【今週の総合ソング・チャート“JAPAN HOT100”】
1位 Ado
2位 乃木坂46
3位 TOMORROW X TOGETHER
4位 Ado
5位 Ado
6位 Ado
7位 TWICE
8位 Tani Yuuki
9位 Official髭男dism
10位 SEKAI NO OWARIhttps://t.co/QKb8CmfLg2 pic.twitter.com/BJoWLlN9e0— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) September 7, 2022
今週の初登場曲&注目曲
・21位 ベアードアード「ヒストリア」
→CD発売初週・セールス2位(3.8万枚)
・27位 ヨルシカ「チノカテ」
→8/29(月)配信開始 ダウンロード3位 ラジオ8位
・28位 BiSH「サヨナラサラバ」
→CD発売初週・セールス6位 ラジオ1位
・50位 THE SUPER FRUIT「チグハグ」
→CD発売初週・セールス7位
・53位 ASP「Hyper Cracker」
→CD発売初週・セールス5位(1.9万枚)
・63位 ONE OK ROCK「Let Me Let You Go」
→8/29(月)配信開始 9/9発売アルバム『Luxury Disease』収録曲
・90位 藤井 風「死ぬのがいいわ」
→タイでのTikTok人気から東南アジアにヒットが波及 8/23にYouTubeライブ動画公開 2020年アルバム『HELP EVER HURT NEVER』収録曲
・97位 NewJeans「Hype Boy」
→8/1配信リリース BTSと同レーベルからデビュー 1st EP『New Jeans』収録曲
大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。
・1位 Ado「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」
→2週ぶり総合1位 ダウンロード・ストリーミング1位 カラオケ1位(これにより優里「ドライフラワー」のカラオケ指標は82週連続1位でストップ)
・4位 Ado「私は最強(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」
→ストリーミング2位 ダウンロード6位 カラオケ18位から9位に上昇
・5位 Ado「逆光(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」
→ストリーミング3位 動画指標4位 カラオケ21位から12位に上昇
・6位 Ado「ウタカタララバイ(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」
→ストリーミング4位 動画指標3位
・11位 Ado「Tot Musica (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」
→ストリーミング6位 動画再生7位
・14位 Ado「風のゆくえ(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」
→ストリーミング10位 ダウンロード8位
・19位 Ado「世界のつづき(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」
→ストリーミング13位 今週もTOP20に7曲ランクイン
・2位 乃木坂46「好きというのはロックだぜ!」(先週47位)
→CD発売初週・セールス1位(72.0万枚) ラジオ3位
・3位 TOMORROW X TOGETHER「Good Boy Gone Bad」(先週圏外・再ランクイン)
→CD発売初週・セールス2位(50.1万枚) ストリーミング40位(LINE MUSICキャンペーン/700回で抽選10人に個別ハイタッチ会招待)
・7位 TWICE「Talk that Talk」(先週31位)
→8/26配信開始 動画指標1位 ストリーミング82位から11位に上昇 アルバム『BETWEEN 1&2』収録曲
・13位 back number「ベルベットの詩」(先週16位)
→8/26配信開始 ダウンロード2位 ストリーミング80位から15位に上昇 映画『アキラとあきら』主題歌
・47位 チャン・グンソク「Beautiful」(先週圏外・再ランクイン)
→CD発売初週・セールス9位
今週のピックアップ曲
ベアードアード「ヒストリア」
かいりきベアの楽曲提供、したがって非常に二次元的な楽曲です。そもそもアニメ『デュエル・マスターズ キングMAX』OPテーマではあるのですが。男性歌い手兼アイドルの混成グループということで、この曲で日本コロムビアからメジャーデビュー。狙いはおそらく若年層、それぞれのYouTuberファンあるいは腐女子といった所だと思いますが、果たしてどうなるでしょうか。濃い世界観と畳み掛けるような楽曲構成が見どころ聞きどころ、これがどこまで一般層にも広がるかが今後の楽曲の出来にも影響しそうです。
BiSH「サヨナラサラバ」
12ヶ月連続リリースの第8弾ですが、YouTubeの再生回数やラジオランキングを見る限り今作はこれまでで一番反響が大きい楽曲のようです。WANIMAのKENTAが作詞、ONE OK ROCKのTakaが作曲に参加している制作陣は、事務所単位で考えて最も豪華なメンバーです。
声に特徴のあるボーカル陣の聴きどころと、解散が近づいている現状を上手くリンクさせた楽曲だと感じました。特に歌詞に関しては、ファン度が長く濃いほど感じ入る部分が多いのではないかと思います。ある意味では第8弾より第12弾の方が良いようにも思いますが、例えば2年連続紅白歌合戦出場を目指すとしたらこの時期で最も力の入った楽曲をドロップする必要があります。その戦略は初動に関して言うと上手くいったように感じますが、それ以降は制作陣・メディア・ファンの力がまだ必要でしょうか。ライブでの盛り上がりも鍵になりそうです。
THE SUPER FRUIT「チグハグ」
CDセールスに偏りがちなグループはYouTubeのMV再生回数が100万に満たないことも多いですが、この曲は300万近い数字を既に稼いでいます。サビの歌詞が古くさくも大変分かりやすい内容で、いつの間にか頭の中でリピートする人も多そうな気がしました。
男性清純派アイドルグループというキャッチフレーズで今作がメジャーデビューグループ、同事務所から世が世なら!!というアイドルグループも同日デビューになっています。ここ最近はダンスを主体とした実力派ボーイズグループが台頭している中、彼らは今どきのジャニーズ系でもやらないような真逆の路線ですが、それが案外数年経ってから功を奏する形になるかもしれません。とにかく頭に残りやすい楽曲でデビュー出来たのは間違いなく今後も強みになる要素なので、次作以降も個人的には少し興味を持つことが出来ました。
ONE OK ROCK「Let Me Let You Go」
YouTubeではMVではなくライブドキュメンタリービデオとしてアップされています。先日のサマソニ公演では考えさせられる部分も色々ありましたが、全力で熱狂的かつ大迫力の音楽を奏でるバンドであることは今さら疑いようもありません。ただ楽曲だけでなく制作環境なども海外メインの現状を考えると、無理もない発想にようにも感じます。というわけで楽曲は全曲英語詞のヘビーサウンド。この曲に限ったことではないですが、ワンオクに親しみのない人から見るともう完全に海外のミュージシャンです。
NewJeans「Hype Boy」
今年は新しい女性K-POPグループを何度も当サイトでレビューしているような気がすしますが、彼女たちも8月にデビューしたばかりのニューカマー。そろそろ表にするなどして整理したいところでもあるのですが…。
彼女たちは5人組ですが、他と比べると明らかにR&B色が強め。いわゆるK-POPらしさとは異なる音楽で、BTSと同レーベルと考えると最初から北米・欧米を強く意識しているようにも見えます。8月18日公開で700万再生はK-POP単位だと少ないようにも感じますが、ブレずにこの路線を通した方が良い結果を生むようにも思えます。最初から韓国での人気を想定していないように思えるほどの攻め具合なので…。
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