紅白2組ずつのステージが終了後、ゲスト審査員の紹介。今回はアナウンサーではなく、仲間由紀恵・中居正広の両司会者が担当します。

本木雅弘(俳優)…映画『おくりびと』がモントリオール映画祭でグランプリ、スペシャルドラマ『坂の上の雲』主演
吉田沙保里(レスリング)…北京五輪レスリング女子55kg級金メダリスト
太田雄貴(フェンシング)…北京五輪フェンシングフルーレ個人で日本初の銀メダル
高橋尚子(マラソン)…2008年惜しまれつつも引退、みんなに愛された日本のQちゃん
松本幸四郎(俳優)…奈良・東大寺で『勧進帳』の上演1000回達成
松坂慶子(女優)…2008年の大河ドラマ『篤姫』で幾島を熱演
姜 尚中(政治学者)…著書『悩む力』がベストセラー
堀北真希(女優)…『篤姫』で和宮を熱演
妻夫木聡(俳優)…2009年大河ドラマ『天地人』主演・直江兼続を演じる
上野由岐子(ソフトボール)…「上野の413球」、悲願の金メダル達成で日本中に感動を与える

 審査方法の説明は総合司会の松本アナが担当。会場にいる観客も審査に参加してもらうという旨と、ケータイ・ワンセグ・デジタルTV視聴者審査員の説明を行います。

(解説)
・ゲスト審査員の細かい説明はこちらの記事を参照してください。

・第57回以降の視聴者審査はケータイ・ワンセグ・デジタルTVの3本体制。ワンセグという言葉はスマホが普及した現在、すっかり耳にしなくなりました。2009年以降については、またその都度補足して書いていきます。

 

伍代夏子(3年連続15回目/第41回/1982/47/東京都出身)
「京都二年坂」(2008/坂口照幸/大地 良/初)
~夫・杉良太郎とおしどり夫婦~
振付:花柳糸之 踊り:花柳糸之社中

 髭男爵が貴族の姿で登場します。紹介する司会2人も、ワインに模した清涼飲料水の入ったグラスを持っています。
 「ルネッサーーンス!」「どーも、貴族でーす!」「いやー、ほんと豪華ですよね~!楽屋弁当が」「どこに食いついとんねーん!」、ここの乾杯でファンタグレープがこぼれます。
 「実は僕、SMAPの大ファンなんです」「事情が変わった!SMAPの中でも誰がファンなんだい?」「えーと、キムタク」「空気読めやー!」、ここで中居さんが「失礼やないかーい」と(多分)アドリブで参加。
 紅白なので時間は僅か、ということで「もう終わりかーい!」「来年も出れるんかーい!」「来年はなさそうじゃないかーい!」「嫌なこというなやー!」。ややグダグダな内容でしたが、会場のウケはそこそこ。というわけで曲紹介。山田ルイ53世の「おいでやーす!」で演奏に入ります。
 青い孔雀模様の着物は、夫の杉様がコーディネートしたのだそうです。和服で出てくる4人の女性は花柳糸之社中。1番の途中から羽子板を持ち、それぞれ赤とピンクの着物を着た三倉茉奈・佳奈が登場。
 1コーラスが長いので1コーラス半ですが、演歌でこの構成はやや短さを感じる面もあります。マナカナが思った以上に綺麗でした。(2分33秒)

(解説)
・2008年に大ブレイクした髭男爵、特に『爆笑レッドカーペット』ではお馴染みの存在でした。ただ当時から一発屋と呼ばれていた懸念は見事に的中、実際この後の紅白には呼ばれていません。なおOfficial髭男dismは当時まだ結成もされていない段階ですが、藤原聡と小笹大輔が初めて会ったのは2008年らしいです。

・マナカナ姉妹はこの年連続テレビ小説『だんだん』のヒロイン。12年前の『ふたりっ子』では子役として大きな話題になりました。むろん、こういう形での起用は他にありません。この作品は島根を舞台にした連続テレビ小説で、劇中歌として2人が歌った「いのちの歌」は2009年1月にシングル化されました。楽曲提供は竹内まりやで、後にセルフカバー。更に2019年紅白に特別出演した際にも、あらためて歌われています。

・平成以降演歌のステージは原則2コーラスでしたが、この時期から特に前半で1コーラス半で済ませる構成が目立つようになりました。今はもう2コーラス歌う方が珍しい状況となっています。1コーラスが長くなる傾向になったのと、やはり演歌で視聴率が下がる場面がチラホラ出てきたのが要因でしょうか…。

 

北山たけし(4年連続4回目/第56回/1990/34/福岡県出身)
「希望の詩」(2008/たかたかし/遠藤 実/初)
~天国の遠藤実さんに捧げる熱唱~

 12月6日に逝去された作曲家の遠藤実氏を追悼する写真とナレーション。生前多くの楽曲を提供して頂いた北島三郎小林幸子が登場します。「ギター仁義」で紅白に初出場した北島さんは「あがるよりやっちゃろかー、というそんな気持ちの方が強かったかな」、「雪椿」を紅白で3度歌った小林さんは「私にとって先生から頂いた宝物、一生精一杯大切に歌わせて頂きたいと思います」と話します。北山さんのために作られた最初で最後のシングルです、という曲紹介。
 遠藤さんの曲を歌う演歌の面々が後ろで手拍子。下手側から伍代夏子中村美律子天童よしみ森進一北島三郎小林幸子五木ひろし石川さゆり前川清坂本冬美と並びます。真ん中には遠藤氏の白黒の顔写真が掲げられています。歌い終わったばかりの伍代さん以外はほぼ黒を基調とした衣装、石川さんだけ白ですがこちらも一応着物姿ではあります。ですのでスパンコールも入る水色の衣装で歌う北山さんが若干浮いているようにも見えます。ただ歌っている姿は例年以上に心を込めて歌っている、という印象でした。
 1コーラスが短いので、こちらは2コーラス歌唱。ただステージ時間は先ほどの伍代さんより短いです。(2分22秒)

(解説)
・遠藤実氏は日本歌謡史に残る大作曲家です。紅白で歌われた楽曲数は43曲で、歴代4位にあたります。初紅白は第8回(1957年)の「お月さん今晩は」(藤島桓夫)なので、50年近く紅白に新曲を送り出していた形になります。ナレーションにもあった通り、翌年1月に国民栄誉賞を受賞。作曲家としては史上4人目となります。

・演歌系の歌手が後ろで一緒に手拍子していますが、実際に紅白で遠藤さんの曲を歌ったのは北島三郎、小林幸子、五木ひろしの3人だけです。五木さんは初めて大トリを務めた「灯りが欲しい」(第28回・1977年)が遠藤氏の作曲でした。

・国民栄誉賞を受賞した古賀政男・服部良一・吉田正はいずれも紅白で追悼ステージが設けられましたが、歌前に生前の写真やナレーションが入るのはこの時が初めてです。




 ~紅白歌合戦特別企画「ジブリコーナー」~
指揮:久石 譲
合唱:東京少年少女合唱隊、栗友会合唱団
演奏:川崎市立橘高等学校吹奏楽部、川崎市立高津高等学校吹奏楽部、中央区立日本橋高校吹奏楽部、京華女子中学高等学校マーチバンド部

 続いては藤岡藤巻と大橋のぞみが登場。「今の気持ちはどうですか?」の問いにのぞみちゃんは「すごい緊張してます」と答えます。ユニット解散については「紅白に出られるという目標を達成したんで、今日を最後にしようかと。」と、藤巻さんが話します。最後でいいの?と聞かれると…「うーん、よくないです(笑)」という大人っぽくも子どもっぽくも聴こえる絶妙な回答。「そんなに寂しくなさそうな…」と、中居さんにツッコまれました。

 ポニョのステージの前に、久石譲さんが直々に指揮で登場するショーコーナーが始まります。コーナープレゼンターは、2004年『ハウルの動く城』で主人公ハウルの役を務めた木村拓哉「宮崎駿監督と久石譲さん。日本が世界に誇る才能です。二人が作品を通じて深めてきた絆、今夜はその絆の結晶をたっぷりとお届けします。」
 「二人の出会いは1984年公開の映画『風の谷のナウシカ』でした。熱心に作品を語る宮崎駿、それに全身全霊で応える若き作曲家久石譲。お互いの才能に惹かれあった二人はその後25年にわたって数々の名作を世に送り出してきました。」そんなナレーションのもと、映像は歴代ジブリ作品のメドレー。『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『紅の豚』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』の映像が、ダイジェストで流れます。

「さんぽ~「となりのトトロ」より~」(1988/中川李枝子/久石 譲/7年ぶり2回目)

 『千と千尋の神隠し』が大ヒットした2001年にも、ジブリを扱ったショーコーナーはありましたが、今回は久石譲本人の指揮のもと生演奏・大人数のコーラス。はっきり言って、今までの企画コーナーがおままごとにしか思えない状況です。
 まずは7年前にもコーナーで歌われた「さんぽ」。舞台上手側から羞恥心Paboの6人が行進しながら登場、そのまま歌います。もう早くもステージ衣装という状況ですね。とても元気に明るく歌っています。もちろんバックで流れる映像は『となりのトトロ』。普段こういう演奏をバックにして歌わないこの6人には、やや勿体ないような演出にも見えます。各番組出演で相当忙しかったこともあってか、振付は特に上地さんがやや遅れている様子です。(1分8秒)

「風のとおり道~「となりのトトロ」より~」(1988/久石 譲/初)

 舞台が暗転して、久石さんが自らピアノを演奏します。引き続き、後ろの映像にはトトロの名シーンが流れます。演奏中に、次に歌う3人が立ち位置につきます。(49秒)

「君をのせて~「天空の城ラピュタ」より~」(1986/宮崎 駿/久石 譲/初)

 ここで歌うのは平原綾香と、初出場の青山テルマ吉岡聖恵(いきものがかり)。後ろの映像は『天空の城ラピュタ』に切り替わります。ピアノ演奏のみで前半を歌った後、マーチングバンドが加わります。客席に両サイドのスペースも使って、ホール全体を埋め尽くしています。
 歌いだしと後半で平原さん、曲途中で吉岡さんとテルマさんのソロ。ただ吉岡さんの次に歌うにはテルマさんのキーが低すぎたようで、テルマさんは途中で1オクターブ上を歌うというハプニングが発生してしまいました。朗々と歌う平原さんはやはり見事なもので、キャリアの違いを自然と見せつけています。(2分10秒)

 映像が『ハウルの動く城』に切り替わって、再びキムタクのナレーション。空中散歩をしているシーンに合わせて、久石さんもサントラからその曲をピアノで演奏します。「『ハウルの動く城』で僕は主人公ハウルの声を演じました。その時感じたのは、この映像の魅力を100%引き出せるのはこの音楽しかないということでした。熱い絆で結ばれた久石譲さんと宮崎駿監督の最新作がこの作品です。」そのイントロが流れると同時に、ピアノを弾くジェスチャーを見せる所が木村さんらしいです。

(解説)
・紅白歌合戦で出場歌手のステージと企画コーナーが繋がる光景は、この時が初めてでした。ジブリを紅白で取り扱ったのは第52回(2001年)以来、当時は全盛期のモーニング娘。を中心に展開。同じ年に大ヒットしたハリー・ポッターの話題も織り交ぜたコーナーでした。

・久石さんはこの時の紅白が縁で、かどうかは分かりませんが次の年に紅白オリジナルソング「歌の力」を手掛けます。詳しくはまた第60回の本編レビュー時に。

 

藤岡藤巻と大橋のぞみ(初出場/第59回/2007/9~56)
「崖の上のポニョ」(2007/近藤勝也、宮崎 駿/久石 譲/初)
~解散!これが最初で最後のテレビ出演!~
振付:濱田 “Peco” 美和子 踊り:杉並児童合唱団

 各年末番組で「崖の上のポニョ」は何度もパフォーマンスされていますが、本家の映像に久石譲が指揮してオーケストラ・コーラスも多数入るこの紅白歌合戦は圧倒的に格が違いました。9歳でこんな演出でほぼ1人で歌うステージを経験するケースは、滅多にないことでしょう。イントロが始まった瞬間にこれだけ圧倒されるステージは、紅白でもそうそう滅多にありません。
 間奏以降は子どもたちを中心にしたダンサーと、先ほど企画コーナーで歌った出場歌手も加わります。ポニョの人形は藤巻さんとダンサーと、ゲスト審査員の面々の手にもはめられています。年が明けてからこのユニットでのステージは見られないので、その意味でも完全に集大成だったとも言えます。本当に凄かったです。紅白史上に残るステージと言い切って良い伝説的な内容でした。(2分46秒)

(解説)
・藤岡藤巻という名前が示す通り、本来のぞみちゃんのバックで一緒に歌う男性は2人。ただ藤岡孝章さんはこの時期に限って体調が悪化、活動休止を余儀なくされました。それ以前ではほとんどなかった「活動休止の為に本来出られるはずの紅白に出られない事例」でしたが、以降は時々発生しています。

・のぞみちゃんは翌年もソロで音楽活動、こども紅白の一員という形で2年連続出場しています。2012年に引退後は一切メディアに姿を見せていません。もう22歳なんですね…。

・のぞみちゃんは当時紅白最年少出場歌手の記録を作りましたが、後に更新されます。ただ9歳と56歳という、紅白におけるユニット内での最大年齢差記録は現在も保持しています。この年の紅組は後に書きますが史上最年長の初出場記録もあって、年齢の話題には事欠かないメンバーでした。




東方神起(初出場/第59回/2004/20~22/韓国出身)
「Purple Line~どうして君を好きになってしまったんだろう?」
「Purple Line」(2008/Yoo, Young Jin、園田凌士/Yoo, han jin/JJ650/Yoo, young jin/初)
「どうして君を好きになってしまったんだろう?」(2008/ラムジ/Sylvia Bennett-Smith, Fredro, Mats Berntoft/初)
~クールなダンスと胸キュンバラード!~

 舞台上で大掛かりな移動が行われている間に、マーチバンドの退場とすれ違うような形でブルーマン・グループが紅組側から登場。審査員席の前に出てきてパフォーマンス。高橋尚子さんの目がウキウキしています。くす玉を持参、割られて出てきた文字は「青組優勝」。そしてこれまた持参したバズーカで、紙テープを客席に向かって撃ちます。手を掲げて客席に挨拶して、カメラの前に近づいてドアップ。時間にして45秒、あっという間に終わりました。
 続いて登場する東方神起のメンバーがスタンバイ、紅白応援隊長の関根麻里も登場します。番組で共演して以来、親子そろって大ファンという話だそうです。そのままユンホ、チャンミン、ジェジュン、ユチョン、ジュンスの順番で軽く自己紹介。ついでに中居さんも「カムサハムニダ~、ありがとうございます」と挨拶。女性を中心に、かなりの量の歓声が上がっています。
 「Purple Line」は炎を効果的に使ったダンサブルなステージ。専属のダンサーも加わって大迫力です。ただこの曲はほとんど出囃子に近い形でサビのみ僅か20秒ほど。メインはバラードの「どうして君を好きになってしまったんだろう?」のようです。
 一人ひとりしっかりソロパートも用意されていて、美しい歌声を堪能できるステージでした。全員非常に歌唱力も高いですが、真ん中の立ち位置にいるジェジュンがやや突き抜けている印象もあります。2曲歌って2分半はやや短めでしょうか、個人的にはもう少し長い時間で聴きたいという印象を持ちました。(2分31秒)

(解説)
・ブルーマン・グループはアメリカを活動拠点にしているグループ。2008年は六本木で来日公演もあって、おおいに話題になりました。また、前年にはサマーソニックにも出演、倖田來未との共演も各番組で取り上げられていました。

・関根麻里は当時非常にテレビで見る機会の多かったバラエティタレントでした。父親は関根勤、前年の紅白では親子揃って紅白応援隊の隊員を務めていました。東方神起の応援で登場しましたが、2014年に結婚した相手は日本でも「Only Human」などをヒットさせた韓国人歌手のKでした。

・東方神起は日本で初めてブレイクした、韓国でも人気を博す男性グループです。BTSが現在日本だけでなく世界各国で認知されていますが、それも元はと言えば彼らの成功あってこそ。前年まで紅組から6年連続出場したBoAとともに、韓国と日本のポップス史を変えた最重要アーティストとして語り継がれるべき存在と言って良いのではないでしょうか。

・なお3組目以降は原則白組ステージの紹介も舞台下手側からとなっています。今では紅組白組関わらず下手側からの紹介で審査員席まで用意されているという具合ですが、当時はまだ導入2年目の段階でした。前年は中居さんが紅組司会、鶴瓶さんと一緒に紹介する場面が多いことからとった措置という意味合いもあったように思えましたが、それがこの年以降もそのまま踏襲されたという形です。




水森かおり(6年連続6回目/第54回/1995/35/東京都出身)
「輪島朝市」(2008/木下龍太郎/弦 哲也/初)
~亡き「ご当地ソング」の恩師に向けて熱唱!~

 「鳥取砂丘」など一連のご当地ソング作詞を手掛けた木下龍太郎逝去を受けてのステージ。「すごく駄洒落の好きな先生で、周りの人たちを明るく和ませてくれる、また笑顔の優しい先生でした」「先生に届くように一生懸命歌います」と歌う前に話している間には、生前の木下氏とのツーショットも映像で入ります。水森さんはもう既に涙を堪えている様子です。観客席からは「さくらちゃーん」という男性の声。
 6年連続の出場ですが、これだけ目に涙を溜めたステージは紅白だと初めてではないかと思います。力の入った熱唱でした。最後は「木下先生、ありがとうございました」というメッセージも入ります。1コーラス半の歌唱というのが残念でしたが、伍代さん同様1コーラスの長さを考えると致し方ないでしょうか。(2分42秒)

(解説)
・木下龍太郎作詞の曲は紅白で12曲歌われています。そのうち5曲が水森さんのご当地ソングで、それ以外の曲をみてもヒットは平成、2000年以降がメインのようです。ただ「夜汽車」(第40回・北島三郎)、「汽笛」(第45回・五木ひろし)と2曲トリで歌われています。昨年の紅白でも歌った「あんたの花道」も、天童さんによって3回歌われているので紅白史では意外と無視できない作詞家です。

・ちなみに作曲の弦哲也は現在紅白で歌われた曲数第1位。全部で70曲ありますが、そのうち18曲が水森さんの歌唱です。

・ステージはバックに何もない至ってシンプルな仕様。水森さんどころか、近年の演歌のステージでも初出場以外では滅多に見られない演出になってしまいました。

 

Aqua Timez(2年ぶり2回目/第57回/2004/28~31/福岡県出身)
「虹」(2008/太志/太志/初)
~人気学園ドラマ「ごくせん」主題歌~

 WaTの2人が登場。小池さんはジャージ姿の仲間由紀恵の写真ボードを持っています。3年前の『ごくせん』シリーズに出演した彼とともに、ウエンツさんも「僕もあの時は大変お世話になりました、ありがとうございます」。中居さんが「出てないでしょ?」「なんだよホラッチョ~」、仲間さんにまで「そうでしたっけ?」と言われる始末。実際には2002年に1話だけゲスト出演していたみたいです。曲紹介は中居さんではなく、もちろんヤンクミ。「いいかお前ら、熱い思いをみんなに向かって届けるんだ、あの夕陽に向かって力の限り歌おうじゃねえか!ファイトー、オー!」良い曲紹介ですが、よく聴くとバンド名と曲名に対する言及は一切ありません。
 2年ぶりの紅白出場ですが、その時と比べると衣装は全体的に大人向けで落ち着いています。太志さんの両袖に文字があったり、ベースのOKP-STARさんにはバッジが多くあったり細かい部分にも気配りがありましたが、カメラにはあまり映っていません。全体的に動き多く、固定でもズーム演出だったりでやや落ち着かないカメラワークです。パフォーマンスは他の年末番組と比べて大きく変化のない、彼ららしい内容でした。(2分23秒)

(解説)
・ウエンツ瑛士と言えばホラッチョ。これはTBS系『うたばん』で石橋貴明さんが勝手に命名したあだ名です。2年前の紅白でも中居さんに呼ばれてツッコミを入れる場面がありました。もっともこのあだ名、後年には別の人のあだ名として広く報道される形になります。

・『ごくせん』と言えば仲間さんの代表作。日本テレビで放送されたシリーズは高視聴率を記録しました。3年前の紅白でも、D-51「NO MORE CRY」で似たような光景が見られます。ただ日本テレビがジャージとメガネの写真を提供するのは、当時なかったことです。

・ドラマタイアップで初出場ではないとは言え、Aqua Timezは曲紹介でバンド名が紹介されないやや気の毒な形。人気はこの後も継続して翌年も「Velonica」がヒットしていますが、紅白出場はこの年限り。2018年で解散します。