当な選曲が
なされているなと感じました。
自分も一部の演出がスベらないか、今日の発表段階では心配がありますが、
出演者が実力派揃いな分、そういう面があっても名演でカバーされ、全体的には素晴らしい内容となると信じたいです。
更新ありがとうございます。
個人的に納得のいく曲目ですが、強いて言えばキンプリの「ツキヨミ」、Vaundyの「CHAINSAW BLOOD」、BE:FIRSTの「Bye-Good-Bye」を聴きたかったです。
あいみょんのメドレーも意外でした。藤井風は去年と同じパターンで「grace」も歌いそうな予感がします。
ところで、今朝の記事でトップバッターとトリの情報が出ました。早ければ今日中にも発表があるかもしれません。