【今週の総合ソング・チャート“JAPAN HOT100”】
1位 BTS
2位 NEWS
3位 米津玄師
4位 YOASOBI
5位 YOASOBI
6位 優里
7位 YOASOBI
8位 BTS
9位 Ado
10位 Official髭男dismhttps://t.co/ynTVsdEtPK pic.twitter.com/IYjy7jmwth— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) July 7, 2021
ストリーミングとYoutubeが牽引する形でBTS「Butter」が首位。この2要素の比率は80%に達しています。そのどちらもランクインしていないNEWS「BURN」が今週の2位でした。CDセールスは約15万枚、リッピングも多いです。ポイントの差を考えると、今回アニメタイアップということもあって配信解禁だと間違いなく総合1位だったと思われます(その分CDセールス・リッピングにどれだけ影響するのかという問題もありますが)。それにしても、ストリーミング未配信・Youtubeでさえも1分20秒のshort ver.。確かにファン層のメインは20代~40代であるとは言え、ちょっとネット環境に対して消極的過ぎる気がします。
4位にYOASOBI「三原色」が初登場。「夜に駆ける」が5位、「怪物」も7位にランクインで総合TOP10に3曲がランクインしています。「夜に駆ける」のランクアップは、「三原色」と同日に配信開始した英語バージョンの「Into The Night」がそちらに合算された結果だそうです。ダウンロードは「三原色」「夜に駆ける」で1位・2位制覇という形になりました。
初登場は今週やや少なめ。19位はTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE「HEATWAVE」(CDセールス2位)、24位にTWICE「Perfect World」(同名アルバムリード曲の先行配信)、35位にAXXX1S「SUPER HERO」(CDセールス3位)、44位にPerfume「ポリゴンウェイヴ」(ダウンロード9位・ラジオ3位)、53位にホロライブ4期生「キセキ結び」(ダウンロード4位)、67位にAqours「DREAMY COLOR」(CDセールス4位)などが入っています。
4位 YOASOBI「三原色」
今作はahamoのCMソング。ただYOASOBIの場合こういったタイアップはリスナーにとって重要でなく、ストリーミングやYoutubeでこうやって新曲を聴かせてくれるということが大事なことです。
アニメーションのPVに1番と2番で変化を持たせるAメロ。やや複雑な構成です。したがって分かりやすい楽曲ではないですが、それ故に何度も聴き直そうという気持ちにさせる内容ではないかと思います。今回聴きどころとしてピックアップするとしたらやはりラストの畳み掛け。複数の色をこれだけ綺麗な言葉で表現した楽曲は、もしかすると宇多田ヒカル「COLORS」以来かもしれません。今回も良い曲です。勢いはまだ、留まるところを知らない状況です。
44位 Perfume「ポリゴンウェイヴ」
まだYoutubeでPVがアップされていないので、Spotifyの音源を貼り付けという形でいきたいと思います。先日NTVの音楽特番でテレビ初披露となった新曲です。9月からAmazon Prime Videoで放送される『ザ・マスクド・シンガー』のテーマソング。
楽曲は3分ほどで非常に短め。ややマイナー調のメロディーにもこれまでとの違いを感じますが、この曲のポイントはやはり歌詞。近未来をテーマにした内容ですが、”人工の太陽””これは夢?”という表現などを見るに、いささかそれを全肯定しているようには全く見えない印象で…。こういった未来・将来をテーマにした楽曲は大半が「ポジティブ」「明るい」といった前向きな表現なのですが、この曲はその風潮の逆を言っているような、そして現在の世の中を顧みるにその方が多くの共感を得そうな。そんなことを感じさせます。
ネガティブな楽曲、というわけでは決してないのですが、少なくともこれまでとはまた違うテイストで聴く楽曲であることは間違いありません。新章突入でしょうか、それともちょっとしたブレイクタイムでしょうか。これは次作以降の楽曲で少しずつ見えてくることではないかと思います。
67位 Aqours「DREAMY COLOR」
『ラブライブ・サンシャイン!』のアニメも随分前になりましたが、μ’sとは対象的にAqoursは現在も活動中です。それ以降の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会辺りは、全然追ってないので何とも言えないですが…。
この曲はとにかく完全実写PV、これに尽きますね。ここ数年どうなのかは知りませんが、このシリーズの曲をライブ以外の実写PVで見るのは非常に新鮮な印象です。とは言えサビは体育館で、ロケ地はやはり沼津に近そうで、楽曲もこれまでとほぼ共通しているテーマなので、全体的には安定しています。彼女たちはとにかく続いていくことが一番意義あることなので、これで良いと思います。PVの再生数は2ヶ月で450万ほど、人気はまだまだ健在のようですね。
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