今週のビルボードチャート~10/5(=LOVE、BUMP OF CHICKEN、YOASOBI他)

今週の初登場曲&注目曲

・2位 =LOVE「Be Selfish」
 →CD発売初週・セールス1位(19.5万枚)

・4位 BUMP OF CHICKEN「SOUVENIR」
 →9/29(木)配信開始 ダウンロード1位 ラジオ5位 アニメ『SPY×FAMILY』OPテーマ

・14位 YOASOBI「祝福」
 →10/1(土)配信開始 ダウンロード2位 アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』OPテーマ

・41位 LOONA「LUMINOUS」
 →CD発売初週・セールス2位(2.4万枚) K-POP12人組グループの日本2ndシングル

・45位 原因は自分にある。「チョコループ」
 LINE MUSICキャンペーン実施

・55位 藤井 風「damn」
 →9/30(金)MV公開 ダウンロード12位 動画再生11位 アルバム『LOVE ALL SERVE ALL』収録曲

・72位 RADWIMPS「すずめ (feat. 十明)」
 →9/30(金)配信開始 ダウンロード4位 11/11公開予定の新海誠監督作品『すずめの戸締り』主題歌

・81位 R3BIRTH「Vroom Vroom」
 →CD発売初週・セールス4位(1.2万枚) 『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』関連作

 大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。

・1位 Ado「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」
 →2週連続総合1位・通算6週目 ストリーミング・動画指標・カラオケ1位

・3位 Ado「私は最強(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」
 →先週2位 ストリーミング2位 カラオケ4位(1ランク上昇)

・6位 Ado「ウタカタララバイ(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」
 →ストリーミング4位 動画指標2位

・8位 Ado「逆光(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」
 →ストリーミング6位 動画指標4位 カラオケ10位

・15位 Ado「Tot Musica (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」
 →ストリーミング13位 動画再生10位

・19位 Ado「風のゆくえ(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」
 →ストリーミング16位 今週もワンピースはTOP20に6曲ランクイン

・7位 なとり「Overdose」(先週10位)
 →ストリーミング6位から3位に上昇

・10位 Tani Yuuki「もう一度」(先週23位)
 →ダウンロード17位から9位、ストリーミング25位から7位に上昇

・18位 JO1「SuperCali」(先週61位)
 →ストリーミング62位から17位 動画再生9位 ツイート1位

・52位 さユり「花の塔」(先週82位)
 →ダウンロード5位 ストリーミング圏外から79位に上昇 最高位を大きく更新

今週のピックアップ曲

=LOVE「Be Selfish」


 開始数秒の時点で分かる、K-POP要素満載の楽曲です。コーラスの入れ方やBメロの変化・MVまでも、TWICEやNiziU辺りと限りなく近い雰囲気です。2017年のデビュー以来AKB48で大きな実績を残した指原莉乃がプロデュース・作詞していますが、時代に対する嗅覚はやはり優れているということでしょうか。

 いわゆる日本のアイドルグループとは全く違う路線ですが、楽曲から支持を得ようとする点では理に適った戦略です。YouTubeの再生回数は前作「あの子コンプレックス」が一番多い787万ですが、今作は1ヶ月で既に600万達成・1000万超えも視野に入っています。これはAKB48どころか坂道グループよりも速いペース、来年の今頃は彼女たちが女性アイドルグループの覇権を掴む形になるのかもしれません。

BUMP OF CHICKEN「SOUVENIR」

 『SPY×FAMILY』はすっかり今年を代表するヒット作になりました。テーマソングの「ミックスナッツ」「喜劇」も同作からの大ヒットですが、10月から始まる第2クールのOPテーマはバンプが担当します。

 バンプの名曲は疾走感のある楽曲が多いですが、この曲はそれまでと比べてもまた種類の違う疾走感があります。またスケールの大きい名曲が多いのもバンプの特徴ですが、この曲は疾走感だけでなくスケールの大きさも感じさせる楽曲です。Bメロの転調が今作において強いアクセントになっていて、演奏では細かいスネアの刻みとベースラインが特に良い味を出しています。早い話が、ここ何年かのバンプの中でも一番の名曲だということです。タイアップの大きさを考えると、昨年の朝ドラ主題歌「なないろ」よりもヒットしそうな予感もあります。さすがに「天体観測」レベルを求めるのは酷だと思いますが。

YOASOBI「祝福」

 ガンダムシリーズはもう40年以上続いている強力タイアップですが、この曲もおそらく大きく話題になりそうです。メロディーはYOASOBIらしさ、すなわちAyaseさんらしさと言っても良い王道になりつつありますが、タイアップに合わせたフレーズに前向きさをテーマにしたような歌詞は「夜に駆ける」でブレイクした時と比べると引き出しが確実に増えた印象です。あとはやはりikuraさんの歌声・表現力が今作でも絶品。バンプとともに、2022年第4四半期を牽引する曲の1つになるような気がします。

JO1「SuperCali」

 JO1の新曲は聴けばすぐに理解できる、ディズニーでお馴染みの「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」から着想を得た作品です。スピード感にシャープさを織り交ぜた振り付けは、映像だとMVよりやはりPERFORMANCE VIDEOの方が見応えあります。気のせいでしょうか、昨年あるいは今年前半と比べても強い説得力とオーラが見えるアクトに感じました。この曲が収録されるシングル『MIDNIGHT SUN』は10月12日発売、どこまで売上枚数を伸ばすかにも注目です。

RADWIMPS「すずめ feat. 十明」

 新海誠監督と言えば音楽担当はRADWIMPS、というわけで公開を前に一足早く劇中歌が配信開始。『君の名は。』『天気の子』と同様、そのうちまた何曲かの劇中歌配信、映画公開のタイミングでサントラがリリースされるものと思われます。

 楽曲は大きなスケールと非常に大きな声の女性コーラスと弦楽器的なボーカルが耳に残る、聖歌のような雰囲気の内容です。これが映画でどう活かされるかは、来月までのお楽しみでしょうか。

 

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