第74回(2023年)NHK紅白歌合戦~その3~

紅6(全体12):ano(初出場)

・2013年デビュー、2020年ソロデビュー
・年齢・出身地非公表
・楽曲:「ちゅ、多様性。」(2022/11/23 配信)
  詞:あの / 真部脩一 曲:真部脩一
・歌手テロップ:初出場 バラエティーでも大ブレイク!
・歌唱前/歌唱中テロップ:SNSで大流行!ゲロチューダンス
・演奏時間:2分0秒

 かなり凝った衣装で登場したanoちゃん、帯にはファンシーな文字で「EVERYBODY SHOULD BE ACCEPTED」と書かれています。初紅白は既に楽しんでいる様子、「唯一おめでとうって連絡してくれた浜辺くんがいるので嬉しいです」とも話してます。2016年に映画で共演して以来の仲だとか。そんなやり取りをしているうちに、後方パネルに『突撃!カネオくん』のカネオくんが映像で登場。有吉さんが被せて隠すというお約束のボケをしています。

 番組にも2回だけ来てくれたあのちゃんを応援、人気者に擦り寄っているみたいです。声を担当している千鳥ノブは2階席最前列に座っています。衣装はまさかの私服トレーナー、私服で紅白に来たのは史上初なのだとか。顔が映って早々に次の段取り、「早い早い!9時入りしとんじゃ朝の」のツッコミは昔からよくあるお約束の光景。映像VTRはカネオくんがナレーターを担当する番組スタイル、「知ってる情報ばっかりでした」「言うなそれを!あのナレーション撮りに4回もスタジオ行っとんじゃ!」。当の本人も「ボクも知ってましたね」と当然のコメント、ただここは「最後紅白で締めれて嬉しいです」と締めてスタンバイ。

 MVを模した映像がバック、ダンサーの人数はこれまで何度も歌ってきた中でおそらく一番の多さ。間奏無しの2分0秒は短い演奏時間、ただトークは3分近い長尺なので本人としての印象度は強いです。カネオくんだけでなく、ノブさんも2階席で頑張って踊っている姿が3秒ほど映っていました。

ウラトーク

 鈴木さんはここで退席。尾形さんは先ほどの流れで食堂で何を食べたかというリクエスト。ちなみにおいなりさんを頂いたそうです。ちなみにのり弁も好きで、祖父が漁師だった縁で大森ののり大使もやっているみたいです。「肩書何個あるんですか!」と向井さんも驚き。「今度はパンサー2という肩書を」、さすがにこれは3人も恐縮しきり。

 ゲストトークのおかげで紅白を全く見れていない3人。「純烈さん見れてないんだよ!」「大丈夫、純烈は大丈夫!」となぜか尾形さんは純烈を下に見ています。さすがにこんなサプライズは心臓が持たないようで、「ノーモーションの鈴木雅之は無理!」と話しています。

 anoちゃんは前日の別番組、今日もリハーサルまでは金髪。後でゲストで登場すると鈴木アナが予告します。見入ろうとしていた所で純烈の4人が登場。ですが「ちょっとanoちゃん見よう!」と尾形さんはあくまでこのスタイルを貫く?模様。もっとも帯番組で共演しているので、「パンサーってNHK出れるんですね」とこちらも対抗?しています。

 オープニングの尾形さんの発言は、純烈のメンバーにもスタッフ経由で伝わっているそうです。「ウケてるっていうことは、弱いのよ」と本人の前でも言ってますが、抗議するわけでもなく「よわ~い感じで長く生きていきたい」と反応します。

 大きいQRコードなど演出はこなすことに夢中で意識は出来ていなかったそう、リハで映像を見た時は幕の下にいる人は見えないとコメント。

 

白7(全体13):BE:FIRST(2年連続2回目)

・2021年結成・デビュー 第73回(2022年)初出場
・17歳~25歳・7人組
・楽曲:「Boom Boom Back」(2023/2/13 配信)
  詞・曲:Grant Boutin / Will Jay / Luke Shipstad / 3onaway / SKY-HI
・歌唱前/歌唱中テロップ:紅白だけの新作パフォーマンス
・演奏時間:2分11秒

 こちらも101スタジオから生パフォーマンス。ここまで観客エリアは歓声がかなり多い印象でしたが、これに関しては1番が終わるまでややおとなしめ。メインステージから中央の円型ステージに移動して踊り歌う内容、その分普段とフォーメーションの変化が生じているかと思われます。ここまでスタジオパフォーマンスは全て観客参加の盛り上がる内容、歴代の紅白歌合戦としては新しい感覚ですがアーティストの特性を考えると正しい演出ではないかと感じました。

ウラトーク

 衣装からNHKプラスに繋がるかどうか、菅さんのスマホで実験。結果本当に繋がったようで、「何が起こってるかっていうと、これ他局じゃ着れないのよ」。向井さんはこれが純烈のテクニック、「これ作っちゃうと、また来年出さなきゃしょうがないじゃない!」と話します。ただ実を言うと岩永さんの肩のQRコードは、曲線になるので読み取れないとのこと。

 新メンバーになっていることを把握していない尾形さん、「入れ替わりがすごいあるから!」「LiLiCoんとこ帰っちゃってるからアイツは」。そんな初紅白の岩永さんは「楽しかったです」「思ってた以上に(緊張は)全然、適度に」との感想。もっともリーダーの酒井さん、1年で紅白出場していることに恨み節を漏らしています。「腹立つんで、コイツだけ給料俺らの10分の1くらいしか貰ってないです」、これには「とんでもないヤバい会社だな!」「それはないです」と総ツッコミ。たださすがに来年から初心者マークが取れるから上げないとねとは言っていました。私もギャラの件はいくらなんでも冗談であることを願いたいですが…。

 

紅7(全体14):JUJU(3年ぶり2回目)

・2004年デビュー 第71回(2020年)初出場
・1976年2月14日生 広島県庄原市出身
・楽曲:「時の流れに身をまかせ」(2023/11/
1 アルバム『スナックJUJU ~夜のRequest~「帰ってきたママ」』)…13年ぶり4回目
  詞:荒木とよひさ 曲:三木たかし
・歌唱前テロップ:「時の流れに身をまかせ」を歌い継ぐ
・歌唱中テロップ:テレサテンの名曲を
・演奏時間:2分21秒

 ちあきなおみ「喝采」(第23回・1972年)、尾崎紀世彦「また逢う日まで」(第22回・1971年)、太田裕美「木綿のハンカチーフ」(第27回・1976年)の映像が流れます。紹介VTRは昭和歌謡ライブがテーマ、「異邦人」「ラヴ・イズ・オーヴァー」の歌唱シーンが流れました。有吉さんの好きな昭和歌謡は「木綿のハンカチーフ」という所で、高瀬アナと一緒に曲紹介。橋本さんと浜辺さんがこのタイミングで衣装替え、2人とも席を離れています。

 バンド演奏にストリングス、更にはコーラスまで加わる贅沢なパフォーマンス。天井にはきらびやかなシャンデリアも加わる、雰囲気たっぷりのステージでした。ただ演奏時間は13年前の德永英明より10秒短めです。

ウラトーク

 純烈の紅白は6回目。後上さんは初出場の時に緊張しすぎて何も覚えてないようで、それが勿体ないので心をそっちに開きたいのでやりましたとコメント。白川さんは「歌は全然平気だったんですけど、トーク噛み倒しましたね。めちゃくちゃ緊張しました」。ただパンサーを見ると落ち着くとのこと、「我々も純烈さんめちゃくちゃ落ち着きます」「まるでテレビ東京みたいで」。この後も出番があるので、メンバーは気が抜けない・3分の1終わったというイメージのようです。

 今回は新しい学校のリーダーズに10-FEET、水森かおりや坂本冬美に鈴木雅之とお世話になっている人が大変多いとのこと。そこで酒井さんが質問。「有吉さんが司会って、芸人さんというかパンサーさんから見てどう見えるんですか?」。それには3人揃って嬉しいとのコメント、前回共演した純烈のメンバーも同感のようです。向井さんは前回ウラトーク担当のチョコレートプラネットに羨ましさを感じていたようですが、今回話を頂いて本当に嬉しいとのこと。「じゃあ来年は総合司会狙ってるとかですか?」「(即答で)狙ってます!」、ただ現場は一瞬静寂。「こんだけ可能性がないと笑わないんですね」、ただ酒井さんは「一流芸能人だけに地声でけぇ!」と感心していました。

 

紅8(全体15):NiziU(4年連続4回目)

・2020年デビュー、第71回(2020年)初出場
・18歳~22歳・9人組
・楽曲:「Make you happy」(2020/6/30 配信)…3年ぶり2回目
  詞:J.Y.Park “The Asiansoul” / Yuka Matsumoto
  曲:J.Y.Park “The Asiansoul” / Lee Hae Sol
・歌唱前テロップ:大流行した縄跳びダンスで会場を一つに
・歌唱中テロップ:みんな一緒に縄跳びダンス!
・演奏時間:1分58秒

 続けざまのステージは客席エリアからスタート。少しずつステージに向かって降りながらパフォーマンス、ダンスが入るのはサビ以降。橋本環奈浜辺美波が一緒に踊るという点では大変価値あるステージでした。ただ3年前のフルコーラスはやはり望めず、それどころか今回も演奏時間は2分に届かず。完全に扱いが年を経るごとに悪くなっているのは、やはり気になります。審査員コメントは吉高由里子「何ですかあのキラキラしたオーラは」とキュンキュンさせられた様子です。

ウラトーク

 「有吉さん入っての歌の時に、僕等は有吉さん歌うま!って思ったんですよ。だから今日も思うと思うし」。この後のフミヤさんとのステージ、さらにポケビも楽しみにしているようです。4人はここで退席、「こんなとこで油売ってる場合じゃねぇんだよ」と最後までリラックス。

 その間にステージは進行、全然本編を見られません。「純烈さんやっぱいいね、喋りやすい」「緊張全くしないもんね」「純烈さんも俺たち実はモノマネしたことありますからね」「しかもリーダーズもあるし、鈴木雅之さんもあるし。俺らがモノマネしたラインナップで呼ばれてる?」「中井貴一さんもか?」「着替えてらっしゃるもん、司会も」、ただここでようやく僅かにステージへの感想も漏れるようになりました。

 

 

紅9(全体16):LE SSERAFIM(2年連続2回目)

・2022年結成・デビュー 第73回(2022年)初出場
・17~25歳・5人組 ソウル特別市・鹿児島県・大阪府出身
・楽曲:「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers) -Japanese ver.-」(2023/8/
8 配信)
  詞・曲:SCORE(13) / Megatone(13) / Supreme Boi / ONEYE / Josefin Glenmark / Anders Gukko / Anne Judith Wik(Dsign Music) / Nermin Harambasic(Dsign Music) / Benjmn / Feli Ferraro / Kris Jana / Kyler Niko / Young Chance / BELLE / Glenda “Gizzle” Proby / Makaila J Garcia / Believve
  日本語訳詞:Kanata Okajima
・歌唱前/歌唱中テロップ:”クールでマネしたくなる踊り”に注目
・演奏時間:2分30秒

 前回スタジオからの出演でしたが今回はホールでのパフォーマンス、浜辺さんが直々にフリップで魅力をプレゼン。「クールでマネしたくなる踊り」ということで、今回の曲はウナギからアナゴ、ではなくウサギから悪魔に変わる踊りがSNSで大流行したとか。「振付だけでなく、私たちの表情の変化にも是非注目してください」と、リーダーのキム・チェウォンがさらにアピール。違和感なくテンポの良いやり取り、これには有吉さんも「もう好きになりました」。本当かどうかは分かりません。

 全体的にサビ以外も特徴的な踊りですが、構成はかなり複雑。真似するのは若く、かつ一定以上のリズム感がないとちょっと厳しそうです。振付無しで歌うにも難しい曲、さらに言うと日本語になっているのでメンバーによっては語学の知識まで要求されます(これは韓国語に関しても同様ですが)。そういう意味ではJ-POP、いやアジアのポップスがここまで進化していることを如実に示しているステージであるとも言えるでしょう。

 審査員コメントは国枝慎吾(元プロ車いすテニス選手 3月国民栄誉賞を受賞)「こんなに華やかな大晦日は初めて」「忘れられない一日」、短めにまとめています。

ウラトーク

 グループについて鈴木アナが説明、昨年デビューでもう紅白2回目。フリップでの説明に菅さんが補足解説。「最近のブームは結構この上半身でやる踊りがかなり多いらしい」「携帯に収まるサイズが結構バズる」。SAKURAさんは元HKT48、当時「一緒にロケさせて貰ったことあります」。そんな中で尾形さんはいまだに総合司会やりますの件でスベったことを気にしていました。周りがイラッとしたのではないかと向井さんが分析。

 「可愛いしセクシーだし」という具合で、メンバー全員が魅了されています。次々と切り替わる振付に、鈴木アナは思わず「マネできないですけどね」と。リハーサルの時はお化粧が薄いことがかえって可愛いとも話してます。

 「久しぶりに落ち着いて紅白見れてますね、今ね」「これがしたいよ!」。早くも16曲目、前半の後半に入っていることに4人とも驚いてます。

 

白8(全体17):山内惠介(9年連続9回目)

・2001年デビュー 第66回(2015年)初出場
・1983年5月31日生 福岡県糸島市出身
・楽曲:「恋する街角」(2008/10/1 シングル)…2年連続3回目
  詞:下地亜記子 曲:水森英夫
  振付:花柳糸之 踊り:花柳糸之社中
・歌唱前テロップ:有吉を慕う芸人たちが曲を盛り上げる
・歌唱中テロップ:浅草から 有吉を慕う芸人たちが曲を盛り上げる
・演奏時間:2分37秒

 再び年の瀬中継、今度は浅草寺から吉岡真央アナがリポーターとして登場。パフォーマンスは西参道商店街から、ここでは山内さんの他に紋付袴姿のアルコ&ピース吉村崇(平成ノブシコブシ)とにかく明るい安村。安村さんが服を着ているのは大変珍しいです。有吉さんとは何度と無く番組で共演しているので、「何やってるの?」「本番中ですからどいてください!」「山内さんの邪魔をしないように!」「もっといいメンバーはいなかったんでしょうか」「ただ騒がないでください!」とツッコミ連発。「芸人の皆さんは山内さんの曲を盛り上げるために、曲の中で様々なネタやパフォーマンスをしてくださるそうです」「山内さんだけの方がいいと思うんですけどねぇ」。同業者のゲスト審査員・バカリズム「山内さんよくOK出しましたよね」「急に知り合いがいっぱい出てきたんでちょっとビックリしましたけども」と話してます。

 商店街の方々が山内さんを手拍子で盛り上げます。これだけなら他の歌番組でもありそうな光景ですが、1節歌った所で平子さんがなぜか居合斬りを披露。その結果酒井さんが金色のふんどし姿、「惠ちゃん日本一」「有吉さんがんばれ」と直接マジックでペイントされた、普段あまりやることがないと思われる裸芸。スタジオにも音声は入っていて、有吉さんは呆れながら「恥ずかしい…早くやめてくれ」とツッコミ。

 Bメロに入って花柳社中数名と、久々のテレビ披露のような気がしてならない吉村さんの脇鳴らし芸。またまた有吉さんと一部視聴者が呆れる展開ですが、山内さんも「この衣装いいっしょ」と訳の分からないこと(※コンサートではよく仰ってるとのこと)を言い出します。視聴者と商店街の皆さんに手を振って挨拶した後、安村さんに声をかけてBGMチェンジ・お馴染みの全裸に見えるポーズを披露。

 ラストは花柳社中が大量に加わって、一緒に踊る展開。芸人は4人中3人が半裸という、かなりカオスな事態になっていました。なお異物が入りまくった歌は1コーラス半ながら2分37秒。時間だけで見ると配慮はされています。また花柳社中は今回このステージのみの出演、演歌歌手だけでなくダンサーもろともこんな扱いにされてしまうのは流石に予想外でした。

 歌終わりにも司会陣とのやり取りあり、吉村さんのテンションが高くなっています。山内さんもこんな状況でとびっきりの笑顔でしたが、「あらためまして芸人さん、皆さんありがとうございました!」の挨拶はウラトーク席から総ツッコミされていました。バカリズム「芸人チームの裸率の高さにビックリしました」と、一応は絶賛のコメントを残してます。

ウラトーク

 浅草の様子、初詣には早くない?と話す面々ですが、見慣れた芸人が登場すると状況が一変。「有吉さんとズブズブのメンバーですよね、これ」と嬉しそうに笑ってます。「吉村さん嬉しいと思うよ」「吉村さん本当は暗いからね」。”有吉を慕う芸人たちが曲を盛り上げる”のテロップに3人大爆笑してます。

 安村さんのネタはやらないだろうと呟いていますが、酒井さんが裸になって状況一変、間違いなくやるだろうという流れに。吉村さんの脇鳴らしは菅さん曰く「おめでたいのかおめでたくないのか分からない芸」「一つも音しないなぁ」。安村さんの往年の芸には大拍手。こんな演出に、「山内さんとんでもなくいい人だなぁ」としみじみ話す一同でした。そして、中継終わりの浜辺さんによる挨拶にも大ウケしています。

 

紅10(全体18):乃木坂46(9年連続9回目)

・2012年結成、デビュー 第66回(2015年)初出場
・16歳~28歳・36人組
・楽曲:「おひとりさま天国」(2023/8/1 配信)
  詞:秋元 康 曲:Akira Sunset / 丸谷マナブ / ha-j / 遠藤ナオキ
・歌唱前/歌唱中テロップ:新世代!5期生メンバーに注目
・演奏時間:2分15秒

 山内さんのステージはカオスでしたが、この曲も曲そのものはまあまあカオスです。ヘイ!ヘイ!連発のイントロはとにかく明るい安村の直後にやることではないような気がするのですが、どうでしょうか。歌詞も昨今のヒット曲と比べれば、分かりやすいと言われれば分かりやすく憶えやすい内容ですが格好良さ・カジュアルさは欠片ほどもありません。とは言え3期生が最年長になり、5期生の井上和がセンターになるのはそれだけで新鮮。ソロショット多めのカメラワークも良い仕事で表情も各メンバーそれぞれバッチリ。9年連続出場、メンバーが入れ替わっても人気が続く理由があらためて垣間見えるパフォーマンスでした。

ウラトーク

 何年か前の紅白に又吉さんが出た時の話をします。「大宮の出番だったんすよ。ノブシコブシさんが出番一緒で。吉村さん楽屋の床に寝ながら又吉さんが紅白出てるの見て「どこで差がついちまったんだよ…」と言ってたのが何年か前の紅白の時なんですよ」「だから相当紅白への想いが強い人だから。全部出し切ろうという顔してましたもん」「でも又吉さんの出方とは全然違うけどね」「差は埋まってない」。ちなみにこの紅白は第66回、『火花』がベストセラーになってゲスト審査員となり、ゴールデンボンバーと相撲を取った2015年のことを指しています。

 ステージに注目、坂道系の紅白に対する想いを色々語っています。色々話して繋げる向井さんに対して、尾形さんは「かわいい」の一言ばかりでした。

 

白9(全体19):郷ひろみ(13年連続36回目)

・1972年デビュー 第24回(1973年)初出場
・1955年10月18日生 福岡県出身
・タイトル:「2億4千万の瞳 ~ブレイキンSP~」
・楽曲:「2億4千万の瞳」(1984/2/25 シングル)…2年ぶり8回目
  詞:売野雅勇 曲:井上大輔
  振付:KENZO (DA PUMP) DJ:DJ IKU
  ダンス:Shigekix、KATSU ONE、KENTARAW、KAKU、TSUKKI、AYANE、RAM、YASKIN
・歌唱前/歌唱中テロップ:間奏の大技”マックス”!成功なるか
・演奏時間:2分52秒

 VTRで今回の企画ドキュメントを再生。普通の若者でも出来そうにない大技・マックスを説明します。歌前トークの時点で観客席から大拍手。「一緒に楽しくね、皆さんと出来ればというふうに思っています。その楽しさを逆に教わったくらいです僕は。だから今日は楽しく皆さんに盛り上げていきたいというふうに思います!」と、力強くコメントする姿の時点で若々しく格好良いです。

 DJブースも加わった電子音強めのアレンジ、ダンサーは最初から難度の高い技を連発します。郷さんも郷さんで相変わらずジャケットプレイにしなやかな一回転、この時点で68歳の動きではないのですが(歌声も然り)ハイライトはやはり間奏。今回のため独自にアレンジされたメロディーをバックに、難度の高いコンビネーションから最後はマックスで締めます。決まった瞬間大拍手、浜辺さんからは「ブラボー!」の声が飛びます。そしてここから歌い慣れてるとは言えラストサビもしっかり歌唱、68歳という年齢を考えると完全に人間業ではありません。

 言うまでもなく、前半ここまでもっとも大きな拍手が観客席から飛び交いました。俵万智(歌人 紫綬褒章を受章)もこの年で更に進化していることに感動しましたとコメントを残しています。

ウラトーク

 事前番組どころか楽屋まで一緒だったというパンサーの3人。尾形さんもブレイキンは何回か習ったことあるそうですが、「とんでもない筋肉使うからね」「絶対無理だと思う、これは」と難しさを力説。「出来たらとんでもないよ」と話してます。

 リハーサルも全力だったと語る鈴木アナ。ただ4人いる楽屋への差し入れは向井さん曰く団子1本だけだったみたいです。そんな話をしている間にBE:FIRSTのメンバー3人(SOTA, JUNON, LEO)がゲストに登場。とは言えこのステージなので、トークよりもまずはダンスの解説という流れに。

 「凄いですよ。」「格好良いなぁ郷さん。立ってるだけでも格好良いのにブレイキンしちゃうんだ」。ブレイキンについては「一番難しいと言っても過言ではないし、やっぱ練習量で言ったら他のダンスのジャンルに比べたら必要なものになると思うんで、それを企画として挑戦する郷さん流石だな」。回転の大技を決めるダンサーを見て無理だと話すパンサーの3人、これはビーファのメンバーでさえもちょっと出来る程度だと話しています。

 間奏のブレイキンには一同大歓声。あらためてビーファのメンバーも郷さんに尊敬の念を抱いていました。ステージが落ち着いてから、あらためて3人を紹介。そのまま次に続きます。

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