第73回(2022年)NHK紅白歌合戦審査関連発表

ゲスト審査員

 今年のゲスト審査員は2年ぶりに10名となりました(前回は6名)。ホール内に審査員席を設ける場合3年ぶりですが、舞台下手側になるかステージ正面になるかは当日に判明する形でしょうか。注目の顔ぶれは以下の通り、今年は例年以上に記録面で気になる人が多いです。

芦田愛菜(俳優)

 何と言っても第62回(2011年)の「マル・マル・モリ・モリ!」、ソロ名義における歴代出場歌手最年少記録の持ち主です(第70回のクララ・ローズ(Foorin team E)が6歳11ヶ月で出演)。子役以降も順調にキャリアを積み重ねて今年で18歳、早くもゲスト審査員として選出されました。18歳9ヶ月以内・学年で言うと高校3年生で紅白ゲスト審査員に選出されるのは、通算6人目です。

黒柳徹子(俳優)

 第71回(2020年)以来2年ぶり3回目のゲスト審査員。その他紅白出場は第6回(1955年)応援ゲストを皮切りに、第9回(1958年)・第31回(1980年)~第34回(1983年)で紅組司会、第66回(2015年)で総合司会、第14回(1963年)・第20回(1969年)・第40回(1989年)・第68回(2017年)で応援ゲスト、第65回(2014年)・第71回(2020年)で審査員、第67回(2016年)でVTR出演。したがって紅白歌合戦の出演は15回目となります。また、89歳でのゲスト審査員は歴代4位の最年長記録。ただその中でも『徹子の部屋』は現在もMCとしての出演が続いています。

西村宏堂(アーティスト・僧侶)

 浄土宗の僧侶ですが、LGBTQ活動家として世界中に知られている存在になっています。僧侶という肩書でゲスト審査員を務めるのは、第57回(2006年)の瀬戸内寂聴以来16年ぶり2人目。

羽生結弦(プロスケート選手)

 ゲスト審査員は第66回(2015年)以来2回目、ソチ五輪で金メダルを獲得した前年は德永英明「花は咲く」のステージでクローズアップされる場面もありました。競技生活は今年で終了、現在はプロスケーターとして活動中。フィギュアスケート選手ではなくプロスケーターとしての肩書でゲスト審査員を務めるのは、第48回(1997年)の伊藤みどり以来25年ぶり2人目。

坂東彌十郎(歌舞伎俳優)

 歌舞伎役者として長年活躍、今年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の北条時政役における味わい深い演技が大きな反響を呼びました。ゲスト審査員は初ですが、第50回(1999年)に歌舞伎をテーマにした企画コーナー出演歴があります。複数の白組歌手を従えて、中村獅童とともに連獅子を披露していました。

福原 遥(俳優)

 現在放送中の連続テレビ小説『舞いあがれ!』でヒロインの岩倉舞役、かつてはEテレの『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』のまいんちゃんとしてお馴染みの存在です。紅白歌合戦は今回が初出演。

松本 潤(俳優)

 来年の大河ドラマ『どうする家康』主人公・徳川家康を演じます。のメンバーとして第60回(2009年)~第71回(2020年)まで12年連続出演、第61回~第65回はグループで司会も経験しました。ジャニーズ事務所からの大河主演&ゲスト審査員は滝沢秀明岡田准一に続いて3人目。スペシャルナビゲーターを担当する櫻井翔とのやり取りにも注目です。

村上宗隆(プロ野球選手)

 セリーグ連覇を果たした東京ヤクルトスワローズの4番打者、今年は日本人選手最多のシーズン56本塁打を記録するなど大活躍の年でした。プロ野球選手のゲスト審査員出演は久々で、第67回(2016年)の大谷翔平以来6年ぶり。スワローズからは第46回(1995年)の古田敦也以来、27年ぶりです。

森保 一(サッカー日本代表監督)

 先日まで開催されたFIFAワールドカップでは、代表チームをあと一歩でベスト8進出という所まで導きました。Jリーグでは主にサンフレッチェ広島での活躍が選手・監督ともに特筆されます。サッカー日本代表監督のゲスト審査員出演は第62回(2011年)の女子サッカー・佐々木則夫以来11年ぶり、男子では史上初です。

吉田 都(新国立劇場舞踊芸術監督)

 バレエダンサーとして長年活躍、2020年からは新国立劇場舞踊芸術監督に就任。ゲスト審査員は第57回(2006年)以来2回目。なおバレリーナからは、松山バレエ団の森下洋子が過去3回ゲスト審査員として出演しています。

審査方法

ゲスト審査・会場審査

 今回も視聴者・会場・ゲストの3ポイント制で多い方が勝ちというルールです。ゲスト審査員は10名なので、例のごとく同数の場合はおそらくそのまま反映、したがって同時優勝という可能性もあると思われます。

 同時優勝、というより引き分けになった例は過去一度もありません。理論上投票の数だけで結果を決めていた年にそうなる可能性はありましたが、ボール投げで決めていた回は必ず総数は奇数でした。ただ72回もやっていて引き分けが1度もないというのも、よく考えると不思議なことです。そろそろこういうことが起こっても良いのではないかと思いますが、どうでしょうか。

視聴者審査

 視聴者審査も基本的にはほぼ前回と同じようです。オフィシャルサイトの説明を見てもよくわからない人は、前回個人的に書いた記事も参照してください。

 

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