今年の紅白は例年よりも司会者の発表が遅くなりそうです。あるいは以前通りのペースに戻ったというべきでしょうか。ここ7年の司会発表を振り返ってみましょう。

第59回→11月24日 先行報道がこの1週間前、出場歌手発表は翌日でした。
第60回→11月3日 ”これだけ早く司会者が決まったのは記憶にありません”
第61回→11月3日 ”思いのほか早く決まった”
第62回→10月19日 ”いくらなんでも早過ぎます”
第63回→10月16日 ”この分だと来年には9月に決まるんじゃないかという勢い”
第64回→10月18日
第65回→10月10日 ”少なくともこの10年を見る限り史上最速”

 というわけで今年が遅いというより、むしろ最近が早すぎるというのが正直な感想です。第58回以前は11月中の発表が基本で、第56回に至っては11月17日・12月8日の2度発表で第2弾に至っては出場歌手発表よりも後でした。

 総合司会のオファーをタモリが断ったという記事があるようです。タモさんの32年ぶり総合司会は見たかったですが今年で御年70歳。Mステ10時間スペシャルでも問題なく司会してた辺り大丈夫だとは思いますが、紅白で使うエネルギーはMステとは比較にならないほど大きめ。ですので正直本当に起用となると個人的に少し心配な部分もありました。記事では今回それが大前提としてあったらしく、人選は白紙に戻ったとかなんとか。NHK会長が存じないという辺り確実に内部でマスコミにリークした方がいるようです。確かに注目度は高く、ネタを提供する方にとってそういう人の存在は大きいですが、会社にとってはあまりいてほしくない存在のような気もします。日刊スポーツは以前からガセ含めて紅白の事前報道がかなり多い印象がありますが、個別の記者にリークする特別な方がいるのでしょうか。

 さて前置きが長くなりましたが、ここで今年の出場歌手について考えます。書式は例年通りです。目安は紅白22~27組ずつと考えてください。

(紅組)
1.AKB48
2.Perfume
3.西野カナ
4.miwa
5.ももいろクローバーZ
6.水森かおり
7.E-girls
8.水樹奈々
9.乃木坂46
10.HKT48
11.SKE48
12.NMB48
13.石川さゆり
14.坂本冬美
15.和田アキ子
16.天童よしみ
17.松田聖子
18.いきものがかり
19.きゃりーぱみゅぱみゅ
20.レベッカ
21.BABYMETAL
22.和楽器バンド
23.椎名林檎
24.絢香
25.藤あや子
26.伍代夏子
27.香西かおり
28.DREAMS COME TRUE
29.μ’s
30.May J.
31.でんぱ組.inc
32.大原櫻子
33.家入レオ
34.私立恵比寿中学
35.大竹しのぶ
36.Kalafina
37.薬師丸ひろ子
38.西内まりや
39.中森明菜
40.Negicco
41.藍井エイル
42.LiSA
43.今井美樹
44.さんご
45.クミコ
46.小林幸子
47.高橋真梨子
48.Superfly
49.工藤静香
50.浜崎あゆみ

(白組)
1.SMAP
2.三代目J Soul Brothers
3.五木ひろし
4.氷川きよし
5.嵐
6.TOKIO
7.SEKAI NO OWARI
8.EXILE
9.福山雅治
10.V6
11.関ジャニ∞
12.郷ひろみ
13.AAA
14.Sexy Zone
15.ゲスの極み乙女。
16.ゴールデンボンバー
17.ポルノグラフィティ
18.クリス・ハート
19.星野 源
20.秦 基博
21.森 進一
22.細川たかし
23.徳永英明
24.美輪明宏
25.ゆず
26.GENERATIONS
27.back number
28.T.M.Revolution
29.山内惠介
30.三山ひろし
31.長渕 剛
32.クマムシ
33.TUBE
34.コブクロ
35.福田こうへい
36.加山雄三
37.UNISON SQUARE GARDEN
38.MAN WITH A MISSION
39.サカナクション
40.[Alexandros]
41.KANA-BOON
42.ナオト・インティライミ
43.高橋 優
44.北島三郎
45.ONE OK ROCK
46.X JAPAN
47.松山千春
48.矢沢永吉
49.井上陽水
50.浜田省吾

(紅組)
 上位7組まではさすがに確実でしょう。AKB48は言うまでもなく、Perfumeは結成15周年&MJ司会。西野カナは「トリセツ」が大ヒット中、miwaも10月からNHKでレギュラー番組が始まります。水森かおりは女性演歌No.1ヒット&ご当地&衣装の3点セットでむこう10年は安泰、ももいろクローバーZも相変わらずの人気&動員力。E-girlsはNHKのレギュラー番組こそ今年3月で終わりましたが、LDHのバックアップ&アリーナ規模の全国ツアー&そこそこのヒット。この7組に関して言うと落選することは99%ないはずです。おそらくは。

 水樹奈々は昨年の扱いがあまり良くなかったのが気になりますが、MJナレーションはまだ継続、のど自慢にも出演など貢献度は相変わらず。全国ツアーも相変わらずアリーナを埋めているのでこちらもほぼ大丈夫だと思います。48系その他の面々は選出された以上落とす理由があまりないので今年もおそらく出場でしょう。特に総選挙1位の指原莉乃がいるHKT48は間違いないはず。スキャンダルが騒がれて落選したと言われる乃木坂46も認知度は上がっていて選抜メンバーの人気も48系と互角あるいはそれ以上。さすがに今年は出場するのではないでしょうか。

 石川さゆり坂本冬美和田アキ子天童よしみは一応安全圏とみています。ただ昨年前半トリで今年65歳になるアッコさんはもしかすると、というのがあるかもしれません。もっとも今年で39回目、40回までは出るのではないかとも思いますが。天童さんは昨年も素晴らしいステージでしたが曲順を考えると少し扱いが悪くなりつつあるとともに、実は今年で61歳。まだまだ歌声は健在な上にトリ経験もあるので大丈夫だと思いますが、還暦を過ぎて連続出場を果たしている前例はそう多くありません。さゆりさんも今年で57歳。冬美さんはまだ50歳になっていないので問題なさそうですが、ちょっと女性演歌陣はそろそろ誰がいなくなっても、あるいはさらに枠が減ってもおかしくない状況になりつつあります。

 昨年大トリですが、ここ数年は出たり出なかったり中継だったりで色々と安定していない松田聖子。今のところ大晦日は空いていて、さすがに辞退でもない限り大トリ歌手を落選させるという前例は1度しかなく、当時のような大バッシングも起こってない上に意外と女性ポップスの懐かし大物枠が他にいないので、さすがに連続出場は堅いと思いますが、こちらも確実とまでは言い切れない部分があります。また常連J-POP組ではいきものがかりきゃりーぱみゅぱみゅの2組ももしかすると、があるかもしれないと見ています。昨年の扱いが非常に悪かった上に、CD等のセールス低下が目立ち始めています。いきものがかりは11月発売の新曲次第の部分もありますが、例年通り安全圏とはまだ言い切れない感じですね。きゃりーさんも露出は多いですが、やはり数字が追いつかなくなっていますのでこちらもまだ安全圏ではありません。前回のaikoやコブクロの例もありますので、どうしてもその点厳しくなります。なおaikoは今年大阪城ホールでのカウントダウンライブ、昨年の落選を考えると中継の可能性はかなり薄いので今回はリストに入れませんでした。

 初出場の可能性が高そうな3組を次に並べてみました。まずレベッカはここ数年多い復活枠。プリンセスプリンセス同様、全盛期は紅白に出場していないので今年選出された場合初出場になります。先日のMステSPで見る限りパフォーマンスに衰えはなく、「フレンズ」を筆頭に楽曲の支持は非常に高め。個人的にも初出場を期待したいです。

 海外メインで話題になっているBABYMETALも今年は選出してほしいです。アミューズが多くなるのがネックですが、今年は特別出演でもサザンオールスターズを出す可能性が非常に低いので、問題ないと思います。ライブは幕張メッセを余裕で埋めるどころかファンクラブ先行でもなかなかチケットが手に入らない状況、NHKでもドキュメンタリー番組が作られるほど。前回でも新聞上で候補に挙がらなかったことが不思議に思っているくらいですが、今回は出場しないことがむしろ疑問になるレベル。演出としてはもしかすると中継出演を要望する可能性もありそうですが、私は中継でも選出されてて然るべき存在だと思っています。

 もう一組は和楽器バンド。先日発表されたアルバム『八奏絵巻』はオリコン週間1位を獲得しました。バンドと和楽器を組み合わせた演奏はものすごい迫力で、ボーカル・鈴華ゆう子の歌声は詩吟師範ということもあって恐ろしいほど。レーベルもエイベックスなので比較的出しやすいと思います。この3組は今年の紅組の初出場候補として、出場する可能性が高いとともに最優先で出場に漕ぎつけてほしいアーティストでもあります。出場すれば間違いなく今年の紅白の名場面として語り継がれることになるはずです。

 昨年「NIPPON」で再出場の椎名林檎、今年はNHK的にトピックはないですがテレビ出演と作品数は例年よりむしろ多め。楽曲自体も非常に素晴らしい内容なので個人的には連続出場を期待。一方絢香は昨年「にじいろ」で再出場。今年はアルバム『レインボーロード』を発表、SONGSにも出演していますが、現時点では存在感がやや薄まってる印象もあります。歌唱力もパフォーマンスも折り紙つきなので、個人的には「I believe」辺りにしてでも連続出場して欲しいとは思っているのですが。

 中堅演歌3組、藤あや子伍代夏子香西かおりは今年も境界線上にいると思います。確かにアイドルやゆるキャラなどを使うには打ってつけなのでそういう意味では今年もありそうですが、正直個人的にはそれありきで選出するのは本当にやめてほしいと思っています。東北を前面に出した藤さんはまだしも、残り2人はここ数年歌い手より後ろが目立っているステージばかりです。最近は演歌歌手をアイドルがバックで踊るのはいかがなものかという意見が直々出ています。個人的にはそれも紅白の面白い部分の一つではあるので否定はしません。ただそれをメインにした歌手選出は前回を最後にしてほしいと強く感じています。1回や2回限りの出場ならまだしも、この3人は10回以上紅白に出ている大御所なわけで、ただ紅白に出るのは光栄、演出はなんでもいいと承認するのはどうかと…(勿論演歌は出場するか落選するかで次の年の扱いが大きく変わる、という事情も理解はできるのですが)。

 その3組に代わるような存在、として挙げられるのが次の4組になるでしょうか。DREAMS COME TRUEは今年札幌ドームでの年越しライブが確定。NHKホールでの出場は可能性ゼロですが今年はベストアルバムも大ヒットしています。中継出演もあるのではないかと現時点では考えています。μ’sは『ラブライブ!』のキャラクター9人組。アニメ、と言いたいところですが雑誌の連動企画やらスマホゲームやら方向性は多岐にわたり、なおかつ声優陣9人がそのまま組んで本当にライブもやっているので一概に言いにくい部分もあります。今年は映画が深夜アニメ劇場版の興行収入を塗り替えたという話題があり、MJでも何度か出演して歌っています。いくら特典があると言っても、CD売上が1作品あたり10万枚を超えるとその力だけとは言い切れない部分も大きいです。可能性は低くないと思いますが、40代以上の認知度がどれくらいになるかが少しネックでしょうか。ただ上の演歌枠を外してμ’sを選出するようなことがあれば、紅白も変わったということが確実に言えるでしょう。

 May J.は昨年みたいに単体のヒットがないのでやや苦しいですが、テレビ出演は割と現在も多いです。NHKでは歌コンにもMJにものど自慢にも出るというオールラウンドぶり。J-POPだとバックでアイドルやダンサーが踊るという演出をあまり好まない印象もありますが、この人のステージだとそれも全く問題なさそうで。2年連続出場の可能性も低くないように思います。そしてでんぱ組.incは秋葉原を本拠地に年々人気と活動の範囲が広がっている6人組。アルバム『WWDD』はCDショップ大賞候補に挙がり、ライブもホールツアーでほぼ常時満員が出るほどの動員力になりました。メディア露出もいよいよ増えてきた印象で、紅白初出場でもそろそろおかしくない存在になりつつあります。こちらも楽曲の良さ・面白さ・パフォーマンスの凄さは折り紙つきで、ももクロと同じくらいかあるいはそれ以上でしょうか。まだ確実どころか有力とも言えないですが、状況によっては十分あり得る範囲ではないかと思います。

 J-POPからだと家入レオ大原櫻子西内まりやも候補になるでしょうか。3人とも歌唱力・ルックス・楽曲・メディア露出いずれも全く申し分ないのですが、肝心のCDセールスがもう少し足りない印象。それゆえに知名度がもう少しという部分もあり、初出場として出すにはまだ少し地味な印象もあります。家入レオは「君がくれた夏」がそこそこにロングセラー、大原櫻子もアルバム『HAPPY』がヒットして女優としての実績も少しずつ積み上げてはいますが…。ただ女性若手J-POP枠で確定は今のところ西野カナとmiwaの2人のみ。絢香やMay J.もいるので兼ね合いにはなりますが、フレッシュさ重視とすればこの3人から初出場が出てくる可能性もおおいに出てくると思います。

 またアニソンを歌うことが多いKalafina藍井エイルLiSA辺りも候補になります。KalafinaはNHKタイアップ、歌コンの出演まであるので場合によってはμ’sを押しのけて初出場の可能性もありますが、知名度がやはりもう少しになるでしょうか。エイルさんとLiSAさんは今年大躍進、特に歌唱力は大変素晴らしいものがありますが、こちらも常連・特に水樹奈々を押しのけるにはまだまだ至らない感じがあります。

 アイドル勢だと私立恵比寿中学Negicco辺りも考えられます。エビ中は人気もライブ規模もいよいよ大きくなりましたが、まだももクロとスタダ2組出すほどという部分があるでしょうか。その点ではでんぱ組.incとも同等ですが、事務所の規模が小さい方が逆に有利に働く部分があるような気もします。NegiccoはMJでのPerfumeとの共演が話題になり、個人的にも推しになっているので出場してほしいという夢はありますがまだCDセールスはそれに追いついていないのが現況。できれば来年あらためて大ヒットして、反対もほとんど存在しない歓迎ムードの中で初出場というのが理想ですね。

 歌謡曲・ベテランからだと、SONGSから大竹しのぶさんご(Kiroro+仲宗根泉のユニット)が可能性ありでしょうか。あとはクミコがつんく提供の新曲を歌っています。大竹さんは山崎まさよしと歌う「黄昏のビギン」が話題になりましたが発売は昨年の10月、SONGS出演は2月。ちょっと時期的に遅くなりつつある印象もあります。50代以上にとっては期待したいステージの一つになるのですが…。SONGSだと今井美樹高橋真梨子Superfly工藤静香浜崎あゆみも今回は候補にしましたがいずれも可能性としては…という印象。特に浜崎あゆみは昨年不選出の事情もあるので、代々木で年越しライブをやっている間は難しいものと思われます。あと昨年出場の薬師丸ひろ子は今年はどうでしょうか。鈴鹿ひろ美も含めると今年で3年連続にはなるのですが…。中森明菜も昨年の特別出演は話題になりましたが、その盛り上がりは現時点まで続いていない印象があるので、ちょっと難しい気がします。とは言えこの2人は40代以上の支持は間違いなく、少なくともバックの方が目立つということはあり得ないので出来ればなんとか…とも思ってはいますが。あと可能性は低いと思いますが、最近ネット方向に活路を見出しているかつての常連・小林幸子も要注意。

(白組)
 まずSMAPはのど自慢にまで出るほどなので確実。三代目J Soul BrothersはむしろEXILEより重要度高いアーティストなので当然確実、そしてEXILEもやはり確実。は今年白組司会になる可能性が低そうなのでもしかするとの辞退も考えられなくはないのですが一応は確実、TOKIOも好感度を考えると確実。演歌だと氷川きよし以上に五木ひろしの方が今年は活躍が目立っていたでしょうか。勿論両者とも間違いないですが。そして今年初頭からドラゲナイが流行語になったSEKAI NO OWARI。NHKの合唱コンクール課題曲も担当ということで、こちらももう間違いない状況ですね。そして先日結婚が発表になった福山雅治。今年もパシフィコ横浜からの中継になりそうですが、かなり凄い演出が今回は期待できそうです。毎年出ている上にこの状況なので、今回はもう間違いないと言い切っても良いのではないでしょうか。

 それ以下もV6はイノッチの白組司会が噂されています。昨年はそれを見据えての選出という印象もあるので、実現すればやはり確実になります。そうでなくてもデビュー20周年なので間違いないと思われます。関ジャニ∞も人気継続、Sexy Zoneもなんだかんだでセールスは安定して1位。辞退さえなければ今年もジャニーズ枠は6で変わらないものと思われます。郷ひろみは今年で還暦&通算100枚目のシングル、AAAも活動10周年。双方とも話題性十分でライブの動員・評判ともに上々。特に郷さんはサマソニ等のフェスで大変話題になりました。ここまではもう確実でしょう。

 ゲスの極み乙女。は白組の初出場候補として一番に挙げたい存在。何と言ってもこの時点でSONGSに抜擢されたのが非常に大きいです。子どもたちの人気は本当かなと思う部分もありますが、確かな演奏力と楽曲は大人にも通用する部分は大変大きく、実際に人気も非常に高いので何としてでも初出場に漕ぎつけてほしいですね。生演奏にしてくれるかだけが大きな不安で、そこが交渉するにあたっても重要な論点になりそうですが。逆に生演奏かどうかを考える必要がないゴールデンボンバー、こちらは11月にのど自慢出演が決定しました。今年の新曲「死 ん だ 妻 に 似 て い る」は4人それぞれのボーカル違いが収録されているという形態での発売のようです。となるとやはり歌うとしたらあの曲になるのでしょうか。話題提供と人気という面では相変わらず衰えないので今年も個人的には楽しみにしたいです。ポルノグラフィティも少しずつ確実とは言いにくい状況になりつつありますが、今年のシングルは一昨年の「青春花道」より売れている模様。キャリアと動員力、そして紅白のステージで何を言ってくれるかという点で考えるとまだ欠かすことは出来ないと思います。十分有力圏内です。クリス・ハートも今年のアルバム『Heart Song Ⅲ』はオリコン最高3位で相変わらずセールス順調、歌コンでは常連ゲスト。今年も出場は堅いような気がします。

 初出場候補だと星野源も可能性高いでしょうか。BABYMETAL同様アミューズということで枠がどうなるかという部分もありますが、ドラマ『紅白が生まれた日』に出演するなど役者としての実績も高め、楽曲も「SUN」がそこそこ売れています。そろそろお呼びがかかる時期ではないかと思うのですが。そして昨年なぜか不出場だった秦基博は今年も引き続き初出場候補。「Q&A」も話題になっていますがやはり「ひまわりの約束」、これは年が変わっても引き続きロングセラーになっています。8月に新潟で「音楽と髭達」というフェスを見に行った時に出演していましたが、全出演者の中で楽曲単位での拍手が一番多かったのはこの曲でした。明らかに世代を超えたヒット曲になっているので、一年遅らせてでも今年は出場させるべきではないかと強く思っています。

 常連組でどうかなと思われるベテラン勢が森進一細川たかし德永英明美輪明宏。森さんは滅多なことがない限り50回までは続きそうですが、ここ数年は境界線という噂もあり。細川さんはそもそも連続出場じゃない形になっているとともにこちらも実は今年で65歳。後述する若手を選ぶ場合煽りを食う可能性も高いです。德永さんは今年限りで VOCALISTシリーズ卒業で現在それがメインの全国ツアー中。動員力はホール全公演ソールドアウトなので問題ないのですが、彼に代わる存在は出てきつつあります。場合によっては今年が最後か、あるいは出場自体がなくなるかもしれません。そして今年出場すると史上初の80歳での紅白出場になる美輪さん。今年もSONGSに出演していましたが果たしてどうなるでしょうか。この人に関しては完全に本人の意向次第ではないかと思うので、余計に予想がつきません。むしろ予想するのが失礼な気持ちになってしまいます。

 復帰予想組だとまずはゆずでしょうか。何かNHKと関連する仕事があれば出場しているというイメージですが、今年は北川悠仁が2020年オリンピックに向けたドキュメンタリー番組のMCを務めているそうです。「雨のち晴レルヤ」と比べると少し繋がりが弱い気もしますが、どうなるでしょうか。今年30周年でベストアルバムをリリースしたTUBEはダークホース。出場すれば17年ぶりになります。昨年落選したコブクロは今年ドームツアー。ただ実際のところどうしても今年復帰させるべき要素はさしてなく、新曲もヒットしているという感じではありません。加山雄三も70歳を超えていまだに精力的な活動、こちらも話題にはなっていますがどうでしょうか。サカナクションナオト・インティライミもリストには入れましたが。あとは『思い出のメロディー』で司会を務めた北島三郎、2年前にあれだけ大々的にやった以上あまり復帰すべきではないと思ってはいるのですが状況によっては…。

 昨年出場のT.M.Revolution長渕剛はどうでしょうか。TMRはほとんどウラトーク枠みたいな感じでの出場でしたが、滋賀のイナズマロックフェスは毎年好評。地域に確実に貢献しています。パフォーマンスも間違いなく確かなので、個人的には今の出場回数でも少ないくらいなので連続でもいいとは思っているのですが、どうしてもという状況ではないのもまた確か。長渕剛は今年何と言ってもふもとっぱらのオールナイトライブが話題になりました。そもそも前回の出場がそれを見据えてという印象でしたが。今年のテレビ出演の多さもまたその宣伝目的だったわけですが、話題になったことは確かなので個人的にはこの人も2年連続出場で何ら問題ないのではないかと思っています。基本的に今年の白組は状況次第でほとんど入れ替わりがない可能性もあるくらいですが、唯一落選する可能性が高いと思えるのが福田こうへい。事務所と揉めた結果今年は新曲が発表できませんでした。NHKの番組は出演継続していますが、状況を考えるとかなり厳しいと思います。

 他の初出場候補はGENERATIONSはLDHが枠に押し込むかどうかというところ。CDセールスは1位も取ってるので支障は全くないのですが、曲の認知度がやはりもう一つといった印象。ちょっと分からないです。同じ初出場候補のback number、年始ならほぼ確実という勢いでしたが、ちょっと下半期に入って勢いが落ちてきた印象もあります。元々バンド勢は紅白選出のハードルが妙に高いので、それを考えるとちょっと今年もどうなのかという印象ですね。年始話題になったといえばクマムシも同様。”あったかいんだから~”というフレーズは、下半期に入ってめっきり聞く機会が減ってしまいました。お笑いからの紅白出場はいくつか前例ありますが、若手に限定するとオンエアバトルとの繋がりも深かったはなわ、テツandトモくらいしかありません。ただでさえ歌手でもハードルが高い紅白歌合戦なのに出てきたての若手お笑いに一つ枠を設けるとした場合、ネタも未熟な今年のクマムシではまだまだちょっとそれに至らないというのが個人的な本音です。応援で出場する分には全く反対しませんが。

 山内惠介三山ひろしは双方ともセールスで結果を残していて歌コンも常連。どちらかが福田こうへいとの入れ替えで初出場の可能性も出てきましたが、若年層の知名度および楽曲浸透度はまだまだという印象もあります。バンド勢だとUNISON SQUARE GARDENMAN WITH A MISSION[Alexandros]KANA-BOON辺りが若年層に人気ですが、こちらは逆に40代以上にとってまだまだサッパリのような。ユニゾンは「シュガーソングとビターステップ」がロングセラーになりましたが。4組とも親和性が高いのはやはりNHKホールよりも幕張メッセのような気がします。あとはONE OK ROCKですが、こちらはやっぱり親子共演をあえて拒んでるような気がします。紅白出場となると高い音楽性よりもその件でマスコミネタにされてしまうこと間違いないので、それは彼らにとって本意ではないように思います。高橋優もメッセージ性確かで個人的にはいつか出てほしい歌手なんですが、やはりもう少し知名度がという所になるでしょうか。

 そして大物枠ですが、やはり一番可能性高いのはX JAPANでしょうか。先日紅白出場をYOSHIKIが否定しなかったという話が話題になりました。ただ彼らは1990年代ヒット当時でも紅白には協力的で5回出場、最後は東京ドームでのLAST LIVE公演後に紅白で「Forever Love」を演奏したという逸話があります。出場するとしたらおそらく特別枠ではなく、あえて白組出場歌手としての形になりそうな気がします。再結成は2007年、それまでにも紅白に呼ばれる機会はあったような気もしますが…。

 のど自慢に出演した松山千春、SONGSに出演した井上陽水が出れば50代以上は喜びそうですが、あまりオファーを受けそうな気がしません。かと言って特別枠になると、特に30代以下にとってネームバリューが弱い気がします。3年に1度のペースで出ている矢沢永吉は今年それにあたる年。2枚目のオールタイムベストが発売されて、今年も可能性はありそうですが特別枠で3度出演というのもどうなのでしょうか。となるとやっぱり特別枠として一番呼びたいのは浜田省吾。今年のSONGSが35年ぶりのレギュラー番組出演ということでものすごい稀少性、ライブに関しては現在でも語られるカリスマ。SONGSから紅白出演に繋がった前例が非常に多いことを考えると、期待もおおいに膨らみます。当然ながら可能性はものすごく低いですが、だからこそもし出演が決まった場合とんでもない話題になります。でもマスコミでの喧騒を考えると辞退する可能性も余計に高くなりそうな…。果たしてどうなるでしょうか。

 

 挙げれば意外と初出場候補はいるものですが、入れ替わりはもしかするとほとんどないかもしれません。特に白組は前回出場した24組中23組までが同じになることまで考えられます。今年は司会の顔ぶれが変わる可能性が高いので、一気にガラッと入れ替わるかあるいはあえて同じようなメンバーでいくのか。例年通りならば11月末か12月初めの発表になるかと思われます。楽しみにしましょう。