例年だと9月初めにその年最初の記事を書いていますが、今年は少し早めに。

 昨年は紅白で言うと常連歌手が相当入れ替わり、演出やステージ含めてかなり新しい要素の入った内容になりました。視聴者全員が好意的に受け止められたかと言われると分からないですが、思い切った取り組みが目立ったことは大変喜ばしいことだと思っています。

 さて今回の紅白ですが、まだ8月ということを差し引いても例年以上に予想がつきません。

 昨年はリオ五輪・シンゴジラ・逃げ恥・ピコ太郎という具合でトピックには事欠かないという勢いでしたが、現状今年は大きなトピックがあまりありません。ブルゾンちえみくらいでしょうか。キャリアウーマンのネタが大きな話題になっていますが…。プルゾン他女性芸人(ゆりやんレトリィバァ尼神インターやしろ優…)のゲスト出演は多くあるかもしれないですが、都民ファーストや森友・加計含め最近の時事ネタは紅白だと取り扱えそうもありません。もっとも逃げ恥やピコ太郎が日本を席巻したのは10月以降なので、この辺りの話題はまだまだこれからという段階。それはスポーツ界も同様。ただ将棋関連は間違いなく近年にない盛り上がりを見せています。先日現役引退してテレビ出演が飛躍的に増えている加藤一二三のゲスト審査員、あるいは連勝記録が話題になった現役中学生・藤井聡太の開会宣言などはおおいに考えられるところ。棋士の紅白出演は内藤國雄・谷川浩司・羽生善治以来15年近く途絶えているので、その点でも期待は高まります。

 出場歌手も同様で、現状上半期は全世代に広く浸透している楽曲は多くありません。上半期ランキングもメディアごとに色々種類がありますが、10代~20代の傾向が一番色濃く表れるのはセールスでも配信でもなくYoutubeの動画再生回数ではないでしょうか。総合チャートだと、やはり一番信頼できそうなのは各要素合わせて集計しているビルボード。それ以外にもオリコン、配信だとiTunesやレコチョク、moraなど多数あります。カラオケやNHK歌番組の出演実績も含めて、おそらく今年ほどセンスを問われる年もないと思います。例年いる往年人気を博したバンドの再結成が少ないのも重要なポイント(ソロではいますが…)。出場歌手の予想はもう少し作品が出揃いつつある9月後半を予定していますが、今年は本当に各媒体・各ブログによって顔ぶれが全然変わってくると思います。かくいう自分も予想・実際の可能性以上に出場を強く推したい歌手が複数います。一個人としては、紅白に選ばれる以上人気・実力双方あるいは片方が間違いなく保証されている出場歌手の顔ぶれ以上に、今年は演出・パフォーマンスの精度を重要視して欲しいところ。特に前半登場する方々の歌唱時間の短さは年々気になる事案になっているので…。

 司会に関して言うと、白組は相葉雅紀続投か他ののメンバー、あるいは年々MCでの仕事が増加している関ジャニ∞の村上信五が有力でしょうか。個人的には嵐も悪くはないのですが、そろそろ村上信五の紅白司会が現実味を帯びてきつつあるように感じているところです。どちらかと言うと見たいのは後者。ジャニーズ以外だと、やはりあらゆることが出来て人気も高い星野源が一番良いと思います。近年は紅組だけでなく白組司会も実力以上に華とスター性が求められる傾向強いですが、源さんはジャニーズの面々あるいはそれ以上に大きな人気・カリスマ性を兼ね備えているように感じます。彼以外にも可能性ある人はいますが、嵐や関ジャニ∞に匹敵する非ジャニーズと言われると私はこの人くらいしかいないと思っています。もしくは『思い出のメロディー』で司会する氷川きよしでしょうか。前回が熊本からの中継だった分、今回は司会なりトリなり例年以上に良い条件が入る可能性も案外あるように感じます。
 紅組は『ひよっこ』ヒロインの有村架純続投がとりあえず既定路線でしょうか。評判もネットで見る限りでは決して悪くなさそうで、視聴率も初回より後半の方が高いという理想的な形。この後の作品のヒロインが葵わかな永野芽郁であることを考えると、やはり現時点の知名度を考えても続投の線が濃いと思われます。仮に2年連続となると仲間由紀恵以来8年ぶり、そろそろ連続司会があっても良いと思うのですが、どうでしょうか。『おんな城主 直虎』の柴咲コウという声もありますが、昨年ゲスト審査員でも登場しなかったことを考えると可能性はかなり低め。出場歌手からだとAKB48グループから指原莉乃山本彩を選びたいでしょうか。ただAKB企画を今年も実施する場合は、間違いなく無しと考えて良さそうです。紅組司会でバラエティ寄りの若手を選んだ例が皆無であることを考えると、指原よりさや姉の方が案外可能性高いかもしれません。女優・歌手ともに辞退の連続でオファーに困った場合は、とりあえず有働由美子を筆頭とするアナウンサー起用になるでしょうか。
 総合司会はここ最近連続で起用される例を考えるとやはり武田真一アナの続投が有力。他もなくはなさそうですが、今のところは分かりません。

 ラストは蛍の光の指揮について。昨年までタクトを振っていた平尾昌晃先生が先日亡くなられました。あらためて、謹んで冥福をお送りしたいと思います。
 藤山一郎→宮川泰→平尾昌晃という蛍の光指揮者の系譜は、比較的ハッキリしています。

1.最後に登場するに相応しいレジェンド級の大物
2.ともすれば演者より目立とうとする精神
3.過去の紅白でステージの指揮を振った経験あり
4.初起用は60代~70代

 これを踏まえて、少し予想してみました。

1.三原綱木
 1945年生。出場歌手としてはジャッキー吉川とブルーコメッツのギターで3度。ただ紅白ではそれ以上に、1986年から2015年まで担当していたバック演奏「三原綱木とニュー・ブリード」の指揮者でお馴染み。ただ昨年は担当しなかったようです。そういう意味では、年齢的に考えてもこれまでの紅白への貢献度を考えても一番納得度高い人選ではないかと思います。

2.久石 譲
 1950年生。実績はジブリ中心に申し分なく、日本人なら知らない人はいないと思われます。紅白では第59回「崖の上のポニョ」、第60回ではオープニングと「歌の力」全員合唱を指揮。こちらも有力候補として、可能性は高いと考えて良いと思います。

3.服部隆之
 1965年生。服部良一から代々続く音楽一家。紅白にも第55回「新選組!テーマソング」、第56回「One more time, One more chance」で指揮を振っています。ただ50代だとまだ蛍の光より、出場歌手のステージで指揮を振る方が良いような。ちなみに父の服部克久も健在ですが、81歳という年齢を考えると可能性は高くないと考えています。

4.宮川彬良
 1961年生。宮川泰のご子息。『ひよっこ』の音楽も担当、キャラクターも父譲りで濃いようです。ただこちらもまだ50代、何より意外なことに過去の紅白出演経験がありません(作曲クレジットでは「マツケンサンバⅡ」があり)。名前は挙がっていますが可能性は意外と高くないと思います。どちらかと言うとオープニングで歌手入場の音楽を担当する可能性の方が高いのではないでしょうか。

5.都倉俊一
 1948年生。1970年代のヒットメーカーで、ピンク・レディーの作曲を手掛けたのはこの人。『レッツゴーヤング』での司会実績あり、最近は横綱審議委員会の委員として名前を見る機会もあります。紅白では1977年に狩人「あずさ2号」の指揮で登場、ただ平成の紅白には出場していません。JASRACの会長歴もあるなど、実績は申し分ないですが…。

6.加山雄三
 1937年生。紅白では出場歌手としてだけでなく司会としてもお馴染み。ヒット曲は全て自ら作曲。目立ちたがりという意味ではこれ以上ない人選で、「東京五輪音頭2020」を歌うというトピックもあります。ただやはり年齢がネック。現役感バリバリとはいえ、80代ですからね…。