紅白歌合戦出場歌手内定の記事について解説

山崎育三郎 白組で初紅白!悲願の出場内定 昨年は企画枠、「栄冠は君に輝く」歌唱も

 本日スポニチで内定報道がありました。随分早い時期の記事だと感じた所ですが、昨年もほぼ同じタイミングで瑛人の内定が報じられています(当時のスポニチ記事)。

 振り返ると、長い間紅白歌合戦について書いている私ですが、内定報道について記事にしたことがほとんどありません。折角なので、この機会に取り上げてみたいと思います。

ここ5年間で自分が興味を持った内定報道

 まずは出場歌手発表よりも1ヶ月以上前に報道された主な内定記事をピックアップしてみました。

オール巨人(2016年10月10日/東スポ/不出場)

小沢健二(2017年10月10日/スポニチ/不出場)

菅田将暉(2019年10月15日/スポニチ/出場)

瑛人(2020年9月14日/スポニチ/出場)

 今回の内定記事もスポニチ、そう考えるとスポーツニッポンは内定記事を取ってくるのが早いと考えて良さそうです。ただ近年でも2017年の小沢健二は外してます。今回の報道をもって山崎育三郎の出場決定、と考えるのは早計です。

 次に、過去内定報道が出たにも関わらず出場しなかった歌手についてまとめてみました。スポーツ新聞判明分のみで、雑誌で名前が出た分については省いてます。

内定報道が出たにも関わらず出場しなかった歌手(2009年以降)

井上陽水(2009年):11月15日日刊スポーツ(出場歌手発表1週間前)

BUMP OF CHICKEN(2010年):11月23日日刊スポーツ(出場歌手発表前日)、即座にメンバーが報道内容を否定

佐野元春(2010年):11月23日日刊スポーツ(出場歌手発表前日)

近藤真彦(2010年):11月24日スポニチ・報知(出場歌手発表当日)

SEKAI NO OWARI(2013年):11月25日出場歌手発表当日

乃木坂46(2014年):11月16日日刊スポーツ(出場歌手発表10日前)

市川由紀乃(2015年):11月26日スポーツ報知(出場歌手発表当日)

小沢健二(2017年):10月10日スポニチ(出場歌手発表より1ヶ月以上前)

 こんな感じです。ここ数年は「内定」ではなく「濃厚」「候補」「出場か」という言葉を使っている記事が増えました。近年は直前報道でも「内定」ではなく「考えられる」「可能性がある」とやや抑えた表現が目立つようになり、「内定」と報じられた歌手はほとんどが出場するようになりました。2010年の誤報ラッシュとアーティスト側に即座に否定された件が、それ以降の報道に影響している可能性も高そうです。

さて、山崎育三郎さんの出場は…

 この時期に「内定」という報道が出たので、確かに出場する可能性は高くなりました。NHKでの仕事は以前から多く、大河ドラマ『青天を衝け』にも伊藤博文役で出演。「栄冠は君に輝く」は今年の甲子園でもアカペラ独唱を披露、話題になっています。德永英明島津亜矢といったカバー曲メインの歌手が前回いなかったことも、出場に際してはプラス要素です。前年の紅白出演が示す通り、パフォーマンス面の不安は全くありません。

 ただ4年前の小沢健二の件はやはり気になります。またCD売上や動画・ストリーミング配信数など、データ面で目立った数字が出ていないのも不安要素です(実際小沢さんの時は話題性の割に数字が出ていない印象もありました)。ただTwitterやヤフコメを見る限り、出場することに関して否定的な意見はほとんど見られません。

 さらに白組は他にも出場歌手候補は多くいます。出場歌手発表までまだあと2ヶ月、内定が出たものの選定が進むにつれて外すという選択肢になったとしても、決して不思議ではありません。

 10月に出場歌手予想をし直す時は、リストの20位前後に入れる形になると思います。ただその順位で抑える辺り、紅白出場確定とはまだまだ到底思えないというのが私の意見です。先日の予想で70組に入れていないのは誤算でしたが…。

私なりの紅白内定記事の見方

 最後に、昨年私がTwitterで呟いた「私なりの紅白内定記事の見方」をここで紹介します。内定記事が盛り上がるたびにリツイートを繰り返す可能性もありますが、あらためてこの機会に。

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