2019.9.23 私立恵比寿中学ようこそ秋冬ホールツアー2019~世界のみなさんおめでとうアイドルって楽しい~ in 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール

 私立恵比寿中学の全国ツアーは春と秋に行われています。2019年の春ツアーはライブハウスで倍率も非常に高く、Zepp Nagoya1公演のみしか行けなかったですが、ホールを回る秋ツアーは2ヶ所行く形になりました。そのうち1ヶ所、まずは名古屋・日本特殊陶業市民会館フォレストホール公演の様子をレポしていきます。エビ中を愛知で見るのは先述のZepp以来、ファミえんもあるので3回目。完全に京都や奈良・和歌山より足を運ぶ回数が多くなっています。アンコール以外セットリストに変化がないのと、11月の鹿児島公演にも足を運ぶので、当記事では舞台のセットや構成など大枠をメインに書いていこうと思ってます。

 日本特殊陶業市民会館はJRと名鉄のターミナル駅・金山駅から至近距離にある大変便利なロケーション。キャパシティは名古屋国際会議場センチュリーホールの方が若干上ですが、フォレストホールはそれに次ぐ規模のホールとして利用されています。会場に降ろされている緞帳はシンプルな形状。少し伝統的と言いますかレキシ的と言いますか。そんなことも感じさせる開演前。客層も1:1とまではいきませんが、女性の姿も非常に目立ちます。3階と4階が埋まっていないように見えたのだけは気になりましたが…。

 今回のツアータイトルは「世界のみなさんおめでとうアイドルって楽しい」。したがってセットは世界旅行をイメージした内容で、時に舞台転換も行われます。先日トルコでライブを開催した彼女たちですが、もしかするといつかは本当にワールドツアーを敢行する日が来るのかもしれません。と言ってもセットリストは一部の楽曲を除いて特別にそれを意識したわけではなさそうですが…。

 後日鹿児島公演のレポでセットリストを書く予定にしていますが、今回はこれまでにも増して度肝を抜かれるラインナップ。3時間半もずっと野外で歌い踊るファミえんで鍛えられていて、最近では超がつくくらい炎天下のROCK IN JAPAN FESTIVALのLAKE STAGEもなかなかに凄まじかったですが、その内容はヒートアップしています。2018年春のファンクラブイベント「エビハイ」ばりにアゲ曲続出の前半に、アンコールのラスト以外にMCが全く存在しない構成。アイドルとしての誇り・ライブの凄さを強くアピールしている現在の私立恵比寿中学を象徴する、名刺代わりのライブと言っても過言ではないと思いました。そしてそれは、グループの自己紹介としてまさにうってつけの内容と言って良いと思います。おそらく、100人見れば100人が凄いと口を揃えるのではないでしょうか。今の私立恵比寿中学は、それくらいとんでもないライブを当たり前のように敢行しています。ポテンシャルの高さは『中人』リリースの6年前から感じていたことですが、正直当時の想像以上に成長しています。

 なお前日のツアー初日・八王子公演から推測する限り本編のセットリストは固定ですが、アンコールは会場ごとに変わるようです。名古屋でのアンコール演奏曲は「参枚目のタフガキ」「あなたのダンスで騒がしい」「揚げろ!エビフライ」。「揚げろ!エビフライ」で締めたのは、やはり場所が名古屋だったからでしょうか。黒地に大きく「エ」のみ書かれた、極めてシンプルなツアーTで登場しています。曲終わりのMCは、名古屋名物・味仙のエイリアンという辛すぎるお店の話題でした。個人的にはつい何ヶ月か前に名古屋駅前の店で食べましたが(下の写真参照)、レギュラーでも数時間胃に残るくらいの激辛という印象でした。辛いのに強いメンバーでもダメだったみたいで、辛いのが苦手なぽーちゃんは匂いの時点でダメだったそうです。

 チケットは関東だと完売ですが、地方だとまだ残っているようでした。関東以外で少しでも興味のある人は是非足を運んでみてほしかったところですが…。

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