今週のビルボードチャート~6/7(TWICE、稲葉浩志、imase他)

今週の初登場曲&注目曲

・4位 Hey! Say! JUMP「DEAR MY LOVER」
 →CD発売初週・セールス1位(24.0万枚) ラジオ5位 動画再生3位

・7位 BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE「Ding Ding Dong」
 →CD発売初週・セールス3位(5.3万枚) ラジオ10位

・14位 稲葉浩志「Stray Hearts」
 →5/26(金)配信開始 ダウンロード2位

・39位 Stray Kids「S-Class」
 →6/2(金)配信開始アルバム『5-STAR』収録曲 動画再生7位

・48位 imase「Nagisa」
 →5/26(金)配信開始 ラジオ1位

・64位 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE「Hand in Hand」
 →5/26(月)配信開始 ダウンロード6位

・86位 清水翔太「Fallin」
 →5/31(水)配信開始 ストリーミング80位

・88位 藤井 風「ガーデン」
 →アルバム『LOVE ALL SERVE ALL』収録曲 ストリーミング70位

 大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。

・1位 YOASOBI「アイドル」(先週1位・8週連続)
 →ストリーミング・動画再生・ダウンロード・カラオケ1位 ラジオ3位

・2位 MAN WITH A MISSION×milet「絆ノ奇跡」(先週7位)
 →CD発売初週・セールス4位(4.4万枚) ストリーミング7位 ダウンロード3位 動画再生9位

・3位 TWICE「Hare Hare」(先週69位)
 →CD発売初週・セールス2位(16.3万枚)

・12位 BE:FIRST「Smile Again」(先週26位)
 →ストリーミング11位 動画再生4位

・16位 女王蜂「メフィスト」(先週28位)
 →ストリーミング24位 ダウンロード13位

・28位 LE SSERAFIM「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」(先週56位)
 →5/15(月)発売ミニアルバム『I feel』収録曲 ストリーミング22位 動画再生19位

・38位 imase「NIGHT DANCER」(先週68位)
 →2022年8月19日配信開始 ストリーミング32位

・62位 IVE「WAVE」(先週圏外)
 →ストリーミング74位

今週のピックアップ曲

TWICE「Hare Hare」

 今回の新曲は日本向けなので歌詞は当然日本語ですが、サウンドはどちらかと言うと韓国のオリジナルに近い雰囲気。かなりのスピード感がある曲で、よくこのメロディーに日本語を詰め込んだものだと思わせるナンバーでもあります。9人ならではの賑やかさにクールさも備わっているハイブリッドさで、歌う方も踊る方も極めて難易度が高いです。それにも関わらずキャッチーな憶えやすさも存在。現在のTWICEの実力の高さを証明している傑作曲と言って良いのではないでしょうか。

稲葉浩志「Stray Hearts」

 ドラマ『あなたがしてくれなくても』主題歌。MVはフル公開が当たり前の時代に1分短縮版のみ公開というガッカリ具合ですが、THE FIRST TAKE出演でフルコーラス披露してくれるのは非常に嬉しい出来事です。

 全体的にシリアスなテイストの曲です。聴いていてゾクゾクするようなナンバーですが、特筆すべきはやはり稲葉さんの歌声でしょうか。今年の9月で59歳になりますが、歌唱力の凄さが相変わらず過ぎます。結成35周年ということで、今年はB’zとして6年ぶりにCDシングルも発売。ファンにとってはおおいに期待が膨らむ一年になりそうです。

LE SSERAFIM「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」

 TWICEの新曲同様、こちらもスピード感溢れる楽曲です。もっともこちらは韓国語による現地作品、クールなのにキャッチーというのはJ-POPだとなかなか難度の高い仕事ではないかと感じます。そういえば今年の年始くらいはドラマ仕立てのMV、スローな雰囲気の曲がK-POPをレビューするたび増えている印象もありましたが、今は全く逆の傾向になっているような気もします。韓国の流行スタイルの推移は、日本と比べてかなり速いのかもしれません。

imase「Nagisa」


 先週から前年8月リリースの「NIGHT DANCER」が急にビルボードHot100入りしている新鋭・imase。この「nagisa」は新曲ですが、全国のラジオ局パワープレイになった影響でラジオランキング現在1位。韓国のTikTokで「NIGHT DANCER」がバズったことが大きく影響、先々週には著名なYouTuber・コムドットの動画にも出演したそうです。

 新曲はシティポップ的なハイセンスミュージックという言葉が非常にしっくり来るナンバー。彼は令和の若者ですが、平成初期のようなスタジオで歌っている雰囲気がなかなかのミスマッチ。ノリの良いサウンドは、よく聴くとそこまで新鮮な曲という印象ではありません。歌っている人が若い新人だから新鮮に聴こえるというタイプの曲にも聴こえますが、その従来型のポップさがショート動画でバズる要因になったのもまた確かなように感じます。これを意図して作ったとしたらかなりの大物ミュージシャンになること間違いなしですが、それを判断するのは次作以降あるいは生のステージを見てからになりそうです。

 

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