第76回(2025年)NHK紅白歌合戦~その4~

特別3(全体20):福山雅治・稲葉浩志

・楽曲:「木星 feat. 稲葉浩志」(2025/12/24 配信シングル)
  詞:稲葉浩志 曲:福山雅治
  Pf:井上 鑑 Dr:山木秀夫 Gt:今 剛 Gt:小倉博和 Ba:鈴木バカボン正之 Str:グレート栄田嘉彦ストリングス
・歌唱前テロップ:テレビ初パフォーマンス
・歌唱中テロップ:奇跡の共演
・演奏時間:4分20秒

 第75回の出演映像とレコーディング風景を使って福山さんと稲葉さんをVTR紹介。有吉さんが2人のことを「ステーキとステーキ」に例えています。

 パフォーマンスはスタジオでの事前収録。これだけの大物共演なので、前半ですがしっかりフルコーラス歌唱でした。見事なほどのバラードで、大変聴き応えのあるステージです。福山さんがこれだけ終始高い音程で歌い上げる曲も、久々に聴いたような気がしました。見れば見るほど、凄いステージということが見事に当てはまるタイプの内容です。

 ただひたすら2人を映して全体的に動きの多い1台のみのカメラワーク、臨場感と迫力が増すのは確かですが個人的に言うとあまり好きではありません(いまや少数派の意見なのかもしれないですが)。何と言いますか、もう少し2人が歌う姿を落ち着いて見たいという気持ちになります。

ウラトーク

 マユリカの2人にORANGE RANGERYOHIROKINAOTOで進行しています。

 HIROKIさんはマユリカのグッズを衣装につけていたとか。もっとも2人はパフォーマンス中に見る余裕無かったそうです。一方画面ではスペシャルコラボに一同驚き、「この席で見れるんだ、紅白を」「沖縄にはないなぁ」とレンジの3人もビックリしています。

 2人の共演ステージは迫力に飲まれているという印象もあり、ほとんど言葉を失っています。「稲葉さんってずっと稲葉さんですね」「なにこの映像…」「神様だ…」、ただただ2人の共演を堪能するウラトーク席でした。

 

白9(全体21):三山ひろし(11年連続11回目)

・2009年デビュー 第66回(2015年)初出場
・1980年9月17日生 高知県南国市出身
・タイトル:「酒灯り ~第9回 けん玉世界記録への道~」
・楽曲:「酒灯り」(2025/1/15 シングル)
  詞:さいとう大三 曲:弦 哲也
  けん玉:けん玉ヒーローズ2025、けん玉ちばちゃん、ず~まだんけ
・歌唱前テロップ:けん玉ギネス世界記録に挑む
・歌唱中テロップ:129人連続成功に挑戦!
・演奏時間:2分19秒(けん玉終了まで2分45秒)

 いまや大晦日の風物詩となったこの企画、今回のゲスト参加者は1番:有吉弘行、2番:IROHA (ILLIT)、3番:MAKI (&TEAM)、4番:新浜レオン、5番:箕輪はるか(ハリセンボン)、6番:DJ KOO。もはやKOOさんにはTRFのテロップさえつきません。有吉さんの意気込みは「引き受けなければ良かったです」と真顔で。今回も公式認定員が見守る中でのステージ、10人目まではやり直し出来るというアナウンスも鈴木アナからなされています。直後にセリフがある今田さんは一瞬段取りを忘れていた模様、大丈夫でしょうか。

 1人目の有吉さんは無事一発成功でホッとした表情を見せます。今回は芸能人6名が司会者エリア、そこから客席エリアを経て審査員席前を通り、メインステージをグルっと1周して、あとは1列ずつ移動して129人目の三山さんに至るという配置になっています。間奏短めの1コーラス半、切ないメロディーと歌声が聴いていて心地良い曲ですが、けん玉挑戦の前にはもはやただのBGMでしかありません。

 108番の時点で演奏終了、129番まで随分間があります。最終的には三山さんもバッチリ決めて、2年連続のギネス世界記録達成となりました。なお今回も33番で文化放送の坂口愛美アナウンサーがノンクレジットで参加、それ以外にも何人か参加者のXアカウントが確認できます。

 というわけで、本編レビューもちょっと手直す程度で済むので書く方としては楽です。それだけマンネリ化しているということも言えます。今回は紅白同期出場の山内惠介が落選していることもあってでしょうか、事前番組でも来年のけん玉企画は「まずは選ばれるかどうかですね」とコメントがいつもほど威勢がよく無い印象もありました。果たして次回も130人で新記録挑戦になるのでしょうか。一部では別番組で200人くらいやって企画を潰して欲しいという声も出ましたが…。

ウラトーク

 「(阪本)ボク神様と同じ髪型してる…」「(中谷)お前さあ!よう言うなあお前!どこがやねんお前!ちょっとでも平成感出すためになヘアメイクがやってくれた外ハネ、アガキやねんお前のやつは」といい感じのやり取りがコラボ後に見られました。けん玉企画の緊張感は、レンジの3人にも伝わっている様子です。

 当たり前のように成功するけん玉プレイヤーに、皆さん大変驚いております。認定員の姿にも反応。「みんなうまくないすか?」「余裕に見えるけど、こんな!?」「まだ40?」「せめてマスク被せてあげて欲しいわこれ、みんな顔出しで」「ようやるわ、これ、マジで!?」。けん玉についてはもちろん、レンジの3人は絶対出来ないと即答しています。

 無事成功、これにはウラトーク席の皆さんも大喜び。それと同時に、参加するのは絶対イヤという言葉も多く飛び出していました。

 

紅10(全体22):ハンバート ハンバート(初出場)

・1998年結成、2001年デビュー
・47歳~49歳・2人組 神奈川県/東京都出身
・楽曲:「笑ったり転んだり」(2025/10/1 配信シングル)
  詞曲:佐藤良成
・歌唱前テロップ:朝ドラオープニング 未公開写真とともに
・歌唱中テロップ:朝ドラ「ばけばけ」主題歌
・演奏時間:2分19秒

 連続テレビ小説『ばけばけ』とアーティスト紹介の映像がVTRで流れ、明けには髙石あかり(松野トキ役)トミー・バストウ(レフカダ・ヘブン役)が登場。今田さんとのツーショットになるわけですが、彼女とは姉妹として映画で共演歴もあるそう。トミーさんも紅白出演はありがたいと話していました。というわけで2人で曲紹介、トミーさんの入りが少し遅れたことがかえって微笑ましい光景となっています。

 『ばけばけ』の映像をバックにしたステージですが、ドラマのVTRではなくツーショットの写真が主体なのは案外新しい演出です。ただ間奏以降しばらくテレビの方では例年通りドラマの名場面が流れました。2コーラス、やや落ち着かない状況の進行を浄化してくれるような癒されるステージです。音楽ファンからは古くから愛されているグループですが、こういうアーティストがもう少し多くヒットチャートに入っても良いのではないかとあらためて思えるパフォーマンスでした。

ウラトーク

 「一生言えるなぁ、ここで見たって」「ガチですもんね、生放送で」「でも僕はちゃんと、ひろしさんの歌も聴いていましたから」、レンジの3人が思い思いに先ほどの感想を話した後、マユリカとコラボした理由の話題になります。

 漫才のネタでレンジの曲を入れたのがきっかけですが、そのため番組で芸人とお会いした際に「俺たちも呼んでくれ」と多々言われるのだとか。「今まで人の仕事で一番羨ましいと思ったって言われまくりました」「そいつら今紅白出てて気絶してると思いますよ」とはマユリカの2人。「こんな形で関われるなんて思ってなかった」「夢にも思っていない」、完全にドストライクの世代なので恐れ多いという立場ですが、レンジ側は「ご飯とか行きたいですよね」「御縁なんで、色んな話したいですけどね」。メンバー同士でご飯行くことも、4次会まで行くほど仲が良いのだそう。完全にここをきっかけに関係性が深まった2組、歴代のウラトーク史上でも記憶にないくらい微笑ましい時間となりました。

 

紅11(全体23):坂本冬美(23年連続37回目)

・1987年デビュー 第39回(1988年)初出場
・1967年3月30日生 和歌山県西牟婁郡上富田町出身
・楽曲:「夜桜お七」(1994/9/7 CDシングル)…2年ぶり10回目
  詞:林あまり 曲:三木たかし
  振付:六車和也(FunX)
・歌唱前/歌唱中テロップ:M!LKと一夜限りのコラボ
・演奏時間:3分7秒

 M!LKのメンバーは3人が舞台袖・2人が冬美さんと一緒にせり上がりで登場します。一昨年の紅白はJO1BE:FIRSTとの共演でしたが、今回はクールさよりもダイナミックさ・優雅さを強調したパフォーマンスに見えます。和傘を使っているのも大きなポイントでしょうか。あとは後ろの映像技術も進歩していて、夜桜のLEDは過去一の美しさではないかと感じました。紅白10回目ともなると見慣れたものですが、さすがに歌い過ぎな印象なので次回はせめてあと5年くらい空けても良いのではないでしょうか。

ウラトーク

 ORANGE RANGEの3人はここで退席、「紅白してる~」とはHIROKIさんの声。そして落ち着いた後は、全然戻ってこないダイアンの2人にクレームを入れています。

 ネットの声は「ただのマユリカのラジオで笑う」。実際3人ともここの正解が分からないという話になっています。舞台上ではM!LKのダンス、「こんなんも気付けないようではあかんわ」「舞い上がってもうて」と少し反省しています。

 

紅12(全体24):水森かおり(23年連続23回目)

・1995年デビュー 第54回(2003年)初出場
・1973年8月31日生 東京都北区出身
・タイトル:「大阪恋しずく ~紅白ドミノチャレンジ2025~」
 楽曲:「大阪恋しずく」(2025/3/18 CDシングル)
  詞:かず 翼 曲:弦 哲也
・歌唱前/歌唱中テロップ:ドミノで2025年を振り返る
・演奏時間:2分25秒

 効果音が流れて102スタジオから中継、今回は司会ではなくアルコ&ピースの2人がリポーター役として登場。例のごとくドミノ企画、今回の総ドミノ数は22000個、ただ当然言及はされていませんが前回よりは14000個少ないです。この企画に挑戦する水森さんは笑顔、緊張感が高まるリポーターとは裏腹に「緊張感ゼロですけど」とツッコミを入れられる始末。今回のテーマは「ドミノで2025年を振り返る」。妙に力が入っている平子さんの進行も気になりますが、今回のスターターは伝説のキングカズ・三浦知良「スターターですから。失敗しないように、いきたいと思います」

 カウントダウンに合わせて、カズさんの指に合わせて演奏スタート。まずは1月・イチロー 米野球殿堂入り決定。次いで2月・備蓄米の放出が決定。なお今回の曲名はドミノ形式ではなく、普通のテロップで処理されました。

 3月・綾瀬はるか誕生日 撮影現場でお祝い4月・大阪・関西万博開幕。なんか3月のニュース規模が急に小さくなりました。5月・大の里横綱昇進、そういえば最近は角界からの紅白出演がめっきり無くなったような気がします。微妙に「世界の国からこんにちは」のメロディーを入れる辺り、編曲も工夫を加えているようです。

 6月・ありがとう 長嶋茂雄さん7月・5年ぶりに国内最高気温を更新。そして大きなスペースが割かれている8月有吉弘行 大河ドラマ出演。いやいや他にニュースあるだろというツッコミもありますが、それはNHKも想定済みということで…。

 陸上競技場を1周するドミノ倒しで9月・東京世界陸上 開幕。織田裕二と今田美桜のツーショットまで登場、わざわざこのためにTBSテレビが写真提供しております。10月・ノーベル賞 日本人2名受賞11月・ドジャース ワールドシリーズ連覇、なんだか野球の話題がやけに多いと感じた中で12月・新語・流行語大賞発表ミャクミャクの他にウラトークからダイアンが移動していて、ついでにM-1グランプリ優勝したばかりのたくろうも登場しています。最後はお馴染みナイアガラで一富士二鷹三茄子、無事今回も大成功でした。

 ただこれはドミノ好きな司会が交代してもやるのでしょうか…。水森さんはおそらく連続出場になるはずなので、次回何をするのかは気になります。あとは時間が無いとは言え有吉さんもたくろうの2人にはほとんど触れず、ちょっと共演者に対する愛が足りないような気もしました。

ウラトーク

 けん玉にドミノ、阪本さんは「なんでこんな攻めるんや紅白」「6回も7回も止まったらねぇ…」とこのウラトーク内で結構なカウンターを決めております。カズを見て「蹴りはるんかなぁ」、もう次回のウラトーク担当でも全然問題無いような気がしてきました。

 ドミノだけでなく、水森さんにとって初めての幸せ演歌・デビュー30周年記念曲という情報も入れる林田アナ。しっかり役割を果たしているようです。

 ダイアン登場のシーンには「いる?」と思わず一言、「まさかこのために?」「嘘やろ?たくろうだけで良かったで」「関係ないやん」とクレーム連発でした。なおたくろうはマユリカにとって大阪時代からの後輩、仲も良いそうです。


 

白10(全体25):Vaundy(2年連続3回目)

・2019年デビュー 第73回(2022年)初出場
・2000年6月6日生 東京都出身
・楽曲:「Tokimeki」(2021/9/22 配信シングル)
  詞曲:Vaundy
  踊り:yurinasia / jABBKLAB 振付:yurinasia
・歌唱前/歌唱中テロップ:NHKホールを一つにつなぐ
・演奏時間:3分30秒

 会場総立ち+合唱演出の生演奏ライブ仕様ステージ、色々ありすぎた番組前半を締めるにはこれ以上無いアクトでした。「まだ聴こえねぇな、もっと出せ!」「今日だけは俺に力を貸してくれ!トキメケるかニッポーーン!」と今回もしっかり煽り、ラストの超ロングトーンも大迫力。これだけ「終わりよければ全てよし」ということわざが当てはまるステージも、過去にあまり記憶がありません。

 後半の予告ではアンパンマンとばいきんまんが登場、「綾瀬さんお久しぶりです、よろしくお願いします」とこちらもセリフが用意されています。スペシャルドラマに出演ということで、Mrs. GREEN APPLEの3人も同席。ばいきんまんも「ばいばいきん」と言ったところでニュース、今回は2年連続で糸井羊司アナが担当しています。

ウラトーク

 ウラトーク席も起立してペンライト装備、コーラス隊が真横にいるロケーションらしいです。「(阪本)お前Vaundyさんに似てるって言われてるけど全然違うやん」「(中谷)俺恐れ多くて自分から言ってないから」「勝ってるとこ一つも無いねんから」、雑談のように繰り広げられるやり取りが面白かったです。林田アナによるとリハーサルから盛り上げていたそうです。終盤は3人とも合唱に参加、完全にオーディエンスの一員と化しています。最後のロングトーンはギネス級と形容していました。

 ダイアンの2人は戻ってきませんが、マユリカの2人はここで退席。「楽しませてもらえました」「貴重な経験をありがとうございました」


 

 

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