今週のビルボードチャート~8/7(YOASOBI、ME:I、Vaundy)

今週の初登場曲&注目曲

・5位 LIL LEAGUE from EXILE TRIBE「Youth Spark」
 →CDセールス4位

・27位 BUMP OF CHICKEN「strawberry」
 →ダウンロード1位 ラジオ18位

・40位 ME:I「Hi-Five」
 →ストリーミング68位 動画再生5位

・68位 あいみょん「ざらめ」
 →ダウンロード4位

 

 大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。

・1位 Snow Man「BREAKOUT」(先週圏外)
 →CDセールス・ラジオ1位 動画再生3位

・3位 =LOVE「絶対アイドル辞めないで」(先週圏外)
 →CDセールス2位

・16位 YOASOBI「舞台に立って」(先週43位)
 →ストリーミング40位 ダウンロード2位 ラジオ6位

・19位 藤井 風「Feelin’ Go(o)d」(先週29位)
 →ストリーミング37位 ラジオ2位 ダウンロード8位

・20位 XG「SOMETHING AIN’T RIGHT」(先週51位)
 →ストリーミング24位 ラジオ9位

・39位 TOMORRROW X TOGETHER「ひとつの誓い (We’ll Never Change)」(先週圏外)
 →CDセールス4位

・41位 Vaundy「ホムンクルス」(先週64位)
 →ストリーミング36位 ダウンロード13位

 

今週のピックアップ曲

YOASOBI「舞台に立って」

 NHKスポーツテーマ2024のタイアップになっているYOASOBIの新曲、現在パリオリンピック中継で非常に多く耳にする楽曲となっているかと思います。「栄光の架橋」「風が吹いている」「カイト」辺りの大作傾向が非常に強い歴代オリンピックテーマソングですが、今回の曲はそれらと一線を画すようなポップな楽曲。ただ歌詞は徹底的にアスリートの立場に寄っている内容で、フルコーラスで聴くとこれまで以上にスポーツ中継のテーマソングらしいナンバーになっています。2番以降で高まってくる雰囲気と、ラストの畳み掛けに完成度の高さを感じます。

 確かに「群青」ほど圧倒される印象ではなく、「アイドル」の方が凄味のある曲だったような気もしますが、テーマに沿った楽曲という点で考えるとこれ以上ないほど理に適った作品であることは間違いありません。当サイトの観点で考えると紅白歌合戦でどう歌われるかという点も気になるところですが、個人的には歌われることは確実としてもトリのイメージでないかもしれないというのは気になるところです。その点はまたおいおいこちらでも考える予定ですが…。

 

ME:I「Hi-Five」

 初っ端から韻を踏む楽しい構成、バラエティー豊かな表情に満ち溢れたMV、鮮やかでしなやかなサビの振り付け。何より夏に聴きたくなる極めて爽やかな雰囲気。新しいアーティスト・新鮮な曲調でありながら夏ソングの名曲の系譜をしっかり引き継いでいて、こういった新しさと伝統を両立させている楽曲は歴史的にも非常に強いです。デビュー曲から破竹の勢いですが、この分だとそれはかなり加速するのではないでしょうか。

 

Vaundy「ホムンクルス」


 『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』は主題歌が「ホムンクルス」、エンディングテーマに「Gift」が起用されています。引き出しの多いVaundyもさすがに40曲を超えるとある程度の傾向は出てきますが、ロック調強めの激しい彼の作品に外れはありません。パワフルな歌声に合ったサウンドは圧倒的で、Cメロで抑えめになるところもギャップがバッチリ。格好良い、この単語が2024年で最も似合う曲です。

 

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