今週のビルボードチャート~8/16(関ジャニ∞、Official髭男dism、宇多田ヒカル他)

今週の初登場曲&注目曲

・4位 関ジャニ∞「オオカミと彗星」
 →CD発売初週・セールス1位(15.0万枚)

・6位 めいちゃん「エンジョイ」
 →8/7(月)配信開始 ストリーミング4位

・18位 Official髭男dism「Chessboard」
 →8/9(水)配信開始 ラジオ8位 ダウンロード2位

・58位 Stray Kids「Super Bowl」
 →8/10(木)配信開始

・76位 V「Love Me Again」、91位「Rainy Days」
 →8/11(金)配信開始

・93位 XG「TGIF」
 →8/4(金)配信開始

 大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。

・1位 YOASOBI「アイドル」(先週1位・18週連続)
 →ストリーミング・動画再生・ダウンロード・カラオケ1位

・2位 キタニタツヤ「青のすみか」(先週4位)
 →ストリーミング2位 ダウンロード3位 動画再生6位

・16位 back number「怪獣のサイズ」(先週56位)
 →7/28(金)配信開始 ラジオ1位 ダウンロード11位 ストリーミング65位

・17位 崎山蒼志「燈」(先週22位)
 →7/7(金)配信開始 ストリーミング18位 ダウンロード8位

・24位 Ado「向日葵」(先週37位)
 →7/11(火)配信開始 ラジオ7位 ダウンロード9位

今週のピックアップ曲

関ジャニ∞「オオカミと彗星」

 イントロの音色とMVの色彩は昭和の刑事ドラマですが、妙に速いテンポと聴いたことあるようであまりない種類のメロディーはこれまでの関ジャニ∞とも異なる雰囲気。デビュー20年目の大ベテランだからこそしっくりくるナンバーという印象もあります。こういう系統の曲が似合うのはジャニーズだとTOKIO以来でしょうか。良いナンバーです。

Official髭男dism「Chessboard」

 今年のNコン課題曲です。彼らなりのアレンジで様々なタイプの名曲を生み出しているOfficial髭男dismですが、今回はやはりピアノが主役。とは言え打ち込みっぽい音も多く入れているのが、J-POPミュージシャンとしての面白さではないかと思います。メロディーは中学生の声でもしっくり来るような素直さ、歌詞は本当に表現力と人間力のあるクリエイターでしか描けないような素晴らしさ、そして何よりOfficial髭男dism史上最高と言っても良いスケールの大きさ。「凄い」の一言に尽きる、2023年を代表する超名作。

宇多田ヒカル「Gold ~また逢う日まで~」

 彼女は25年前のデビュー当時から天才と言われていますが、今作もそのジーニアスっぷりがよく表れています。この曲のポイントは拍の使い方で、終始メロディーと微妙なズレが生じている部分が独特の世界観を生み出しています。昨年の「BADモード」が冒頭と後半で随分異なる雰囲気でしたが、その流れを更に進化させたような印象もあります。音のシャワーのように様々な要素が降りかかる後半は特に必聴。これもまた2023年を語る上で外せない楽曲になるのは間違いありません。

乃木坂46「おひとりさま天国」


 ライブ初披露の時点で賛否両論の歌詞と聞いていますが、表題曲の反響が小さくなりつつある中でこういった話題を作るのは悪くありません。これ自体は全く新しくない20世紀の発想であるということもまた確かですが…。一人ひとりの個性をうまく引き出している映像は非常に楽しいですが、曲調は思ったより落ち着いています。同じ盛り上げ曲でもみんなで騒ごうという雰囲気の「夏のFree & Easy」とは対照的、これも時代だと思うわけです。時代といえば、今作のセンターはついに5期生の井上和が抜擢。今後の乃木坂46の主役は間違いなく5期生メンバーになるはずで、その意味では新しい乃木坂46がどう変わっていくのか非常に楽しみです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました