演奏時間&構成表 2(第59回・2008年)
演奏時間・構成は紅白歌合戦で実際に披露したステージを指しています。フル再生時間はSpotifyの音源基準、オリジナル未配信曲は手持ちのCDからインポートしたiTunes音源を基準としています。
曲順 | 楽曲 | アーティスト | 演奏時間 構成 |
フル再生時間 構成 |
12(白6) 白前半6 |
home | 木山裕策 | 2分51秒 1コーラス半 |
3分52秒 2コーラス半 |
13(紅6) 紅前半6 |
愛のままで… | 秋元順子 | 2分53秒 1コーラス+サビ |
4分44秒 2コーラス+サビ |
14(白7) 白前半7 |
LIFE | キマグレン | 2分37秒 サビ+1コーラス |
4分18秒 2コーラス |
15(紅7) 紅前半7 |
SAKURA | いきものがかり | 2分37秒 冒頭+1コーラス+サビ |
5分55秒 冒頭+2コーラス+サビ2 |
16(白8) 白前半8 |
東京砂漠 | 前川 清 | 3分0秒 2コーラス+サビ |
3分57秒 2コーラス+サビ |
17(紅8) 紅前半8 |
二輪草 | 川中美幸 | 2分54秒 2コーラス |
4分23秒 3コーラス |
18(特1) | 足跡のない道~島唄 | 宮沢和史 in ガンガ・ズンバ &ザ・ブーム |
3分54秒 2曲 |
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足跡のない道 | 1分2秒 サビ |
6分5秒 2コーラス+サビ |
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島唄 | 2分52秒 1コーラス半 |
5分4秒 2コーラス半 |
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19(紅9) 紅前半9 |
紅い糸 | 藤あや子 | 2分36秒 1コーラス半 |
4分20秒 2コーラス半 |
20(白9) 白前半9 |
36℃ | WaT | 2分51秒 1コーラス半 |
5分44秒 2コーラス半 |
21(紅10) 紅前半10 |
河内おとこ節 | 中村美律子 | 2分41秒 2コーラス |
4分16秒 3コーラス |
22(白10) 白前半10 |
ギフト | ポルノグラフィティ | 2分49秒 1コーラス半 |
4分39秒 2コーラス半 |
23(紅11) 紅前半11 |
愛 | 大塚 愛 | 2分45秒 1コーラス+サビ |
6分28秒 2コーラス+サビ |
24(白11) 白前半11 |
いつか離れる日が来ても | 平井 堅 | 3分41秒 1コーラス+サビ |
6分35秒 2コーラス+サビ |
25(紅12) 紅前半12 |
風に立つ | 坂本冬美 | 3分1秒 1コーラス+サビ |
4分56秒 3コーラス |
26(企2) | 私は貝になりたい ~メインテーマ |
久石 譲 | 1分20秒 インスト |
1分49秒 インスト |
27(白12) 白前半12 |
千の風になって | 秋川雅史 | 3分19秒 2コーラス+サビ2 |
4分31秒 3コーラス+サビ |
28(特2) | オリノコ・フロウ ~ありふれた奇跡 |
エンヤ | 4分9秒 2曲 |
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オリノコ・フロウ | 1分49秒 2コーラス |
4分26秒 2コーラス+ラスト |
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ありふれた奇跡 | 2分18秒 1コーラス |
4分26秒 3コーラス |
各ステージ・補足
「home」が大ヒットした木山裕策はCメロ含む1コーラス半歌唱。標準的な構成・演奏時間でした。(本編レビュー)
秋元順子「愛のままで…」は1コーラス終了時点で1分55秒経過、したがって2番はサビのみの歌唱です。歌い終わってすぐ終了、アウトロはほぼありませんでした。(本編レビュー)
キマグレンの「LIFE」はサビからの歌唱。そこからの歌詞は1番ではなく2番でした。もっともそれ以降は、同じメロディーを繰り返すアウトロの一部を除いてカット無し。(本編レビュー)
この年ヒット曲連発で初出場に至ったいきものがかりですが、選曲されたのは2年前のメジャーデビュー曲「SAKURA」でした。冒頭+1コーラスですがBメロ前半がカット、その後のラストサビ2回目も1回目サビ最後のフレーズがカットの上間奏無し。アウトロも最後のピアノ音など細かいカットあり、もう少し長く見たいステージでした。もっとも翌年以降はNHKタイアップが一気に増加、格もそれに合わせて大きく上がることになります。(本編レビュー)
前川清は5年ぶりの「東京砂漠」、クールファイブのコーラスによる紅白は32年ぶりでした。構成は第54回と同じですが、第50回→第54回→第59回と少しずつ演奏時間は短くなっています。(本編レビュー、紅白歌合戦・前川清の軌跡)
川中美幸は3年前にも歌った「二輪草」を歌唱。1番・3番を歌う構成は過去2回と同じです。ただこの年はスタジオ演奏のオーケストラ紹介があった流れで、間奏は1番と2番の間にある長い方のメロディーを採用。省略されがちなアウトロも全くカット無し、したがって演奏時間も過去2回より長くなっています。(本編レビュー)
ブラジル移民100周年を記念して組まれたのは、同地と縁が深い宮沢和史 in ガンガ・ズンバ&ザ・ブーム。ブラジルを題材にした「足跡のない道」はサビのみで終了、やはりメインは知名度の高い沖縄の「島唄」でした。「島唄」は1コーラス半、ラストサビは中盤がカット。Bメロは宮沢さんではなく女性コーラスのクラウディア大城による歌唱です。(本編レビュー)
藤あや子は前年リリースの「紅い糸」を歌唱。1番終了時点で1分35秒、やや短めの間奏でラストBメロ+サビの歌唱に移行。アウトロカット無し、最後の締めの音までしっかり残しています。(本編レビュー)
WaTの「36℃」は1番+Cメロ+ラストサビ。16秒のイントロが9秒に短縮、アウトロはほぼ全カット。ただ歌う部分は過去3回よりもはるかに多く、演奏時間も4回中一番の長さになっています。(本編レビュー)
中村美律子はキーこそ下がっていますが、「河内おとこ節」の構成は毎回同じ1番と2番の2コーラス。歌以外で盛り上げる要素が、過去5回と比べても相当多くなっています。(本編レビュー)
ポルノグラフィティはこの年リリースのシングル曲5曲から「ギフト」を選曲。1番+Cメロ+ラストサビでアウトロカットあり、ごく一般的なTVサイズ歌唱でした。(本編レビュー)
大塚愛は2週間前に発売されたばかりのアルバム『LOVE LETTER』からバラード「愛」を選曲。イントロ完全カットで歌から入る冒頭、サビは1番ではなく2番を歌唱。歌以外の演奏パートが非常に多い曲ですが、このステージでは9割以上カットされています。(本編レビュー)
平井堅は映画主題歌になったバラード「いつか離れる日が来ても」を歌い上げます。1コーラス半ですが、1番サビの入りは2番の編曲でした。長い曲ということもあってラストサビ前の間奏は約半分にカットされていますが、それでも演奏時間は3分台後半で比較的長めです。(本編レビュー)
坂本冬美は9年ぶりに「風に立つ」を紅白で歌唱。第50回は2コーラスでしたが、この年は1コーラス半に短縮。後半は3番Bメロからの歌唱です。イントロの演奏でマイクオンにするタイミングが若干遅め。ラストの歌詞でタメあり、演奏時間の比較は9年前より14秒短いという結果でした。(本編レビュー)
久石譲はこの前月に公開になった映画『私は貝になりたい』の音楽も担当、主演を演じたのはこの年の紅白司会である仲間由紀恵と中居正広。テーマソング伴奏をバックに、2人が視聴者にメッセージを遺します。(本編レビュー)
前半大トリは命を粗末にしてはいけないという流れで、3年連続にはなりますが秋川雅史「千の風になって」のステージ。イントロは過去2回と違うメロディーが用意されています。たださすがに3年連続4分超えのフルコーラスは難しかったようで、この年は1番+2番+3番サビ+ラストサビという構成に短縮されました。(本編レビュー)
この年も前半ラストに特別企画、なんとアイルランドの世界的歌手・エンヤの歌唱です。現地からリポーターが直接赴いてインタビューもありましたが、さすがに歌の映像は事前録画の様子でした。曲は日本でもヒットした代表曲「オリノコ・フロウ」、当時の新曲「ありふれた奇跡」。「オリノコ・フロウ」は2分程度ほぼカットの無いまま次の曲に移行、「ありふれた奇跡」は前半からラストに飛ぶような構成でした。(本編レビュー)
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