第75回(2024年)NHK紅白歌合戦歌唱曲予想(演歌・歌謡・フォーク編)

 例年全アーティストあいうえお順の書式で2記事に分けていますが、1記事あたりの分量が大きくなり過ぎているので今年は記事を細分化することにしました。ラストの4記事目は演歌・歌謡・フォーク歌手編。ベテラン中心に、計12組の歌唱曲を予想します。順番はキャリアの短い順です。

 記事の見方は以下の通りです。これは前回までと同様です。

    • 各歌手につき10曲までランキング形式で予想される曲を列挙(一部アーティストを除く)
    • 原則ランキング1位の曲が予想曲目、メドレーなら2位か3位までが予想曲
    • 11/23現在のYouTube再生数(MVのみ)、Spotify再生数を併記
    • リリース欄は旧譜を除いて原則配信開始日を併記、YouTube公開の方が早い場合はそちらを明記
    • 2回目以降の出場歌手は過去欄で、これまでの紅白歌唱曲を第○回の数字のみを併記
    • 過去の紅白メドレー歌唱曲は”46メ”など、数字にメの文字を併記
    • カバーなど別の歌手による紅白歌唱曲は、数字を斜体で併記
    • ランキングの後に各歌手ごとのコメント掲載、メドレー予想はコメントでその旨を記述
    • 曲目予想が出揃った後、曲順も別記事にて予想する予定

 なお他歌手の予想記事は以下リンク参照お願いします。
第75回(2024年)NHK紅白歌合戦歌唱曲予想(初出場歌手編)

第75回(2024年)NHK紅白歌合戦歌唱曲予想(白組J-POP歌手編)

第75回(2024年)NHK紅白歌合戦歌唱曲予想(紅組J-POP歌手編)

 

純烈(7年連続7回目/第69回/2010/38~49)

予想曲YouTube再生数Spotify再生数リリース過去
1プロポーズ242万46万2018/2/1469 73メ
2夢みた果実61万7.7万2024/4/3
3たった2秒の恋16万2.4万2024/8/10
4愛をください ~Don’t you cry~111万34万2020/2/2671
5純烈のハッピーバースデー99万20万2019/5/1570
6君がそばにいるから57万24万2021/2/372
7純烈魂4.5万2024/2/7
8君を奪い去りたい83万18万2022/9/14
9愛でしばりたい60万10万2017/3/14
10白い雲のように48万16万2022/8/3173メ

 ”歌を届けてほしい人”を公募している今回の彼ら。応募内容次第で曲が決まるのではないかと思いますが、そうなるともっとも可能性高いのは代表曲の「プロポーズではないでしょうか。思わぬマイナーな選曲も、もしかしたらあるかもしれません。

 

三山ひろし(10年連続10回目/第66回/2009/44)

予想曲YouTube再生数Spotify再生数リリース過去
1恋…情念83万7.2万2024/1/1
2どんこ坂159万16万2023/1/174
3お岩木山389万28万2015/2/1166
4四万十川100万(short)19万2016/2/367
5男の流儀79万(short)9.0万2017/2/868
6望郷山河53万(short)10万2019/1/970
7いごっそ魂42万(short)14万2018/1/1069
8夢追い人26万(short)15万2022/6/873
9浮世傘41万(short)20万2021/7/2872
10北のおんな町43万(short)24万2020/1/871

 おそらくまたけん玉企画になると思われるのでまた今年の「恋…情念」になると思われますが、弦哲也作曲のメロディーはこれまでの歌唱曲と異なるテイスト。リベンジという意味で2年連続「どんこ坂」、あるいは過去曲再歌唱も今回はあり得るかもしれません。

 

山内惠介(10年連続10回目/第66回/2001/41)

予想曲YouTube再生数Spotify再生数リリース過去
1紅の蝶263万10万2024/2/28
2恋する街角78万52万2008/10/171 73 74
3流転の波止場7.6万15万2016/3/2367
4唇スカーレット17万40万2019/3/670
5愛が信じられないなら17万32万2017/3/2968
6スポットライト11万61万2015/2/1866
7さらせ冬の嵐20万43万2018/3/2869
8古傷22万28万2021/8/31
9誰に愛されても16万33万2022/3/2
10釧路空港34万23万2013/3/20

 ここ数年は困った時の「恋する街角」状態ですが、さすがにもういい加減5年ぶりに新曲を歌うのではないかと思います。様々な地名が出てくる歌という点では、8年前の紅白で歌った「流転の波止場」もありだと思いますが…。ただ今年の「紅の蝶」はレコ大ノミネート・MVは過去最高のYouTube再生数。久々に新曲を紅白で歌う可能性は例年より高いような気がします。

氷川きよし(2年ぶり24回目/第51回/2000/47)

予想曲YouTube再生数Spotify再生数リリース過去
1限界突破×サバイバー1631万2017/8/2670メ 71 73
2きよしのズンドコ節44万39万2002/2/653 59 68
3白雲の城46万7.3万2003/2/1954 67
4箱根八里の半次郎30万19万2000/2/251
5Happy!3.7万14万2021/9/14
6歌は我が命6.4万2022/6/1472
7大井追っかけ音次郎21万9.4万2001/1/2652
8甲州路43万5.4万2022/7/26
9雷鳴8.5万2022/7/21
10ボヘミアン・ラプソディ7.7万2020/9/5

 可能性がもっとも高いのは「限界突破×サバイバー」なのでしょうが、ここ数年選曲頻度が高すぎるので個人的には若干食傷気味。とは言えこれ以外の曲が現状イメージしづらいというのも事実。もっとも復帰後のコンサートでも「きよしのズンドコ節」他代表曲は普通に歌っているので、すんなり本来の代表曲で復帰という線もありかもしれません。

 

水森かおり(22年連続22回目/第54回/1995/51)

予想曲YouTube再生数Spotify再生数リリース過去
1三陸挽歌83万(short)2.6万2023/1/24
2輪島朝市2008/4/259
3鳥取砂丘2003/4/254
4釧路湿原2004/4/1455
5五能線2005/4/656
6東尋坊2002/4/24
7安芸の宮島2009/4/160
8松島紀行2010/4/761
9庄内平野 風の中2011/6/162
10しぶさわくんの唄1.6万(short)1.6万2022/11/2

 おそらく「三陸挽歌」でまたドミノみたいな企画になりそうな予感もしますが、被災地に向けて「輪島朝市」を歌う可能性も低くはありません。

 

天童よしみ(28年連続29回目/第44回/1970/70)

予想曲YouTube再生数Spotify再生数リリース過去
1あんたの花道70万28万2002/1/2353 67 71 72
2昭和かたぎ139万5.0万2024/2/21
3道頓堀人情45万95万1985/12/1651 59 68 74
4珍島物語246万254万1996/2/2148 58
5ソーラン祭り節7.4万15万2012/9/563 69 73
6人生しみじみ…19万8.6万1998/3/2549
7大阪恋時雨20万19万2019/6/1970
8川の流れのように0.2万1996/8/21 45 50 56 67
9春が来た17万2001/3/152
10大ちゃん数え唄41万1970/9/10

 ここ最近の過去曲は似通った傾向があり、予想という意味では「あんたの花道」辺りが一番手。ただ今年の「昭和かたぎ」は演歌で珍しいYouTube100万回再生を達成、5年ぶりに紅白で新曲を歌う可能性も低くはありません。

 

坂本冬美(22年連続36回目/第39回/1987/57)

予想曲YouTube再生数Spotify再生数リリース過去
1祝い酒102万1988/4/639 57 66 70
2また君に恋してる3159万690万2009/1/760 61
3能登はいらんかいね144万13万1990/5/941
4あばれ太鼓54万1987/3/446 54
5夜桜お七559万381万1994/9/745 47 58 62 63 67 69 72 74
6ほろ酔い満月47万(short)11万2024/2/21
7男の火祭り13万2013/10/264 65 68
8火の国の女27万1991/4/1242
9風に立つ124万17万1999/2/1050 59
10ブッダのように私は死んだ338万108万2019/8/2171

 ローテーションを考えると今年は「夜桜お七」以外、可能性が一番高いのは「祝い酒」ですが…。「能登はいらんかいね」は要注意ですが、他の紅組演歌歌手も当地を舞台にしている曲があるのは難しいところ。そろそろ近年紅白で歌っていない過去曲を、久々に選曲してもいいような気もしますが…。

 

石川さゆり(41年連続47回目/第28回/1973/66)

予想曲YouTube再生数Spotify再生数リリース過去
1能登半島164万1977/5/1054
2天城越え703万1986/7/2137 48 50 53 56 59 61 63 65 67 69 71 73
3津軽海峡・冬景色783万1976/11/2528 33 44 51 58 60 62 64 66 68 70 72メ 74
4とこしえの旅14万3.8万2024/6/19
5ウイスキーが、お好きでしょ181万1991/2/21
6風の盆恋歌51万1989/6/1840 49
7夫婦善哉42万1987/2/138 57
8波止場しぐれ20万1985/7/2136
9火の国へ25万1978/7/129
10飢餓海峡10万1994/4/2145

 「津軽海峡・冬景色」「天城越え」で長年定着しているさゆりさんですが、今回ばかりは「能登半島」でほぼ間違いないと思われます。能登を舞台にした曲は他にもありますが、存在感は正直申し上げると段違いで別格級。紅組トリ前、場合によっては中継で歌う可能性もあります。

 

髙橋真梨子(7年ぶり7回目(ソロ6回目)/第25回(ソロ第35回)/1973/75)

予想曲YouTube再生数Spotify再生数リリース過去
1for you…601万(LIVE)651万1976/11/2564 68
2ごめんね…345万(LIVE)814万1996/5/267
3ジョニィへの伝言175万(LIVE)118万1973/3/1025
4桃色吐息121万(LIVE)783万1984/5/2135 66メ
5五番街のマリーへ458万(LIVE)348万1973/10/2566メ
6はがゆい唇243万(LIVE)401万1992/5/16
7フレンズ122万(LIVE)52万1998/10/21
8遥かな人へ78万(LIVE)174万1994/2/2
9あなたの空を翔びたい81万1978/11/25
10グランパ116万(LIVE)12万1988/10/5

 7年ぶりの復帰紅白ですが現在ラストツアー中、間違いなく代表曲を歌うと思われます。可能性がもっとも高いのはやはり「for you…」ですが、それ以外も名曲多く絞るのは難しいです。なお「ジョニイへの伝言」が選曲される場合50年ぶり、同じ歌手(もっとも正式にはペドロ&カプリシャスですが)によって歌われる楽曲最長ブランク記録を樹立する形となります。

 

郷ひろみ(15年連続37回目/第24回/1972/69)

予想曲YouTube再生数Spotify再生数リリース過去
1お嫁サンバ155万1981/5/132 48メ
2GOLDFINGER ’99473万1999/7/2350 69 73メ
3言えないよ234万486万1994/5/145 67
4哀愁のカサブランカ158万1982/7/1733
5逢いたくてしかたない259万130万1995/4/2146
62億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-501万1984/2/2535 47 62メ 66 68 70 72 74
7できるだけ、13万1.9万2024/6/5
8よろしく哀愁183万1974/9/2148メ 71メ
9男の子女の子91万1972/8/124 71メ 73メ
10セクシー・ユー50万1980/1/2149

 「2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-」は順列通りだと今回は歌わない年。そろそろ久々に「お嫁サンバ」辺りがあってもいい頃。久々にバラードを歌うかもしれません。予想は例年と比べると難しいです。

 

イルカ(32年ぶり2回目/第43回/1970/74)

予想曲Spotify再生数リリース過去
1なごり雪675万1976/11/2543
2雨の物語71万1977/3/25
3海岸通91万1979/4/25
4サラダの国から来た娘28万1978/3/25
5FOLLOW ME17万1981/5/25
6いつか冷たい雨が4.6万1979/9/20
7夜明けのグッドバイ2.8万1980/11/25
8あの頃のぼくは16万1974/10/25
9君は悲しみの6.7万1976/4/25
10片想いの少女へ8.5万1976/11/5

 「雨の物語」「海岸通」も名曲ですが、まあさすがにここは「なごり雪」で決まりでしょう。

 

南こうせつ(25年ぶり7回目(ソロ6回目)/第43回/1970/75)

予想曲Spotify再生数リリース過去
1神田川245万1973/7/143 50
287万1974/5/2044
3赤ちょうちん95万1974/1/10
4夢一夜62万1978/10/2547
5うちのお父さん46万1974/3/548
6夏の少女21万1977/6/5
7おまえが大きくなった時8.4万1978/4/25
8加茂の流れに4.3万1972/4/20
9星降る夜6.0万1974/9/15
10夢の時間3.4万1993/3/19

 久々の選出ということで可能性が高いのは代表曲「神田川」ですが、こちらは「妹」「赤ちょうちん」「夢一夜」辺りの可能性も捨てきれません。第48回で名ステージを見せた「うちのお父さん」辺りも要注意。

 

 

コメント

  1. このセクションだとこうせつさんの予想が
    難しいですね。かぐや姫のみならず、ソロでもヒット多数のため、その中からだとどれが選ばれてもおかしくありませんし、今年は彼の主催イベントである”サマーピクニック”がファイナルを迎えたので、そのテーマ曲である”あの日の空よ”等が選曲される可能性もありますからね。

  2. この中で異を唱えるとするならイルカさんですかね。
    確かに「なごり雪」は王道中の王道ですが、世界の随所で争いが尚も続いている事を鑑みて某生保会社のコマソンでもあった「まあるいいのち」の可能性も無きにしも非ずな感じがします。

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