今週のビルボードチャート~3/31(YUKI、緑黄色社会)

 ビルボードのホームページがリニューアルされました。それと合わせて、各チャートの日付が公開日基準になっています。ただURLは先週までと同様に次週月曜基準、今週分だと4月5日付扱いとなっています。もちろん毎週水曜日公開は、今までと同じです。

 今週からこちらではタイトル形式を代えて、冒頭に公式ツイートを掲載することにしました。というわけでTOP10は見ての通りです。Sexy Zone「LET’S MUSIC」はCD関連の要素がものをいう形で1位獲得。CDセールスで推定14,000ポイント、リッピングで4000ポイントといったところ。総合ポイントの比率で見ると高くないですが、楽曲・パフォーマンスの良さがSNSで多く話題になっていましたね。したがってツイート数部門でも1位になっています。

 YOASOBI「怪物」は3月24日CDリリースで、その分順位が押し上がって2位につけました。ストリーミングを中心に上位ランクインが長くなっているので、CDリリースされたと言われても全然ピンと来ない人が多そうな気がします。とは言え2位につけているCDセールスのポイント数は推定2200ポイントほどで20%近い比率、決して少ない数字ではありません。曲の感想については14位「優しい彗星」と同時に1月27日に書いた記事で書いています。ちなみに「優しい彗星」にはCD絡みのポイントは含まれていません。楽曲ランキングを作るにあたってCDをどう扱うかは、今後もかなりの懸案事項になりそうです。

(1月27日に書いた記事はこちらをリンクしてください)

 もう少し下の順位に目を向けますと、スピッツ「紫の夜を越えて」が20位に初登場しています。配信限定シングルで、2位を記録しているダウンロード数が総合ポイントの半分近くを占めています。ざっと1600ほどでしょうか。こちらも楽曲については3月26日に記事を書いたので、ここでは省略します。

(3月26日に書いた記事はこちらをリンクしてください)

 簡単なチャートのレビューは以上です。チャートインした新曲の感想については今後もいつも通り2曲ピックアップして書いていきます。

56位 YUKI「Baby, it’s you」


 JUDY AND MARYのボーカルとしてデビュー以来もうすぐ30年を迎えるYUKIのニューシングルが56位にランクイン。随分順位が低い印象もありますが、CDセールスだけだと8位につけています。そこにラジオオンエア(16位)やリッピング(19位)などが加わる形ですね。ダウンロードは43位で比率20%ほど、ただ順位の差と異なりグラフ上の比率で見るとCDセールスが少し多い程度でそこまで変わりはないようです。

 これだけのキャリアを重ねた人が、ちょっとしたグラビアみたいなPVを撮影しています。そしてそれが成立しています。彼女と同年代で肩出しの衣装がしっくりする女性も、滅多にいないでしょう。一言で言うと、YUKIさんの恐ろしさが見事に出まくっているPVです。楽曲も豊かな声量を最大限に活かしたような大きなナンバーです。それは壮大な、と書くと少し違います。彼女の個性が自然に表現されている程度に大きな作品に仕上がっている、と捉えることが出来ます。つまり言うと、それだけYUKIさんが大きな存在であると言えるわけですね。世界の中心がYUKIで回っている、とつい思ってしまうような、そんな魅力に溢れた作品と言って良いのではないでしょうか。

78位 緑黄色社会「たとえたとえ」


 78位にランクインした緑黄色社会の新曲は、MBS選抜高校野球のテーマソング。ダウンロードは44位スタート、一番ものを言ったのはやはりラジオオンエアで全体の50%近くを占めています。

 ブラスバンドの使用や青春・野球を連想させる歌詞から推測する限り、間違いなくタイアップを重視して作られた楽曲ですね。非常に爽やかな楽曲です。そしてボーカル・長屋晴子さんの歌声が綺麗なのでその爽やかさはさらに増幅されています。いわゆる優等生的な作りのJ-POPという印象があって、系譜としてはやはりいきものがかりに近い部分があります。奇しくも、と言って良いのかは分かりませんがレーベルは全く同じソニー系のエピックレコードジャパンですね。

 既に若い音楽ファンには広く定着している存在で、昨年の「Mela!」はYoutube2500万回再生突破。あと少し広い世代に浸透すればすぐ紅白出場レベルまで到達しそうな雰囲気もありますが、どうなるでしょうか。ただどちらかと言うと今回の曲がバンドの代表曲になりそうな雰囲気はあまりないので、注目はやはり次作以降になりそうです。TBS辺りのドラマ主題歌起用までいくと、一気に国民的バンドになるかもしれません。音楽ファン的には遅いかもしれませんがそうでない人からすると、今から彼女たちに注目しても決して遅くはないような気がします。

タイトルとURLをコピーしました