オープニング
今回は東京・渋谷上空の夜景がオープニングショット。弦楽器主体のBGMが流れる中で、小野文惠アナウンサーがナレーションを読み上げ。「東京・渋谷、NHKホールの上空です。2008年12月31日、1年を締めくくる歌の祭典が今、始まります。」
NHKホールでは、舞台が暗転する中観客全員がサイリウムを振っています。やがてステージ上のスポットライトに仲間由紀恵・中居正広の両司会と、大橋のぞみの姿が映し出されます。仲間さんは桜の花をあしらった赤い着物姿、中居さんは真っ白な袴姿、のぞみちゃんは真っ白なワンピース姿。
中居「歌の力、」
仲間「人の絆、」
中居「今年の紅白歌合戦のテーマになっております。」
仲間「のぞみちゃん、お願いします。」
「切手のないおくりもの」を1コーラス歌うのぞみちゃん。マイクを両手に持ちながら笑顔を見せますが、この大舞台の中でほぼアカペラ。多少の緊張も感じます。
歌い終わってすぐにファンファーレが流れ、舞台が明るくなります。オープニングテロップのアニメーションも入る中で、のぞみちゃんも含めた3人で「第59回NHK紅白歌合戦!」と開会宣言。舞台後ろの階段上と、3段に分かれた大掛かりなセットには100人以上のコーラスも勢揃い。
出場歌手が舞台端両サイドから入場。第56回(2005年)以来3年ぶりの形式です。「切手のないおくりもの」のコーラスに乗せて、仲間さんがテンション高く紅組歌手を紹介します。先頭は和田アキ子、その後ろに倖田來未。以下石川さゆり、大塚愛、絢香、天童よしみ、一青窈、SPEED、坂本冬美、藤あや子、川中美幸、小林幸子、aiko…と続々と2列で登場。何人かはカメラに向かってピースをしています。
紅組の入場が終わらないうちに、白組歌手も入場。北島三郎とWaTを先頭に五木ひろし、氷川きよし、SMAP、平井堅、徳永英明、森進一、羞恥心、TOKIO、Pabo、ジェロ、秋川雅史、前川清、コブクロ…と続きます。つるの剛士はヘキサゴンでよく見る例のポーズを、カメラに向けて決めています。
歌手が続々と舞台中央に集まり始めます。映像は下手側・上手側からそれぞれ舞台中央に向かって少しずつ。紅組の端の方にはいきものがかり、GIRL NEXT DOOR、Perfume、秋元順子、藤岡藤巻と大橋のぞみ、青山テルマ、平原綾香、中島美嘉の顔が見えます。Perfumeのあ~ちゃんとかしゆかが、客席に向かって笑顔で手を振る様子が映ります。人数の多い白組はまだ入場が終わってない様子。恒例となった中居さんのオープニング扇子は表裏構造。書かれている文字は「つるべ~」「みてる貝?」、昨年ペアを組んだ笑福亭鶴瓶師匠に伝えるかのように見せつけています。
出場歌手入場が終了、舞台袖にいた総合司会・松本和也が駆け足で登場。両軍司会を紹介します。
「紅組司会を務めます仲間由紀恵です!よろしくお願いします、今年もこの場所に立てることがすごく嬉しいです、紅組勝利のために最後まで頑張ります、よろしくお願いしまーす!」
「どうもよろしくお願いします、よろしくお願いしまーす!白組の皆さん、勝ちにいきましょう!よろしくお願いしまーす!」
総合司会は松本アナと、NHKホール上空で光っている「地球エコ」と書かれた飛行船の中にいる小野文惠アナウンサー。「これ中継ですか?」と中居さんがガヤを入れます。
(解説)
・オープニングに出場歌手として名を連ねる大橋のぞみが登場。平成以降の紅白で定着した歌手登場前のオープニングに、司会兼任を除く出場歌手が参加するのはこの回のみです。
・NHKの番組から広まった「切手のないおくりもの」ですが、紅白歌合戦で歌われたのはこの時が初めて。それ以降では、第69回(2018年)の企画コーナーで松田聖子が歌っています。
・最初から舞台上に出場歌手が揃っていることが多い平成の紅白歌合戦ですが、この回以降しばらくは本番中に舞台への入場が含まれる演出が恒例となります。
・中居正広が司会を担当する際のオープニング扇子は、初司会の第48回(1997年)から毎回恒例。裏付けはありませんが、おそらく台本ではなく本人発案の持ち込み企画ではないかと想像しています。
・オープニングのPerfumeが手を振った光景は、会場に駆けつけたファンをあ~ちゃんが見つけて、かしゆかに声をかけて彼らに応えたという裏話があります。もっとも、のっちはそれに気づいていなかった様子でしたが…。
・この年はAKB48が不出場ですが、次年以降は11年連続で出場しています。落選した第71回(2020年)以降も、坂道グループが2~3組出場しています。またEXILEもこの年は札幌にいたのでオープニングに参加していません。そのため、後年の感覚に慣れていると出場歌手の人数がやや少ないようにも見えます。それに伴い、オープニングに大人数のコーラス隊が加わるのはこの年限りとなっています。
紅1(全体1):浜崎あゆみ(10年連続10回目)
・1998年歌手デビュー 第50回(1999年)初出場
・1978年10月2日生 福岡県福岡市出身
・楽曲:「Mirrorcle World」(2008/4/8 シングル)
・詞:ayumi hamasaki 曲:Yuta Nakano
・歌唱前テロップ:紅白オープニングスペシャルステージ!
・演奏時間:3分35秒
「今年の紅白のスタートはとても豪華です。デビュー10周年のスペシャルなこの方が歌っていただきます。第59回NHK紅白歌合戦、オープニングスペシャルステージは浜崎あゆみさんです、「Mirrorcle World」、どうぞ!」
曲紹介直後に舞台暗転、出場歌手がすぐに舞台端へ移動します。ステージには、背中に赤い文字で「A」と書かれた銀色の衣装を着たダンサーが10名ほど登場。
浜崎さんは舞台上に設けられた階段の一番上に登場、そのまま歌唱します。衣装は面積の大きい豹柄のスカート、怪我をしている右手は手袋を着用している様子。マイクを持つ手は従来どおり右手で、報道によると痛み止めを注射して臨んだ模様。野村義男やENRIQUEを中心とするバンドメンバーは、それぞれステージ上の両サイドに陣取ります。
紅白ではバラードを歌う機会が多かった過去9回ですが、その中でも例外と言える「Moments」や「fairyland」と比較してもアクションはかなり激しいです。セットに備え付けられた迫力のある大きな映像は前回から見られるようになりましたが、着実に進化しています。曲の中盤では黒いボンテージのような衣装に早替えあり、最初からボリュームたっぷりのステージです。
最後に「ありがとうございましたー!」と高らかに挨拶。出場を危ぶむ報道もありましたが、それを完璧にはねのけるような気合いの入ったステージでした。コンサートでは大掛かりな演出が恒例化していますが、それをようやく紅白でもその一端を見ることが出来た、という感想も持つことができます。
歌い終わった後、白組サイドには紅組司会の仲間さんも立っていて、「ありがとうございました!」と挨拶。「大丈夫あゆ?ケガ大丈夫?」「良かった、出てくれて…」というコメントを、その場の機転で出せる中居さんの長所が早くも出ています。
(解説)
・浜崎さんはこの年から6回連続トップバッターという紅白記録を樹立する形になりました。代々木第一体育館でのカウントダウンライブ恒例化・既に大物ミュージシャンになっていたという背景もありますが、やはりこのステージの評判が相当良かったという理由もあったのではないかと思います。なお大晦日に代々木第一体育館で初めてライブ開催されるようになったのは2000年のこと。1999年も別の仕事で移動しているため、紅白のエンディングには一度も参加していません。
・浜崎さんの右耳にはイヤモニが確認できます。現在はほとんどの歌手が番組出演時にイヤモニを装着していますが、一番最初に常用し始めたのは彼女ではないかと思われます。背景には左耳の難聴もありますが、その症状が悪化したことを告白したのはこの2008年でした。ちなみに紅白の舞台で初めてイヤモニを装着したのは、「12月のLove song」を歌った時のGacktです(第53回・2002年)。
・野村義男は言わずと知れた元・たのきんトリオ。第31回(1980年)に、田原俊彦の応援で近藤真彦と一緒に登場しています。マッチの応援では第47回(1996年)のバックバンドの一員として、第50回以降は浜崎さんのバンドメンバーとしてほぼ毎年紅白でも見られる顔となりました。ちなみにベース担当のENRIQUEは元バービーボーイズですが、バンド時代にはヒットしたにも関わらず紅白出場はありません。
白1(全体2):布施 明(6年連続24回目)
・1965年デビュー 第18回(1967年)初出場
・1947年10月2日生 東京都三鷹市出身
・楽曲:「君は薔薇より美しい」(1979/1/17 シングル)…2年連続4回目
・詞:門谷憲二 曲:ミッキー吉野
・振付:康本雅子 ダンス:ショーとサブリナ
・歌唱前テロップ:大人の魅力!「君は薔薇より美しい」
・演奏時間:2分34秒
デビューして43年となる布施さんの意気込みは「今度勝利したら4年目ですから。4年連続を目指して、みんなで頑張ろうということで」。過去に1度もない4年連続勝利を早くも視野に入れています。楽曲だけでなく、「大人の魅力全開、It’s Show time。名曲「君は薔薇より美しい」布施明さんです!」という具合で中居さんの曲紹介も名調子。
今回は白いスーツに青ネクタイ、帽子を被った6人の男性ダンサーが最初に登場。ジャズピアノの演奏が目立つ編曲からは大人の魅力が伝わります。1番後半からは白い衣装の女性ダンサーが20人程度加わり、間奏では青いドレスを着た女性ダンサーと6組ずつそれぞれ社交ダンス。紅組とは逆に、白組は舞台袖で歌手が例年通りに勢揃いして笑顔で手拍子します。
今回は第58回(2007年)同様1コーラス半の構成。長くはありませんが、歌唱力は61歳にして相変わらず健在。ラストのロングトーンは12秒に及びました。見事です。
(解説)
・歌唱前のテロップに併記された一言紹介テロップは、この回が初めての試み。写真・名前・出場回数・出身地とともに記載されています。翌年以降も回によっては紹介文がない時もありますが、概ねこの書式で定着します。ただ出身地表記は第65回を最後に無くなります。また従来イントロなどステージ序盤で入っていた歌手名テロップも、この回以降は歌前トークで入ることが多くなりました。
・ステージ終了時に表記される画面左上の曲名・歌手名表記は、第56回(2005年)以降で見られるようになりました。前の回と比べると、少しフォントのサイズが大きくなっています。
・布施さんのトップバッターは、第24回(1973年)で「甘い十字架」を歌って以来35年ぶり3回目。これは紅白最長ブランク記録です(後に郷ひろみがその記録に並びました)。「君は薔薇より美しい」は4回歌唱ですが、この回で「シクラメンのかほり」の3回を超える最多回数となりました。
紅2(全体3):GIRL NEXT DOOR(初出場)
・2008年結成、同年9月メジャーデビュー
・23~30歳・3人組 兵庫県、神奈川県、福島県出身
・楽曲:「偶然の確率」(2008/9/3 シングル)
・詞:千紗 & Kenn Kato 曲:鈴木大輔
・振付:AKIKO ダンス:GIRL NEXT DANCERS
・歌唱前テロップ:由来は「身近な親しみのある女の子」
・演奏時間:1分55秒
バックでは紅組初出場歌手が勢ぞろい。その中から代表して、Perfumeと大橋のぞみが応援。「かしゆかです!」「あ~ちゃんです!」「のんちゃんです!」「のっちです!」「今夜は4人揃って!Perfumeです!」のぞみちゃんがPerfumeに加わりました。その横で、藤巻直哉はポニョの人形を動かして笑顔。客席からは舞台にいるボーカル・千紗ではなく、袖にいるあ~ちゃんに声援。思わずマイク無しで「はーい」と答える姿が確認できます。
イギリスの護衛隊風の衣装を着たダンサー2人が舞台中央に登場、右側の人はGIRL NEXT DOORと書かれた大きな旗を持っています。旗が揚がると同時に演奏がスタート。
千紗の衣装はオープニングのダンサー同様、イギリスの護衛隊にやや近い色彩。相当おでこを強調したような髪型、黒いズボンにはスパンコールも見えます。男性メンバー、キーボード・鈴木大輔は黒い薔薇、ギター・井上裕治は赤い薔薇を胸につけています。
サビ前から専属ダンサーがステージに登場、サビ始まりで紙テープ発射の演出。ダンサーの人数は約50人ほどで、機材もある中で所狭しと言わんばかりに踊っています。紅組サイドの歌手席では、のんちゃんの笑顔が見られます。あ~ちゃんが曲を口ずさんでいます。ただ藤巻さんとのんちゃんは次の出番が近いので、駆け足で舞台袖に掃ける姿が終盤の遠景ショットで確認できました。
構成はまさかの1コーラス。2分を切る演奏時間は1970年代の紅白を悪い意味で彷彿とさせる短さです。計測時間は1分53秒ですが、最後の音が結構長く鳴っていたので体感は更に短いです。確かに千紗さんはサビ以外音程がフラット気味で、CD売上などを考えても事情は分からなくもないですが、それを差し引いてもさすがに扱いが悪過ぎるような気がします。
(解説)
・2008年9月デビューなので、3ヶ月で一気に紅白出場まで漕ぎつけた形となりました。エイベックス設立20周年ということもあって、前例がないほどに力を入れてプロモーションをしたユニットですが、結果はこのデビュー曲が最大ヒット。売上もCD売上年間100位には全く入らず、ダウンロードも発売月で月間7位という程度。成功したとはやはり言い難く、またこの時期を境に音楽業界におけるエイベックスの勢力は少しずつ落ち始めます。
・Perfumeはこの年紅白初出場という実績が示す通り、大ブレイクした1年でした。年末番組はほぼ初出演だったこともあって、上に書いた通り共演者が最初の挨拶に加わる場面も当時頻発していました。この挨拶は10年以上経ち、メンバー全員30代を迎えた現在でも変わらず恒例となっています。
・藤岡藤巻と言えば、この年Paboの一員として出場している里田まいと「オヤジの心に灯った小さな火」でもお馴染み。この曲を知った上で紅組歌手に混じっている藤巻さんを見ると、なんだか色々な感情が芽生えてしまいます。
・2分を切るステージは、もっと細かく調べると第28回(1977年)・第29回(1978年)でよく見られました。平成では前年のw-inds.とmihimaru GTが1分50秒台でしたが、それ以外は第40回(1989年)の春日八郎のみです。この年以降現在に至るまでは決して珍しくなくなりましたが、これについては各年の本編レビューをご参照ください。
白2(全体4):美川憲一(18年連続25回目)
・1965年デビュー 第19回(1968年)初出場
・1946年5月15日生 長野県諏訪市出身
・楽曲:「さそり座の女2008」(1972/12/20 シングル)…3年連続6回目
・詞:斎藤律子 曲:中川博之
・振付:パパイヤ鈴木 踊り:P’7 group、G.R.E.S.アレグリア
・歌唱前テロップ:はるな愛とアゲアゲコラボ!
・演奏時間:2分28秒(寸劇含めると2分44秒)
歌前に、ピンクの衣装を着たIKKOが登場。最初から白組歌手の誰よりも目立っています。「どんだけ~!来ちゃった~!」「今年はすーごいよーー!、期待しちゃって!」、のっけからこんな調子で会場は失笑。中居さんも爆笑して進行が大変そうな様子、思わず「凄いですね、IKKOさんは会場の空気関係ないですね」とツッコミを入れます。そんなIKKOさんに今回の見どころを尋ねると、「イケイケ、すーごいすーごい、アゲアゲ~~!!」。雰囲気だけで、全く何も説明していません。思わず「どんだけー!」と、こっちがツッコミを入れたくなる心境です。
階段上ステージに登場する美川さん、相変わらずギンギラギンに派手な衣装を身につけています。電子音のアレンジは明らかに原曲と違っていて、昭和どころか平成初期でも想像できないことになっています。階段では大きな布が広がり、中にはダンサーが入っています。彼らは途中で中から出てきて、舞台上で一列になって踊ります。衣装の外観だけは先ほどの浜崎さんに近いですが、柄・楽曲・カッコ良さ・踊りやすさについてははっきり言って真逆の内容です。
1コーラス終わり、「やるよねー」のエコーがかかり、大きなスクリーンにはるな愛の映像が映し出されます。大変気持ちの悪い表情です。一旦演奏がやみ、白組側からピンクと銀色のフリフリの衣装を着た本人も登場。「美川さん、やるよねー、でもまだまだこれからいくよー!」、ここから急にサンバの編曲になって銀色から金色に衣装早替え。美川「はるなー、しっかり盛り上げるのよ」はるな「ヘイ、頑張ります」。その声と、右の力拳を見せる動きは完全に大西賢示です。白組歌手席でも、IKKOさんが曲に合わせて踊ってます。
2コーラス、美川さんは普通に歌っています。普通とは書きましたが、おかしな編曲で邪魔なSEが入るのでよく歌えるなぁという状況であります。その邪魔と書いた内容は、はるなさんがネタの終わりによく見せる、股を広げて「イエーイ!」のポーズに「いうよねー」など随所に入るガヤ。大量に登場するサンバダンサーも、カオス度に拍車をかけていました。
ラストはIKKOも「どんだけどんだけどんだけどんだけ」と連呼しながらステージに合流。以下、歌い終わり後のやりとり。
IKKO「美川、ゴジョかわ~、ゴジョつよ~、日本一!」
美川「おだまりっ!」
はるな「美川さんで、日本のこの、景気を△○☆■※…」←ここでIKKOさんが勝手に喋りだして、何を言っているのか全くわからず
はるな、IKKO「ワーオ!」 美川さん完全に苦笑い
審査員席にいる中居さん「まさかの白組でした」「後半何言ってるかわからなかったですけどね」
(解説)
・美川憲一「さそり座の女」シリーズ3作目。一昨年のオペラ・パラパラに続き、この年はサンバに手を出します。コンセプトが行方不明になるのは、前年から。
・はるな愛はこの年松浦亜弥のモノマネで大ブレイク、メディア出演が大幅に増えました。IKKOは前の年に「どんだけ~!」で流行語大賞ノミネート、結果的に紅白は翌年も含めて3年連続出場となります。なおこの年は日テレのゴールデンで『おネエ★MANS』たる番組も放送、おネエタレントのテレビ進出が特に著しい時期でした。
・セットは、2番以降映像が舞台上部に引っ込んでその裏に3段式セットが隠されている形。サンバダンサーは舞台上だけでなく、セットにも多く配置されていて大体100人くらい登場していました。
・前年・一昨年は比較的ノリノリでしたが、この年はラスト以外も苦笑いに見える表情が随所に見られます。さすがにここまで暴走する演出は美川さんも想定外と言いますか、気乗りしなかったのではないかとも推測されます。そこは本人のインタビューがあるわけでもないので、実際の所は分からないのですが…。
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