第76回(2025年)NHK紅白歌合戦曲順発表

 出来る限りシンプルに、出演の時間帯を予測して各ステージの見どころ・データを紹介しています。リハーサル記事へのリンクは追加しない予定なので、あらかじめご了承ください。

 

全体を通しての出演者

司会:有吉弘行綾瀬はるか今田美桜鈴木奈穂子
ウラトーク:ダイアンユースケ津田篤宏)、林田理沙
ラジオ:佐々木芳史宮﨑あずさ
ゲスト審査員:小田凱人(車いすテニス選手)、髙石あかり(俳優)、仲野太賀(俳優)、野沢雅子(声優)、松嶋菜々子(俳優)、三浦知良(サッカー選手)、三宅香帆(文芸評論家)

 

解説

 番組全体通しての出演者は上の通りです。どの場面で出演するかはもちろん、特にゲスト審査員は不意打ちのようなショットも毎年恒例なのでそちらも楽しみにしたいところです。

 ウラトークでは時間帯によって出場歌手・応援タレントのゲスト出演もあるはずなので、各歌手のファンはメインのステージ以外でも目を離せません。

 

19時台出演

オープニングメドレー(詳細はリンク参照
紅1(全体1):CANDY TUNE「倍倍FIGHT!」
紅2(全体2):FRUITS ZIPPER「わたしの一番かわいいところ」
白1(全体3):新浜レオン「Fun! Fun! Fun!」
白2(全体4):ORANGE RANGE「イケナイ太陽」
白3(全体5):King & Prince「What We Got ~奇跡はきみと~」
紅3(全体6):ILLIT「Almond Chocolate」
紅4(全体7):天童よしみ「あんたの花道 ~ミャクミャクダンスSP~」
白4(全体8):&TEAM「FIREWORK」
紅5(全体9):LiSA「残酷な夜に輝け」
白5(全体10):M!LK「イイじゃん」
紅6(全体11):乃木坂46「Same numbers」

解説

 トップバッターは初出場のCANDY TUNE、その後が同事務所の先輩グループFRUITS ZIPPER。紅組が2組続くオープニングは、前回同様の流れです。

 白組トップバッターは2回目出場の新浜レオン、男性演歌歌手が白組1番手を担当するのは第58回(2007年)の美川憲一以来18年ぶり、当年発表の曲に限定すると第38回(1987年)の森進一以来38年ぶり。もっとも歌唱曲はアニメ『名探偵コナン』EDテーマ、楽曲提供はZYYGのギタリスト後藤康二なので全くもって演歌とは異なる内容です。

 ORANGE RANGEはなんと白組2番手の曲順になりました。もっともヒット当時に出場した第55回(2004年)・第57回(2006年)はともに20時台での出演。なおその2回はともに沖縄のライブ会場から中継、仮にNHKホールで歌う場合は今回が初となります。

 白組3番手のKing & Princeはミッキーマウスやミニーマウスと一緒にパフォーマンスするステージです。幾度となく出演しているディズニーキャラクターですが、19時台で登場するケースは第62回(2011年)以来14年ぶり。

 紅組3番手・全体6番手のILLITは前回と全く同じ曲順、トップバッター以外で2年続けて曲順が被るケースは珍しいです。天童よしみはミャクミャクとの共演ステージ、カワラボ2組との共演は既に発表されている通りです。

 &TEAMM!LKはともに前半出演、この2組にLiSAが挟まれる形になりました。『鬼滅の刃』コラボステージですが、この曲順だと初出場で「紅蓮華」を歌った第70回(2019年)ばりの短さになりそうです。M!LKは佐野勇斗が前回朝ドラ『おむすび』の応援で登場しているので、実は彼だけ2年連続紅白出演になっています。

 乃木坂46はテレビのリモコンを使った視聴者参加型のSPパフォーマンスが発表されました。ここ何年かだとJO1なにわ男子純烈あたりで採用された企画です。また基準の得点設定が低すぎてスペシャル特効全採用になるとは思いますが、個人的には逆に一度くらい目標に届かないシーンを目撃したい気持ちも少しだけあったりします。

 

20時台出演

白6(全体12):純烈「いい湯だな(ビバノン・ロック)」
白7(全体13):Number_i「GOD_i」
紅7(全体14):幾田りら「恋風」
特1(全体15):氷川きよし「愛燦燦」
紅8(全体16):aespa「Whiplash」
紅9(全体17):アイナ・ジ・エンド「革命道中 – On The Way」
特2(全体18):堺 正章「ザッツ・エンターテインメント・メドレー」
白8(全体19):BE:FIRST「夢中」
特3(全体20):福山雅治「木星 feat. 稲葉浩志」
白9(全体21):三山ひろし「酒灯り ~第9回 けん玉世界記録への道~」
紅10(全体22):ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
紅11(全体23):坂本冬美「夜桜お七」
紅12(全体24):水森かおり「大阪恋しずく ~紅白ドミノチャレンジ2025~」
白10(全体25):Vaundy「Tokimeki」

解説

 純烈はひそかにビバノン・ロックの副題がつきました。そのためデューク・エイセスではなくザ・ドリフターズのカバーです。ホールではなくとある温泉地からの生中継、2年連続でホール外からの出演になります。リポーターはタイムマシーン3号のふたり、前々回けん玉企画に参加して以来2年ぶり2度目の出演です。なお前回彼らが中継で足を運んだのは群馬県神流町、元祖「いい湯だな」は群馬県が舞台、タイムマシーン3号の出身地は新潟県と群馬県です。

 Number_iは前回21時台の出演でしたが、今回は前半に回りました。幾田りらYOASOBI with ミドリーズで「ツバメ」を歌った第72回(2021年)以来、4年ぶり前半のステージです。そしてこんな早い時間に氷川きよしの「愛燦燦」、彼が前半で歌うのは第66回(2015年)以来10年ぶり。「愛燦燦」も基本後半あるいは終盤で歌われる曲なので、色々な意味で新鮮な感覚です。

 aespaアイナ・ジ・エンドと紅組初出場が続きます。後者は『ダンダダン』とのコラボステージですが、ここでBiSH以来のファンである千鳥のノブが応援出演。カネオくんの声でanoちゃんの曲紹介で登場して以来2年ぶり、今度は私服で来ないことを祈りたいところです。49年ぶり紅白でソロステージの堺正章は前半の時間帯、振り返ると昭和期の6回も「さらば恋人」で初出場した第22回(1971年)以外は早い曲順でした。

 BE:FIRSTは前回と同じくらいの曲順。27日に稲葉浩志とのコラボで福山雅治がもう1ステージ追加の発表がありました。けん玉企画の三山ひろしは第1回ギネス挑戦以来8年ぶりの前半出演。連続テレビ小説『ばけばけ』のハンバートハンバートを経て、おなじみ坂本冬美「夜桜お七」は今回M!LKのメンバーがバックダンサー。

 水森かおりは3年連続ドミノチャレンジ、曲順は2年ぶりの紅組前半トリ。応援で先日M-1グランプリチャンピオンに輝いた、たくろうの2人が登場します。そして前半ラストはなんとVaundy、例年以上の層の厚さを白組から感じさせます。その証拠に、前半ステージは紅12・白10とややアンバランスな形となりました。

 

21時台出演

企1(全体26):連続テレビ小説『あんぱん』スペシャルステージ
白11(全体27):RADWIMPS「20周年スペシャルメドレー」
紅13(全体28):AKB48「AKB48 20周年スーパーヒットメドレー」
白12(全体29):TUBE「紅白 夏の王様メドレー」
紅14(全体30):HANA「ROSE」
紅15(全体31):ちゃんみな「ちゃんみなSPメドレー」
紅16(全体32):岩崎宏美「聖母たちのララバイ」
特4(全体33):星野 源「創造」
白13(全体34):サカナクション「怪獣・新宝島」
特5(全体35):矢沢永吉「真実」

解説

 後半は連続テレビ小説『あんぱん』スペシャルステージからスタート、紅白歌合戦に初めて『それいけ!アンパンマン』のキャラクターが登場します。その後を受ける形でRADWIMPSのステージ、後半トップバッターは『君の名は。』の「前前前世」以来9年ぶり2回目。

 紅組AKB48は振り返ると意外に後半トップバッターは無く、今回が初めてです(系列グループでは第66回でNMB48の事例あり、これも朝ドラ『あさが来た』受けのステージでした)。TUBEもメドレーなので後半は最初から3組連続複数曲歌唱、これも近年では見られなかったケースです。

 HANAの後にちゃんみなのステージ、曲紹介では一緒に出てきそうですが一体にするか間を空けるか注目、ただいずれにしても「SAD SONG」は2組共演という形になりそうです。その後に37年ぶり出場の岩崎宏美、ただここまで企画特別以外28組で紅16白12は過去に無いほどのアンバランスさです。

 星野源サカナクション矢沢永吉と豪華なステージが続きます。永ちゃんは過去2回23時前での出演でしたが、今回は少し時間が早くなっている様子です。

 

22時台出演

白14(全体36):SixTONES「6周年アニバーサリーメドレー」
白15(全体37):郷ひろみ「2億4千万の瞳 -エキゾチック・カパン-」
白16(全体38):back number「どうしてもどうしても・水平線」

紅17(全体39):あいみょん「ビーナスベルト」
白17(全体40):久保田利伸「紅白スペシャルメドレー」
紅18(全体41):Perfume「Perfume Medley 2025」
紅19(全体42):髙橋真梨子「桃色吐息」
白18(全体43):布施 明「MY WAY」
紅20(全体44):石川さゆり「天城越え」
特6(全体45):松任谷由実「天までとどけ」

解説

 SixTONESの過去3回紅白はいずれも前半出演でしたが、今回は初めて後半歌唱になります。御年70歳となる郷ひろみは第71回(2020年)以来の後半出演、22時台以降はなんと第52回(2001年)以来24年ぶり。「2億4千万の瞳」の後半歌唱も第62回(2011年)以来で相当久々となります。なおback numberまでで4組連続白組、特別企画を含めると6組連続男性歌手のステージ。紅白歌合戦とは思えないアンバランスさ、ただこれをもって再び紅組白組のステージは同数になります。

 あいみょんはいつも通りの時間帯、35年ぶり久保田利伸の後にコールドスリープ直前のPerfumeが登場します。言うまでもなく今回もMIKIKOが振付・演出に携わっています。

 髙橋真梨子布施明石川さゆりという具合に22時台後半は大御所のステージが続きます。前回第73回の「天城越え」は東京フィルハーモニー交響楽団の演奏でしたが、今回はNHK交響楽団の演奏。N響の紅白出演は久しく無く、第42回(1991年)以来34年ぶりになります。松任谷由実の出演時間はおそらく23時前後、これも3年前に近い曲順です。

 

23時台出演

白19(全体46):米津玄師「IRIS OUT」
白20(全体47):福山雅治「クスノキ -500年の風に吹かれて-」
特7(全体48):玉置浩二「ファンファーレ」
紅21(全体49):MISIA「MISIAスペシャル」
白21(全体50):Mrs. GREEN APPLE「GOOD DAY」
特8(全体51):松田聖子「青い珊瑚礁」

解説

 米津玄師の出演時間は過去2回とおそらくはほぼ同じ。福山雅治は6年ぶり、NHKホールに限定すると第44回(1993年)の初出場以来32年ぶりにトリ以外での歌唱となります。玉置浩二の曲順は第71回・第75回とほぼ同様。そう考えると、近年の紅白は曲順がアーティストによって固定されつつある傾向にあるようにも思えます。

 紅組トリのMISIAは7年連続となります。楽曲も発表されていて、「Everything」は6年ぶり3回目の歌唱。「アイノカタチ」は2年ぶり5回目、2018年発表ということを考えるとちょっと異常なほどのハイペースになっています。過去曲でももう少し1990年代後半の曲とか、2000年代中盤の曲とか選曲されてもいいように思うのですが…。

 そして白組トリ、大トリは出場3回目のMrs. GREEN APPLEが大抜擢。「ライラック」や「ダーリン」ではなく「GOOD DAY」で締めるのはやや意外な感もありますが、いずれにしても福山さんの5年連続はいくらなんでも変化が無さ過ぎなのでこればかりは交代することに最大の意義があります。バンドでは初の大トリなど、様々な面で記録づくめの内容です。

 そして28日に大トリ後のステージとして松田聖子が追加。第72回(2021年)でどうしても出られず辞退となりましたが、その前年以来の紅白復帰となります。「青い珊瑚礁」の歌唱は第46回(1995年)のメドレー以来30年ぶり、初出場の第31回(1980年)を含めると3回目。大トリ後のステージが作られるのは第58回(2007年)「世界に一つだけの花」全員合唱、第64回(2013年)北島三郎、第69回(2018年)サザンオールスターズ以来です。

最後に

 全ステージ数は前回が49、前々回が53。もう1組か2組くらい出演歌手もしくは企画が増える可能性もありますが、一旦はこれで落ち着きそうです。もっとも曲順発表後の出演者追加は近年珍しいことではなく、特に第71回の玉置浩二は12月30日の発表でした。

 今年度の紅白歌合戦予想・ニュース記事は例年通りこれをラストとします。ただ27日にRADIO CRAZY、28日にCOUNTDOWN JAPANに行く予定を作っているので、年内大晦日までにこの2つのライブレポは書く予定にしています。新年は例年通り本編レビューを9記事、約4日にわたり書いていく予定にしています。本番はもちろん、そちらの更新も是非楽しみにして下さい。それでは2025年ありがとうございました、2026年もよろしくお願いします。

コメント

  1. 最初に、今年も1年間更新ありがとうございました。第70回(2019年)から拝見しております。来年もよろしくお願いいたします。
    番組全体の印象としては、若手を抜擢しつつ、高齢の視聴者も重視した素晴らしいラインナップであると感じました。正規枠の追加が5組もあったことには不満がありますが、AKB48の復帰は世代なので非常に楽しみです。
    一方演歌系は、史上最も冷遇されているのが明らかです。石川さゆり以外全員が前半というのも衝撃ですが、新浜レオン以外は企画色が強く、坂本冬美と天童よしみでさえ扱いが悪くなっています。演歌は私が生まれた直後の第53回(2002年)では番組の中心的存在で、視聴し始めた第63回(2012年)でも一定の存在感があったので、この状況は率直に寂しい気持ちがあります。
    Mrs. GREEN APPLEのトリは十分有り得ると予想していましたが、いきなり大トリに選ばれるとは驚きました。個人的には同じ20代で、学生時代に聴いていた歌手がトリを務めるという点で非常に感慨深いです。

  2. ご苦労様です。
    しかし今年は例年以上に追加発表がありますね。
    最後の最後に松田聖子さんの特別出演と究極の大トリには驚きました。
    サザンや嵐の不出場は残念ですが、今回もかなり気合が入った陣容で楽しみです。

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