【今週の総合ソング・チャート“JAPAN Hot100”】
1位 YOASOBI
2位 スピッツ
3位 SixTONES
4位 MAN WITH A MISSION×milet
5位 BEYOOOOONDS
6位 ≠ME
7位 Official髭男dism
8位 Vaundy
9位 米津玄師
10位 新しい学校のリーダーズhttps://t.co/QKb8Cmfdqu pic.twitter.com/TVsdxEdn8t— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) April 19, 2023
今週の初登場曲&注目曲
・1位 YOASOBI「アイドル」
→4/12(水)配信開始 ストリーミング・動画再生1位 ダウンロード2位 アニメ『推しの子』OPテーマ
・2位 スピッツ「美しい鰭」
→CD発売初週・セールス4位(1.8万枚) ストリーミング7位 ダウンロード3位 ラジオ1位 劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』主題歌
・3位 SixTONES「ABARERO」
→CD発売初週・セールス1位(43.4万枚) ラジオ2位 動画再生10位
・4位 MAN WITH A MISSION × milet「絆ノ奇跡」
→4/10(月)配信開始 ダウンロード1位 ストリーミング20位 ラジオ12位 アニメ『鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』主題歌
・5位 BEYOOOOONDS「求めよ…運命の旅人算」
→CD発売初週・セールス3位(9.9万枚)
・6位 ≠ME「天使は何処へ」
→CD発売初週・セールス2位(15.9万枚)
・17位 IVE「I AM」
→4/10(月)配信開始『I’ve IVE』収録曲 動画再生4位 ストリーミング14位
・26位 yama「slash」
→4/9(日)配信開始 ダウンロード4位 アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』OPテーマ
・60位 THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「16BOOSTERZ」
→4/11(火)配信開始
・76位 25時、ナイトコードで。「ロウワー」
→CD発売初週・セールス7位 ダウンロード18位
・77位 Say Yes!「Say My Name」
→4/6(木)配信開始
・95位 日向坂46「One choice」
→4/12(水)配信開始 ダウンロード9位
・99位 Agust D「People Pt.2 (feat. IU)」
→4/7(金)配信開始
大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。
・10位 新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」(先週57位)
→動画再生2位 ダウンロード13位 ストリーミング38位 4/7(金)THE FIRST TAKE配信開始・1000万再生突破
今週のピックアップ曲
YOASOBI「アイドル」
イントロ無しの歌い出し、これまでのYOASOBIとは異なるイメージの音が早々に異彩を放っています。日本語で歌うK-POPみたいなリズムで始まるオープニングにやや不穏な合唱パート、これまでにあまりないJ-POPの歌い出し。冒頭からインパクトは相当強く、これだけで中毒になる人が多く出そうな勢いです。
アイドルと言えば華やかな世界ですが、この曲はそういったきらびやかなイメージだけでなく「陰」の部分も見せつけているのが特徴的。YouTubeのコメント欄を見る限り、アニメのキャラクターとも相当マッチしている歌詞のようです。「なんてったってアイドル」の世界はもう38年も前のこと、J-POP史を振り返る上で考えると”もうすっかり時代が変わった”と思わずにはいられない楽曲でもあります。YouTube公開1週間で2000万再生、Spotifyでは2位を大きく引き離すデイリー1位で既に730万再生。間違いなく2023年の音楽シーンを語る上で外せない楽曲になりそうです。
スピッツ「美しい鰭」
今回のコナン副題は「黒鉄の魚影(サブマリン)」、鰭は”ひれ”と読みます。ここ10年くらいのスピッツの曲ではトップクラスのスタートダッシュとなりました。
比較的素直なリズムで奏でられることが多いスピッツですが、この曲はAメロで変拍子を採用する技巧を導入。それが序盤の大きなツカミとして作用しています。分かりやすいメロディーの素晴らしさは昔から変わらないスピッツの良さですが、一番凄いのはやはり草野さんの歌声でしょうか。裏声を駆使するサビも勿論ですが、全体を通して一番ヒットしていた1990年代後半と全く変わらない聴き心地の良さに満ちあふれています。若い人が聴いてもおそらく良いと感じる曲だと思いますが、リアルタイムで「ロビンソン」を聴いていたアラフォー~アラフィフ辺りには間違いなくドンピシャ。曲の終わり方・楽器の余韻の残し方までスピッツらしいと個人的に感じたのは、やはり世代として彼らを聴いていたからこそのような気もしました。
SixTONES「ABARERO」
ジャニーズとラップの共演は嵐、もっというとSMAP「Hey Hey おおきに毎度あり」以来長年続いていますが、ここまで野性味を感じさせる曲は初めてかもしれません。言うまでもなく日本古来から続く「売れ線」とは程遠い曲ですが、そちらの方がカッコ良く魅力的であることが多いのも過去の傾向。こちらも言うまでもなく、非常に力の入った作品です。メンバーの声がもっと太く野性味が出れば尚良し、という所でしょうか。
MAN WITH A MISSION × milet「絆ノ奇跡」
『鬼滅の刃』はもうソニーミュージック最大のタイアップとなっていますが、今回のアーティストはmiletとマンウィズのコラボレーション。顔ぶれだけ見てもクラクラする豪華さですが、曲もイントロの和楽器演奏から名曲だと確信出来るほどの内容。マンウィズと月のツーショットはこれ以上無いほどに合っていると言いますか、むしろ何故これまで見られなかったのだろうとも思えるほど。このバリバリのバンドサウンドにmiletの歌声が合っているというのも新たな発見。凄いという言葉が何度連発しても足りないほどの完成度で、こちらも間違いなく2023年を代表する名曲として後世に語り継がれる楽曲になるかと思われます。
millennium parade × 椎名林檎「W●RK」
コラボレーションと言えばこちらも目眩がしそうな組み合わせ、millennium paradeと椎名林檎の組み合わせはアニメ『地獄楽』のOPテーマ。大迫力のミレパサウンドに乗せられる林檎嬢のボーカル、保障された神作品ですが、成果物はその高すぎる期待さえも大きく上回っています。MVを見てもかけられた予算が相当凄いことになっているという印象ですが、そう感じさせる芸術作品をミレパに限らずもっと見たいという気持ちにも個人的にはなりました。
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