第69回(2018年)NHK紅白歌合戦~その1~

オープニング

 今回は和服姿の司会者3人がオープニングショット。「まずは平成の紅白を、出場者のみんなと一緒に振り返ってみましょう」と映像をご案内。

 第68回から66、65、63、57、56、55、54、52、51、50、49、48、47、46、45、44、第40回と一気にオープニング映像を遡り、平成の紅白の名ステージがテレビに映し出されます。「新しい時代が迎えた、初めての大晦日の夜です。平成の紅白でございます」と話す声は、第40回の総合司会を担当した松平定知アナ。

平成2年(第41回)B.B.クィーンズ「おどるポンポコリン」
平成3年(第42回)槇原敬之「どんなときも。」
平成4年(第43回)X JAPAN「紅」
 この当時のテレビは4:3のブラウン管。まだ少し昭和の香りが残る部屋にはこたつを囲んで家族団らん。鍋をつつく夫婦は氷川きよしaiko。曲名のテロップは、当時の歌手名テロップにデザインされた模様・字体でそのまま再現されています。

平成6年(第45回)TRF「BOY MEETS GIRL」
平成7年(第46回)小沢健二「ラブリー」
 こちらの舞台は定食屋。乾杯しているのは純烈のメンバー5人とAKB48指原莉乃横山由依。ちょっと顔と名前が一致しません。店を切り盛りしているのは丘みどりのようです。

平成8年(第47回)JUDY AND MARY「そばかす」
平成11年(第50回)モーニング娘。「LOVEマシーン」
 旅館の和室での5人が楽しんでます。モー娘。の映像に関しては、第51回以降がやんごとなき事情で使えそうにないので必然的にこうなるといった側面もあり。

平成15年(第54回)SMAP「世界に一つだけの花」
平成20年(第59回)氷川きよし「きよしのズンドコ節」
 テレビがデジタル化しました。SMAPは5人ともしっかりアップで映っています。オシャレな女子会仕様の部屋で楽しんでいるのはPerfume西野カナあいみょん広瀬すずが自撮り風に記念写真を撮影。

平成21年(第60回)嵐「Love so sweet」
平成23年(第62回)EXILE「Rising Sun」
平成25年(第64回)AKB48「恋するフォーチュンクッキー」
 大笑いしている内村光良、奥さんは島津亜矢。和室の日本邸宅、そこには欅坂46菅井友香守屋茜DA PUMPISSAKENZOTOMOKIMIが混じっています。音声にリミックスの要素が結構混じっています。

平成26年(第65回)椎名林檎「NIPPON」
平成27年(第66回)小林幸子「千本桜」
 一人部屋でDAOKOが椅子に座りながらLINEをしています。初音ミクのCGもいますね。

平成28年(第67回)星野 源「恋」
平成28年(第67回)RADWIMPS「前前前世」
 郷ひろみLittle Glee MonsterKing & Princeのメンバーがテンション高く騒いでる中になぜかチコちゃんがいます。

平成29年(第68回)桑田佳祐「若い広場」
 前回の紅白名場面から、25分割された各回(57, 61, 63, 65を除く)のオープニング映像、フラッシュバックのように流れる名場面(第66回開会宣言、第65回司会者勢揃い、第40回武田鉄矢、第68回椎名林檎トータス松本、第66回MISIA、第59回Mr. Children、第66回Superfly、第62回L’Arc~en~Ciel、第62回天童よしみ、第67回西野カナ、第65回SEKAI NO OWARI、第47回米米CLUB、第67回宇多田ヒカル、第62回松任谷由実、第46回シャ乱Q、第64回aiko、第64回北島三郎、第67回福山雅治、第65回松田聖子、第68回ゆず、第48回GLAY、第68回平井堅、第59回氷川きよし、第62回井上真央、第64回綾瀬はるか、第62回長渕剛、第67回Perfume、第67回三代目J Soul Brothers、第67回石川さゆり、第63回きゃりーぱみゅぱみゅ、第66回関ジャニ∞、第57回仲間由紀恵、第67回V6、第67回、第68回Sexy Zone、第63回ゴールデンボンバー、第65回ももいろクローバーZ、第63回樹木希林、第62回松任谷由実、第68回坂本冬美、第63回いきものがかり、第66回・第51回・第56回・第58回・第60回・第63回・第67回・第59回エンディング)と名ゼリフ(第66回井ノ原快彦、第65回松本潤、第57回仲間由紀恵、第62回井上真央、第62回伊達みきお、第66回黒柳徹子、第53回中村美律子など)が一気に流れて再び司会者3人が並ぶ映像に戻ります。

 「平成の30年、どんな年であっても私達は歌って、笑い合って締めくくってきました。みんなで歌って笑いあえたら、次はもっと良い年になると信じてきました。今年も歌って締めましょう、平成最後の紅白です!」総合司会の内村さんがそう話しながら、一列に並ぶスタッフやダンサーの拍手に送られて、3人でホールのステージに向かいます。

 「第69回NHK紅白歌合戦 夢を歌おう」。タイトルバックではっきり”夢を歌おう”という文字が記されているのは、これまでの紅白史上初。舞台には出場歌手が勢揃いしています。

 早くもテンションが高くなっている総合司会の内村光良、人生初の司会を頑張って務めていきたいと話す紅組司会の広瀬すず。白組司会となる嵐の櫻井翔「勝ちましょう!」と団結力を示します。35年ぶりにNHKホールの紅白にやってきたサザンオールスターズもオープニング参加、この場で紹介。そしてもう一人の総合司会・桑子真帆アナも挨拶。今回は平成最後の紅白ということで、平成を代表する大ヒット曲を3曲立て続けに披露するようです。

 

(ウラトーク)
 今回のウラトークはサンドウィッチマン渡辺直美が担当。アシスタントは雨宮萌果アナウンサー。冒頭まずメインの3人が挨拶、その後オープニング映像が始まるとそれに合わせて適当にコメントします。平成後半の映像に入ると会場のテンションも上がってきてると直美さんが実況。そこで「平成最後のあかしろ歌合戦!」「紅白だよ」が今回のウラトーク初ボケ。横の直美さんが大笑いしています。

 「バナナマンさんの方が良かったっていう声もね、実際僕の耳に入ってきてます」「さっきNHKの桑子アナウンサーに我々、バナナマンですって紹介されましたから」、本番前に桑子アナがとんでもないミスをしているようです。「這い上がっていきたいなぁと思いますよ」と話す伊達さん。

 「この声が一部使われるらしいので…」「使われるの?一部しか使わないの?どういうこと?」「このVTRに伊達さんの声が一部使われてるんですって」。聴いている方も状況が把握できない雨宮アナ情報ですが、ここは「そんなことより雨宮さん、恋愛すっぱ抜かれましたね」と火の玉ストレートで返す伊達さん。周りのスタッフが大笑いしている声が聴こえました。なお結局伊達さんの声を使うシーンは見つかりませんでした。

 舞台に全員集合しているシーンを見て、一同興奮と驚き。内村さんの顔を見て「突破!」と叫ぶ伊達さん。「あれ床抜けませんか、あんなに乗っけて」「多分抜けるんじゃないですかね~」と2人して余計な心配をするサンドウィッチマン。直美さんがツッコミに回っています。

 サザンオールスターズの紹介では「初めて生で見た」とやはり興奮。「桑田真澄さんは生で見たことあるんですけど」と余計な情報まで盛り込んでいます。そして桑子アナについては「俺らをバナナマンと呼んだ犯人だよこれ」「食べ物が違う」とクレーム連発でした。

 

(解説)
・平成最後の紅白のオープニング映像を制作したのはSIX社。ホームページに業績と当時のスタッフが掲載されています。ちなみに音楽担当は、この時期から星野源との仕事が多くなり始めたSTUTSでした。

・平成の29回で放送された紅白歌合戦は全部で118時間分。そこから細かく名場面や名ゼリフを抽出するのは非常に大変な作業です。映像はともかく、音声だけだとどの回におけるどの部分のセリフなのかすぐに判別できない箇所も、個人的に2ヶ所ありました。

・今回は映像以外のオープニングが短く、その後ステージに全員参加する演出でもないので全容把握は非常に難しいです。椎名林檎と共演する宮本浩次は一応白組歌手扱いですが、紅組側に混じっています。その林檎さんはスカートの丈短めの赤いワンピースに小さな飾りの多い黒帽子で、やはりファッションセンスが目立っています。そしてサザンオールスターズは特別枠で初のオープニング出演になりました。あとは今回もメインで出られない乃木坂46岩本蓮加は前方に配置されています(ただ前回と違ってほとんど映らずじまいでした)。

白1(全体1):三代目 J Soul Brothers(7年連続7回目)

・2010年結成・デビュー 第63回(2012年)初出場
・29~35歳・7人組
・楽曲:「R.Y.U.S.E.I.」(2014/6/25 シングル)…4年ぶり2回目
  詞:STY 曲:STY/Maozon
・歌唱前テロップ:みんなで踊れる「R.Y.U.S.E.I.」
・歌唱中テロップ:平成26年 ランニングマンが大ブームに!
・演奏時間:2分32秒

 トップバッターの曲紹介は司会者4人でお馴染みのポーズ。曲名を言わずとも間違いなく分かる、21世紀のヒットチューンで幕を開けます。今回はバックでメンバー以外が歌ったり踊ったりする演出ではないので、他の出場歌手は早々と舞台裏に移動します。その最後尾にいる刀剣男士のメンバーが、画面の隅にいても非常に目立っています。

 5人のパフォーマーの動きは鮮やかで、7人が横一列で並ぶランニングマンはまさしく圧巻。ただ今回ボーカルが双方ともあまり調子良くなさそうで、登坂広臣は特にそれが顕著でした。とは言え大変気合いの入ったステージ、最初からおおいに会場を沸かせた内容であったことは間違いありません。

 

(ウラトーク)
 NAOTOに大声援を贈る伊達さん。それに反応して少し笑ってるNAOTOさんをすかさず直美さんが発見。「LDHの社長が迷子になっていたらしいです」と富澤さんプチ情報。その一言をきっかけに、関係者の多さについて話が盛り上がります。サンドについても「うちだって無駄に4人くらい来てました」という状況のようです。

 曲によって色が変わるペンライトについて軽く説明後、少し喋るペースが止まるウラトーク席。「本当に我々、いま副音声入ってるの?」「俺らの声、邪魔なんじゃないの?」とまだこの状況に当惑気味の伊達さん。

 盛り上がるウラトーク席。「NAOTOくんはね、僕らの単独ライブ見に来てくれて。ものすごく高級のね、マンゴープリンを差し入れに」と裏情報。「紅白は差し入れ凄いですよね」とも話す富澤さん。

 

(解説)
・オープニング3曲連続の曲紹介は史上初です。この演出は好評?のようで、その後3年連続で取り入れられています。なおLDH所属アーティストの白組トップバッターは第61回(2010年)のEXILE以来8年ぶり、先攻は初めてです。

・前回一部のステージで登場した画面左上テロップの一言紹介が、今回全てのステージに入る形になりました。またその内容は、曲紹介時の文章とも違うようです。また、右上の「LIVE」表示は柄が無くなり、シンプルな金文字表記となっています。

・三代目J Soul Brothersは初めて紅白で過去曲を歌う形になります。この年はアルバム『FUTURE』発売がありましたが、シングルは配信含めてリリース無しでした。また全国ツアー開催も無し。両ボーカルはソロ活動メインの一年となっています。

・翌年は後輩のGENERATIONSに枠を譲る形で紅白卒業。福岡ヤフオク!ドームで、事務所総出のイベント『LDH PERFECT YEAR 2020 COUNTDOWN LIVE 2019▶︎2020 “RISING”』に出演しています。

紅1(全体2):坂本冬美(16年連続30回目)

・1987年デビュー 第39回(1988年)初出場
・1967年3月30日生 和歌山県西牟婁郡上富田町出身
・楽曲:「夜桜お七」(1994/9/7 シングル)…2年ぶり7回目
  詞:林あまり 曲:三木たかし
  振付:Ruu 踊り:Fabulous Sisters BLUE TOKYO
・歌唱前テロップ:世界一ダンサー×夜桜お七
・歌唱中テロップ:平成6年大ヒット 世界一のダンスチームと

・演奏時間:3分8秒

 30回目の紅白にして初のトップバッターということで、歌声にはいつも以上の意気込みと緊張を感じさせる内容でした。事前番組では細川たかしに幾度となく歌詞を間違えろと言われていて、実際この曲を歌った際に間違えたことも以前ありましたが、今回そういう場面は一切無くしっかり歌い切っています。

 桜を主体としたバックの鮮やかな映像、夜桜をイメージした着物、アクロバティックな動き満載の世界一のダンスチームがステージをものすごく華やかに魅せていました。ラストの大技には会場も大拍手。紅白の「夜桜お七」は基本ハズレ無しの鉄板ですが、今回も見事に名ステージ。おそらく近いうちにまた紅白で歌われることになりそうです。

 

(ウラトーク)
 「坂本冬美さんGパン履くとまたいいんですよね」と話す伊達さん。自由なトークが止まりません。そこで突然好きという理由で「ちょっと僕すみません黙りますね」、これには「なんでだよ」「喋ってください出来れば」と即ツッコミ。

 「バックダンサー、キレ半端な!」「下にGパン履いてるかもしれないですよね」「履いてるかお前」、前任者以上に富澤さんがハイペースでボケています。席にはモニターも用意されていますが、「ステージ見ちゃうよね」「ステージ見るとね、モニター見ちゃうんですよ」、なかなか複雑な状況のようです。なお設楽さんに相談しに行った結果、「適当だよ!」とアドバイスされたそうです。

 「#ウラトーク」を説明する直美さん。「やっぱりこれアメトークとかかっているのかな?」「いや、違うと思いますやめてください。オリジナルです」。そんなこと言いつつ全員ステージを堪能、特にラストのジャンプに大きく反応していました。

 

(解説)
・平成の紅白で何回も繰り返し歌っている曲は複数ありますが、実を言うとほとんどが昭和の曲です。平成の曲に限定すると一番多いのは中村美律子「河内おとこ節」の8回で、その次がこの「夜桜お七」の7回になっています。

・トップバッターとトリ両方務めた歌手は過去にも複数いますが、曲については近藤真彦「ギンギラギンにさりげなく」以来2曲目です。また、トリの後にトップバッターで歌うのは史上初でした。

Fabulous Sisterは大型ダンスコンペティション・WORLD OF DANCEで2連覇を達成しています。終盤から登場したBLUE TOKYOはストリートダンスと男子新体操を掛け合わせたダンサーです。第67回の菅原小春もそうですが、紅白歌合戦の「夜桜お七」は毎回セットかダンサーのどちらかに相当力を入れていることが見返すとよく分かります。

白2(全体3):郷ひろみ(9年連続31回目)

・1972年デビュー 第24回(1973年)初出場
・1955年10月18日生 福岡県出身
・タイトル:「GOLDFINGER ’99 ~GO!GO!2018~」
・楽曲:「GOLDFINGER ’99」(1999/7/23 シングル)…19年ぶり2回目
  詞・曲:R.Rosa・D.Child 日本語詞:康 珍化
  振付:梅棒 踊り:梅棒と愉快な仲間たち
・歌唱前テロップ:あの人もひょっこり?「GOLDFINGER ’99」
・歌唱中テロップ:平成11年ヒット曲 話題!?のあの人が登場
・演奏時間:2分28秒

 こちらはステージでなくホールの入り口付近から登場。おっと、入り口のドアでつっかえてるチコちゃんと付き添いの岡村隆史が後ろにいます。スピードスケートのパシュートからカーリング、『カメラを止めるな!』みたいなのからTikTokを経て金足農高校野球部のユニフォームを着た方々、サッカーW杯日本代表に扮するものまねJAPANなど、郷さんが移動するたびに色々なタイプのダンサーが表れます。サビでは客席に向かう入り口全員集合、みんなでA-CHI-CHIダンスを一緒に踊ります。

 ロビーからホールに走る郷ひろみ、ドアの横ではひょっこりはんがまさしくひょっこり登場。出演時間約2秒、気づかない視聴者の方が多かったかもしれません。ドアから出てすぐ右手はウラトーク席で、サンドウィッチマン渡辺直美も大喜び。ゲスト審査員にハイタッチして観客に手を振って、ラストサビは全員集合で踊ります。非常にスピード感満載のステージは内容も大変濃く、会場もおおいに盛り上がりました。「この1年の出来事がよく分かりました!」と、内村さんがステージ終了後高らかにコメント。

 ちなみに今回踊りで参加した梅棒は、普段J-POPの楽曲にのせてストーリー性のあるジャズダンスを披露するという活動を行っています。女性と思われる方もいましたが、実は全員男性なんだとか。個人的に2017年のYATSUI FESTIVAL!でパフォーマンスを見たことがあって、そのうち紅白にも登場するかもしれないと当時のライブレポでもチラッと書きましたが、早くも実現。もしかすると今後常連のダンサーになるかもしれません。

 

(ウラトーク)
 NHKホール入口の映像を見て「郷さん間に合わなかったですね」と話す伊達さん。演出にそれぞれ多少の解説を入れます。ものまねJAPAN集合のステージに、「郷さんもモノマネという可能性はないんですか?」と思わず口走る富澤さん。

 1番ではロビーでステージが終わらないかと懸念していましたが、やはりステージに向かったようで横を通ったのに大興奮。「郷です!郷です!って言ってましたね」「言ってるか!言ってたら偽物だよ!」。冒頭3組からウラトーク席も大盛り上がりの様子でした。

 

(解説)
・パシュートとカーリングはこの年平昌五輪で盛り上がり、映画『カメラを止めるな!』は低予算ながら大ヒット、TikTokはこの年から流行り出して金足農はこの年夏の甲子園準優勝。FIFAワールドカップロシア大会も日本代表は決勝トーナメント進出、ベスト16まで勝ち進めました。ちなみにものまねJAPANはこの時期から頻繁にテレビ出演するようになっています。

・紅白に出演する芸人は大体が出番が短くても紹介くらいはされるものですが、ひょっこりはんに関してはウラトークでさえも言及ゼロでした。こちらもこの年の春辺りから急速にテレビ出演が多くなりましたが、大晦日時点では既に飽きられている傾向にありました。

・ダンサーの梅棒に関しては上で書いた通りです。一年前に予感していたことが早くも実現していて、当時とても驚きました。劇場公演は現在も続いています。

ゲスト審査員他紹介

 ゲスト審査員は11人。例年通りなら1人ずつ紹介する場面ですが、なぜか今回は「皆さんよろしくお願いしま~す」の挨拶とともにテロップで一遍に処理されます。確かにそれぞれ個別に喋る場面はありますが、自分としては少し寂しい部分でもあります。

 まずは櫻井さんが野村萬斎(カラオケで歌う曲「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-)にコメントを求めます。楽しみにしているステージは自身と同様、東京五輪の開閉会式に携わる椎名林檎宮本浩次のステージのようです。

 次に広瀬さんが永野芽郁(カラオケで歌う曲:aiko、あいみょん)に。同じ空間にいれてすごく幸せとコメントします。

 そして内村さん、「なぜだか私が紹介する羽目になってしまいました、友人の出川哲朗くんです」出川哲朗(カラオケで歌う曲:矢沢永吉、サザンオールスターズ)のコメントは「今日はですね正直紅白の審査員より、学生時代からの親友の、司会のチェンの応援に来ました!」「チェン頑張れよ!」「紅白でチェンはやめてください!」「なぜならジャッキー・チェンに似てるから」「いいですその説明は!」

 ウラトーク席も紹介。広瀬さんが担当しますが、なぜか審査員のサンドウィッチマンさん渡辺直美さ~ん」と呼びかけてしまいます。「この席暑いでーす」「全員太ってまーす」「イエーイ」とそれぞれコメント、直美さんはイラストで#ウラトークもアピール。更にラジオ中継席(担当は小松宏司千葉美乃梨両アナ)を櫻井さんが、総合テレビと違った形で見られるBS4K・BS8Kでの放送を桑子アナが紹介。そのまま次に続きます。

 

(ウラトーク)
 そろそろウラトーク席の紹介もありそうな雰囲気、「こっちとの温度差があって、緊張しますね」と本音を漏らす直美さん。萬斎さんが喋る場面では「極力俺らは喋らない方がいい」。審査員が話す場面でも自分たちの声がメインと解説する直美さん、「何そのチャンネル」と担当者本人が困惑しています。出川さんについては「友人枠ね」「声が違う」「紅白に声が合わない」とやはりコメント。

 表音声とのやり取り後、「ちょっと滑った?」と気にする伊達さん。本当はラグビーの「フロントローみたいですね」と言おうと思ったそうですが、言わなかったのは正解だったと自己分析。「フロントローの説明しなくちゃいけない」、そのままフロントローの意味について話した直後に最初のゲストが登場します。

 

(解説)
・ざっくり紹介されてしまったゲスト審査員ですが、これはおそらく席替えがあったからではないかと推測します。実際、前半と後半ではゲスト審査員の並びが変わっています。

・萬斎さんも林檎さんも本来なら東京オリパラ・開会式に深く関わる予定でした。その後の顛末については、ここでは触れません。

・出川さんは例年裏番組の日本テレビ・笑ってはいけないシリーズに出演しています。この年も同様に出演していましたが、出番は放送終了後の23時45分を過ぎてからのようでした。なお内村さんと出川さんはデビュー前・専門学校からの付き合いで、この時点で交友歴は30年を超えています。

渡辺直美がウラトーク席に移動した影響で、紅白楽屋トークは結局2年限りで終了しました。こちらに目を向けると、サンドウィッチマンは第62回(2011年)にゲスト出演があるのでウラトーク登場は7年ぶり。雨宮アナは第67回(2016年)のアシスタントでした。

・なおサンドの2人と雨宮アナはNHKラジオ『サンドウィッチマンの天使のつくり笑い』で2016年・2017年に隔週で共演しています。結婚を機に翌年3月退局しますが、移籍した事務所もまたサンドと同じグレープカンパニー。現在もフジテレビ『ウワサのお客さま』で毎週共演中。

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