今週のビルボードチャート~8/9(緑黄色社会、崎山蒼志、back number他)

今週の初登場曲&注目曲

・2位 THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「Summer Riot ~熱帯夜~」
 →CD発売初週・セールス1位(22.9万枚)

・5位 NGT48「あのさ、いや別に…」
 →CD発売初週・セールス2位(7.0万枚)

・13位 サザンオールスターズ「歌えニッポンの空」
 →8/2(水)配信開始 ラジオ・ダウンロード2位

・33位 乃木坂46「おひとりさま天国」
 →8/1(火)配信開始 ダウンロード10位 ラジオ22位 ストリーミング48位

・34位 BUDDiiS「Glow Gold」
 →7/28(金)配信開始 ストリーミング19位

・41位 SAD originals.「TOKYO EMPiRE」
 →CD発売初週・セールス4位(2.8万枚)

・47位 TREASURE「BONA BONA」
 →7/28(金)配信開始『REBOOT』収録曲

・56位 back number「怪獣のサイズ」
 →8/4(金)配信開始 ダウンロード5位

・75位 ENHYPEN「BLOSSOM」
 →8/1(火)配信開始

・81位 LE SSERAFIM「ジュエリー」
 →7/25(火)配信開始

・97位 FES☆TIVE「HUMAN NATURE WORLD」
 →CD発売初週・セールス6位

 大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。

・1位 YOASOBI「アイドル」(先週1位・17週連続)
 →ストリーミング・動画再生・ダウンロード・カラオケ1位

・10位 宇多田ヒカル「Gold ~また逢う日まで~」(先週40位)
 →7/28(金)配信開始 ラジオ1位 ダウンロード6位 ストリーミング54位

・12位 緑黄色社会「サマータイムシンデレラ」(先週17位)
 →7/24(月)配信開始 ラジオ4位 ダウンロード7位 ストリーミング26位

・22位 崎山蒼志「燈」(先週41位)
 →7/7(金)配信開始 ストリーミング28位 ダウンロード9位

・27位 AKB48「どうしても君が好きだ」(先週圏外)
 →CDセールス3位(3.2万枚)

今週のピックアップ曲

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「Summer Riot ~熱帯夜~」

 入りは随分カジュアルな夏祭りソングです。夏祭りをイメージする楽曲は概ね相場が決まっていて、かつてのEXILE「FIREWORKS」でも熱気が楽曲を支配していました。ただ今作に関して言うとメンバーも総じて二枚目過ぎるせいもあるのでしょうか、妙に清涼感があります。逆に言うと、それが目新しい部分にもなっているので面白い楽曲とも言えます。ただ中盤辺りまで聴き続けると見る方も慣れてくるのでしょうか、少しばかりの暑さを感じるようになります。THE RAMPAGEの楽曲的な面白さを感じさせるには、うってつけの1曲ではないでしょうか。

緑黄色社会「サマータイムシンデレラ」

 私の中ではいま現在もっとも楽曲バリエーション豊富・歌唱力抜群で外れが極めて少ないアーティストだと感じていますが、今作も抜群の出来。月9ドラマ『真夏のシンデレラ』主題歌というタイアップも含めて王道中の王道J-POPなのですが、そうなると演奏・アレンジ・歌唱力といったフィジカルが優れていればいるほど名作になります。ところどころにツボをついてくるサビのメロディー、表現力抜群のボーカル、スケールの大きい楽曲構成…。本当に聴いていて気持ち良くなるナンバーです。今年の夏はこれで決まり、というキャッチフレーズがバッチリ合う名曲中の名曲ではないでしょうか。

崎山蒼志「燈」

 『呪術廻戦』タイアップ曲が現在軒並み大ヒット中ですが、EDテーマのこの曲もチャートを駆け上がってきました。崎山さんも注目のアーティストとして多く取り上げられるようになってから数年経ちますが、データ的にはこれが最大ヒットになるのでしょうか。優しさを感じさせる歌声と、丁寧さとスケールの大きさが入り混じった編曲がとても印象的。サビ終盤の三連符を使うメロディーもクセになります。歌詞はYouTubeのコメント欄を見る限りアニメのキャラクターに寄り添う内容とのことですが、これは実際の作品を見て感じるのが一番かと思われます。

back number「怪獣のサイズ」

 サムネイルとジャケットを見ただけでは、ついてっきり何かの映画主題歌かと判断してしまうところです。ところが現実はノンタイアップ、曲やMVはback number節がよく出てる恋愛に不器用な男性が主役の作品。ところが怪獣が出てくるだけでMVは随分カオスな方向、歌詞も終盤になってゴジラとかカネゴンとか出てきます。というよりこのタイトルでこの歌詞に昇華する発想…。大型タイアップがないからこそ歌詞の自由度も上昇、やはり清水依与吏の作詞能力は平成以降のJ-POPを総合してトップクラスであることがよく分かる傑作中の傑作です。

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