紅18(全体36):Perfume(10年連続10回目)
・1999年結成、2002年デビュー 第59回(2008年)初出場
・28~29歳・3人組 広島県出身
・楽曲:「TOKYO GIRL」(2017/2/15 シングル)
詞・曲:中田ヤスタカ
・歌唱前テロップ:東京・渋谷から生中継 Perfumeと渋谷が一体に!?
・演奏時間:2分52秒
今回はNHKホールを飛び出して渋谷の街を見渡せるヘリポートから中継。高さは地上200m、東京の夜景が一望できるその場所はおそらくセルリアンタワーでしょうか。「あのね、すごく寒いの」「(東京タワーは)今日はねー、赤色でしたよー」。考えてみると、紅白でここまで自由に喋るあ~ちゃんも珍しい気がします。東京タワーが見える3人のショットは、のっち自らが自撮り棒を動かして撮影していました。
三角形のステージ上で、地上200mのダンスパフォーマンス。無数の青い光が放たれるステージは大変幻想的で、近隣の住民からも生で見えたという声が多数ありました。その一方、ビルの窓をふんだんに使った照明やそこから放たれる光は人工的に作られたもの。単純に夜景をバックにして歌うだけでも十分名ステージになるのですが、そこに幻想的な色を加えて更に魅力を加えています。その方法もチームPerfumeらしくて実に自然、更に言うと歌も渋谷からの中継に即していてMVとの親和性もバッチリ。今年で10年連続紅白出場ですが、この分だとあと5年は間違いなく連続出場が続きそうで、仮にヒット曲が出なくなっても非常にクオリティー高い演出で25年とか30年とか連続出場しても全く不思議ではない雰囲気です。
(楽屋トーク)
ここでパフォーマンスが終わったばかりの椎名林檎とトータス松本が登場。本編ではPerfume~X JAPANという大変濃い時間帯なので、そういう意味ではすごく大変な時間帯。歌い終わりの高橋一生の姿を見て、林檎さんは大感激したのだそう。
(ウラトーク)
中継場所を見て一同ビックリ。「ヒカリエ?セルリアンタワー?」毎年のステージ内容が内容なので、「これももしかしたら既にね、本物じゃないかもしれない」「3人もう一緒にいないとかね」とまで話してます。
食い入るように映像を見るウラトーク席。「足がすくみますね、高くて」と塚原アナ。曲後半、色々なところから光が出るシーンは一同大声を挙げてビックリ。本当にやっているのかやっていないのか、バナナマンの2人も判別がつかない模様。全体的には、あまりに凄すぎて言葉が出ないような状況でした。
(解説)
・前年の都庁・熊本城に続いてこの年も中継演出が入りました。渋谷のセルリアンタワーで組まれたステージは、紅白史上最も高い位置からの中継ではないかと思われます。なおビル屋上からの中継は第41回(1990年)の宮沢りえ以来27年ぶりでした。
・「TOKYO GIRL」は交友の深い吉高由里子が主演したドラマ『東京タラレバ娘』主題歌で、あ~ちゃんもレバ役で声の出演を果たしています。
・演出についてはReal Soundに書かれている記事で詳しく書かれています。ポイントは右上にあるLIVEテロップで、見返すと1コーラス終了後表示が消えているのが確認できます。歌唱後挨拶があるのでパフォーマンスはおそらく生、周りは事前撮りの背景…ということでしょうか。前回のダイナミックVRと前々回のシームレスMRの組み合わせのようですが、いずれにしても紅白史上類を見ない演出であることは間違いありません。
・この年は11月に3人が東京・ロンドン・ニューヨークに分かれて、docomoと協力して同時中継で曲を披露する試みがなされました。衛星中継でタイムラグが発生する中あたかも同一箇所で「FUSION」をパフォーマンスするシーンは、日本のみならず海外からも高く評価されています。
白18(全体37):X JAPAN(3年連続8回目)
・1982年結成、1985年デビュー、1989年メジャーデビュー 第42回(1991年)初出場
・47~51歳・5人組
・タイトル:「ENDLESS RAIN 2017 紅白スペシャル」
楽曲1:「ENDLESS RAIN」(1989/4/21 アルバム『BLUE BLOOD』)
楽曲2:「紅」(1989/4/21 アルバム『BLUE BLOOD』)…2年連続3回目
詞・曲:YOSHIKI
・歌唱前テロップ:紅白だけのSPバージョン!YOSHIKI ドラム復活か!?
・演奏時間:4分30秒
今回なんと政界からX JAPANの大ファンだという宇宙人総理・小暮井康夫総理大臣が、「総合司会ってなんなんだろうね」と呟きながら応援に登場します。「地球人としてとても誇りに思います」と言ってますが顔は緑色、どう見ても地球人には見えません(あくまでコント上の設定)。…ちなみにYOSHIKIは「本物の総理が出てくると思ってました」とコメント、さすがにそれは。地球人離れした歌声を持つToshIは「いろんな星行ったり来たりしてたんですけど、今は地球に帰ってきました」。それを受けてYOSHIKIが一言、「洗脳星?」。こうやってネタに出来るようになって良かったと、あらためてしみじみ感じる名?場面でした。
YOSHIKIのピアノ演奏で「ENDLESS RAIN」、紅白での歌唱は意外にも初めて。28年も前の歌で、並の人ならキーも下がったり声も出なくなったりするものですが、ToshIさんは全く変わりありません。とある事情によってブランクがあったりもしたので、余計に価値は高いです。マイクを客席に向けた先は大合唱、紅白では非常に珍しいシーンです。
1コーラス終わって「紅」のイントロが流れ始めます。セリからドラムセットも登場すると同時に割れんばかりの大拍手。5月に手術した頚椎の痛みはコルセットでカバー、全力の演奏です。さすがに前回ゴジラを倒した時ほどの長さではないですが、言うまでもなく普通の曲よりもはるかに激しい演奏。凄いです。言葉が出ないステージというのは、まさしくこれを指すのではないかと言わんばかり。体調が万全なら、次回の紅白でも是非見たいです。
ラストはToshIの「良いお年をーー!!」で締め。ステージが終わった後の余韻は、ゴジラを倒した前回を超えていました。いっそのこと次に紅白で歌う時は大トリでもいいのではないでしょうか。
(楽屋トーク)
直美さんと、林檎嬢とトータス氏がトーク中。
(ウラトーク)
Perfumeを見た後だと乃木坂46に謝らざるを得ないバナナマン。もっともメンバーが嬉しがっていたのは既に書いた通り。ここでその3人は退席します。
お互い、片方がイヤホンを外すと片方が勝手に歌って「お前が歌うんかい」というノリを披露。Toshiがマイクを外したシーンでは、実際に生声で歌っていたようです。
「紅」のイントロが流れて一同動揺。塚原アナにも「紅」を歌うことは伝わってなかったそう。YOSHIKIの首を心配しつつ応援・熱唱するウラトーク席でした。
(解説)
・宇宙人総理は『LIFE!』でも人気のキャラクター。本来なら都合の悪い野党の質問に怪音波で対応する所ですが、さすがに今回そんなシーンはありませんでした。一応あくまで地球人と言い張る所はコントと共通しているようです。
・YOSHIKIは実際に自民党の政治家と親交があるので、本物が出てくると思っても無理はありません。なお国会議員の紅白出演は、第8回(1957年)に当時郵政大臣だった田中角栄の例があります。
・ToshIの洗脳騒動は1990年代後半に起こり、X JAPAN解散の原因の一つにもなりました。解散以降は長くその団体のもとで活動していましたが2010年に決別(当時のナタリー記事)。このタイミングで表記もToshIに変え、X JAPANの活動に再び本腰を入れる形となります。
・YOSHIKIは2017年5月に首の頚椎を痛めていることを発表、手術に至る形になりました。7月のコンサートはアコースティック形式で開催、12月にMステスーパーライブに出演した際もピアノ演奏のみ。事前にドラム演奏があるか?という記事もありましたが、それでも実際演奏されるとなると当時は素で驚いたものです。
・X JAPANの活動は2018年の幕張メッセ3DAYSライブを最後に沈黙、公式発表はありませんが現在は事実上活動休止状態です。したがって紅白の連続出場もこの年で途切れますが、YOSHIKIは翌年以降の紅白にも深く関わります。2023年は5年ぶりに配信で新曲リリース、紅白再出場の可能性も秘めています。
紅19(全体38):AKB48(9年連続10回目)
・2006年デビュー 第58回(2007年)初出場
・13~26歳・117人組(うち研究生18人)
・タイトル:「視聴者が選んだ夢の紅白SPメドレー」
楽曲1:「大声ダイヤモンド」(2008/10/22 シングル)
詞:秋元 康 曲:井上ヨシマサ
楽曲2:「365日の紙飛行機」(2015/12/9 シングル)…2年ぶり2回目
詞:秋元 康 曲:角野寿和 青葉紘季
楽曲3:「11月のアンクレット」(2017/11/22 シングル)
詞:秋元 康 曲:丸谷マナブ
・歌唱前テロップ:史上初!ぶっつけ本番で視聴者が選んだ曲を歌う
・演奏時間:4分1秒
視聴者投票で選ばれた3曲は本日発表、どのパターンか分からないので30パターン全部練習したのだそう。指原莉乃・渡辺麻友・山本彩がコメントした後に、桑子アナ進行で順位発表。今回もバックの音楽は前回の紅白選抜同様「フライングゲット」を使用。
一気に発表された10位~4位は「#好きなんだ」「Beginner」「言い訳Maybe」「ほねほねワルツ」「夕陽を見ているか?」「希望的リフレイン」「恋するフォーチュンクッキー」。上位3曲の発表に入り、3位は「大声ダイヤモンド」。センターの松井珠理奈が泣きそうになってます。2位は「365日の紙飛行機」、さや姉大喜びとともにまゆゆの目に涙。1位は「11月のアンクレット」、先ほど絶対に歌いたいと話していた、まゆゆの卒業ソングです。
「大声ダイヤモンド」は現体制だと松井珠理奈がセンター、彼女にとっては11歳で初めて選抜に選ばれた重要な楽曲。そして何よりこの曲が発表された2008年は前年初出場を果たしたAKB48が紅白落選した年。長年にわたってファンからの人気が高い楽曲ではあるのですが、ここで初めて選曲されたことに大きな意味を感じさせます。「365日の紙飛行機」は2年前『あさが来た』特別編とともにNMB48として紅白で歌っていますが、AKB48としては初歌唱になります。
「11月のアンクレット」は言うまでもなく、渡辺麻友卒業ソング。AKB48は今回で10回目の紅白出場ですが、その全てに出場しているメンバーも随分少なくなりました。プロのアイドルとして11年・ここまでやってきた彼女にとって、最高の花道とも呼べるステージは見ているこちらも胸が熱くなりました。途中のソロパート、ラストではリボン付きのマイクをステージに置くパフォーマンス。本当に絵になります。気がつけば紅白のAKB48もほぼ毎年名ステージです。そろそろ新しい企画を考えるのが難しくなってくる段階になりつつありますが、次回はどう出るしょうか。
(楽屋トーク)
ステージを見守る渡辺直美。その神々しさに、「逆に(こっちに)来なくていいよ」とまでコメントします。
(ウラトーク)
インフルエンサー衣装のままの日村さんは一旦席を外します。すぐに戻ってはきましたが、蝶ネクタイの装着に関しては少し時間がかかった模様。順位発表、10位~4位では「ほねほねワルツ」にやはり注目していました。
まゆゆは勿論ですが、後ろの方にも注目。というわけで毎年恒例「野呂佳代は?」「いないから」「2010年にもう移籍してますから。お家で今日見てるって、おっしゃってました」「イノシシ選抜だからなぁ、あいつは」「干支は猪ですけど、野呂さん」。ただ最近野呂さんはバラエティでも活躍してるので、もしかすると次回辺り本当に応援で出てくるかもしれません。
「11月のアンクレット」が始まると、ファンのように大声でまゆゆコールしてます。特に日村さんは連発していました。
(解説)
・この年行なわれたAKB48曲目投票企画は、メジャーシングル50作の表題曲とNHKに関わりの深い3曲が対象でした。この3曲に該当するのが「365日の紙飛行機」「ほねほねワルツ」「履物と傘の物語」です。
・「履物と傘の物語」は2015年の『みんなのうた』で放送された曲ですが、あまり票は集まりませんでした。一方「ほねほねワルツ」は2006年~2007年にNHK教育『からだであそぼ』内のコーナーで使われていた曲で、ほね組 from AKB48として選抜された4名が歌っていました。当時のメンバーは既に卒業しているので、万一この曲が選ばれたらどうしようとメンバーは戦々恐々としていたらしいです。
・前回に続き、今回も紅白選抜として48名が選抜されました。新しく選ばれたメンバーはAKB48の高橋朱里、込山榛香、谷口めぐ、岩立沙穂、岡部麟、太田奈緒、大西桃香、NMB48の村瀬紗英、NGT48の荻野由佳、西潟茉莉奈、本間日陽、山口真帆、STU48の瀧野由美子、土路生優里。STU48はこの年結成されたばかりでした。
・「大声ダイヤモンド」は2008年発売、キングレコード移籍後初のCDシングルでした。前田敦子とともにWセンターに抜擢された松井珠理奈は当時11歳、この曲からAKB48の快進撃が始まったと評して良い重要な意味を持つ楽曲です。
・この年リリースされたシングルは「シュートサイン」「願いごとの持ち腐れ」「#好きなんだ」「11月のアンクレット」。「願いごとの持ち腐れ」はNコン課題曲でしたが当時の評判はあまり良くなく、中間発表時点でも26位でした。渡辺麻友はこの年6月に卒業発表、紅白が名実とともにラストパフォーマンスとなりました。その後ソロでタレント活動を展開しますが2020年5月末に芸能界引退。以降は一切表舞台に出ていません。
・山本彩・北原里英・矢倉楓子などが翌年卒業、また宮脇咲良がIZ*ONE専任のため一旦紅白はラスト出演になります。山本彩はソロミュージシャンとして活動中、宮脇咲良はLE SSERAFIMのSAKRAとして第73回(2022年)にあらためて初出場を果たしました。
・この時点で全10回に出場したメンバーは、渡辺麻友の他に柏木由紀と峯岸みなみだけとなりました。4期の大家志津香がこの回選抜されていないので、連続出場が途切れています。
白19(全体39):エレファントカシマシ(初出場)
・1981年結成、1988年メジャーデビュー
・50~51歳・4人組 東京都出身
・楽曲:「今宵の月のように」(1997/7/30 シングル)
詞・曲:宮本浩次
・歌唱前テロップ:30周年で初紅白!宮本浩次のパフォーマンスに注目
・演奏時間:3分17秒
50代にしてなおバンドの第一線で活動している原動力と、今から紅白で歌う気持ちを宮本さんに尋ねます。やはり話がうまくまとまらないようで、2番目の質問に答える途中でスタンバイ。熱意は間違いなく伝わっていますが。
この曲は個人的にも非常に大好きな曲で、こうやって紅白で歌ってくれること自体まず嬉しいのですが、宮本さんのパフォーマンスも非常に熱く。一つ一つの言葉をはっきり歌う姿はボーカリストの鑑であり、”エビバディ!”と度々口にする言葉もファンや視聴者への感謝が表れていて、紅白歌合戦そのものに対してのリスペクトも溢れるくらいに伝わってきました。バンドとしては勿論、一人の人間として尊敬に値します。今回の紅白だけでなくここ10年の紅白でも間違いなく最上位に入る、最高のステージでした。個人的には文句なしに今回のMVPに挙げたいです。
(楽屋トーク)
…なんてこと言いつつも、ちゃっかり歌い終わったばかりのAKB48のメンバーが登場します。
(ウラトーク)
若い時に芸人と一緒にカラオケ行ったことを思い出すとコメントするバナナマンの2人。X-GUNの西尾さんの名前も、毎年このウラトークで出てきているような…。
一緒に熱唱しますが、なぜか日村さんのサイリウムだけが黄色いことを発見(他は全て白色)。「日村さんがだから、みんなのリーダーってこと」「背負いきれないよ」。ペンライトを取り替える日村さんに、「さっき散々乃木坂のとこであんな目立つことやっといて、なぜここでは恥ずかしがってるの」と設楽さんのツッコミが入りました。
(解説)
・「今宵の月のように」は1997年発売、ドラマ『月の輝く夜だから』主題歌としてヒットしました。1988年以降ヒットという点では鳴かず飛ばずといった状態でしたが、前年ポニーキャニオンに移籍後の「悲しみの果て」以降売上を伸ばして、タイアップ獲得→ヒットに至ったという歴史があります。
・ボーカルの宮本浩次は小学生時代にNHK東京児童合唱団に入団。1976年に『みんなのうた』で放送された「はじめての僕デス」を歌っていて、シングルレコードにもなっています。この曲はザ・ドリフターズの加藤茶がカバー、一般的にはそちらの方が広く知られているのではないかと思われます。
・この年はデビュー30年目、ベストアルバム発売や47都道府県ツアー敢行など非常に大活躍した1年でした。この紅白歌合戦出場をきっかけに、特に宮本さんに関しては活動の幅が一気に広がります。その一方エレカシの活動は2018年以降落ち着き、散発のライブ出演を除くと新曲の発売も2023年まで待つ形となりました。
紅20(全体40):松たか子(18年ぶり3回目)
・1993年女優デビュー、1997年歌手デビュー 第48回(1997年)初出場
・1977年6月10日生 東京都出身
・楽曲:「明日はどこから」(2017/11/15 シングル)
詞・曲:松たか子
・歌唱前テロップ:18年ぶりの紅白 「わろてんか」主題歌を名場面とともに
・演奏時間:3分1秒
NHK連続テレビ小説『わろてんか』のVTRとともに、松さんとヒロイン・葵わかな、出演しているゲスト審査員・高橋一生がステージに登場。それぞれこのドラマに関してのコメントを話します。内村さんも、今回の朝ドラを欠かさず見ている模様。あとはスタンバイする際に『カルテット』で共演した吉岡里帆が笑顔で手を振りながら見送っていました。
赤いドレスを身につけながら、お花畑に囲まれたようなセットで歌うステージ。落ち着いた歌声に、特に高音部で多少の緊張が見え隠れする歌唱がとても生き生きしていて、良かったです。『アナと雪の女王』を経てることもあって、明らかに声量が18年前より上がっています。映像も緑の木々のち『わろてんか』名場面、シンプルに凝ったステージという表現がまさにしっくりきます。
(楽屋トーク)
楽屋トークに登場したAKB48のメンバーは渡辺麻友・指原莉乃・柏木由紀・松井珠理奈・横山由依・山本彩・宮脇咲良の7人。当然話題の中心はまゆゆ。しんみりした感じになるかと思いきや、指原によると普段は楽屋の盛り上げ隊長、NO.1ギャガーという話。したがって、楽屋が寂しくなるということを話していました。
(ウラトーク)
『ひよっこ』の後は『わろてんか』も欠かさず見ている日村さん。葵わかながいることにビックリ、カメラに映るたびにカワイイという言葉を連発していました。あとひふみんが眠そうになっている所にも注目。歌う前に松さん、こちらに手を振ってくれたみたいでバナナマンの2人も感激。
当然ずっと見ているのでこの歌も憶えていて、日村さんも一緒に歌います。ところが2番になるといつもやっている遊びがあるということでここで披露。「♪設楽が動き出す~設楽さ~んが~ラーメン食べる~カレー食べる~焼きそば食べる~唐揚げ食べる~」「♪設楽は来年45~」。あまりの馬鹿馬鹿しさに聞いている2人大ウケ。全く映像と合っていない音声が繰り広げられていました。
(解説)
・『わろてんか』は大阪局制作の連続テレビ小説ですが、前年放送の『べっぴんさん』は前回の紅白で全く触れられませんでした。紅白に連続テレビ小説が全く関わらなかった例は2009年・第60回の『つばさ』以来7年ぶり・大阪局制作では2007年の『ちりとてちん』以来9年ぶり。ちなみに『べっぴんさん』の主題歌はMr.Children「ヒカリノアトリエ」です。
・松さんは18年ぶりの紅白復帰。第65回(2014年)は『アナと雪の女王』エルサ役絡みで出演も考えられましたが、出産というタイミングもあって不出場。コーラスやゲスト参加を除くと、実に8年ぶりの歌手活動になりました。
・この年は主演したドラマ『カルテット』も好調、俳優としても更に名を上げた1年になっています。椎名林檎が提供した「おとなの掟」は、松さんの他に高橋一生・松田龍平・満島ひかりもボーカルに参加。Doughnuts Holeというユニット名がつけられています。
白20(全体41):星野 源(3年連続3回目)
・2003年SAKEROCKのメンバーとしてデビュー、2010年ソロデビュー 第66回(2015年)初出場
・1981年1月28日生 埼玉県川口市出身
・楽曲:「Family Song」(2017/8/16 シングル)
詞・曲:星野 源
・歌唱前テロップ:今年も歌にドラマに大活躍!「家族」がテーマの話題曲
・演奏時間:4分58秒
ゲスト審査員のひふみんこと加藤一二三にコメントを求めます。先ほどの楽曲について、歌詞を中心に切々と感想を述べますが話がイマイチまとまりません。というわけで二宮さんが途中でぶった切って先に進めます。
曲についての話と、司会が決まった時に内村さんとやり取りしたエピソードを話します。「メンバーの一人だったんだけど急に売れちゃってさ」。言うまでもなく『LIFE!』のメンバーですが、今回源さんはあまりそう感じさせる場面がなかったような。次回の紅白で期待、ということで良いのでしょうか。
楽曲は今回も堂々のフルコーラス。裏声も駆使して熱唱します。冒頭「こんばんはー、星野源です!」の挨拶もすっかり恒例、なんだか堀内孝雄の「サンキュー!」を思い出してしまいます。ゆったりとしたテンポで温かい歌詞、紅白の終盤で歌うのには実にピッタリのロケーション。じっくり聴かせるステージを展開していました。おそらく2018年も2019年も大ヒット曲を出すはずなので、そろそろトリでのステージも見たいところです。
(紅白楽屋トーク)
男だらけの狭い楽屋は刑務所みたいというトークなどをして、AKB48の7人は退席。ほぼ入れ替わりで欅坂46の長濱ねる・渡辺梨加・渡邉理佐・織田奈那が登場します。
(ウラトーク)
バナナマンにとってはファミリーみたいな存在なので、当然ながら声援も歌前からステージ終わるまでずっと非常に大きいです。心なしか、源さんもウラトーク席へ目線を向ける場面がかなり多かったような…。
この曲も「SUN」同様日村さんへの誕生日ソングから派生していて、”救急車のサイレンが”のくだりは、彼女とそれが聴こえた時に2人してベランダに出た結果写真を撮られた、というエピソードを入れたもの。そういえばその彼女は昔NHKのアナウンサーだったような…。もっとも日村さんの歌だと源さんに伝えたら全否定してたみたいですが。
例の歌詞のくだりでは、明らかにウラトーク席の方向を見ている源さんが確認できます。同じタイミングで、ギターを担当している長岡亮介の笑顔も確認出来ました。
(解説)
・この年5月に初めて放送された『おげんさんといっしょ』は大反響を呼びました。その後に発売された「Family Song」のMVも、バンドメンバーを含めて同じ格好です。会場のサイリウムがピンク色に統一されていたのも、おそらくこれを意識していたものと思われます。
・『LIFE! ~人生に捧げるコント~』にも2012年初回放送から出演、うそ太郎やオモえもんという名物キャラクターも生まれました。ただやはり多忙になったことなどもあって、2017年のseries-5以降は8月に1度出演したのみ。その後も再出演はしていません。
・音楽活動はこの年ライブ中心で、アリーナ会場で20公演のツアーを開催。俳優はドラマ『コウノドリ』と、WOWOW制作の作品で主演がありました。あとは前年放送開始したオールナイトニッポンがこの年火曜日に移動、以降現在までずっと高い支持を集めています。
・なお「Family Song」の元ネタになったご両人は2018年にめでたく結婚。フライデーに例の写真が撮られたのは2015年4月でした。2人とも一風変わった性格なので、両者のパートナーに対するエピソードトークがお互い絶えず各メディアで披露されています。
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