FUNKY MONKEY BABYS(4年連続4回目/第60回/2000/30~34/東京都出身)
「サヨナラじゃない」(2012/FUNKY MONKEY BABYS/FUNKY MONKEY BABYS/Naoki-T/初)
~紅白ラストステージ!熱い思いをこめて~

 「これまで応援してくれた皆さんへ、感謝の気持ちを込めて。「サヨナラじゃない」」と、有働由美子アナがウラトーク席から曲紹介。
 DJケミカルが住職に専念することが解散理由なので、今後の再結成はまず不可能。おそらくは文字通り最後の紅白歌合戦のステージになります。ファンキー加藤とモン吉の力のこもった歌声も非常に熱かったですが、このステージは完全にDJケミカルが主役でした。彼の一挙手一挙動全てが、完璧にこの曲の歌詞にリンクしています。非常に気持ちの入ったパフォーマンスです。カメラワークもフロントの2人ではなくDJケミカル中心。パフォーマンス後の拍手の大きさが示す通り、今回の紅白を代表する名ステージと言えます。
 惜しむらくは演奏時間がまた2分ちょっと、間奏なしの1コーラス半しかなかったことくらいでしょうか。せっかくの大舞台なので、やはりもう少し演奏時間を与えて欲しかったところです。(2分8秒)

 

(ウラトーク)
 主音声でのウラトーク紹介後、草彅さんと有働アナは退席。ステージの実況に戻ります。
 DJケミカルを見て「初めてだね、こんなに気合い入ってるの」「いつもと違う」「ケミカル泣いてるんじゃないの?泣いてますよ」と話します。本人は「紅白用の舞」だと言っていたようです。全体的に解散するこのグループというより、ケミカル個人にエールを送っていた内容でした。なお「DJセットはお寺に入れる」らしいです。

 

(解説)
・この年11月にDJケミカル引退に伴う解散発表がありました。過去解散を控える形で紅白のステージに立ったグループは第28回(1977年)のキャンディーズ、第47回(1996年)の米米CLUB、第50回(1999年)のSPEEDなどの事例があります。チェッカーズX JAPANは紅白が正真正銘のラストでした。

・グループは2013年6月の東京ドーム公演を最後に解散します。その後TBSの『音楽の日』で、2021年3月11日の1日限定で復活ステージがありました。その後はファンキー加藤とモン吉の2人で、少しだけ表記を変えたFUNKY MONKEY BΛBY’S名義で活動する予定になっています。

・ファンキー加藤は解散後すぐに、モン吉は2016年にようやくという形でソロ活動を展開。ただ両者ともファンモンの時ほど順調な活動とは言いがたく、ファンキーさんは2016年に結構な規模のスキャンダルもありました。したがって活動再開に至るプロセスは自然ですが、果たして再び紅白で見られるかと言われると分からない部分が大きいです。

藤あや子(2年連続18回目/第43回/1987/51/秋田県出身)
「わすれない」(2012/藤あや子/内池秀和/初)
~かわいいリトル・チャロの映像にも注目~

 『リトル・チャロ~東北編~』のアニメーション映像が流れます。この主題歌を歌っているのが藤さん。自身の作詞、かわいい映像とともにお楽しみくださいと、堀北さんが曲紹介。
 その『リトル・チャロ』の映像がスクリーンに流れる中、真っ白なドレスで歌います。紅白はもう18回目の出場ですが、着物以外の衣装で歌うのは今回が初めてです。したがってこの曲は演歌ではなくポップス・アニメソングになりますが、歌唱は時々コブシらしきものが入っていると感じさせる部分もあります。それでも聴き入るにはまさに十二分の美しい歌唱・美しい演出・そして51歳とは全く思えない美しい姿。素晴らしいステージでした。
 なお曲中テロップに出て来た演奏は今回も三原綱木とニューブリード、東京放送管弦楽団。毎年お馴染みのバックバンドですが、演出上の都合で例年スタジオからの演奏だったものを今回は事前録音でカラオケという形にしていたようです。その方針自体は理解できるのですが、やはり昭和の紅白から続けて見ている立場としては少し寂しい印象もあります。(2分48秒)

 

(ウラトーク)
 すぐ横に空いていた席にちょうど鈴木聡美選手が着席したようです(具体的な場所は後に香西かおりのステージで確認可能)。「あとでメール聞いてみましょうか」などと話す中でゲスト、AAA宇野実彩子伊藤千晃西島隆弘が登場。
 ステージについては「やはり緊張はしますよね」「心の中はド緊張ですね」と話します。衣装については「メンバーみんなが考えて凝りに凝った」ものだったらしいです。
 そしてステージ上の藤さんについてはメンバー「綺麗ですね~」「あの格好で声出しされているから、もう綺麗でしたね」「女神のようですよね」と話してます。今年の流行言葉で言うと「美魔女」とテリーさん。4歳の孫がいることについては、やはりメンバー3人とも驚いていました。

 

(解説)
・『リトル・チャロ』は2008年からEテレで放送されている英語アニメですが、2012年4月~6月に放送されたこの東北編は日本語での放送でした。作曲を担当した内池秀和氏はこのアニメの音楽担当、それ以外にもNHK関連曲を多数手掛けましたが、2018年に51歳の若さで逝去されています。

・藤さんは1998年以降、自身で作詞・作曲を手掛ける機会が多くなります。その際に「小野彩」というペンネームを使用していますが、「わすれない」に限っては本来の「藤あや子」表記で作詞クレジットされています。また紅白でドレス姿の衣装で歌ったのは後にも先にもこの時のみです。

・上にも書いた通り、この回以降演奏が原則生ではなく事前収録に変更されます。一時期スタジオからの生演奏に戻った時期もありますが、現在は再び事前収録となっています。演出面で目覚ましい進歩が随所に見られるこの年の紅白ですが、その分犠牲になっている部分もやはりあったようです。

HY(2年ぶり2回目/第61回/2001/28~29/沖縄県出身)
「いちばん近くに」(2012/新里英之、仲宗根泉/新里英之、仲宗根泉/初)
~朝ドラ「純と愛」主題歌を熱唱!~
絵:荒井良二

 連続テレビ小説『純と愛』の映像が流れます。作品に出演している夏菜風間俊介、そして今回は白組出場歌手にも名を連ねている舘ひろしも登場。夏菜さんは「いつもスタッフ・キャスト全員で聴いているので本当に楽しみです」、舘さんは「純と愛の気持ちにピッタリの、メロディーも優しくて素晴らしい良い感じの曲」とそれぞれ質問を挟んだ形でコメント。そして「HYの皆さんは僕と同い年なので、すごく親近感が湧いてるので今日はすごい楽しみです」と、風間さんは聞かれていないのに喋ります。ジャニーズ事務所仲間ということで、嵐のメンバーからラフな服装をイジられます。一応これが役の衣装ということらしいのですが…。そして夏菜さんがドラマ後半の見所を宣伝して、風間さんと一緒に曲紹介。不幸な人たちが沢山来るホテルで、彼らを2人が愛のパワーで変えていく、という展開なのだとか。
 バックの映像は今回ドラマではなく手書きの温かいイラスト。『純と愛』の名場面は間奏中に流れる形でした。楽曲もパフォーマンスも舘ひろしが言った通り実に温かい内容、そしてボーカル2人も非常に気持ちの入った熱唱。特に仲宗根さんの豊かな声量の歌声がとても印象的でした。(2分32秒)

 

(ウラトーク)
 舘さんがテリーさんに向かって指をさしてるのを見て、小松アナが大ウケ。映っていない所でやり取りしまくっています。ちなみにテリーさんと舘さんは同い年の仲良しの模様。その後堀北さんを絶賛する展開。小松アナも話していましたが、そういえば前回のウラトークで堀北さんがタイプで会いたいと言ってた一幕がありました。
 ステージが始まり、舘さんがまた去り際にテリーさんに手を振ったようです。というよりこのシーン、自分が喋っていない場面ではほとんど目線がウラトーク席の方向にいっていました。
 宇野さん曰く「HYさんの曲は私の青春ですね」「高校生の時からずっと聴いていました」。どんな思い出があるかと言われると「色々…」。周りに冷やかされていました。西島さんの失恋ソングは多数ある模様。伊藤さんはHYの曲だと「あなた」をよく聴いていたらしいです。その後もバックの映像、更に嵐の衣装がカッコいいと話題がとめどなく変わります。

 

(解説)
・『純と愛』はこの時期放送されていた連続テレビ小説。『ちゅらさん』以来11年ぶりの沖縄を舞台にした作品ですが、朝ドラにしてはかなり攻めた内容であまり評判は良くありませんでした。主演の夏菜はその後も女優活動を続けていますが、ここ数年はバラエティ番組での活躍がかなり目立っています。

・風間俊介は現在もジャニーズ事務所所属。歌手ではなく俳優としての立場で紅白に出演するのは、第55回(2004年)のゲスト審査員を務めた滝沢秀明以来。さらに出演当時歌手活動と並行していないケースに限定すると、この時の風間さんが史上初でした。

・HYの紅白出場は第61回とこの時の2回のみ。いずれもNHKタイアップによる選出で、「366日」「AM 11:00」といった代表曲は歌われていません。また当時は5人編成でしたが現在は4人編成、ギターの宮里悠平が体調不良による療養を理由に2019年限りで脱退しています。

水森かおり(10年連続10回目/第54回/1995/39/東京都出身)
「ひとり長良川」(2012/伊藤 薫/弦 哲也/初)
~桂由美デザインのゴージャス衣装!何かが起きる…~
振付:夏まゆみ 踊り:TGDオンディーヌ

 今年大ブレイクしたファンションモデルの鈴木奈々栗原類が登場。鈴木さんは全身を使って「紅白めっちゃ大好きなんですよ、テンションすごい上がってます!元気です!元気です!」と無駄にポジティブ。一方栗原さんは「恐縮です、ありがとうございます」「僕は何もやってないですよ」とやはりネガティブ。2人は今年の水森さんの衣装が凄いと聴いてここに来たらしいです。なんだか前回まで33年連続紅組から出場していた某歌手みたいな前フリです。そしてもうちょっと楽しみましょうよと松本潤に促されて「イエース!」と左手を挙げる栗原類。同じ人間とは思えないコンビでしたが、本職がモデルという点では共通している模様。
 さて曲が始まる前からどよめきが起こる今回の衣装は、直径ではなく高さが凄くてなんと3メートル。長良川をモチーフに桂由美さんが「水面に咲いた美しい花」のイメージでデザインした物らしいのですが、中にはリフトが入っていたらしく、1番の途中で上がり始めて最終的には6.3メートルの所から歌うことになりました。会場大拍手。ダンサーも引き続き健在ですが、今回はアクロバティックではなく比較的ノーマルな振付。間奏でリフトが上がる場面ではスカートの形を調整、ある意味スタッフの役割も兼務していたようです。
 手のフリやら歌い終わりの顔やらご当地ソングやらアクロバティックダンスやら紅白での彼女はキーワードが多いのですが、今回はついに豪華セットも加えられました。歌い終わった後の表情を見るに相当楽しんでた模様で、果たして次回以降はどうなってしまうのでしょうか。来年も乞うご期待?(2分55秒)

 

(ウラトーク)
 鈴木奈々については「やっかいな奈々がいるよ」「手つきうるさいでしょ」「よく頭小突いてますよ私は。蹴っ飛ばしてますよ」とテリーさん。栗原類については「若手じゃファッションセンスNo.1ですよね」「高校生でしょ、逆に言えば落ち着いてるよね」(テリー)「なにげなくずっとネガティブなままね、紅白ですよ」「代々の紅白でもっとも低いテンションじゃないですか」(小松)「奈々ちゃんとの差がすごい」(宇野)といった調子で色々ツッコミを入れてます。
 水森かおりの衣装にはやはり一同驚き。「あそこからの景色を感じてみたい」(西島)「胴が長いんじゃないですか」「紅白って感じですね~」(宇野)などと話しています。リフトで上がるシーンは、もう完全に素人のリアクションと化していました。高所恐怖症でベイブリッジさえも渡れないテリーさんには、とてもじゃないけど無理という話。そしてそのリアクションに対して、スタッフから声が大き過ぎるという注意が入ってしまいました。なおテリーさんは、それをAAAのせいにしています。
 なお安全装置は前のバーと後ろのチェーンのみで前のめりになるしかなく、またステージ後の下りるスピードは相当早かったようです。小松アナがしっかり実況していました。

 

(解説)
・鈴木奈々は『Popteen』の看板モデルからタレント業に進出、持ち前の明るいキャラクターでこの年テレビ番組の出演が急増します。当時から10年経った現在でもテレビ等で見る機会は決して少なくありません。

・栗原類も雑誌『MEN’S NON-NO』から、バラエティ番組で見せた独特のキャラクターでこの年仕事が急増します。こちらは現在舞台やテレビなど俳優活動がメインになっているようです。本人のTwitterでは、かなりの頻度で”おはようございます。”のフレーズが並んでいます。

・水森さんの衣装を手掛けた桂由美は当時80歳、日本初のブライダル専門店をオープンさせた経歴を持つデザイナーの大家です。関係性は現在も続いていて、水森さんのブログによると今年の新曲のキャンペーンドレスも手掛けているとのこと。

・長良川をテーマにした楽曲は過去の紅白でも2曲歌われています。第35回(1984年)で歌われた五木ひろし「長良川艶歌」は当時日本レコード大賞を受賞するほどの大ヒットでした。もう1つは第12回(1961年)で春日八郎が歌った「長良川旅情」。ご当地ソングのド定番とまでは言いませんが、意外と繰り返し歌われている場所でもあったりします。

ナオト・インティライミ(初出場/第63回/2001/33/三重県出身)
「Brave」(2011/ナオト・インティライミ/SHIKATA/ナオト・インティライミ/初)
~なでしこジャパン名場面とのコラボ!~

 女子サッカー日本代表の澤穂希選手の名シーンの映像が流れ、その間に本人がステージ脇に登場。映って早々「お疲れさまでした、ホマレ・インティライミです!」なんて言うものだから、一瞬櫻井さんが混乱する素振りを見せます。ナオトさんによると、2人は4年前からサッカー仲間らしいです。澤選手は「Brave」が大好きで、「前向きな歌詞が自分を奮い立たせてくれます」と話します。グーでのハイタッチを澤選手としてナオトがステージに向かいます。来年東京に五輪を招致できるように頑張りたいと話した後、そのまま曲紹介も担当します。
 なでしこジャパンの映像がバックに流れる中で、ナオトさんが熱唱します。澤選手だけでなく、審査員席にいる競泳の入江選手もこの曲を口ずさんでいます。1コーラス半で、実は2分にも満たないような非常に短い歌唱時間でしたが、ステージ自体は大変良い仕上がりだったように思います。ラストに挨拶した後、澤選手に向かってボールを蹴るフリをしたシーンが印象的でした(カメラはイマイチ捉えきれてなかったですが)。(1分43秒)

 

(ウラトーク)
 AAAの3人はここで退席。ナオトさんのプレーに対して澤選手がメールを送る仲というトークもそこそこに、ゲストに美輪明宏が登場します。
 これだけ多くのジャンルが集まる番組は世界にもない、「ヨイトマケの唄」についての話をこれから始めようとする時点でステージ終了。テリーさんがまだディレクターをやっていた頃に、番組でその曲を歌ったのが最初の縁なんだとか。

 

(解説)
・澤選手は前年に続いて2年連続の紅白出演。冒頭のコメントが示す通り、この頃にはすっかりテレビ慣れしているようです。現役は2015年まで続行、6回のFIFA女子ワールドカップ出場は史上最多回数を記録しています。

・ナオト・インティライミは紅白初出場ですが、第59回(2008年)にMr.Childrenのサポートで1度出演しています。この年は「ナイテタッテ」「君に逢いたかった」などがヒット、それ以前に「今のキミを忘れない」「タカラモノ~この声がなくなるまで~」といった分かりやすい代表曲もあったので、個人的には若干意外な選曲という感覚でした。

・演奏時間1分43秒は、平成の紅白ではトップクラスに短い記録です。曲前やり取りに時間をかけていたので、体感的にはそこまで短い印象ではありませんでしたが…。これは2分を切るステージが当たり前のように多かった第14回(1963年)レベルで考えても相当短く、実際確認すると当時の最短は1分44秒でした。

倖田來未(8年連続8回目/第56回/2000/29/京都府出身)
「Go to the top」(2012/Kumi Koda/CLARABELL/初)
~ママになってもド派手なステージ!~

 またまたロンドン五輪代表銀メダリスト、今度は卓球の石川佳純選手が着物姿で登場。「沢山の方に応援してもらって楽しくロンドンオリンピックを戦うことができました」と話します。彼女は倖田さんのファンらしいです。というわけで、彼女がかわいくポーズも決めて曲紹介。
 リハーサルの時点で衣装にNGが入ったとか入らなかったという話ですが、確かに黄色のヘソ出しルックの衣装は特に下半身が大変際どく振り付けも激しめ、腰や足の動きもセクシーというよりは何と言いますか単語として表しにくいものがあります。ゴールデンボンバーよりこっちの方がよっぽど危険じゃないのかと言わんばかりの内容でした。
 ただダンサブルでパワフルなステージであることは疑いようもなく、クオリティとしては非常に高いものでさすが8年連続出場と言わんばかりのものを見せつけていました。間奏では「紅組まだまだいくぜー!」のコールもあり、ダンサーの激しい踊りや花火の爆破演出も迫力を増幅させてます。(2分26秒)

 

(ウラトーク)
 そのヨイトマケ、民放で放送禁止だと言われた頃にNHKだけはOKだったということで「先見の明があったんですよ」と話します。NHKとは実験放送の頃からの縁のようです。客席から紅白を見るのは生まれて初めて、不思議な気分がすると話します。今回の「ヨイトマケの唄」は黒の衣装、「歌の邪魔にならない」という意図があるようです。スタッフ全員が全力でいくというステージへの意気込みを、小松アナが美輪さんに力強く伝えます。
そして倖田さんのステージを見て「凄いですねこれ」と美輪さん。出産を経験したことで「歌に対する思いも変わった」という彼女の声を小松アナが紹介。「いろんな人生がわかってくるんですよ。年を取れば取るほど歌ってというものは、どんどんどんどん二重三重構造になってわかってきます」と、説得力のある美輪さんの言葉。会見でも話していた、離島・僻地の人たちに向けての思いもここで語ります。

 

(解説)
・石川選手は当時19歳。ロンドン五輪では福原愛、平野早矢香とチームを組んだ女子団体で銀メダル獲得、これはオリンピック卓球日本代表史上初めてのことでした。なお個人での4位入賞も当時最高記録です。団体ではその後のリオ・東京でもそれぞれ銅・銀のメダルを獲得しています。

・石川選手と倖田さんの交流はその後もプライベートであるようで、2014年のアルバムに収録された「U KNOW」は石川選手への応援曲として作られています。またここでは明かされていなかったですが、実は松本潤のファンでもあるみたいです。

・倖田さんはこの年まで8年連続紅白出場を果たしましたが、残念ながら翌年は落選。Every Little Thing中島美嘉平原綾香もそうですが、振り返ると8年連続でストップする紅組J-POP歌手は意外と多いです。

細川たかし(4年連続36回目/第26回/1975/62/北海道出身)
「浪花節だよ人生は」(1984/藤田まさと/四方章人/2年ぶり5回目)
~ももクロが舞い踊る!奇跡のコラボが実現!!~
振付:花柳糸之、石川ゆみ 踊り:ももいろクローバーZ、花柳糸之社中

 ももいろクローバーZが登場。「私たちいま会える週末ヒロイン、ももいろクローバー、ゼーット!」といういつもの口上でグループの自己紹介。相当数の観客が一緒にゼーット!をやっているようで、凄い歓声です。今回は細川さんのバックで、今だけは白組を応援させて頂きますということ。
 紅白の櫓の上に乗る細川たかし、その前にももクロの5人なんですが最初からシェー!にしか見えない変なポーズ。そして動き始めると手足が無駄に上がったりしてやはり変な動き。そして普段は百田さんに向けられるはずのコールを「たかし~↑↑」というコールにアレンジ。これには審査員席の樹木希林桂文枝師匠も大笑い。多分師匠はソファーだったら確実にズッコケてたと思います。最後はももクロのメンバーとダンサー、そして細川たかし本人もゼーット!の決めポーズで締めます。どちらがメインなのかサッパリ分からないステージでした。(2分22秒)

 

(ウラトーク)
 引き続き「ヨイトマケの唄」に対する思いを語る展開。曲紹介中にワイプでウラトークチャンネルの様子が映り、テリーさんと美輪さんがカメラに笑顔を見せます。
 そしてステージ。例年通りテリーさんが細川さんをイジりまくります。「1年のうち160日ゴルフやってるんですよ、営業は60日」「顔見てください、テカテカでしょ!ゴルフやけです」「怪しいですよね。演歌歌手じゃないですよねもう」。スキーとゴルフで鍛えているから背筋も抜群だとも一応褒めてはいます。美輪さんも「随分お太りになりましたね」とズバリ。彼のデビュー当時に会った時の思い出話も語っていて、当時は「ほっそりとした可愛らしい坊や」だったと。

 

(解説)
・ステージの振付はおなじみ花柳糸之社中に、今回石川ゆみさんが加わっています。この方はももいろクローバーZの振付を全て担当、それ以外に女性声優系歌手も多く担当しています。ちなみに過去、紅白では鈴木あみのステージにダンサーで出演した経歴があるようです(本人のオフィシャルページより)。

・ウラトークで美輪さんが話していた通り、デビュー当時は痩せ気味の童顔でした。「心のこり」ですぐに紅白出場したので、確認は比較的容易いです。恰幅が良くなって中年らしい見た目になったのは1990年代中盤以降。まだこの当時髪型については特に大きく言われてはいませんでした。なおレイザーラモンRGのモノマネが話題になったのは、紅白を卒業して以降になります。

香西かおり(5年ぶり16回目/第42回/1981/49/大阪府出身)
「酒のやど」(2012/池田充男/森山慎也/初)
~酒場演歌のヒット曲を熱唱!~

 1階席通路、紅白ウラトークチャンネル席の目の前で歌い始めて、ゲスト審査員席前を経由してステージまで歩きながら歌います。なぜか審査員席の目の前でももいろクローバーZの5人もペンライトを持って一緒に応援してます。ペンライト演出が演歌で入るのはやや珍しいでしょうか。なんと言いますか、こんな演出でよく集中して歌えるなぁと端から見ていると思える内容です。1コーラス半で実にあっという間、相変わらずこの人の紅白での扱いは他の同年代の常連女性演歌歌手と比較して悪すぎます。(2分11秒)

 

(ウラトーク)
 「すぐ隣りですよ」と小松アナが喋っている姿が、そのまま映像に映ってます。テリーさんが笑ってる姿もしっかり映っています。「ここで喋ったらマイクに乗っちゃいますよね」「今のところで喋ってると多分怒られますね、途中で打ち切りになりますね。香西さんに怒られます。あと音声さんにも怒られます」
 歌のジャンルの豊富さに美輪さん、「ヘタしたら消化不良起こすんじゃないかと」と笑いながら話します。そしてこの後のウラトーク席紹介のために二宮和也が登場。美輪さんも嵐が大好きなようで演技もバラエティも大絶賛、それを聞くニノさんは大変恐縮しておりました。

 

 紅白ウラトークチャンネルでは美輪明宏がゲストとして座ってます。紅白の雰囲気について「世界中でこんな催し物ってのは、日本だけですよね」「今年はクラシックの人いらっしゃらなかったけれど、クラシックから何から全部おてんこ盛りでしょ。欧米なんかでも絶対ありませんからね。」初めての紅白に感激しきりの様子でした。そして二宮和也がそのまま次のステージを紹介します。

 

(解説)
・「酒のやど」は香西さんのデビュー25周年記念曲として大ロングセラーになりました。作詞した池田充男氏はこの曲で日本作詩大賞を受賞。ちなみに作曲した森山慎也氏とのコンビは、過去に第30回(1979年)・第31回(1980年)で細川たかしがそれぞれ歌った「ゆきずり」「ほたる草」で見られました。

・2組続けて応援に参加した例は前回のTOKIO藤あや子細川たかしのバックで出演)がありますが、舞台ではなく審査員席の前でペンライトを振るシチュエーションはこの時が初めてです。

・演歌で観客のペンライト演出を採用するのは、第50回(1999年)の五木ひろし「夜空」以来13年ぶりでした。従来ライトを使う演出は毎年5組もあれば多い方でしたが、この年以降一気に増加します。