KAT-TUN「We Just Go Hard feat. AK-69」が今週の1位。楽曲提供したAK-69が問題になった例のフェスに出演していたという間の悪さですが、順位には影響無しでした。ただ売上枚数約13万枚は他のジャニーズ系と比べてもかなりの低さ、前作「Roar」とが約19万枚だったので売上にはしっかり影響が出ています。ストリーミングも解禁はしていますがランク外、Spotifyでも10万に突破していません。総合1位とは言えポイントはそのCD売上が75%超。さすがに一気に圏外までランクダウンした先週の1位よりはマシですが、楽観視できる状況でないのは明らかです。

 先週レビューしたLiSA「HADASHi NO STEP」は14位にランクイン。CDセールス・ダウンロード・ストリーミングの比率が綺麗に25%ずつでラジオも20%、これほど美しいCHART INSIGHTの円グラフは初めて見たような気がします。ストリーミングは75位なので今後の伸びしろに注目、ダウンロードは1位でした。また藤井風「燃えよ」も19位にランクアップ、こちらはポイントの半分を占めるラジオオンエア2位が大きく順位上昇に貢献しています。

 GReeeeN「アカリ」もCD発売のタイミングで60位→31位に上昇。シングルが計上されたのは500ポイント程度ですが、それでもこの順位だと20ランクくらいは変わってきます。ストリーミングのロングセラーが多くを占める上位はともかく、50位圏内に入ることに関して言えば、CD発売の有効性はまだ決して低くありません。

 今週はラジオオンエア解禁の楽曲など、今後順位を上げる可能性の高い新曲がいくつか初登場しています。1ヶ月後の上位は想像以上に顔ぶれが大きく入れ替わっているかもしれません。楽しみです。

1位 KAT-TUN「We Just Go Hard feat. AK-69」


 2分52秒のMVなのでshort ver.かと思いましたが、配信されているフルコーラスは3分20秒ほど。したがって公開されているMVはほぼフルと考えて良さそうです。公開10日間で再生数22万はやはり寂しい気はしますが…。

 楽曲はやはりカッコ良いです。今回は冒頭に聴かせる中丸雄一のボイスパーカッションが最高ですね。一番最初に彼のパートを入れた所が、今回の楽曲最大のカギになっているような気がします。AK-69のボーカルが途中入るのは、このジャンル内で考えると全く違和感のない構成ですが、KAT-TUNのファン的にはどうなのでしょうか。とは言えTwitterなどで検索する限りだと”良い関係性”という文字が見えるので、実際には特に問題無さそうです。

38位 MAN WITH A MISSION「Merry-Go-Round」


 マンウィズの新曲は既に7月17日配信・Spotifyでも既に300万以上再生されています。Youtubeでは8月21日公開でこちらも100万超達成。CDは9月8日発売で今週分から計上開始でセールス2位・ポイント・比率は推定1400ほどで75%。タイアップは『僕のヒーローアカデミア』OPテーマで非常に強力。したがって今週38位でようやく初登場というのはかなり意外な結果のようにも見えます。1週くらいランクインしてても全く不思議ではないように思いますが…。ちなみに初週ダウンロードの順位は9位でした。

 メジャーデビュー10周年、人気アーティストになってからもう長い期間が経っています。マンウィズらしい音楽というのも既に定着した印象ですが、今作はそのイメージを保持しながら重みを更に増したような内容に仕上がっています。弦楽器の演奏や一つ一つ奏でられるバンド音が、これまで以上に響いているように聴こえました。安定したクオリティに更なる進化を重ねた今回の楽曲は、トップアーティストの理想形。今さら書くまでもないですが、今後の楽曲もあらためて楽しみです。

63位 オレンジスパイニクラブ「ガマズミ」


 今週のラジオオンエア1位。10月20日発売のメジャー1stフルアルバム『アンメジャラブル』収録曲で、9月1日に配信開始されています。今の所再生回数はあまり伸びていません。ネクストブレイク、というには少し違っていて、2年前の「キンモクセイ」はYoutube・ストリーミングともに相当な再生数を記録しています。むしろこの曲以外の再生数が全然伸びていないのが、気になるのですが…。

 素朴な歌声とメロディーで聴かせる楽曲です。ボーカル・スズキユウスケの歌声は高音の響きが素晴らしく、一つ一つの言葉をはっきり歌っている部分に好感が持てます。どこかしらクリープハイプを彷彿とさせる部分もありますが、爽やかさはこちらの方が上でしょうか。ストーリー性のある歌詞も共感性が高いです。シンプルさとスローな雰囲気・ジャンル特有の洗練されて無さが今後どれくらい多くの人に受け入れられるかが、キーポイントでしょうか。最近ではあまりヒットしないタイプのバンドだからこそ、ヒットして欲しいと思えるアーティストの1組です。