Spotify/YouTube再生数ランキング・12 Official髭男dism

 データブック企画、第12弾はOfficial髭男dism2023年1月28日にデータ更新しています。

 2018年メジャーデビュー、2019年「Pretender」の大ヒットから現在まで続く彼らの歴史は、ちょうど日本のストリーミング普及史と重なります。キャリアはまだ長くありませんが、100万超達成曲は既に50を超えています。というわけで、早速見ていきましょう。

 タイアップはアニメゲーム映画ドラマCM報道&スポーツその他でそれぞれ色分けしています。発売当時の分のみ記載で、複数タイアップは代表的な1つをピックアップしています。

 また、紅白歌合戦歌唱曲もカラー表記化しました。今回は白組歌手なので青文字表記にしています。

Spotify再生回数ランキング

楽曲再生回数楽曲発売日主なタイアップ
(発売当時)
収録作品
1.Pretender19560万2019/5/15東宝・フジテレビ
『コンディデンスマンJP-ロマンス編-』主題歌
Sg.「Pretender」
Al.『Traveler』
2.Cry Baby17785万2021/5/7毎日放送『東京リベンジャーズ』OPテーマSg.「Cry Baby」
Al.『Editonal』
3.115万キロのフィルム15715万2018/4/11Al.『エスカパレード』
4.I LOVE…14143万2020/2/12TBSテレビ『恋はつづくよどこまでも』主題歌Sg.「I LOVE…」
Al.『Editonal』
5.宿命9792万2019/7/312019ABC夏の高校野球応援ソングSg.「宿命」
Al.『Traveler』
6.ノーダウト9600万2018/4/11フジテレビ『コンフィデンスマンJP』主題歌Sg.「ノーダウト」
Al.『エスカパレード』
7.イエスタデイ8940万2019/10/9東宝『HELLO WORLD』主題歌Al.『Traveler』
8.ミックスナッツ8007万2022/4/15テレビ東京『SPY×FAMILY』OPテーマSg.「ミックスナッツ」
E.P.「ミックスナッツEP」
9.Laughter5246万2020/7/10東宝・フジテレビ
『コンディデンスマンJP-プリンセス編-』主題歌
Sg.「Laughter」
E.P.「HELLO EP」
Al.『Editonal』
10.Subtitle5187万2022/10/12フジテレビ『silent』主題歌Sg.「Subtitle」
11.Stand By You4977万2018/10/17Apple MusicE.P.「Stand By You EP」
Al.『Traveler』
12.パラボラ4279万2020/4/10アサヒ飲料「カルピスウォーター」Sg.「パラボラ」
E.P.「HELLO EP」
Al.『Editonal』
13.Universe3244万2021/2/24東宝『ドラえもん
のび太の宇宙小戦争2021』主題歌
Sg.「Universe」
Al.『Editonal』
14.HELLO3115万2020/7/24フジテレビ『めざましテレビ』Sg.「HELLO」
E.P.「HELLO EP」
Al.『Editonal』
15.アポトーシス2398万2021/8/11Apple MusicSg.「アポトーシス」
Al.『Editional』
16.ビンテージ2350万2019/10/9フジテレビ『あいのり:African Journey』主題歌Al.『Traveler』
16.異端なスター1995万2017/4/19Al.『レポート』
17.Anarchy1741万2022/1/7東宝・フジテレビ
『コンディデンスマンJP 英雄編』主題歌
Sg.「Anarchy」
E.P.「ミックスナッツEP」
18.バッドフォーミー1740万2018/8/6テレビ大阪『グッド・バイ』主題歌Sg.「バッドフォーミー」
E.P.「Stand By You EP」
Al.『Traveler』
19.ESCAPADE1666万2018/4/11ノートルダム清心女子大学Al.『エスカパレード』
20.SWEET TWEET1519万2015/4/22島根大学Promotion Video楽曲Al.『ラブとピースは君の中』
21.FIRE GROUND1447万2018/10/17TOKYO MX他『火ノ丸相撲』OPテーマE.P.「Stand By You EP」
Al.『Traveler』
22.Amazing1297万2019/5/15Sg.「Pretender」
Al.『Traveler』
23.Tell Me Baby1293万2017/7/21Sg.「Tell Me Baby/ブラザーズ」
E.P.「LADY」
Al.『エスカパレード』
24.最後の恋煩い1145万2019/10/9Al.『Traveler』
25.LADY1142万2017/10/13E.P.「LADY」
Al.『エスカパレード』
26.犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!1049万2017/4/19広島女学院大学Al.『レポート』
27.相思相愛1037万2018/4/11Al.『エスカパレード』
28.ラストソング1035万2019/10/9Al.『Traveler』
29.ブラザーズ983万2017/7/21Sg.「Tell Me Baby/ブラザーズ」
E.P.「LADY」
Al.『エスカパレード』
30.恋の前ならえ963万2015/4/22札幌大学Al.『ラブとピースは君の中』

 発表された曲数が現在まで約60曲。この他にライブアルバムもリリースしていますが、その音源の再生回数は集計に含めていません。

 「Pretender」「115回目のフィルム」「I LOVE…」に次いで、「Cry Baby」も1億回再生を突破しました。1000万再生も28曲、これはONE OK ROCKに次ぐ多さです。

 2022年はまず「Anarchy」が3月更新時点で452万、約4ヶ月で約550万近くの伸びでした。それをはるかに凌ぐ勢いになっているのが4月15日配信開始の「ミックスナッツ」で、5月時点で早くも1000万突破。7/1更新時点で12位でしたが10/14更新には8位まで上昇。そして現在は何と言っても10月配信開始の「Subtitle」、約3ヶ月で5187万は記録的な勢いです。ただこれだけの再生数でも上にまだ9曲もあるのが、ここ数年のOfficial髭男dismの実績を端的に示しているようにも見えます。2023年も「ホワイトノイズ」が約2週間で450万再生、こちらも最終的には間違いなく上位に入るものと思われます。

 シングル表題曲中心の上位ですが、だからこそアルバム1曲目の「115万キロのフィルム」「イエスタデイ」の価値は高いです。特に「115万キロのフィルム」はMVも作られていないので(ライブビデオ公開はあり)、現在活躍中のJ-POPアーティストと比較しても相当異例の伸びと考えて良いかもしれません。なお同曲は発売2年後に映画『思い、思われ、ふり、ふられ』主題歌・ロームのCMソングのダブルタイアップになっています。

YouTube再生回数ランキング

楽曲再生回数再生回数
(LIVE)
楽曲発売日配信開始日主なタイアップ(発売当時)
1.Pretender(Acoustic ver. 含む)45348万2019/5/152019/4/16東宝・フジテレビ『コンディデンスマンJP-ロマンス編-』主題歌
2.I LOVE…17526万2018万2020/2/122020/1/15TBSテレビ『恋はつづくよどこまでも』主題歌
3.イエスタデイ16246万2019/10/92019/9/20東宝『HELLO WORLD』主題歌
4.宿命(Brass Band ver. 含む)14570万2019/7/312019/7/82019ABC夏の高校野球応援ソング
5.ノーダウト13296万2018/4/112018/5/1フジテレビ『コンフィデンスマンJP』主題歌
6.Cry Baby12166万1154万2021/5/72021/5/7毎日放送『東京リベンジャーズ』OPテーマ
7.ミックスナッツ8258万2022/4/152022/4/15テレビ東京『SPY×FAMILY』OPテーマ
8.Subtitle5360万2022/10/122022/10/27フジテレビ『silent』主題歌
9.Stand By You (Acoustic ver. 含む)5118万2018/10/172018/9/30Apple Music
10.Laughter4423万2020/7/102020/7/17東宝・フジテレビ『コンディデンスマンJP-プリンセス編-』主題歌
11.パラボラ3329万2020/4/102020/4/27アサヒ飲料「カルピスウォーター」
12.SWEET TWEET2930万2015/4/222015/12/30島根大学Promotion Video楽曲
13.Universe2723万228万2021/2/242021/1/9東宝『ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』主題歌
14.HELLO2159万2020/7/242020/8/5フジテレビ『めざましテレビ』
15.コーヒーとシロップ1994万226万2016/6/152016/4/28
16.ビンテージ1993万2019/10/92019/10/15フジテレビ『あいのり:African Journey』主題歌
17.アポトーシス1949万2021/8/112021/8/18Apple Music
18.Anarchy1394万2022/1/72022/1/7東宝・フジテレビ『コンディデンスマンJP 英雄編』主題歌
19.LADY1015万2017/10/132017/9/29
20.Tell Me Baby929万348万2017/7/212017/8/25
21.FIRE GROUND900万318万2018/10/172018/10/17TOKYO MX他『火ノ丸相撲』OPテーマ
22.愛なんだが…707万2015/4/222015/12/30
23.犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!629万2017/3/172017/4/19広島女学院大学
24.ホワイトノイズ541万2023/1/112023/1/11MBSテレビ他『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』OPテーマ
25.What’s Going On?513万2016/11/22016/10/5『鷹の爪団のSHIROZEME in 国宝松江城 2016』応援ソング
26.ブラザーズ399万380万2017/7/212017/8/25
27.恋の前ならえ353万2015/4/222015/12/30札幌大学
28.ペンディング・マシーン331万2021/8/182021/12/20
29.始発が導く幸福論315万2015/4/222015/12/30
30.Choral A218万2022/6/222022/9/10ギャガ『異動辞令は音楽隊!』主題歌

 フル公開されているMVは30作を超えました。全作品が100万超の再生数を記録しています。

 歴代邦楽MVで再生数TOP10に入る「Pretender」は、4億再生を達成しています。1億再生のMVも、「Cry Baby」で6作目となりました。「Stand By You」「宿命」は別ver.の再生数も含めましたが、順位的には入れなくても同様の結果になっています。

 ストリーミングが定着していない2018年以前と比べると、YouTubeの再生数は伸ばしにくくなっているのが現状です。そんな中で「ミックスナッツ」は公開約1ヶ月で1500万突破、「Subtitle」はそれを上回るペースで再生回数を伸ばしています。

マイベストランキング

楽曲SpotifyYouTube楽曲発売日
1.Subtitle5187万5360万2022/10/12
2.イエスタデイ8962万16246万2019/10/9
3.ノーダウト9687万13296万2018/4/11
4.ホワイトノイズ456万541万2023/1/11
4.パラボラ4301万3329万2020/4/10
5.Pretender20186万45348万2019/5/15
6.I LOVE…14171万19544万2020/2/12
7.ミックスナッツ8007万8258万2022/4/15
8.FIRE GROUND1512万1218万2018/10/17
9.Cry Baby17794万13320万2021/5/7
10.Stand By You5127万5118万2018/10/17
11.アポトーシス2412万1949万2021/8/11
12.Universe3260万2951万2021/2/24
13.ブラザーズ1044万779万2017/7/21
14.宿命9882万14570万2019/7/31
15.バッドフォーミー1792万(296万)2018/8/6
16.LADY1204万1015万2017/10/13
17.コーヒーとシロップ856万2220万2016/6/15
18.ESCAPADE1666万2018/4/11
19.Anarchy1750万1394万2022/1/7
20.Tell Me Baby1358万1277万2017/7/21
21.Laughter5276万4423万2020/7/10
22.HELLO3149万2159万2020/7/24
23.Amazing1335万2019/5/15
24.SWEET TWEET1519万2930万2015/4/22
25.犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!1119万629万2017/4/19
26.恋の前ならえ963万353万2015/4/22
27.115万キロのフィルム15852万5145万2018/4/11
28.ペンディング・マシーン370万331万2021/8/18
29.ビンテージ2369万1993万2019/10/9

 現時点でも名曲多数ですが、個人的に彼らを知るきっかけとなった「ノーダウト」と、2019年のアルバム曲「イエスタデイ」は絶対に外すことが出来ません。あとは2019年ビバラの衝撃も未だに強く残っていて、「LADY」「ブラザーズ」をここに入れたのは完全にその時のアクトが理由です。今あらためて考えると、2019年の彼らは本当に1994年のミスチル(「CROSS ROAD」「innocent world」「Tomorrow never knows」で大ヒットを記録した年)ばりの快進撃だったと思います。

 近年の楽曲もさらに完成度が高くなっている印象で、「ミックスナッツ」「Subtitle」「ホワイトノイズ」はいずれも最上位クラスです。「ノーダウト」が5年前と考えれば人気も長くなりましたが、さらに素晴らしい名曲はまだまだ生まれそうです。もう令和のJ-POPシーンには完全に欠かせない存在、おそらく元号が変わってもトップクラスに君臨しているのではないでしょうか…。

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