第73回(2022年)NHK紅白歌合戦出場歌手発表


 例年になく多かった内定報道ですが、本日ようやく公式で発表となりました。紅白各21組+特別枠1組の計43組のうち初出場は10組、再出場も多いフレッシュな顔ぶれです。前回は企画含めて49ステージで放送時間10分増加、特別枠中心に今後も何組か出演歌手が加わるものと思われます。

 表記はあいうえお順ではなく、出場歌手(回数/初出場回/デビュー年/年齢)・初出場順の表記です。今年もこの書式で、各歌手について紹介することとします。

紅組出場歌手

石川さゆり(39年連続45回目/第28回/1973/64)
 紅組最多出場記録継続中。順列通りだと今年は13回目の「天城越え」ですが、前回みたいな変化はあるのでしょうか。

坂本冬美(20年連続34回目/第39回/1987/55)
 34回目の出場は、既に紅組歴代4位の記録になっています。今年は何を歌うでしょうか。

工藤静香(24年ぶり9回目/第39回/1987/52)
 「きらら」を歌った第49回以来、24年ぶりの紅白出場です。今年はソロデビュー35周年、多くの歌番組に出演しています。聖子さんがいない分の1980年代女性ソロアイドル枠、あるいはフルート奏者の長女・Cocomiとの共演可能性も取り沙汰されていますが、果たして当日はどういったステージになるでしょうか。

天童よしみ(26年連続27回目/第44回/1970/68)
 68歳で紅組からの出場は、史上最年長記録です。ただ高齢を全く感じさせないキャラクターと歌唱力はまだまだ健在。

篠原涼子(28年ぶり2回目/第45回/1991/49)
 全く予想外、なんと28年ぶりの紅白歌合戦出場です。当時はセクシーな衣装で視聴者を魅了していました。今年の9月に「恋しさと せつなさと 心強さと 2023」としてセルフカバー。近年は女優としての活躍が顕著ですが、以前から歌手活動への意欲は語られていました。

水森かおり(20年連続20回目/第54回/1995/49)
 前回はまさかのカバー曲歌唱&中継ですが、今年はご当地ソング&派手衣装orイリュージョン路線に戻るのでしょうか。気がつけば20年連続出場、こちらも紅組歴代6位で都はるみと並ぶ記録になっています。

Perfume(15年連続15回目/第59回/2002/33~34)
 グループではザ・ピーナッツに次ぐ紅組歴代2位の連続出場、回数もDREAMS COME TRUEに並ぶ歴代2位です。いよいよ大記録が目前になってきました。ステージは今年も期待したいです。

MISIA(5年連続7回目/第63回/1998/44)
 日本最高峰の歌姫として今年も君臨。紅組4年連続トリになるといよいよ美空ひばり以来の大記録になりますが、どうなるでしょうか。

SEKAI NO OWARI(4年ぶり6回目/第65回/2010/36~37)
 「Habit」が社会現象級の大ヒットになって4年ぶり復帰ですが、過去5回の白組ではなく紅組からの出場です。確かに男女混合グループではありますが、こればっかりはメンバーも予測していなかったのではないでしょうか。

乃木坂46(8年連続8回目/第66回/2012/15~29)
 既に1期メンバー・齋藤飛鳥の卒業が決定。まだ確定ではありませんが、紅白でメンバーを見送るステージをやるとした場合橋本奈々未・西野七瀬・生田絵梨花に次いで4回目となります。

Superfly(2年ぶり6回目/第66回/2007/38)
 前回はお休みでしたが、今回は2年ぶりの出場。本来は楽曲のヒットに関わらず外せない歌手です。今年第1子出産、母親になってから初めての紅白歌合戦でもあります。パワフルだけでなく優しさにも満ち溢れた歌声の持ち主、非常に楽しみです。

TWICE(3年ぶり4回目/第68回/2015/23~27)
 ここ2年はNiziUと入れ替わりで大晦日は韓国の番組出演でしたが、今年は日本の紅白歌合戦に3年ぶり復帰です。K-POP女性グループとしては現在も非常に高い人気、息の長いアーティストになりつつあります。

あいみょん(3年連続4回目/第69回/2015/27)
 来年の朝ドラ主題歌担当も先日決定しました。NHK出演もJ-POP女性アーティストでは非常に多く、順当な結果です。

日向坂46(4年連続4回目/第70回/2018/13~26)
 欅坂46本体を母体とした櫻坂46が不出場、そこから派生したけやき坂46を母体とした日向坂46が連続出場というやや皮肉な結果になりました。現時点の人気や再生数を考えると、やはり櫻坂より日向坂の方が優先されるのは仕方のない所です。

milet(3年連続3回目/第71回/2019/??)
 歌唱力およびパフォーマンス・再生回数・キャラクターともに文句無し。極めて順当な連続出場です。

NiziU(3年連続3回目/第71回/2020/17~21)
 K-POPグループの内定報道が相次いだので出場を危ぶむ声もありましたが、昨年一昨年ほどではないとは言え人気・再生回数はまだまだ大ヒット基準です。順当に3年連続出場。

Aimer(初出場/第73回/2011/??)
 『Fate』シリーズや『機動戦士ガンダムUC』の主題歌など、特にアニメファンにとっては2010年代中盤から既に広く知られている女性ソロ歌手ですが、昨年末から放送の『鬼滅の刃 遊郭編』OPテーマ「残響散歌」はこれまでの楽曲をはるかに上回る大ヒットを記録。2022年上半期チャートの主役は間違いなくこの曲でした。テレビ番組出演が比較的少ない歌手なので、その点でも意義のある紅白初出場。素晴らしいステージを期待したいです。

緑黄色社会(初出場/第73回/2013/24~27)
 2012年結成、翌年に初の音源発表、2018年にメジャーデビュー。楽曲・歌唱・演奏いずれも非常に高い表現力で年々台頭、昨年の出場も期待されましたが今年はさらに活躍、ついに紅白歌合戦初出場を射止める形になりました。「Mela!」「キャラクター」「Shout Baby」などが代表曲ですが、そのうち「Mela!」は2年近くサブスクで再生回数50位以内という超ロングセラーになっています。

IVE(初出場/第73回/2021/15~20)
 韓国人5名(うち2名は元IZ*ONE)・日本人1名で結成されたK-POPグループ。昨年12月に韓国でデビュー、日本でも9月にデビューとなりました。既に3曲がYouTube1億再生達成、韓国だけでなく日本でも大人気グループとなりつつあります。NHKでは9月放送の『SONGS +PLUS』1回目に出演、日本での公式ファンクラブ運営はアミューズ。紅白歌合戦にも出場しやすい環境が整っている状態だったと言って良いかもしれません。

LE SSERAFIM(初出場/第73回/2022/16~24)
 韓国人3名・日本人2名で結成されたK-POPグループ。IVE同様このグループも元IZ*ONEのメンバーが2人所属、さらに『SONGS +PLUS』にも出演しています。また、宮脇咲良はAKB48・HKT48で紅白出演歴があるので3グループ目、通算では7回目の出場となっています。したがって日本でもより馴染み深いK-POPアーティストですが、実を言うと日本ではまだデビューしていません。韓国ではデビュー曲「FEARLESS」が既にYouTube1.2億再生という実績を作っていますが、その点ではやや意外な紅白出場とも言えます。

ウタ(初出場/第73回/2022/21)
 今年8月に公開されて大ヒットした映画『ONE PIECE FILM RED』のキャラクター。名塚佳織が声、歌唱はAdoが担当しています。「新時代」「私は最強」「逆光」などキャラクターソング7曲は一時期全曲がビルボードTOP20入り、グローバルチャートでも上位に入るなど社会現象になりました。Adoとしては2021年に「うっせぇわ」が大ヒットしましたが、今年はより活躍の場・知名度が上がった年になっています。なおキャラクター名義の紅白出場歌手は史上初です。

主な不出場歌手(紅組編)

松田聖子
 前回は出場歌手発表後の辞退でした。音楽活動は既に復帰していますが、とりあえず現時点で彼女の名前は入っていません。

AI
 前回は朝ドラ主題歌の歌唱でした。「ハピネス」辺りも紅白で見たいところでしたが、残念ながら不出場。

薬師丸ひろ子
 前回はデビュー40周年という意味合いの強い出場でした。

椎名林檎(東京事変)
 NHKでの仕事はありましたが今年は配信リリースの曲がやや目立たず、少し前にはグッズのデザインで一騒動ありました。とは言えよく考えると、第65回以降の連続出場はTOKYO2020運営期間とそのまま重なっています。法人の解散とともに紅白歌合戦を去るのも、ある意味では自然なことかもしれません(林檎さん自身は2020年にプランニングチームメンバーから外れましたが…)。

櫻坂46
 YouTubeやストリーミングの配信が思いのほか伸びていない印象もありましたが、落選にまで繋がるのはさすがに予想外でした。とは言え新顔のK-POPグループと比べればデータ的には一目瞭然、ソニーレーベル単位で考えても同様。残念ですが、致し方ない結果だとも思います。

LiSA
 『鬼滅の刃』タイアップがそのまま紅白出場期間になりました。今年はそれ以前と比べてもサブスク・YouTubeともに再生数少なめ、残念ですが不出場は仕方のない所でしょう。

YOASOBI
 定期的にテレビ出演するアーティストでなく、今年は「夜に駆ける」「群青」ほどのキラーチューンがないとは言え、やはり当初の顔ぶれにいないのは残念の一語に尽きます。

Awesome City Club
 「勿忘」以降全くヒットが出ませんでした。仕方のない所です。

BiSH
 2023年限りの解散、12ヶ月連続シングルリリースなどありましたが、あまりバズらなかった印象です。とは言えCOUNTDOWN JAPANで一番大きいEARTH STAGEトリ、これは紅白歌合戦の出場以上に快挙ではないかと感じています。

上白石萌音
 年始に全国高校サッカー選手権テーマソングの発表はありましたが、残念ながら2年連続出場にはなりませんでした。昨年ほど歌手活動に力を入れていなかった印象もあります。

millennium parade × Belle(中村佳穂)
 millennium paradeとしては今年ボーカルを代えて楽曲発表がありました。不出場は仕方ない所でしょうか。

松任谷由実
 デビュー50周年ですが、とりあえず今回の発表では名前無しでした。ただ、後から発表される可能性はまだ十分にあります。

加藤登紀子
 時事的な要素の多いアーティスト、後から発表される可能性はまだ十分にあります。

小泉今日子
 デビュー40周年ですが、工藤静香の出場を考えるとやや可能性は下がりました。とは言え松田聖子が不出場、後で発表される可能性はまだ十分にあります。

大黒摩季
 デビュー30周年、NHKの出演も多かった印象ですが、残念ながら発表に名前はありませんでした。

柴咲コウ
 福山雅治とKOH+での共演が期待されましたが、名前無し。後で発表されるかもしれませんが、過去の実績を考えると出演を断っている可能性もかなり高いです。

STU48
 ファンの間では多く声が挙がりましたが、やはり再生回数が足りないという判断だったかと思われます。

白組出場歌手

郷ひろみ(13年連続35回目/第24回/1972/67)
 デビュー50周年、生けるレジェンドです。出場回数は白組歴代5位、ポップス系では2位以下を大きく引き離しすトップになっています。

鈴木雅之(3年連続5回目/第42回/1986/66)
 アニソン界の大型新人、このキャッチフレーズが生まれて以降3年連続出場です。今年はソロ時代の名曲でしょうか、もしくは本当にデュエットでアニソンを歌うのでしょうか。

福山雅治(14年連続15回目/第44回/1990/53)
 パシフィコ横浜からの中継が長く続きましたが、近年はメイン会場から2年連続生演奏の白組トリです。ヒットに左右されないベテラン人気歌手として、今年も君臨します。

ゆず(8年連続13回目/第54回/1997/45, 46)
 今年はデビュー25周年、節目の年です。20周年は「栄光の架橋」の大トリで番組を締めました。

関ジャニ∞(11年連続11回目/第63回/2004/37~41)
 横山裕が現在『舞いあがれ!』に出演中、今年は大倉忠義プロデュースのなにわ男子も紅白に初出場。11年連続ですが、今年は一味違うステージになるかもしれません。

山内惠介(8年連続8回目/第66回/2001/39)
 人気は相変わらず健在、今年で8年連続出場です。

星野 源(8年連続8回目/第66回/2002/41)
 今年は『おげんさんといっしょ』第6弾、さらにEテレで『星野源のおんがくこうろん』も放送されました。楽曲も「喜劇」「異世界混合大舞踏会」が順当にヒット、紅白に欠かせないアーティストになっています。

三山ひろし(8年連続8回目/第66回/2009/42)
 けん玉ギネス記録への挑戦は前置きの演出がどんどんエスカレートし始めています。ある意味ではもっともスタッフが悪ふざけ出来る箇所、今年も歌以上にそちらに期待でしょうか。

KinKi Kids(6年ぶり2回目/第67回/1997/43, 43)
 デビュー25周年で6年ぶりの紅白復帰です。前回はゴジラが来襲するというカオスな状況の中で「硝子の少年」披露でしたが、今回はもう少し落ち着いた状況でじっくり歌えるステージにしてあげて欲しいです。なお2人の初出場はSMAPのバックダンサーで、KANZAI BOYAとして出演した第43回なのでちょうど30年前となっています。

三浦大知(3年ぶり4回目/第68回/2004/35)
 『ちむどんどん』は不評でしたが、その中でも主題歌は好評。日本レコード大賞の最優秀歌唱賞も受賞、紅白も順当に3年ぶり復帰です。

純烈(5年連続5回目/第69回/2010/36~51)
 小田井涼平が年内でグループ脱退、新メンバーの岩永洋昭が来年から加入予定。引き継ぎ式が行われるのでしょうか、あるいはダチョウ倶楽部との共演でしょうか。毎年演出で楽しませてくれるグループ、今年も期待します。

King & Prince(5年連続5回目/第69回/2010/23~27)
 先日の脱退発表は衝撃的でしたが、2023年5月22日まではまだ5人です。というわけで紅白歌合戦にも出場ですが、5人での紅白はこれが見納め。大注目のステージになりそうです。

Official髭男dism(2年ぶり3回目/第70回/2015/28~31)
 前回はスケジュールの都合で不出場でしたが、今回は非常に嬉しい2年ぶりの紅白復帰。「ミックスナッツ」「subtitle」、あるいは昨年の「Cry Baby」など歌って欲しい曲は山ほどあります。

King Gnu(3年ぶり2回目/第70回/2015/29~30)
 前回は常田さんがmillennium paradeとして出場、前々回は不出場でしたが今回は非常に嬉しい3年ぶりの紅白復帰。「一途」「逆夢」「カメレオン」など歌って欲しい曲は山ほどありますが、おそらくサッカー中継テーマソングの「Stardom」が濃厚かと思われます。

SixTONES(3年連続3回目/第71回/2020/25~28)
 人気・実力ともに文句無し。順当に3年連続出場です。

Snow Man(2年連続2回目/第72回/2020/19~30)
 現在のジャニーズ事務所アーティストで一番人気と言って良いでしょうか。本来は3年連続ですが、前回初出場のアーティストで2年連続出場は今回彼らのみです。

Saucy Dog(初出場/第73回/2017/??~??)
 2013年結成、2017年初の全国流通作品リリースで2019年メジャーデビューした男性2名女性1名のスリーピースバンド。「シンデレラボーイ」「いつか」「結」「あぁ、もう。」「魔法にかけられて」など、多数の曲が立て続けにYouTube1000万再生を達成しています。サブスクでも常に複数曲が上位にランクイン、堂々の初出場で若い風を紅白に吹かせてくれそうです。

Vaundy(初出場/第73回/2019/22)
 新進気鋭のシンガーソングライター、2020年の「不可幸力」以降立て続けに配信リリースの新曲をヒットさせています。歌番組で見られる機会は少ないですが、NHKでは『シブヤノオト』に2度出演。多彩な楽曲群は類稀な引き出しの多さを感じさせますが、1曲歌うとしたら何になるでしょうか。非常に楽しみであるとともに、歌唱曲の予想が難しいアーティストでもあります。

JO1(初出場/第73回/2020/20~27)
 『PRODUCE 101 JAPAN』から2020年にデビュー、以来着実に人気と実力を兼ね備えたボーイズグループとして成長してきました。これまでシングル6枚・アルバム2枚いずれもCD売上で1位を獲得、再生回数もかなりの数になっています。今年の紅白のテーマは『LOVE & PEACE ~みんなでシェア!~』ですが、SNSにおけるファンの拡散力は今回の出場歌手でも間違いなくトップクラス。彼らが表現する高クオリティーのパフォーマンスは当然として、紅白歌合戦そのものを盛り上げる点でも非常に重要な役割を果たすアーティストと言えそうです。

BE:FIRST(初出場/第73回/2021/16~24)
 オーディション番組『THE FIRST』から2021年デビュー、AAAメンバーでラッパーとして活躍するSKY-HIのプロデュースも話題になりました。これまでのダンスグループでは見られなかったようなカッコ良さ・歌の上手さ・ダンスの見事さはファン以外からも大きな注目を集め、現在まで支持を伸ばし続けています。JO1同様こちらもSNSにおける拡散力は非常に高め、ある意味では今年の紅白の主役とも言えるアーティストと言って良いかもしれません。

なにわ男子(初出場/第73回/2021/20~26)
 関西ジャニーズJr.から2018年デビュー、楽曲は2021年の「初心LOVE」から大ヒットを記録しました。今年は各メンバーテレビで見ない日は無いというほどの大人気で、当然上記2組と同様SNSでの拡散力も高いです。グループとしては第70回で関ジャニ∞のバックダンサーとして出演していますが、言うまでもなくメインでは今回が初。何より関西がらみのジャニーズが3組出ること自体史上初、新しい旋風を巻き起こすことが期待できそうです。

主な不出場歌手(白組編)

BUMP OF CHICKEN
 前回のようなNHKタイアップではなく、また年末はスケジュールがタイトだそうです。連続出場にならないのは仕方のない所でしょう。

宮本浩次
 今年はオリジナル曲のリリースがありませんでした。したがって不出場は仕方のないところ。

GENERATIONS
 第58回以来、EXILE三代目J Soul Brothersから受け継いだLDHからの出場がついに途絶えました。売上や再生回数もそうですが、何よりSNSで可視化できる熱量が初出場グループと比べて大きな差があります。今年のテーマに照らし合わせると、仕方ないでしょうか。

布袋寅泰
 前回は特別出演みたいなものです。なお大晦日は大阪城ホールでのコンサートを予定しています。

KAT-TUN
 前回はデビュー15周年記念での出演、この枠はそのまま25周年のKinKi Kidsに受け継がれました。

平井 大
 朝日放送の高校野球中継テーマソングは話題になりましたが、昨年ほどの大ヒットではありませんでした。層の厚い初出場候補と入れ替わる形です。

DISH//
 今年のNコン課題曲担当ですが、残念ながら2年連続出場はならず。前回紅白出場が叶った分、今年は他のボーイズグループと比べるとバズ度が高くなかったのかもしれません。

まふまふ
 療養期間のため活動休止中。

藤井 風
 前回同様12月後半での発表も考えられます。

Tani Yuuki
 「W/X/Y」はサブスクで年間10位に入るであろう大ヒットですが、他の曲があまり伸びていないこともあるでしょうか紅白には選ばれず。歌手よりも楽曲が先行し過ぎている、という印象は確かにありますが…。

Da-iCE
 「CITRUS」が前回日本レコード大賞受賞、今年も「スターマイン」がヒットしていますがまた惜しくも選ばれず。ボーカル2人を中心としたパフォーマンスやファン中心のバズ度は間違いなく確かですが…。

back number
 朝ドラ主題歌担当ですが名前は挙がらず。後で発表される可能性もありますが、そもそもは2010年代中盤の時点で紅白に出場しているはずの存在です。そう考えるとやはり辞退と考えるのが妥当でしょうか…。

マカロニえんぴつ
 10月に内定報道が出ましたが、残念ながら実際には選ばれず。なおレコード大賞には2年連続「なんでもないよ、」で出演します。

Creepy Nuts
 大ヒット続きでメンバーの知名度も上昇していますが、今年もまた惜しくも届かず。

Mrs.GREEN APPLE
 活動復帰、「ダンスホール」も大ヒットしましたが、またまた及ばず。

Novelbright
 「愛とか恋とか」が昨年の「ツキミソウ」に続いてロングセラーですが、またしても一歩及ばず。

優里
 「ドライフラワー」「ベテルギウス」に続いて今年もヒットしていますが、名前は挙がらず。

米津玄師
 「KICK BACK」が大ヒットしているので4年前と同様後から発表の可能性もあります。果たしてどうなるでしょうか。

安全地帯
 内定報道がありましたが、特別枠だとおそらく後日発表になると思います。もっとも、その報道自体が誤報という可能性も十二分にあります。

さだまさし(グレープ)
 朝ドラの語り担当。後から発表される可能性はまだ十分にあります。

特別出場歌手

氷川きよし(23年連続23回目/第51回/2000/45)
 白組出場歌手として22年連続出場でしたが、活動休止前最後の紅白は「白組・紅組の枠を超えた」特別企画としての出演になります。確かに近年の氷川さんは性別を超越したビジュアル、この方が収まりがいいのかもしれません。

まとめ

 予想の時点でダンスグループが多くなるとは思っていましたが、白組だけでなく紅組もK-POP3組で大幅増になるとはさすがに考えていませんでした(一応名前は挙げていましたが)。ダンスグループは白組が8組・紅組が7組。現時点で発表されているうちの約4割を占めています。SEKAI NO OWARIもダンスが目立つ曲なので、ここに入れた方がいいのかもしれません。

 また紅組10組・白組8組が初出場+再出場は近年だとかなり多い部類ですが、歴代を振り返ると西暦が2で終わる年は第33回(1982年)を除いて大きく入れ替わることが多いので、その点では過去の紅白の傾向通りだったかもしれません。

 紅組は予想外の落選もありましたが(出場に関して全く考えていなかったのは篠原涼子のみ)、白組は激戦であるものの意外と個人的には予想的中率かなり高め。入れ替わりが多い割に全くのサプライズ出演は無く、意外と相当手堅い顔ぶれのような気もしています。

 歌唱曲・曲順予想は金曜日、遅くとも土曜日には記事にする予定にしています。

コメント

  1. 今年はいつにもまして内定報道が多い印象でした。そして意表を突かれた選出が多かったと思います。

    ・紅組
    「ウタ」はなんかの企画での登場かなと思いましたがこの段階で発表されるとは驚きました。
    気になるのは「Ado」の名義ではないということ。もしかしたら「Ado」という名前を出さないならというような条件でもあったのでしょうか。流石に名塚佳織が歌うとかは考えたくないです。
    今年を代表する楽曲&映画ですし、かなりガッツリとコラボしていくみたいですし、楽しみにするとしましょう。
    緑黄色社会・Aimerは順当な選出ですね。こちらも楽しみです。
    意外だなと思ったのはIVEとLE SSERAFIM。両方ともすでに世界的に活躍はしていますし、実際MTVやスペシャなどの音楽専門chでは結構な頻度で彼女たちの楽曲は流れてます。
    日本人メンバーが在籍してることからなのかもしれませんが、韓国の特番を蹴ってまで紅白に出てくるのは意外でした。
    TWICE含めてK-POP勢3組なのはコロナで来日が出来なかった反動なんでしょうかね。かなり挑戦的な選出ですが見守るとしましょう。
    さらに意外だったのは復帰出演で紅組に割り振られたセカオワ。たしかに女性メンバーいるけどそれならSaucy Dogだって紅組になりますよ。
    紅組にまわさないといけないほど紅組のコマ不足だったのでしょうか…。
    想定外だったのは篠原涼子さんの復活です。確かに今年代表曲の「愛しさと切なさと心強さと」が新たに作られていますが…。まぁでも30代後半以上には非常に懐かしい楽曲なので世代を狙った試みなのかもしれませんが…。

    YOASOBIの落選は非常に残念ですが、幾田りらとしての追加出場という可能性を信じます。
    ユーミンや大黒摩季や小泉今日子もおそらくは特別枠や追加枠かもしれません。このままでは紅組が勝てる可能性はかなり低くなってしまいますし、期待して待ちましょう。

    ・白組
    なにわ男子は予想通り。そして予測通りジャニーズの枠は1増え、25周年のキンキも出場できました。しかし気になるのはキンプリの動向ですが、こればっかりは見守るだけです。
    ジャニーズ増枠で他のボーイズグループは難しいと思いましたが、JO1・BE:FIRSTが出たことで杞憂に終わりました。ちょっと考えすぎましたね。
    Saucy Dog・Vaundyは今の勢いを考えればほぼほぼ順当ですね。楽しみです。
    ヒゲダンやKing Knuが戻ってきてくれて良かったです。両組とも代表すべき楽曲が多いので何を歌ってくれるのか楽しみです。

    マカロニえんぴつは内定と聞いて期待しましたが飛ばしでしたか。次回には出てきてほしいです。
    Tani Yuukiは追加での発表なのかもしれません。back numberもそうだと思いたいです。
    安全地帯や桑田佳祐は特別枠としての出演だと思いたいです。期待します。

    ・その他
    おそらくは12月以降に色々企画とかも出てくると思いますし、追加出場や特別出場なども発表されるでしょう。
    現時点であまりいい評価を受けていないようですが、この下馬評を吹っ飛ばしてくれるサプライズに期待します。

  2. 出場歌手発表されましたね。
    正直ウタ(Ado)はNHKがワンピースを
    あまり取り上げてない印象があり、選ばれないのではと思っていたので出場が
    決まり非常に嬉しいです。
    さらにAimerも出場、髭男•King Gnu•セカオワ復帰とテーマ故かBillboard Japan Hot100を色濃く反映した顔ぶれになって
    いるのがなかなか良いと思いました。
    非ジャニ系ボーイズグループもしっかり
    選ばれたのも安心です。
    セカオワが紅組なのは白組にしてしまうと男女混合バンドが白組に2組いることに
    なってしまう等バランスを考慮した結果かなと感じました。
    K-pop勢が多いことですが、Twiceは前にも書いたように日本デビュー5周年&全員で再契約というニュースのおかげか日本語曲”Celebrate”がヒットしたことを考えれば出すべき存在ですし、テーマに”シェア”と入れているならSNSや動画でトレンドになりやすいK-popを大きく取り上げる
    流れには妥当性を感じるのでまあ今回は
    いいんじゃないでしょうか。
    一方で篠原涼子・工藤静香・演歌常連だけでは中年以上の方が置いてけぼりというのは確かだなと思ったので追加枠でうまく補われるといいなと思います。
    安全地帯・桑田佳祐・松任谷由実あたり
    から追加になるのかなと思うのですが
    いかがでしょうか。ともかく全体的には
    満足度の高いラインナップとなり当日が
    楽しみです。今後の情報にも期待しています。

  3. 更新ありがとうございます。
    下馬評ではベテランが増えるのではという予想もありましたが、蓋を開けてみれば去年よりも若返った印象があります。

    特に紅組からK-POPが4組出場するのは衝撃でした。NiziUやTWICEはともかく、IVEやLE SSERAFIMは明らかに知名度不足に感じます。
    椎名林檎の不出場は例の騒動が影響した可能性もありますが、篠原涼子の出場は理解に苦しみます。
    YOASOBIの不出場は残念ですが、Aimer・ウタが初出場し、セカオワ・Superflyが復帰するのは良かったです。

    白組ではなにわ男子・JO1・BE:FIRSTが全て出場するのが意外でした。
    キンプリも出場できたのは良かったですが、アイドルグループの割合は43組中15組と、紅白史上最高になりました。それぞれのグループがどういう演出になるのか気になります。
    一方、髭男・King Gnuが揃って出場するのは良かったです。

    個人的にはKinKi Kidsが見られるので十分なのですが、やはりベテランの数が少ないのが気になります。
    演歌勢を除けば、郷ひろみ(67)・鈴木雅之(66)の次に福山雅治(53)・工藤静香(52)が歳上で、50代以上の歌手は4組のみになります。
    一部報道では松田聖子・中森明菜・小泉今日子・ユーミン・桑田佳祐・矢沢永吉・安全地帯・吉田拓郎などの名前が挙がっていましたが、このまま追加発表がなければ中高年以上の視聴者は離れるのではないでしょうか。視聴率30%割れもあり得るかもしれません。

  4. 私の予想が思いっきり外れて、今年ヒットした面々をパーフェクトなレベルで揃えて天晴れといった感じでしたね。

    Official髭男dism、SEKAI NO OWARI、King Gnuといったトップアーティストかつ大ヒットを揃えてます。
    上半期大ヒットのAimerと、下半期大ヒットのAdoも揃えています。
    セールスレベルではトップレベルとなるJO1、なにわ男子もいます。
    ストリーミングレベルで優秀な成績となっている、BE:FIRST、Vaundy、Saucy Dog、IVEもいます。
    ロングヒットである緑黄色社会、LE SSERAFIMは選ばれたのは早々かなと思いきやアルバムでは既に好成績を収めていたりします。

    この流れは、コア視聴率(13歳~49歳)を求める、最近のテレビ戦略そのものだと思いました。
    この流れを読み解けるか否かは、かなり「踏み絵」になっていますね。

    50代以上の層は、バッサリと切り捨てましたね。
    (「新しい歌手がわからない」と言っている人も、切り捨てた)
    追加発表があれば、敢えて50代を狙いに行くのかなと思いましたが、わざわざ選ばなくても良いかもという気もしています。

    全体視聴率は過去最低になるとは思いますが、コア視聴率が昨年より高くなるポイントがあれば、それだけでNHKは狙い通りと判断するように思います。
    新聞・雑誌・テレビといった旧メデイアは「過去最低視聴率」で大騒ぎするでしょうけれど。
    まあ紅白は昔から数年毎にガラッと流れを変える事をしていますので、気にしていません。

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