紅白歌合戦の審査がらみの案件がまとめて発表されました。

 今年の審査方法は視聴者審査員(各対戦ごとの投票)+会場審査員+ゲスト審査員を合わせた合計数とのことです。ですので、ゲスト審査員は多くの視聴者・会場審査員の中に含まれる1票。昨年みたいにボール1個=ゲスト審査員という形ではないようです。

 対戦ごとの投票なので、今年は例年以上に視聴者審査員の全体に占める確率が高くなりそうです。なお今回はデータ放送でのみ投票可能、ワンセグ審査員やケータイ審査員・アプリからの投票という類は無くなりました。基本的に紅白を見る視聴者だけが参加できるという形になりそうです(裏番組メインで見て審査の時だけチャンネルを合わせる出場歌手のファンはいるかもしれませんが)。ちなみに番組終了後の投票は会場とゲスト審査員のみ。

 なおデータ放送に投票が反映されるのはテレビがインターネットに繋がっていることが条件。もっとも繋がっていない世帯でも、個人の範囲内という形での投票は出来るようです。したがって、こちらが真剣に投票しているのに最終結果に反映されない・思いのほか総投票数が多くならないことも予想されますが、勝敗は番組中においてあくまで副次的なものと考えればそれほど大きな問題ではないような気がします。

 いずれにしても、前回の反省を踏まえてか今回の審査方法は例年以上にホームページ上での説明が丁寧です。良いことだと思います。

 最後に、今年のゲスト審査員を紹介します。例年10人(第65回のみ9人)選出されますが今回は8人、これは第31回(1980年)以来37年ぶりの少人数。ちなみに1970年代までは一部の年を除いて特別審査員(=ゲスト審査員)8人+NHK芸能局長か副放送総局長+電話もしくは会場の一般審査員によっての投票が一般的でした。

宮本信子(俳優)
 『あまちゃん』の天野夏役を務めた第64回(2013年)以来4年ぶり2度目のゲスト審査員、比較的短いスパンでの起用になりました。今年は『ひよっこ』で、洋食店すずぶり亭の店主・牧野鈴子役。

高橋一生(俳優)
 紅白初出演。今年トップクラスに話題になった俳優、NHKでは『おんな城主 直虎』の小野政次役が大反響を呼びました。連続テレビ小説『わろてんか』にも現在出演中。

鈴木亮平(俳優)
 紅白初出演、かと思いきや実は『花子とアン』スピンオフで第65回に出演済。ゲスト審査員は今回が初。来年の大河ドラマ『西郷どん』で主役・西郷隆盛を演じます。

吉岡里帆(俳優)
 紅白初出演。今年は『カルテット』などで女優として大飛躍を遂げた一年でした。

林真理子(作家)
 第34回(1983年)以来34年ぶり2度目の審査員。当時はコピーライターの肩書、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』ベストセラーによる選出でした。今回は来年の大河ドラマ『西郷どん』の原作者という関係性があります。

加藤一二三(棋士)
 紅白初出演。今年6月に60年以上にわたる現役生活を引退した将棋棋士九段。以降タレントとして活躍中。なお将棋関連からは1990年代後半ゲスト審査員選出も多かったですが、今回においては第51回(2000年)の内藤國雄以来17年ぶりでかなり久々。

村上茉愛(体操選手)
 紅白初出演。女子体操選手で、今年NHK杯個人総合で初優勝。世界選手権では床種目で63年ぶりの日本女子体操選手で金メダルを獲得。ちなみに元子役でもあるそうです。女子体操から紅白ゲスト審査員選出は現役だと初、広く取ると第27回(1976年)の小野清子(引退後)、第45回(1994年)の川本ゆかり(新体操)が過去選ばれています。

村田諒太(プロボクサー)
 紅白初出演。今年10月に、日本人として竹原慎二以来2人目のミドル級世界王者を獲得。プロボクサーの紅白ゲスト審査員もかなり久々で、第22回(1971年)の大場政夫以来46年ぶり。応援ゲストは内藤大助(第58回)、具志堅用高(第28回・第30回)、ガッツ石松(第26回・第28回)などその間に複数回ありましたが。