SixTONES「マスカラ」が今週の1位。初動売上は約50万枚という非常に高い数字。これだけ売上が多いと調整も大きいので、結果得点に占める比率はセールスよりリッピングの方が高くなっています。King Gnuの常田大希提供でも大きな話題になっていますね。

 4位にまたまたYOASOBIの新曲・「ラブレター」が初登場。30000以上のダウンロードを記録してこの指標では圧倒的首位、ストリーミングは17位。ですので得点比率はダウンロードの方が高くなっています。TOP10は2曲を除いて、ストリーミングの上位が多少の順位の違いがあるものの順当に総合にも反映される形になっています。

 14位にback number「水平線」が初登場。Youtubeでアップされてから1年経って配信・ストリーミング開始するという形です。ダウンロード2位。ストリーミングは57位ですが得点に占める比率は25%で、決して少なくない数字です。

 15位に私立恵比寿中学「イヤフォン・ライオット」が初登場。こちらは先々週の超新星同様、ファンクラブ会員向けにLINE MUSICで再生数に応じたプレゼントキャンペーン中。これに伴ってストリーミング3位にランクインしています。なおSpotifyの再生数は現在まで約4000ほど。

 16位にKis-My-Ft2「A10TION」が初登場。こちらも現在LINE MUSICで独占解禁中、ストリーミングで10位に入っています。全曲聴けますが、キャンペーン対象は「A10TION」のみ。何と言いますか、チャートに大きな影響を与えないことを考慮してキャンペーンを実施してる印象もあります。

 23位にOfficial髭男dism「アポトーシス」が初登場。本日アルバム発売ですが、ダウンロードとストリーミングでの先行配信が始まりました。さらに40位にeill「花のように」、46位に桑田佳祐「炎の聖歌隊[Choir(クワイア)]」も初登場。強力な新曲が非常に多い週となっています。

 

15位 私立恵比寿中学「イヤフォン・ライオット」


 私立恵比寿中学は今年新たにメンバーが3人加わり、9人体制になりました。そして悪性リンパ腫と診断された安本彩花が無事寛解して復帰。THE FIRST TAKEでのパフォーマンスなど、この夏に入ってから話題になる機会が増加しています。LINE MUSICのキャンペーンは超特急もやっていたので事務所単位の試みだと思いますが、スターダストプロモーション所属のアイドルは男女問わず高い実力に見合う結果があまり出ていないグループだらけなので、個人的には全然アリの施策です。

 今作はミニアルバム『FAMIEN ’21 L.P.』からの先行配信。夏の野外イベント「ファミえん」が毎年恒例ですが、昨年・今年はあいにくの状況のため中止。21日~22日に配信イベントが予定されています。これに合わせて新しい曲が作られるのも毎年恒例が、今回はそれが「イヤフォン・ライオット」になったという形です。

 楽曲は夏を前面に押し出した比較的王道のアップテンポな楽曲。ライブだと絶対に盛り上がるタイプの内容で、ファン的には本当にファミえん会場で一緒に盛り上がりたい!と心から思える内容です。歌い出しを安本さんに担当させるのが、エビ中の運営という印象がありますね。ファンとしてはそれだけで感動的な気持ちになります。

 PVは本日20時にYoutubeでプレミア公開、あらためて見ると先輩格6人のカッコ良さがさらにパワーアップしています。特に最近個人でのテレビ出演が増えている柏木ひなたの完成度は尋常ではないレベルで、デビュー期には想像できないほどです。また新メンバーの3人も高いリズム感を要するこの曲にしっかり溶け込んでいます。2番の歌い出しで3人集まるショットと、落ちサビのラップで目立っているのが印象的でした。「夏だぜジョニー」でぽーちゃんやりったんが加入した時よりも目立っていて、これだけでも非常に高い将来性が分かるというものです。

 LINE MUSICでのキャンペーンで楽曲を上位に押し上げたのはまぎれもなくファンの力ですが、願わくばここで上位に入ったことをきっかけに興味を持ってくれる人、新しいファンが増えて欲しいと心から願っています。超特急もそうですが、これが一過性のあるキャンペーンだけで終わって欲しくない、終わってはいけないというのが私の想いです。

40位 eill「花のように」


 今週のラジオオンエア1位。配信も開始していますが、現状まだ大きな数字は出ていません。11日公開でYoutubeが60万ほど、Spotifyで9万ほど。まだまだネクストブレイクの段階です。「ここで息をして」は当サイトでも取り上げましたが、こちらはYoutube400万・Spotify600万で最大ヒット曲になりました。

 色気やクールさを感じさせる歌声がやはり素晴らしいです。「ここで息をして」や6月発売の「hikari」ほどタイアップが大きくないこともあって、歌声でハッとさせられる部分はその2曲と比べると若干少ないでしょうか。その分哀愁を感じさせるメロディーなど、曲作りにおいて芯が太くなった印象もあります。

 3分余りの短さで、ラストのフレーズがアカペラで終わる構成も良いですね。フルコーラスで聴くと、後味の良い余韻がさらに広がります。やはり素晴らしいミュージシャンですね。来年の今頃にはあいみょんの次に取り上げられるくらいの女性ソロアーティストになっているかもしれません。

46位 桑田佳祐「炎の聖歌隊[Choir(クワイア)]」


 「SMILE~晴れ渡る空のように~」に続く先行配信第2弾は、SUBARUのCMのタイアップになっています。

 桑田さんのCMタイアップ、特に夏にオンエアされる楽曲はメロディーラインが極めて美しいものが多く、CM以上に後世に語られる楽曲も多数あります。「波乗りジョニー」がその最高傑作だと個人的には思っているのですが、この曲もイントロを聴いた瞬間にハンドルを動かしたくなる爽やかさ。幾度となくこういう曲を作っているはずなのですが、いまだにハズレは全くなく今作も完全に同様。凄いです。

 ロケではなく明らかな合成と分かるMVのショットは、色々な意味で今の時代を象徴しています。もっとも個人的には海外ロケなどで豪華に作られた作品よりもアイデアを使った面白味のある作品の方が好きなので、不満は全くありません。そして、そんな逆境を逆手に取ることが出来るのも、桑田さんの魅力です。