第62回NHK紅白歌合戦の出場歌手が本日午後4時15分に発表されました。
出場歌手は紅白合わせて55組、顔ぶれを見る限り予想されるステージ数は53。去年が紅白22組ずつ44ステージ+キャラクター紅白・「歌の力」合唱・嵐企画という構成でしたが今年はどうなるでしょうか。15分延長して9ステージ増加では構成上無理があるので、おそらく企画ステージは1つ減ることになるとは思うのですが。
初出場は紅白合わせて7組、今年は再出場も多くてなんと12組。一方辞退・落選によって連続出場を逃したのは8組。フレッシュなのか代わり映えしないのか、どう捉えればいいのかよくわからないラインナップになりました。3月11日の東日本大震災は絶対に風化させてはならない、忘れてはいけない記憶であることは言うまでもありませんが、出場歌手のラインナップにもかなり反映されているようです。
そして紅白応援・あしたへのメッセージ募集という告知も発表されました。パソコン・スマートフォンからハガキまで各媒体で応募できる模様なので、どんどん応募して頂ければと思います。
それではここから初出場の年が古い順に、歌手ごとに展望とか書いていきます。
~紅組出場歌手~
和田アキ子(1970年初出場、26年連続35回目)
ついに島倉千代子の紅組出場最多記録に並びました。今年は何を歌ってくれるのでしょうか。昨年の「笑って許して」で古い曲に関してはほぼ一通り全部歌ったような印象がありますが。あるいはまた紅白であの鐘を鳴らしたりするのでしょうか。周期的にはそろそろありそうですし。
石川さゆり(1977年初出場、28年連続34回目)
安泰。ここ最近「津軽海峡冬景色」と「天城越え」を交互に歌ってる状況ですが、今年は2年連続で歌ったりすることになるのでしょうか。
小林幸子(1979年初出場、33年連続33回目)
安泰。結婚おめでとうございます。派手な舞台装置を今年も見せてくれることでしょう。
松田聖子(1980年初出場、10年ぶり16回目)
10年ぶりの紅白復帰。ここ数年は千駄ヶ谷の東京体育館でカウントダウンライブが恒例行事となっていましたが、来年の大河ドラマ『平清盛』で祇園女御役を演じることもあって久々の出場。なお今年は娘の神田沙也加と共演することも決定。詳しくは後述。今年もライブは開催されるので、第2部トップまでに出演することが濃厚か。
川中美幸(1981年初出場、14年連続24回目)
この人も最近「ふたり酒」と「二輪草」の二者択一状態に近くなっていますが、今年はどうなるでしょうか。
坂本冬美(1988年初出場、9年連続23回目)
ここ2年は「また君に恋してる」をひっさげての登場でしたが、今年は特に大きなヒット曲なし。3年ぶりに演歌を歌うことになりそうです。まあ「夜桜お七」も「風に立つ」も演歌らしい演歌とは言いがたい部分がありますが…。
伍代夏子(1990年初出場、6年連続18回目)
今年も安泰。またAKB48のメンバーがバックで踊る姿に目移りさせられるステージになることが想像できますが…。
藤あや子(1992年初出場、3年ぶり17回目)
同年に出場した中村美律子に代わるような形で3年ぶりの紅白復帰。秋田県出身というのがかなり復帰理由として大きいことが容易に想像できます。ただ今年歌うにあたってふさわしい曲はあくまでも自分の中での基準ですがバッチリ存在しています。これはまた歌唱曲予想の時に触れたいと思います。
天童よしみ(1993年初出場、15年連続16回目)
やはり安泰。今年もステージでは圧倒的な歌唱力、曲間では鉄板のコメディエンヌっぷりが発揮されることでしょう。
浜崎あゆみ(1999年初出場、13年連続13回目)
もちろん安泰。そして今年も当然NHKホールとほぼ隣同士の代々木第一体育館でカウントダウンライブ。4年連続トップバッターなら郷ひろみ以来の記録になりますが、果たして。
aiko(2000年初出場、9年連続10回目)
aikoもついに出場回数が10回の大台に乗りました。平成以降に初出場した紅組ポップス歌手ではDREAMS COME TRUE、モーニング娘。、浜崎あゆみに次いで4組目の記録になりますね。卓越した歌唱とパフォーマンス、衣装にも注目。
夏川りみ(2002年初出場、5年ぶり6回目)
「涙そうそう」を4年連続で歌った後に「花」を歌って以来紅白出場が途絶えていましたが5年ぶりの復帰。今年は仙台の中学校が合唱で歌った「あすという日が」が話題になり、この人のレコーディングで9月にCDシングルとして発売されました。おそらくはそれを紅白でも歌ってもらおうという形での復帰でしょう。秋川雅史との競作ということで、合同ステージになる可能性もありそうです。
水森かおり(2003年初出場、9年連続9回目)
東北を題材にしたご当地ソングは3曲ありますが、どれを歌うことになるのでしょうか。そしてバックのアクロバティックなダンサーと独特の手の振りと歌い終わりの表情はどういった形になるのでしょうか。目が離せないステージになります。
平原綾香(2004年初出場、8年連続8回目)
連続テレビ小説『おひさま』枠。紅組司会の井上真央のやり取り、曲紹介にも期待したいところ。
倖田來未(2005年初出場、7年連続7回目)
今年も無事出場。すっかり安泰枠な常連になったと言っていいかもしれません。
松任谷由実(2005年初出場、6年ぶり2回目)
「Smile Again」で松任谷由実 with Friends Of Love The Earthとして出演した2005年以来6年ぶりの紅白復帰。NHKと共同で「(みんなの)春よ、来い」プロジェクトを立ち上げていて、その関連での復帰とみていいのでしょうか。「春よ、来い」は連続テレビ小説の主題歌でもあったわけで、選曲されれば17年ごしのラブコールがついに実現という見出しも想像できますが、どうなるでしょうか。
アンジェラ・アキ(2006年初出場、6年連続6回目)
「始まりのバラード」はいい曲なんですが、本番では妊娠8ヶ月。体調面で大丈夫なのか、それだけが凄く心配です。
絢香(2006年初出場、2年ぶり5回目)
パセドー病の治療のために2年前の紅白で活動休止して以来のテレビ番組復帰は今年の紅白になりそうです。これは結婚・妊娠を経て復帰した第48回(1997年)~第49回(1998年)の安室奈美恵と似たような形。この人の復帰については色々と思うところあるかもしれませんが、今年の紅白において注目のステージになること、それだけは間違いない事実でしょう。
AKB48(2007年初出場、3年連続4回目)
初出場の時は1曲、2回目は2曲、3回目は3曲。今年は4曲歌うことになるのでしょうか。研究生はもちろんSKE48やNMB48、HKT48のメンバーも交えて史上最大級の人員規模になることも予想されます。7時台の目玉。
いきものがかり(2008年初出場、4年連続4回目)
過去3回と比較して大きなトピックスはありませんが、安定した人気で4年連続出場。
Perfume(2008年初出場、4年連続4回目)
ハリウッド映画『カーズ2』で挿入歌として「ポリリズム」が使われたことが話題になりました。こちらも安定した人気。なお3人組の女性グループの4年連続紅白出場は史上初。
水樹奈々(2009年初出場、3年連続3回目)
今年は応援隊に選ばれたわけではありませんが安定した人気はもちろんキープ。声優界を代表して3年連続出場。
西野カナ(2010年初出場、2年連続2回目)
昨年初出場した紅組歌手では唯一の連続出場。今年も彼女らしいラブソングを紅白で聴かせてくれそうです。
椎名林檎(初出場)
1998年シングル「幸福論」でデビュー。今年のNHK連続テレビ小説『カーネーション』の主題歌を担当していて、その関連で今年の紅白歌合戦に初出場になったという運びになります。ですが1999年のアルバム『無罪モラトリアム』、同じく2000年の『勝訴ストリップ』はミリオンセラー。その後も年によっては東京事変のボーカルとして、あるいはソロのシンガーソングライターとして。類稀なセンスを持ったミュージシャンであり、今日に至るまで安定した人気、非常に高い評価を得ている人であることはここで語るまでもないこと。その意味では待望の初出場であり、人によっては今年最大の紅白の目玉と言い切ってもいいかもしれません。「期待」という一単語では到底表すことが出来ない今年の大晦日のステージ。ものすごく楽しみです。
神田沙也加(初出場)
神田正輝と松田聖子の一人娘。日本の芸能界デビューは2001年。歌手デビューは2002年にSAYAKAとして発売された「ever since」。近年は舞台を中心として活躍していましたが今年6年振りのアルバム『LIBERTY』リリース、初めてのソロライブも行われました。おそらくは母親との共演ステージになることが予想されますが、どういった内容になるのでしょうか。もっとも内容が予想しにくいだけに楽しみが数倍にも膨れ上がる、そんな印象です。
少女時代(初出場)
言わずと知れた9人組の女性K-POPグループ。韓国デビューは2007年。昨年日本にデビューするや否やたちまち爆発的な人気を獲得。もう韓国の国民的グループというよりアジアを制覇したグループ、となると言い過ぎかもしれませんがそれにふさわしいパフォーマンスを随所で見せてくれています。昨年は韓国番組出演のため紅白出場はありませんでしたが、今年は無事日本に招き入れることが出来た模様。こちらも楽しみなステージになりそうです。
KARA(初出場)
空前のK-POPブームを作り出したのは少女時代もそうですが、やはりこの人たちの存在があってこそ。デビューも来日も少女時代と同時期、まさにライバルでもあり仲間でもあり、という位置づけになるのでしょうか。少女時代と比べるとこちらの方がJ-POPに近い音楽をやっている印象もありますが。勿論こちらも楽しみな、今年の紅白には欠かすことの出来ないステージになることは間違いないでしょう。
芦田愛菜(初出場)
鈴木福とともに「薫と友樹、たまにムック。」のユニット名でリリースされた「マル・マル・モリ・モリ」は今年を代表するヒット曲になりました。天才子役として今年はテレビで見ない日がないほどの露出ぶりで、紅白歌合戦にも堂々の初出場になりました。2004年6月23日生まれ、7歳での紅白歌合戦初出場はもちろん史上最年少記録、大橋のぞみが持っていた記録は僅か3年で更新されたことになります。彼女はソロでリリースされた曲も今年そこそこのヒットを記録しているので、それと合わせて合計2曲披露するためにユニットではなくあえて紅組・白組歌手別々の名義にした可能性も高いですが、本番ではどうなるでしょうか。AKB48と並ぶ紅組7時台の目玉になりそうです。
--それ以外のポイント及び雑感(紅組編)--
・昨年の出場者で今年名前がなかったのはDREAMS COME TRUE、中村美律子、クミコ、植村花菜。ドリカムは制作活動のため辞退という話もあり、実際今年の楽曲リリースはなかったわけですが個人的にはやはり残念であり、また番組構成上かなり難しいことになってきます。今年の紅組のトリが誰になるのか、ちょっと見えなくなってきました。中村美律子は結局演歌陣では唯一の落選。暴力団云々ではなく単に歌う曲がないからというのが大きな理由でしょう(実際「河内おとこ節」は昨年までで3年連続)。クミコの名前はあってもいいと思いましたが、予想される歌唱曲が広島の原爆をテーマにした「INORI~祈り~」以外思い浮かびにくい所なので止むを得ないでしょうか。植村花菜はまあ仕方ないでしょう。
・SKE48、NMB48単体、あるいはももいろクローバーZやFairiesなど新興アイドル勢の初出場はありませんでした。やはり人数、あるいは年齢的に8時までに出さないといけないという制約も大きかったのでしょう。
・由紀さおりは残念ながら名前なし。話題になった時期が1ヶ月早ければ出場に漕ぎ着けていた可能性もあったのでしょうか。
・ドリームモーニング娘。、ZONEなどの再結成組の名前もなし。双方ともオリジナルメンバーとは言い切れない面が影響した可能性あり。
~白組出場歌手~
北島三郎(1963年初出場、25年連続48回目)
何事も無く48回目の出場。紅白の生き字引。「風雪ながれ旅」か「帰ろかな」か、はたまた「まつり」か別の曲か。75歳、史上最年長の紅白歌合戦出場(第40回の藤山一郎の78歳8ヶ月)もいよいよ現実味を帯びてきました。
森 進一(1968年初出場、44年連続44回目)
こちらも何事も無く44年連続出場、出場するたびに新記録。今年は何を歌ってくれるのでしょうか。
千 昌夫(1968年初出場、22年ぶり16回目)
彼の故郷である陸前高田は今年の地震で壊滅的な被害を受けました。ヒットが出たわけではないのでこういった形で紅白復帰するのは本人にとっても複雑な部分はあるかもしれませんが、ともあれ22年ぶりの紅白出場。楽曲云々よりも聴きたいのは紅白歌合戦での彼の歌声。特に東北に住む高齢者にとっては絶対に目が離せないステージになるでしょう。
五木ひろし(1971年初出場、41年連続41回目)
やはりこちらも何事も無く41年連続出場。演歌歌手の中では数少ない、新曲を紅白でコンスタントに披露する歌手の一人ですが今年はどうでしょうか。
郷ひろみ(1973年初出場、2年連続24回目)
2年連続の出場になりました。今年松田聖子が復帰したのは単なる偶然なのかそれとも作為的なものなのか。昨年は新曲中心のメドレーでしたが今年はどうなるでしょうか。
細川たかし(1975年初出場、3年連続35回目)
何事も無く35回目の出場を果たしました。本当に何事も無かったのかどうか微妙な部分もありますが。しかし彼の歌声は誰にも代替が効かない存在であるのは間違いない訳で、今年も圧倒的な声量で魅せてくれるステージを期待したいです。
西田敏行(1981年初出場、21年ぶり4回目)
ミスター紅白。過去の紅白歌合戦では歌手・司会・応援団長・応援・審査員・ナレーションにいたるまで何でもあり。紅白出演自体は2年前にゲスト審査員として以来なのでそんなにブランクはないですが、歌手としては白組司会も務めた第41回以来21年ぶりの復帰になります。猪苗代湖ズとともに、いわゆる福島県代表として選出された形とも言えそうです。歌うのはやはりあの曲でしょうか、それとも第33回の「ああ上野駅」ばりのサプライズ選曲でしょうか。
長渕 剛(1990年初出場、8年ぶり3回目)
避難所や自衛隊基地への慰問ライブが評価された形で8年ぶりの紅白出場。今年のミュージシャンの中では特に被災地支援をメインとした活動に力を入れた歌手であることは疑いようのないところ。こちらも期待のステージになりそうです。
SMAP(1991年初出場、7年連続19回目)
今年はデビュー20周年、それを記念したベストアルバムもリリースされました。ほぼ間違いなく大トリで歌うことになると個人的には予想しているのですが、どうでしょうか。
福山雅治(1993年初出場、3年連続4回目)
『龍馬伝』とは無関係な今年も紅白出場、これで3年連続。なおパシフィコ横浜でのカウントダウンライブも既に決定、23時開演ということなので今年も前年に引き続き中継出演でしょうか、それとも序盤NHKホールで歌うことになるのでしょうか。
TOKIO(1994年初出場、18年連続18回目)
これで18年連続、すっかり常連の安泰枠。今年も歌・ステージの合間双方での活躍を期待。
L’Arc~en~Ciel(1998年初出場、2年連続5回目)
昨年は五輪テーマソングのタイアップ関連での出場でしたが嬉しいことに今年も連続出場。2011年は結成20周年という記念すべき年。格好良いステージを今年も期待できそうです。
氷川きよし(2000年初出場、12年連続12回目)
もう完全に常連中の常連。今年もテレビの前のご婦人方を虜にさせること間違いなし。
ポルノグラフィティ(2000年初出場、8年連続10回目)
ポルノもついに10回に大台に乗りました。平成以降初出場でジャニーズ事務所以外の白組ポップス系では史上初の快挙なんですね。毎年変なMCやら歌詞を間違えるやらでほぼ必ず何かを起こしてくれるこの人たちですが、今年はどんな結末が待っているのでしょうか。
平井 堅(2000年初出場、3年ぶり7回目)
3年ぶりの紅白復帰になりますが本来なら3年ぶりでなく連続出場であって然るべきところ。今年は3年ぶりのアルバムリリース、ドラマ主題歌も評判になりました。実力的に考えても当然の復帰と言えるでしょう。
EXILE(2003年初出場、5年連続7回目)
この人たちもいまや紅白歌合戦には欠かせない存在。今年もトップバッターなら3年連続になりますが果たしてどうなるでしょうか。
ゆず(2003年初出場、2年ぶり4回目)
2年ぶりの紅白復帰になりますが本来なら2年ぶりでなく連続出場であって然るべきところ。今年はメンバー双方の結婚と仙台でのストリートライブが最も大きなトピックスでしょうか。こちらも実力的のみならず、楽曲的に考えても当然の復帰と言えるでしょう。
德永英明(2006年初出場、6年連続6回目)
気がつけばこの人もすっかり紅白には欠かせない存在。今年もあのウィスパーボイスで聴かせてくれるでしょう。
秋川雅史(2006年初出場、3年ぶり4回目)
3年連続で「千の風になって」を歌った時以来の紅白出場。今年は仙台の中学校が合唱で歌った「あすという日が」が話題になり、この人のレコーディングで9月にCDシングルとして発売されました。おそらくはそれを紅白でも歌ってもらおうという形での復帰でしょう。夏川りみとの競作ということで、合同ステージになる可能性もありそうです。同じ文章でごめんなさい。
東方神起(2008年初出場、2年ぶり3回目)
2年前の紅白歌合戦を最後に活動停止を余儀なくされた東方神起ですが、今年チャンミン、ユンホの2人組という形で復活。前メンバーとの間での和解はまだされていない状況だそうですが、それでも日本での人気は落ちることなく、強力なファンによってしっかりと支えられています。ファンにとっては色々と思うことがあるかもしれない2年ぶりの紅白復帰ですが、ステージへの期待はこれまでと同様、あるいはこれまで以上と言ったところでしょうか…。
嵐(2009年初出場、3年連続3回目)
2年連続で白組司会と兼任して歌手としても出場することになりそうです。今年はいつになく出場歌手に大物が多いのでこれまでと比べると若干目立たないステージになる可能性もありますが、だからこそ楽しみな部分も大きいと言えそうです。
NYC(2009年初出場、3年連続3回目)
今年はKis-My-Ft2、Sexy Zoneのデビューもありましたが紅白に選出されたのは結局3年連続でこの人たちになりました。やはり『忍たま乱太郎』のテーマソングを歌っているのは大きいようです。
FUNKY MONKEY BABYS(2009年初出場、3年連続3回目)
こちらも当然の出場。視聴者を勇気づけるパフォーマンスを今年は特に期待したいです。
flumpool(2009年初出場、3年連続3回目)
3年連続の出場になりました。今年はNHK合唱コンクールの課題曲も担当、当然の出場と言えそうです。
AAA(2010年初出場、2年連続2回目)
2年連続出場。昨年は実にあっという間の出演という印象もありましたが、今年はよりダンサブルなパフォーマンスで目立ってくれることを期待。
猪苗代湖ズ(初出場)
福島県出身のロックミュージシャンが集結して2010年に結成されたバンド。メンバーはサンボマスターの山口隆(Vo.)、TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美(Ba.)、THE BACK HORNの松田晋二(Dr.)、風とロックの箭内道彦(Gt.)。震災後いち早く行動して、9日後の20日に「I love you & I need you ふくしま」が配信限定シングルとして発表されました。THE BACK HORNとサンボマスターは紅白の前日にCOUNTDOWN JAPAN 11/12にも出演しているのでおそらく選出されることはないと思ったのですが選出されました。これは出演交渉を持ちかけたNHK、それを受諾した側双方ともファインプレーと呼んで良いのではないでしょうか。大変意義のある初出場だと思います。大晦日のステージにもおおいに期待したいですね。
鈴木 福(初出場)
芦田愛菜とともに「薫と友樹、たまにムック。」のユニット名でリリースされた「マル・マル・モリ・モリ」は今年を代表するヒット曲になりました。この人も人気子役として映画にドラマに引っ張りだこ。2004年6月17日生まれ、芦田愛菜には6日及びませんが7歳での紅白歌合戦出場はもちろん白組ではブッチギリの史上最年少記録、河野ヨシユキが持っていた記録が57年の時を経てついに更新されたことになります。彼は特にソロ曲を持っているわけではありませんが8時になるまではステージだけでなくオープニングや曲の合間なので姿を見せる時間は芦田愛菜同様多くなるのでしょうか。
--それ以外のポイント及び雑感(白組編)--
・昨年の出場者で今年名前がなかったのは加山雄三、コブクロ、遊助、HY。コブクロは活動休止期間中ということで止むを得ない所でしょう。遊助は若干意外という声もありますし実際セールス的には昨年と大きく変わりませんが、パフォーマンス上の問題でしょうか。若大将とHYは特別出演的な部分もあったのでこれも仕方ない所です。
・Rake、ナオト・インティライミ、三代目J Soul Brothers、高橋 優、ゴールデンボンバーなどの若手注目株は全員落選でした。やはり広い世代での知名度がまだ不足していると見なされている状態でしょうか。この中から1組くらい選ばれても不思議はなかったように思いますが…。
・新沼謙治、中村雅俊、さとう宗幸、KAN(がんばろうニッポン 愛は勝つ シンガーズ)あたりの出場も予想されましたが残念ながら選出されませんでした。これも枠的には仕方ない部分でしょう。
・それにしても今年はスポーツ紙の誤報が全くありませんでした。ある意味これが一番のサプライズ。
予想をあらためて見返すと、まあ出場するだろうと思われる歌手はドリカム以外ほぼ出場を果たしていますが、背景を見る限りサプライズとは言いがたい松田聖子と松任谷由実、猪苗代湖ズをTOP50のリストに入れなかったのは個人的には誤算と言うしかありません。申し訳ありません。ただ神田沙也加の出場は予想外にも程があるので、こればっかりは参りました。昨年もクミコとHYをリストから外して予想していたので…。
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