五木ひろし(47年連続47回目/第22回/1965/69)
「夜空」(1973/山口洋子/平尾昌晃/18年ぶり2回目)
~平尾昌晃が作曲 亡き恩師への思いを込めて~

 今年7月に亡くなった平尾昌晃さんを追悼する映像が流れます。第61回紅白歌合戦における「蛍の光」の指揮、「瀬戸の花嫁」(第23回・小柳ルミ子)、「愛は不死鳥」(第21回・布施明)、「よこはまたそがれ」(第22回・五木ひろし)…。”歌には国境がない””ジャンルにこだわらないで…”という生前の本人のコメントもありました。
 曲前には『レッツゴーヤング』の司会者として共演していた松田聖子も登場。”偉大””優しく””笑顔”といったキーワードで平尾さんの人となりを話します。五木さんのメッセージ「平尾さんは私を世に送り出してくれた恩人です。今、こうして紅白という夢のステージに立てているのも平尾さんのおかげです。今日は感謝の思いをこめて歌います」を二宮さんが代読する形で、曲紹介。
 18年前の紅白で歌った時はかなりアレンジされた演奏ですが、今回は当然状況が状況なのでノーマルな編曲。夜空をバックに、間奏では生前の共演映像も流れます。3年前の「よこはまたそがれ」同様、今回も天国の恩師に届けと言わんばかりのフルコーラス・ステージでした。(2分47秒)

 

(楽屋トーク)
 まだ渡辺直美とみやぞんがトーク中。

 

(ウラトーク)
 ウラトーク席でも平尾さんについて話します。五木さんについては「ミスター紅白」、スタンバイの様子は「何かのパンフレットの表紙みたい」。凄さを独特の表現で語っています。
 「宇宙から出てきた」「宇宙から五木ひろし」。歌に入ると日村さんも設楽さんもモノマネしまくってます。ペンライトをマイクにしている状況。ただサビの盛り上げどころの入りを2回とも間違える辺りは、もう少しといったところでしょうか。

 

(解説)
・平尾さんは白組歌手として出場4回、ゲスト出演3回、エンディングの「蛍の光」担当が11回。計18回紅白歌合戦に出演しています。第11回(1960年)初出場の時に歌った「ミヨちゃん」を筆頭に、作曲家としては30曲紅白に送り込む形になりましたが、これは歴代12位の記録です。

・五木ひろしには「よこはま・たそがれ」「ふるさと」などを提供、関わりが深いです。第22回(1971年)で初出場した時はゲスト指揮者を務めました。この年は小柳ルミ子に提供した「わたしの城下町」も大ヒット、2組続けて指揮を務める形になっています。

・平尾さんは作曲家としだけでなく、全国に平尾昌晃ミュージックスクールを作ったことでも広く知られています。ここに登場した松田聖子の他に狩人石野真子森口博子倖田來未など相当数の歌手がここから巣立って大活躍しています。

・「夜空」は1973年の日本レコード大賞受賞曲ですが、その年の紅白歌合戦で披露したのは「ふるさと」でした。第50回(1999年)でようやく初歌唱、紅白で歌うのはこれが2回目です。

・このステージでは”恩師 平尾昌晃へ思い込めて”のサブタイトルが左上テロップに追加されています。ちなみに前半でも三山ひろし(歌唱中にけん玉世界記録に挑戦)、市川由紀乃(昭和の歌姫 美空ひばりに挑む)、福田こうへい(村田英雄の名曲に挑む)、三浦大知(無音シンクロダンスに注目)、水森かおり(今年は「千手観音ダンス」に挑戦!)といった具合にテロップで一言紹介がありました。また、歌前のやり取りでも場面によって左上に紹介テロップがつくようになっています。

乃木坂46(3年連続3回目/第66回/2012/13~25)
「インフルエンサー」(2017/秋元 康/すみだしんや/初)
~最高難度の高速ダンス!そしてヒム子は現れるのか!?~

 乃木坂史上最高難度の高速ダンスですが、ライブではバナナマン日村勇紀が完コピして一緒に共演。白石麻衣が一緒に踊ってくれませんかとラブコールしますが、ウラトーク席にいる当の本人はなかなかそうもいかない様子。「不協和音」を踊り切った内村さんからも「やりなさい!」と言われますが、ここはデビュー当時からお世話になっている公式お兄ちゃん。頑張れー!と声援を送ります。そういえばよく見ると、日村さんが話している後ろにインフルエンサーの衣装が置いてあるように見えるのですが…。気のせいでしょうか。
 イントロのリズムに合わせて紙吹雪が噴射されたり花火が打ち上がったり、随分派手なオープニング演出でしたが、その後はすぐに落ち着きました。さすがに欅坂46の「不協和音」ほどストイックな激しさはありませんが、華麗で美しいダンスはメンバー全員が美しいこともあって、すごく映えています。
 画面に見とれているうちに、ビジョンがゆっくりオープンするとそこにはヒム子が大画面で大写し。1分ほどの間に早替えして、ウラトーク席の前で踊っちゃってます。その動きは確かに、舞台上の乃木坂46とシンクロしていました。気持ち悪いという声も相当数ありそうですが、乃木坂46とバナナマンの関係性を知っている大多数のファンとメンバーにとっては間違いなく嬉しい演出だったと思います。ラストは全員後ろを向いて決めポーズ、まるでビジョンを見ているかのような光景です。終わった後に全員がウラトーク席に向かって笑顔で拍手して手を振っていたのは言うまでもありません。ちなみに内村さんの評は「大仏様に見えるんだけど」とのことでした。(2分28秒)

 

(楽屋トーク)
 みやぞんが抜けた後、歌終わりくらいでなんと登美丘高校ダンス部の5人が登場します。

 

(ウラトーク)
 当然ながらバナナマンは2011年、結成して1ヶ月くらいの時点からずっと番組共演している公式お兄ちゃんなので大声援。「インフルエンサー」と日村さんの関係について、舞台上のメンバー・司会とやり取りする前に話してます。
 歌が始まってからは何事もなくバナナマンの2人が応援。設楽さんだけでなく、普通に日村さんの音声も入っていますが、心なしか設楽さんの喋りが過剰なような。そして1番サビ途中、ビジョンに日村さんが映ってからは完全にツッコミモード。
 「ちょっと日村さん、そりゃないよどういうことだよ」「衣装もどうしたんだよ」「なんだよそこで全開に踊ってるじゃねえか」「ヤバイよ、台無しだよ」「日村さんの画面が凄いぞ」「やりやがったな」「衣装いつの間に作ったんだよ」「メンバーもやったなヒム子ポーズ今」「後ろ日村さんだけだぞ、何やってんだよ」「まだ踊り踊れたんだな」「変な顔してんじゃねえか」「やりやがったな、やりやがったなお前」ずっとツッコミを入れてました。ただ着替える時点で笑ったりせずにツッコミを入れなかったのは、さすがプロの仕事というべきでしょうか。

 

(解説)
・乃木坂46のコンサートにヒム子がサプライズ出演したのは7月2日の明治神宮野球場公演。元々は4日前のテレ東音楽祭による企画で、そこでうまくいかなったからライブでリベンジ、という話だったようです。『ゴッドタン』も『乃木坂工事中』もテレビ東京の番組なので、確かにコラボしやすい環境ではあります。

・NHKでも郷ひろみmiwaでやっていましたが前回は無し、したがって2年ぶりのヒム子登場です。メンバーやファンにとっては概ね好意的に受け止められた演出だと思いますが、事情を知らない視聴者にとっては不評の声も多くありました。いや、ファンからも賛否両論だったような…。

・この年は「逃げ水」「いつかできるから今日できる」のシングル曲もありましたが、もっともヒットしたのはこの曲でした。前日には日本レコード大賞も受賞しています。現在の乃木坂46で最もYoutube再生回数が多いのもこの曲で、2位の「シンクロニシティ」と比較しても2500万以上多い約7000万の数字を叩き出しています。そういえば、近年すっかり一般にも定着した”インフルエンサー”という言葉自体この時期からよく聞かれるようになりました。

・「インフルエンサー」の選抜メンバーは21人、乃木坂46のシングルでもトップクラスの多さです。紅白では伊藤万理華が直前の握手会を最後に卒業しているので、代わりに鈴木絢音が選抜されています。また歌う前に登場したメンバーは7人、白石麻衣西野七瀬齋藤飛鳥秋元真夏衛藤美彩生田絵梨花松村沙友理でした。

・前年9月に加入した3期生の12人はシングル「インフルエンサー」から楽曲に参加、この年が初の紅白出場になりました。メンバーが表題曲に選抜されたのは次の「逃げ水」以降なので、このステージは後方階段上でほとんどカメラに映っていません。また、アンダー・3期生と選抜は黒リボンと焦茶色のリボンで衣装もはっきりと区分けされていました。なお伊藤理々杏岩本蓮加は年齢と時間帯の関係でこのステージ不参加、代わりにオープニングでやや目立つ形の出演になりました。

・3期生と入れ替わるように、1期生の卒業が翌年以降多くなります。生駒里奈若月佑美斎藤ちはるなど7人がこの年でラスト紅白になりました。斎藤さんは2019年以降テレビ朝日のアナウンサーに転身、アンダーが多かったアイドル時代よりテレビで見る機会は確実に多くなっています。

・白組司会特別企画
紅白歌手全員「いつでも夢を」(1962/佐伯孝夫/吉田 正/19年ぶり5回目)

 二宮和也羽生善治を訪れるVTRが流れます。「紅白歌合戦って見たことあります?」と尋ねていますが、少なくとも2回は生でNHKホールで見ているはず(第45回ゲスト審査員、第48回に長山洋子「たてがみ」の曲紹介で出演)。永世七冠に輝いた羽生さんのドキュメンタリータッチ映像が流れます。永世七冠・タイトル獲得99回・通算1391勝という偉人でも「将棋のことはあまりまだ分かっていない」とコメント、あるいは息子のような年齢の藤井聡太に敗れる場面もありました。”初心忘れるべからず”、”いつでも夢を”。このフレーズが大きくクローズアップされています。

 今回の全員合唱は「いつでも夢を」。YOSHIKIのピアノ演奏が強いアレンジ。司会者3人を含めたほぼ全員が参加して歌います。中心にいるのは司会者3人、彼らと一番近くの距離にいるのがゆず。YOSHIKIのすぐそばにToshIがいます。X JAPANからはこの2名のみ参加のようです。
 Little Glee MonsterSHISHAMOTWICEWANIMA三浦大知竹原ピストルなど初出場の面々もしっかり加わっています。WANIMAのどのステージでも常に楽しもうという姿勢は素晴らしいですね。エレファントカシマシ宮本浩次が両手でマイクを持って歌う姿もインパクト強め。宮本さんと他の3人は立ち位置が離れていて、同じ黒の衣装のTOKIOとほぼ一体になっているように見えます。
 大人数グループは、先ほどステージに立った乃木坂46が昔でいうコーラスグループみたいな位置づけで後ろの階段後方を占める形。画面右側まで続く最上段は選抜ではないアンダーで、先ほどのステージよりも一人一人の顔がしっかり映っています。代表的なメンバーは前に出ていて、左の方に生田絵梨花西野七瀬、あと白石麻衣だけピアノの前という美味しい立ち位置です。体力消耗が著しい欅坂46からは菅井友香長濱ねる織田奈那小林由依の4人のみが左端で参加、AKB48からは真ん中よりやや右寄り2列目に指原莉乃柏木由紀渡辺麻友が固まっていて右端に横山由依山本彩、この5人のみが参加しているようです。
 あとこういうステージで毎回楽しいのは演歌歌手の衣装。例年石川さゆりのドレス姿がインパクト大ですが、今回は丘みどりも派手なドレスを着ています。横の市川由紀乃が黒い着物なのでそれと比べるとかなり対照的。あと三山ひろしのスーツがネクタイも含めて光っているので結構目立ちます。今回の紅白、細かく見ていくと一番出番多い歌手は三山さんではないでしょうか。(2分45秒)

 

(楽屋トーク)
 登美丘高校ダンス部の面々とトーク。直美さんが一瞬年齢を気にしますが、22時までは大丈夫ということで。当然昨年は紅白に出るとは全く思ってなかった模様。ちなみにこの日のスタッフの一人が、妹が部長の2年先輩だったそうで…。練習は特に夏の大会前だと過酷で、肋骨を疲労骨折したり過呼吸で倒れる人もいると話していました。

 

(ウラトーク)
 踊り終わった日村さんは当然息があがってます。「ステージ上がってないでしょ?」「ステージ上がってないけど目立ち方は相当なもの」「一番でしたね、もう」「この野郎、俺も着替える時はマイクフォローしたりして」。日村さんはヘッドセットをつけようとしますが、暗い状態なのでなかなか上手いこといきません。
 ラストの変顔についてもあらためてツッコミ。「インフルエンサーって、最後まで踊るとああいう顔になるのよ」。なんだかんだ言いつつも、しみじみ乃木坂46とバナナマンが辿った一年を振り返っていました。
 YOSHIKIのピアノをきっかけに視線はステージに向かいます。舞台上の歌手と一緒に、バナナマンの2人も「いつでも夢を」を歌唱。ちなみに福田こうへいについてはまたサイドバックの髪型をいじっていました。あと「E-girlsとかがさ、たまにさ登美丘高校ダンス部かなと思っちゃう時あるんだけど」という発言も。

 

(解説)
・羽生善治の過去の紅白出演は上に書いた通りです。ちなみに2019年に通算勝利数は歴代1位を更新、現在は1434まで数字を伸ばしています。

・参加した面々は紅組が松たか子TWICE石川さゆり西野カナAKB48Little Glee Monster水森かおり坂本冬美乃木坂46欅坂46AI市川由紀乃倉木麻衣E-girlsSHISHAMO丘みどり天童よしみ島津亜矢。白組がゆず関ジャニ∞五木ひろし三浦大知SEKAI NO OWARI星野源WANIMA山内惠介三山ひろし竹原ピストルSexy Zone郷ひろみX JAPAN氷川きよしTOKIOエレファントカシマシHey! Say! JUMP福田こうへい三代目J Soul Brothers。直後出演や中継を除くと髙橋真梨子Superflyのみが不参加でした。

・「いつでも夢を」は橋幸夫が紅白で4度披露していますが、全員合唱は初めてです。過去の紅白歌唱曲が全員合唱で使われるのは、「上を向いて歩こう」「世界に一つだけの花」以来3回目でした。

・紅組司会特別企画:『ひよっこ 紅白特別編』

 お馴染み、増田明美のナレーションで特別編スタート。舞台は昭和43年(1968年)大みそか、赤坂・あかね坂商店街の裏路地にある洋食店すずぶり亭。谷田部みね子(有村架純)は結婚3ヶ月、新婚ホヤホヤ。ですので苗字も谷田部から前田に変わっています。旦那の見習いコック・秀俊(磯村勇斗)とイチャイチャ、それを見ている料理長・牧野省吾(佐々木蔵之介)とコック・井川元治(やついいちろう)。
 弟の三男(泉澤祐希)が幼馴染の時子(佐久間由衣)を連れてやってきます。時子との再会に、みね子だけでなく澄子(松本穂香)、豊子(藤野涼子)、幸子(小島藤子)も大喜び。一方三男はみつ子に邪険にされます。そんな彼を見て笑っている小祝宗男(峯田和伸)。なんでここにいるんだよ?と話す元治。一方、隣の中華料理店の店主夫妻(光石研生田智子)はマンガ家風情の2人(浅香航大岡山天音)に話し掛けます。ピークの前にスランプが訪れたのだそうです。
 省吾の奥さん・愛子(和久井映見)は本日不在。娘の由香(島崎遥香)とともに出かけているそうです。みね子が「愛子です、先に出掛けてて」と愛子のモノマネをしますが、省吾曰く全く似ていない模様。
 店主の鈴子(宮本信子)が音頭を取る形で、みんなで乾杯。ところがその中に見知らぬメガネ姿のおじさんが混じっていて、みね子が驚きの余り叫びます。さて、彼の正体は…(つづく)。

 というわけで、続きは後ほど。「あれどう見ても桑田さんだよね?」と内村さんと二宮さんは驚き。とりあえず続きが気になるコーナーでした。

 

(楽屋トーク)
 登美丘高校ダンス部とのトークはこの辺りで締め。他の出場歌手と同様に記念撮影、サインの方は無しかと思いきや一応アリということで、一旦出てから戻ってきてサイン。ちなみに楽屋から出る時もしっかりジュリ扇を振りながらキャラ設定を守っていました。

 

(ウラトーク)
 日村さんが特にファン目線で見ています。ドラマ内の料理はみね子の旦那が本当に全部作っているみたいです。「特別編って今回2箇所やるでしょ?どういうことなんだろうね?」と言った途端に桑田さんのショット。これにはバナナマンの2人もものすごく驚いてました。

 

(解説)
・かなりの人数が出演している特別編ですが、さすがに前回までAKB48として出演していた島崎遥香は不参加でした。これに限らずグループ卒業・解散後紅白に応援や芝居で出演するケースは非常に少ないです(例えば第54回・2003年の『てるてる家族』の応援は上原多香子だけ不参加でした)。AKB48乃木坂46の元メンバーが女優やタレントとして活躍するケースも増えましたが、こういった形で再出演した例はまだありません。

・峯田和伸は銀杏BOYZからソロでの活動が著名なロックシンガー、やついいちろうはお笑いのエレキコミックより近年はDJとしてもお馴染み。この2人が朝ドラどころか紅白でも見られるのは、不思議な感覚です。なおやついさんは第54回(2003年)のはなわテツandトモ応援のオンエアバトル勢として出場経験あり。

・役柄上仕方ない面もありますが、ドラマ出演者では古谷一行三宅裕司白石美帆菅野美穂竹内涼真羽田美智子などが不参加でした。ただ『花子とアン』で15名だったことを考えるとこの時点で参加者18名、『あまちゃん』ほどではないとしてもやはり十分多い部類に入ります。また完全事前撮り・司会や審査員も参加という点が過去3作との大きな違いでした。

松田聖子(5年連続21回目/第31回/1980/55)
「新しい明日」(2017/松田聖子/松田聖子/初)
~夢を決してあきらめない 曲に込めたメッセージ~

 神殿のような柱が並び、白い花道が作られたセットでバラードを熱唱。今回の紅白のテーマにも合っている良い曲です。歌終わりに内村さんが話した通り、デビュー当時から続くオーラと美しさは思いっきり健在でした。それにしても今回の紅白は、例年以上にシンプルなセットで歌を聴かせる演出が多いです。非常に素晴らしいことだと思います。この演出は次回以降も出来る限りの継続を希望します。(3分34秒)

 

(楽屋トーク)
 しばし一人での進行。今年一番大変だったのは?→「今日です」(即答)、この衣装きつくないですか?→「どっちの意味?」、天童よしみからのアドバイス「絶対やせたらあかんで!太っとかなあかんで!」といった具合で印象に残る言葉を連発していました。

 

(ウラトーク)
 司会者の後ろにいる高橋一生と吉岡里帆を見て「お内裏様とお雛様みたいになってる」「めでたいもんね」と軽くツッコミ。
 日村さんの衣装はまだ「インフルエンサー」のまま。同じものを作って貰ったらしく、結構重たいらしいです。ニーハイブーツはふくらはぎが入らなかったので特注だとか。したがって、日村用の衣装はライブ用と紅白用の2種類が作られたということのようです。
 ステージはセットに注目。「別スタジオみたいな感じ」「聖子さんって手を振ってくれるのかな?」「無理だよ(即答)。こんな格好でさ…」セットと本人の美しさを見て、女神様と形容していました。そして、審査員席ではひふみんが独特のリズムでサイリウムを振っているみたいです。

 

(解説)
・この曲はNHKドラマ『マチ工場のオンナ』主題歌でした。名古屋放送局制作で、内山理名が主演を務めた金曜ドラマ10の作品です。この時間帯のドラマ主題歌が紅白で歌われたのは、第64回(2013年)の西野カナ「さよなら」以来4年ぶりでした。

・昭和の紅白ではベテランがオリコンTOP100圏外の新曲を歌う例も多々ありましたが、平成特に2010年代以降でこの選曲はNHKタイアップがあったとは言え、あまり多くありません。ちなみにこの曲は11月に配信のみでリリース、Spotifyで約30万の再生なのでヒットしたとはやはり言い難い面があります。

平井 堅(6年ぶり8回目/第51回/1995/45)
「ノンフィクション」(2017/平井 堅/平井 堅/初)
~義足のダンサー大前光市と”生きる力”を届ける~
振付:辻本知彦 踊り:大前光市

 歌前にこの曲が出来たきっかけを話します。ステージは先ほどと同じセットで、今度は義足のダンサー・大前光市が踊る中で花束を持って熱唱するという演出。”生”をテーマにした歌詞は、”あなたに あなたに ただ 会いたいだけ”というシンプルな言葉が特に胸に突き刺さります。歌声もそうですが、サビで伸ばし切った後にマイクをすぐ口元から離す動作も目に焼きつきますね。圧巻の名ステージ、出来れば個人的にはもっと長く聴いていたかったです。(2分42秒)

 

(楽屋トーク)
 乃木坂46から、生田絵梨花高山一実松村沙友理星野みなみ新内眞衣井上小百合中田花奈の7人が登場。笑顔で楽しかったというステージの感想でした。レコ大を獲ったのは自信になりましたとも話しています。あと、こちらでも穴に落ちないか直美さんが心配していました。

 

(ウラトーク)
 バナナマン2人もこの曲が好きという話。設楽さんがモノマネしてますが、欠伸しているようにしか聴こえません。なんてことを話している間に、乃木坂46白石麻衣西野七瀬秋元真夏がウラトーク席に登場します。
 日村さんしか目立っていないという話、当然ながらステージにいる3人にも丸わかり。真夏さんに至っては着替えている瞬間まで見えてしまったそう。言うまでもなく、嫌がっている素振りは全くありませんでした。前日のリハでもバナナマンが見ていたそうで、双眼鏡で様子を見て手を振っていたそう。真夏さんもまいやんも自分に向けて手を振っていると思っていた模様で、どちらがアイドルか分からないトークを展開していました。

 

(解説)
・8回目の出場ですが、平井さんが歌前に出てきて司会者と話すのは中継があった第53回(2002年)以来、NHKホールでは初めてです。平井さんのMCスキルは非常に高く、特に『HEY! HEY! HEY!』ではダウンタウン相手に互角のやり取りを見せていたので、紅白でこれまでほとんどトークする機会がなかったのは非常に意外です。

・ちなみに彼は聖子さんの大ファンで、もしかするとここで見ることが彼にとってこの紅白一番の楽しみだったのではないかとも推測していますが、どうでしょうか。

・TBSの日曜ドラマ『小さな巨人』主題歌として大ヒット、さらに楽曲が作られた背景も多くの共感を呼びました。6年前に出場した「いとしき日々よ」も『JIN-仁- 完結編』で、同じ時間帯のドラマ主題歌です。

・大前光市は前年のリオデジャネイロパラリンピック閉会式における引き継ぎセレモニーのダンスで話題を呼びました。事故で左脚を失ってから独自の創作ダンス完成に至るまで、6年間かかったのだそうです。ちなみに辻本知彦の振付は、前回の坂本冬美×菅原小春に続く担当になりました。

椎名林檎(4年連続5回目/第62回/1998/39)
トータス松本(16年ぶり3回目(ソロ初出場)/第47回/1992/50~51)
「目抜き通り」(2017/椎名林檎/椎名林檎/初)
~東京・銀座の魅力を世界へ 紅組 白組のスペシャルコラボ~
指揮:斎藤ネコ ピアノ:笹路正徳

 椎名・トータスご両人の曲紹介には、過去に主演したドラマで主題歌を手掛けてもらって以来親交のある松本潤が登場。椎名林檎自ら主題歌を手掛けた『カルテット』のエピローグのつもりで書いたのがこの曲、したがって高橋一生吉岡里帆が隣同士で座っていることに大喜び。林檎さんに平成の植木等と呼ばれたトータスさんは「来年に向かってパーッといきたいですね」とコメント。そのままマツジュンが曲紹介。
 大迫力のステージ、指揮は斎藤ネコでピアノは笹路正徳という大物。お馴染みELEVENPLAYのダンスも健在です。椎名林檎の紅白は和装が定番となっていますが、今回も同様。ミュージカルさながらの楽曲は大迫力で、林檎さんもそうですが、個人的にはトータスさんの歌声に度肝を抜かれました。
 今のところ椎名林檎の紅白神ステージ率は100%キープ中。高橋一生と吉岡里帆もステージ終了後大拍手、特に高橋さんは諸手を挙げて非常に大きなリアクションをしています。(3分12秒)

 

(楽屋トーク)
 こちらに駆けつけた乃木坂46のメンバーは7人ですが、トークは割とまんべんなく振られていました。星野みなみだけは喋ってなかったでしょうか。是非世界で活躍して欲しいと直美さんからエールを贈って、紅白バージョンのお酒をプレゼントして退席。メンバーがサインしている間に、直美さんはこのステージを映像で見てビックリ。

 

(ウラトーク)
 「日村さんいつまでそれなんですか?(秋元)」「唇プルプルですよ(西野)」。3人とヒム子で記念撮影。
 椎名林檎を憧れる理由に歌の上手さを挙げる秋元真夏。彼女の歌が非常に下手なことを知っているバナナマンは苦笑い。前回のウラトークで桐谷健太「海の声」を歌った時も、すごくズレてたといろんな人に言われたみたいです。「なかなか成果が出ないタイプ」と、自分では言っています。
 紅白で出たステージは、楽屋で見て後で家で見ると話す乃木坂の3人。ステージに目を向けると、やはり絶賛。みんな和服なのと、有線マイクが良いと話すのは七瀬さん。全員が「凄い」「カッコ良い」という単語を連発していました。

 

(解説)
・松本潤主演で椎名林檎が主題歌を担当したのは2009年の『スマイル』、当時の主題歌は「ありあまる富」でした。意外にそれ以前にドラマ主題歌を手掛けたことがなく、東京事変の「修羅場」を除くとこれが当時初担当だったようです。

・大型商業施設GINZA SIXのテーマ曲として作られたこの曲は、当然ながら銀座をテーマにした楽曲です。1950年代~1970年代には多く歌われていた銀座のご当地ソングですが、紅白で歌われるのは第25回(1974年)の青江三奈「銀座ブルー・ナイト」以来なんと43年ぶりでした。

・斎藤ネコは林檎さんのデビュー以来ずっと関わり深い人物で、元々「目抜き通り」の編曲・指揮も担当しています。笹路正徳はピアニストとしてより音楽プロデューサーとしてお馴染みで、プリンセスプリンセスUNICORNスピッツコブクロなど数多くのミュージシャンを手掛けている大物です。

・この年は「目抜き通り」の他に、ドラマ『カルテット』の主題歌として「おとなの掟」を書き下ろしてます。また、セルフカバーアルバム『逆輸入~航空局~』リリースもありました。『カルテット』の主演は松たか子ですが、連続テレビ小説主題歌で復帰したため紅白で共演出来たのは林檎さんにとって思わぬハプニング。オープニングとエンディングで隣同士に立つ姿が、カメラでもしっかり確認出来ました。