今週のビルボードチャート～2/5（Number_i、日向坂46、星野源）

今週の初登場曲＆注目曲

・1位　Number_i「GOD_i」
　→ダウンロード・動画再生・ラジオ1位　ストリーミング16位

・4位　米津玄師「BOW AND ARROW」
　→ストリーミング7位　ダウンロード2位　ラジオ8位　動画再生19位

・6位　日向坂46「卒業写真だけが知ってる」
　→CDセールス1位

・7位　BEYOOOOONDS「Do-Did-Done」
　→CDセールス2位　ダウンロード12位

・11位　星野 源「Eureka」
　→ラジオ3位　ダウンロード4位　ストリーミング44位

・28位　櫻坂46「UDAGAWA GENERATION」
　→ストリーミング14位

・36位　HANA「Drop」
　→ストリーミング54位　ダウンロード6位

・38位　ちゃんみな「SAD SONG」
　→ストリーミング25位

・41位　零「Delete」
　→CDセールス3位

・44位　Ado「エルフ」
　→ストリーミング90位　ダウンロード10位

・87位　FRUITS ZIPPER「かがみ」
　→



　大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。

・23位　Creepy Nuts「doppelganger」（先週56位）
　→ストリーミング23位　ダウンロード17位　ラジオ19位

・32位　ロゼ「トクシック・ティル・ジ・エンド」（先週88位）
　→ストリーミング73位　ラジオ4位

・48位　HY「恋をして」（先週74位）
　→ストリーミング51位

今週のピックアップ曲

Number_i「GOD_i」

　2025年のNumber_iは意外にメロディアスな雰囲気、かと思いきやそれっぽい歌詞になるとやはり彼ららしいラップメインの進行。この3人だから多少爽やかに聴こえますが、彼らで無ければ割とディープなヒップホップナンバー。と思いきや後半はまた壮大に聴かせるパートに移行。良い意味で捉えどころのない楽曲は昨年と比べてもスケールがアップ、いよいよ彼らの音楽が新しいジャンル化しそうな雰囲気もあります。2025年のNumber_iも、目を離せないグループになること間違いないでしょう。

 

日向坂46「卒業写真だけが知ってる」

　作詞家・秋元康がもっとも得意とするテーマは”卒業”で、菊池桃子の「卒業」に始まり「じゃあね」「GIVE ME FIVE!」「サヨナラの意味」「帰り道は遠回りしたくなる」など枚挙にいとまがありません。というわけで今回の曲は聴く前から品質が保証されているナンバー、聴けばやはり王道の内容。ただどちらかというと聴きどころは歌詞以上にメロディー・構成で、Bメロの音運びやサビでガラリと雰囲気が変わる部分は何度でも聴きたくなるJ-POP的な魅力に満ちあふれています。この辺りは「start over!」以降特に好調な作曲担当・ナスカの功績も大きいでしょう。今年の日向坂46の決意を示したようなナンバーで、年末にどこまで成長しているか楽しみにもなります。

 

星野 源「Eureka」


　久々の新曲はTBS系ドラマ『まどか26歳、研修医やってます！』主題歌。ジャズのエッセンスを取り入れたような良質ポップスは、生演奏だとより映えそうな楽曲に仕上がってます。これだけピアノとベースの音が心地良く聴こえるJ-POPは、過去にもあまりないような気がします。日常の苦悩をありありと感じさせるような歌詞は、メッセージ性というよりはむしろ自然な表現。聴けば聴くほど、価値の高さがより伝わってくるタイプの楽曲ではないかと感じます。

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