今週のビルボードチャート~3/26(サザンオールスターズ、私立恵比寿中学、ME:I)

 長らく当サイトで更新していたビルボードチャートおよび新曲レビューですが、本日更新分で最終回とします。ご愛顧ありがとうございました。

 また、多忙のためデータ更新が難しくなったSpotify・YouTube再生数ランキングも、今月中に非公開とさせて頂きます。あらかじめご了承ください。

今週の初登場曲&注目曲

・2位 SixTONES「バリア」
 →CDセールス1位 動画再生7位

・4位 ロージークロニクル「へいらっしゃい! 〜ニッポンで会いましょう〜」
 →CDセールス2位

・5位 僕が見たかった青空「恋は倍速」
 →CDセールス3位 ラジオ4位

・14位 みらくらぱーく!「全方位キュン(ハート)」
 →CDセールス4位

・26位 私立恵比寿中学「SCHOOL DAYS」
 →CDセールス5位

・37位 LE SSERAFIM「HOT」
 →ストリーミング41位 動画再生17位

・48位 スリーズブーケ「ユメワズライ」
 →CDセールス6位

・50位 DOLLCHESTRA「COMPASS」
 →CDセールス7位

・59位 ME:I「MUSE」
 →ストリーミング96位 動画再生10位



 大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。

・8位 サザンオールスターズ「夢の宇宙旅行」(先週圏外)
 →ラジオ1位 ダウンロード11位

・22位 ILLIT「Almond Chocolate」(先週60位)
 →ストリーミング33位 ラジオ2位

 

今週のピックアップ曲

サザンオールスターズ「夢の宇宙旅行」

 アルバム『THANK YOU SO MUCH』リード曲として発表されましたが、この作品はなんと10年ぶりの新作。とは言え平均年齢が還暦を超えてもう70になろうという面々が新作を出していまだにヒットすること自体、考えられないことであることは言うまでもなく。歴代のアルバムジャケットが横並びになるオープニングにクラクラするのは、間違いなく私だけではないはずです。曲はまさしくポップ路線ど真ん中、メロディーも節回しもサザンの集大成と言えるような質の高い内容。よく分からないお姉さんがMVで登場するのもまたサザンの風物詩、微笑ましい気持ちになります。しかし桑田さんの歌声と動きの変わらなさはこの年齢だからこそ凄まじく、まさに音楽が生んだ怪物と言って良いでしょうか。

 

私立恵比寿中学「SCHOOL DAYS」

 コロナ禍以降はご無沙汰ですが、それより少し前はライブに行くためファンクラブに入って遠征する程度にはファミリーだった私。その行動に至った理由は名曲が多いことと、メンバーが全員ものすごく歌がうまく表現力が高いということ。このグループが”SCHOOL DAYS”というタイトルの曲を歌うこと、それ自体まず大変な説得力ですが、本当にスクールデイズの年代に寄せたような歌詞と青春の甘酸っぱさをそのまま譜面にしたようなメロディー。「仮契約のシンデレラ」「禁断のカルマ」「まっすぐ」「イヤフォン・ライオット」、エビ中の歴史において作曲家・杉山勝彦の功績は計り知れないものがありますが、この曲も完全にその1ページに加わりました。2025年を代表する名曲だと思います。

 

ME:I「MUSE」


 昨年デビュー曲から大ブレイクした彼女たちですが、大事なのはやはり今年の楽曲。フルでMVを見た感想としては、キャッチーさを強調した去年より確実に成長していることを曲として表現している作品だということ。トラックとトラックの間で大きく雰囲気が異なるこの曲を歌いこなすには、かなりの表現力とセンスが必要ではないかと感じました。売れるための曲が「Click」なら、盤石にする曲が「MUSE」。9日間でYouTubeは500万再生、どこまで伸びるのか楽しみです。

 

 

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