歴代紅白歌合戦歌唱曲・演奏時間＆構成表（第60回・2009年その2）

演奏時間＆構成表 2（第60回・2009年）

　演奏時間・構成は紅白歌合戦で実際に披露したステージを指しています。フル再生時間はSpotifyの音源基準、オリジナル未配信曲は手持ちのCDからインポートしたiTunes音源を基準としています。

各ステージ・補足

　水樹奈々は声優界から初の紅白出場、大きな話題になりました。バラードの「深愛」を歌いますが、まさかの1コーラスのみ。原曲がアウトロ無しなので、ステージも余計に短くなる結果でした。仮に間奏無し1コーラス半にしても2分50秒ほど、演奏時間的な扱いは前回のGIRL NEXT DOOR以上の悪さです。（本編レビュー）

　FUNKY MONKEY BABYSの「ヒーロー」は冒頭サビ後のオーラス省略、アウトロは完全カット。ただ2コーラス歌唱は初出場であることを考えると、かなり良い扱いでした。（本編レビュー）

　中村美律子の「河内おとこ節」は2年連続、7回目ですが回を重ねるごとに騒がしくなっています。歌唱構成は今回も特に変わらずでした。（本編レビュー）

　ポルノグラフィティは「アニマロッサ」、激しい演奏で1コーラス半。間奏でかなりの謎MCが追加されていますが、原曲と比べるとハーフサイズ。ラストのくだりも2回分カットされていました。（本編レビュー）

　天童よしみは演歌というよりバラードの方が正確な新曲「花筏 -Hanaikada-」。原曲と異なり、演奏は島健のピアノのみでした。構成は2コーラス、ただ2回同じメロディーを繰り返すサビは2番に関して言うと後半のみの歌唱です。間奏もかなりカットされていましたが、2コーラス3分台は流石の貫禄といったところでしょうか。（本編レビュー）

　美川憲一は4年連続「さそり座の女」、この回はインドバージョン。またの名をトゥースバージョン、と言うべきでしょうか。間奏は途中ストップして、オードリー春日が持ちネタを披露する場面がありました。2コーラス歌唱は例年と同じです。（本編レビュー）

　坂本冬美はCMで話題になった「また君に恋してる」を歌唱。1コーラス終了時点で1分36秒、その後はやや短めの間奏で2番Bメロ～サビ。（本編レビュー）

　細川たかしは紅白で9年ぶりの「望郷じょんから」。ただ終盤歌唱ではないので、第46回・第51回と比べて相当短くなっています。2番のAメロがカットで間奏もやや短め、紅白で初めて歌った第36回よりも短い構成でした。（本編レビュー）

　大塚愛の「Is」はテレビだとやや珍しい、冒頭サビカットの構成でした。間奏無しでCメロに移行、アウトロも無し。（本編レビュー）

　レミオロメン「粉雪」はイントロ23秒から11秒に短縮、間奏も短め。ただ歌は1コーラス＋ラストサビ2回、ポイントはしっかり抑えていました。（本編レビュー）

　川中美幸は3年前の紅組トリが記憶に新しい「ふたり酒」。1番と3番と2コーラス、間奏短め。アウトロはコーラスが加わる程度で、大きな変化はありません。（本編レビュー）

　森進一「花と蝶」は初出場以来、紅白では41年ぶりの歌唱でした。第19回の歌唱は1番＋3番で間奏2小節のみ・アウトロほぼカットで演奏時間2分11秒。41年後の紅白は同じ1番＋3番ですが間奏カット無し、アウトロも原曲通りで30秒近く長くなる結果となりました。（本編レビュー）