【今週の総合ソング・チャート“JAPAN HOT100”】(11/3訂正)
1位 日向坂46
2位 back number
3位 優里
4位 Official髭男dism
5位 LiSA
6位 BTS
7位 Ado
8位 BTS
9位 BTS
10位 YOASOBIhttps://t.co/inX37rdDmj pic.twitter.com/YVS9Gn4aL9— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) November 3, 2021
日向坂46「ってか」が順当に今週の1位獲得。ミーグリの発売を抑えた影響でCDセールスは前作より少し下がって43万になっていますが、BTS旋風で前作獲得できなかった1位は奪取しました。CDセールス中心の内訳ですがリッピングも1位、ダウンロードも4位に入っています。MV再生数は既に櫻坂46「流れ弾」の約1.5倍・乃木坂46「君に叱られた」の約1.2倍で620万回。現時点における坂道グループの中での勢いは、やはり彼女たちが一番上です。
7位にAdo「阿修羅ちゃん」が初登場。ダウンロード2位、Youtube4位につけています。5日間のYoutube再生数は470万。これがなんとドラマ『ドクターX』新シリーズの主題歌になっています。
19位にYOASOBI with ミドリーズ「ツバメ」が初登場。YOASOBIにしては珍しく順位低めですが、Youtubeで音源のみアップという状況が影響している可能性がありそうです。ダウンロード3位、ストリーミングが意外に低く77位でした。
21位のFreeKie「We are “FreeK”」は事務所総動員の20組152名でパフォーマンス、Type A~Type Uまで全21種発売されています。CDセールスは約4万枚売り上げて2位ですが、YoutubeのMV再生数はまだ2.7万です。内訳はCDセールス99%以上、他要素のランクインはギリギリTwitterの100位圏外が入るのみでした。
CDセールス3位のTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE「LIVING IN THE DREAM」が総合26位、同じく6位の水樹奈々「Get up! Shout!」が総合54位(リッピング4位)。ダウンロードは9位に初登場のNovelbright「seeker」が総合81位。ラジオ1位は青山テルマ「stay with me」で総合86位。TwitterはINIとJO1がTOP10ほぼ独占でした。
1位 日向坂46「ってか」
センターは初抜擢となる金村美玖。今回も勿論全員選抜制が採用されています。
バラエティー面での活躍が目立っていても楽曲面ではもう少し…という部分が若干あった日向坂46ですが、今作はそれを一挙に解決するようなカッコ良い作品です。そもそも欅坂46から派生したグループなのでダンススキルが高いのは当然ですが、この曲は今まで見た中でも一番迫力ある仕上がりに感じました。タイトルと比べてサビのキャッチーさはやや抑えめですが、その分Aメロ・Bメロとの落差は小さく、全体の完成度が重視されています。
秋元さんプロデュースなので楽曲はどうしても日本の歌謡曲の流れを汲むような内容で、他のボーイズグループみたいな目新しさという点では難があります。ただ今作はそういった制約の中でも最大限のパフォーマンスを十分に示していて、完成度は非常に高いです。今年の坂道グループを振り返る上でも、来年以降の活動を考えても大変意義のある作品ではないでしょうか。女性アイドルグループ、というより日本を代表するガールズグループの一つとしての活躍をさらに期待したいです。
7位 Ado「阿修羅ちゃん」
『ドクターX』の主題歌を手掛けることになるとは、おそらく本人も昨年の今頃は全く想像していなかったのではないでしょうか。Superflyの担当は2017年放送の前々作まででしたが…。
過去の主題歌はアップテンポのロックナンバーを豊かな声量で歌っていた印象ですが、今回の曲もそれに違わぬイメージで突っ走る楽曲に仕上がっています。Adoさんの歌声はこれまでの作品で十二分に伝わっているので、人選としてはバッチリですね。ドラマで使われるのは1番のはずなので、そう考えると楽曲の本質は2番以降にあるような気もします。
イントロ無しでラストサビのフレーズをぶっ放す構成、3分15秒でまとめた演奏時間など、楽曲そのものも良いですが今作は作曲スキルの高さも伝わる内容に仕上がっています。ドラマ抜きでも大ヒット間違いなしと断言したい楽曲ですね。年明けのアルバムも非常に楽しみです。
54位 水樹奈々「Get up! Shout!」
結婚・出産を挟んでから初のリリースになりました。アニメ『SHAMAN KING』のOPテーマに起用されています。
久々ではありますが、歌い出しからイメージ通りの演奏で全くブレがありません。重厚かつ迫力のあるバンドサウンドと、歌っている姿がもはや芸術とも言い切れる奈々様の御姿を、これでもかというくらい堪能できる作品です。「ETERNAL BLAZE」が16年も前でいまや大昔にまでなっていますが、彼女についてはまさに当時想像していた以上の未来の姿を現在見ているような状況です。今でもこの路線で突っ走ってくれているのが、個人的には何よりも嬉しいです。
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