Little Glee Monster(2年連続2回目/第68回/2014/17~20)
「世界はあなたに笑いかけている」(2018/いしわたり淳治 丸谷マナブ/丸谷マナブ/初)
~Little Glee Monster×世界で活躍スター映像!/200人の学生と共演~
合唱:紅白リトグリクワイア
映像提供:フジテレビ RAKUTEN-TV 日本障がい者スポーツ協会 WOWOW FISE HIROSHIMA2018 テレビ東京

 引き続き、ゲスト審査員の池江璃花子(カラオケで歌う曲:米津玄師、Superfly)を紹介。海外で日本人が大活躍した1年ということで、池江選手とともに大谷翔平奥原希望大坂なおみの映像がVTRで流れます。
 中でも10代の活躍が目覚ましいということで、卓球の平野美宇伊藤美誠のコメントが流れます。「音楽がなければ自分をコントロールも難しいので」と話す平野選手、次に歌われるリトグリの楽曲の「ほら笑って」のフレーズに励まされてると話す伊藤選手。それを受けて「スポーツと音楽、ジャンルは違うと思うんですけど、本当に同じ目標に向かって頑張っている伊藤美誠ちゃんに歌詞が届いてるのがすごく嬉しいです」(manaka)と話します。
 さらにその次のステージで登場する刀剣男士の面々も登場。「ところで君たちは一体何者でござるか」「我らは刀剣男士と申します」「お近づきのしるしに一つ、手合わせ致しませんか」「いや、あの、銃刀法違反になるので…」独特の世界観に、内村さんはかなり困惑気味。

 ゆったりとしたリズムのサビから始まるアレンジ。スポーツ選手が活躍する映像をバックに歌う約200人の学生は、振付の動きもコーラスの声量も大変大きく迫力満点。そしてリトグリのメンバー5人もものすごく声が出ています。声量・息の使い方全てが抜群の出来でした。リトグリ自身も、この日ここにいた200人に大きく励まされているかのようなリラックスした笑顔です。演奏時間はやや短めでしたが、見事なステージでした。(2分3秒)

 

(ウラトーク)
 DA PUMPISSADAICHIがゲストに登場。「あれ?まだ本番前で、いいんですか来て頂いちゃって?」という問いかけに「やることないんですよ」。あとは着替えるだけ、見るのが楽しみで緊張する暇がないのだそう。ISSAさんは16年ぶり6回目の出場、「高校野球なら古豪ですね」と返します。
 「大丈夫なんですかあんなに膝をバンバンぶつけるようなダンス踊って」という質問には、「ちょうどあのNHKさんがなんか、あまりやり過ぎはだめですみたいなことを、忘年会に向けて」とISSAさんが返します。メンバー的には当然問題無さそうですが。
 話は16年前との比較に移ります。オープニングを指して、「懐かしさと新鮮な感じがありましたね」と話します。一方DAICHIさんは初めての紅白、「テレビで見る人たちばかりで」「ステージ裏で右往左往してました」「(一番緊張したのは)やっぱり郷ひろみさん」。また、TKOの木下さんと母親同士が仲良しという裏エピソードも披露していました。
 後半でようやくリトグリのステージの話題、DA PUMPは現場で一緒になる機会が多かったようです。

 

(解説)
・池江璃花子選手は当時18歳、この年アジア競技大会やパンパシフィック水泳選手権で7つの金メダルを獲得しました。東京五輪での活躍が期待された矢先に白血病の診断、闘病生活となります。五輪が1年伸びたことでメドレーリレーの選手として出場、残念ながらメダルは獲得出来ませんでしたが、競技生活復帰にまで漕ぎ着けたことが何より素晴らしいことです。

・VTRは大谷選手がこの年エンゼルス入団、奥原選手もプロ転向で翌年以降さらに活躍、大坂選手はこの年グランドスラム初優勝を果たします。

・平野選手と伊藤選手は同い年で同じ静岡県生まれ、ダブルスでペアを組むことも多く”みうみま”として親しまれています。双方とも東京五輪で大活躍でした。

・「世界はあなたに笑いかけている」はコカ・コーラのCMソングとしてヒット、リトグリの代表曲になっています。MVには各ジャンルのアスリートが出演、その中に卓球の伊藤美誠選手も含まれています。

・このステージで歌う前にコメントしたmanakaは、東京五輪で伊藤選手が金メダルを獲った時にも真っ先にお祝いツイートを寄せています。リトグリと伊藤選手との絆は深く、2021年9月に発売されたアルバムに収録された「Whenever you call」のMVにも出演。実際この曲が、東京五輪前に彼女にプレゼントした1曲でもあるそうです。

山内惠介(4年連続4回目/第66回/2001/35)
「さらせ冬の嵐~刀剣男士コラボスペシャル~」(2018/松井五郎/水森英夫/初)
~演歌の貴公子×刀剣男士 夢コラボ/演歌の貴公子×世界を魅了 刀剣男士~
振付:本山新之助 踊り:刀剣男士 時間遡行軍

 刀剣男士の演舞がステージの雰囲気を作っていますが、よく聴くとイントロから尺八や琴などの和楽器アレンジが強め。それ以降の編曲もCDなどの音源と異なる紅白バージョンです。バックに人気者をただ配置するだけでなく、音にまでこういった細やかな気配りを感じた例は、ここ最近特に演歌ではあまりなかったような気がします。年増の女性ファンは山内さんに、若い女性ファンは刀剣男士に思わずウットリ。男性から見ても大変カッコ良いステージで、ラストの剣の音もバッチリ。こちらも素晴らしい内容でした。(2分0秒)

 

(ウラトーク)
 コンサートのチケットがなかなか取れない山内さん、直美さんは「歌声が色っぽいんですよ」と話します。DA PUMPの2人は演歌も聴く機会あって歌うこともあるそうで、「北酒場」が一番好きだそうです。リクエストに応えて、ISSAさんがサビを一節歌うサービスまで。
 そんなDA PUMPは正月少し休みを頂くそうです。何と言っても「U.S.A.」の6月以降あまり休みがなかったようで。「どっか沖縄とか旅行行ったりするんですか?」と、あえてなのか天然なのか分からないボケをかます富澤さん。勿論、DA PUMPのISSAさんは沖縄県出身です。一方DAICHIさんは、実家に帰って家族でゆっくりテレビを振り返りたいと話していました。

 

(解説)
・内村さんとやり取りした刀剣男士は小狐丸。演じているのは俳優の北園涼です。2019年以降刀剣男士とは別にソロで音楽活動も始めています。なお時間遡行軍として出演したのは小狐丸(北園涼)大和守安定(鳥越裕貴)堀川国広(阪本奨悟)長曽祢虎徹(伊万里有)膝丸(高野洸)陸奥守吉行(田村心)の6振りでした。

・この曲を作詞した松井五郎氏はJ-POP作品が主ですが、紅白歌唱曲としては珍しく演歌歌手への提供になりました。近年や純烈や竹島宏など、歌謡曲方面への進出も多くなっています。2010年に大ヒットした「また君に恋してる」の作詞も彼でした。

・振付師の本山新之助は第53回(2002年)の島谷ひとみ「亜麻色の髪の乙女」以来、久々にテロップで名前が紹介されます。2010年代は『刀剣乱舞』の他に『黒執事』『テニスの王子様』『薄桜鬼』など、2.5次元系ミュージカルを多く手掛けていました。

DAOKO(初出場/第69回/2012/21)
「打上花火」(2017/米津玄師/米津玄師/初)
~動画再生2億回超えの大ヒット~
私にとっての平成ソング:椎名林檎「ここでキスして。」

 「打上花火」についてMVのVTR、そして曲紹介でも解説。動画再生数2億回、思わず自分で「凄い…」と呟き内村さんから「自分で言っちゃった…」とツッコミ。「沢山の人に愛されているこの曲を大切に歌っていきたいと思ってます。今日は精いっぱい歌います」と歌前にコメント。そういえば主題歌になったアニメ映画で、広瀬すずも声優として出演していました。

 青系の色を基調としたドレスは和を意識したような柄。バックの映像だけでなく、ステージ自体果てはNHKホール内全てが美しいCGに彩られています。Def Techが出演した13年前の紅白で最新技術として紹介された演出も、今では完全にバージョンアップされて当たり前のように使われています。
 この曲は米津玄師の楽曲提供、本来なら彼とのコラボ曲ですが、このステージについては歌唱音源がバックで流れるのみでした。紹介でもあったように記録的なヒットを記録した曲ですが、その割には1コーラス半ちょっとで演奏時間は短め。(1分56秒)

 

(ウラトーク)
 「結婚と言えば、雨宮アナウンサー」と隙あらばこの話題に持っていく伊達さん。「そこ触れますか」「まだ公表はしてないので、あまりあの…」、そんなことを話している間にDA PUMPの2人は退席。一緒に写真撮影します。
 MC中もうるさいウラトーク、会場は意外と静かで我々は大騒ぎ、「周りのお客さんものすごい睨んでくるんですよ」「うるせぇデブ3人いるなぁ」「曲聴きたい人はみんな集中してるのにこっちから「北酒場」が流れてくるわけですから。そりゃ睨んできますよ」
 舞台とモニターでは画面が少し違うと雨宮アナが説明。バーチャル映像を使用しているとこちらでも解説、実際の舞台に歌詞などは出ていないようです。
 ウラトーク席、「体積多い」というメッセージが寄せられました。当然「やかましいわ!」のツッコミが入ります。「今回あれでしょ?太ってないとダメだったんでしょ?」「何かを我々こう押さえているんじゃないですか、座って」、というのが伊達さんが思う今回の選定理由なのだそうです。

 

(解説)
・「打上花火」は2017年8月の楽曲ですが年をまたいでも引き続きヒット。現在のYoutube再生回数は4.5億にまで達しています。アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』主題歌でしたが、評価は映画よりこの主題歌の方が圧倒的に高い傾向がありました。

・広瀬すずはこの映画でヒロイン・及川なずな役の声を担当。ソロ名義で歌手活動は行っていないですが、作中で「瑠璃色の地球」をカバーしています。これは映画のサントラにも収録済。

・DAOKOは「打上花火」以前から若い人によく知られていた歌手ですが、この曲で一般的にも広く知られる存在になりました。一番最初の音楽活動はニコ動への投稿、もう2018年になるとこういったケースは当たり前のように出てきます。なおトイズファクトリー所属でしたが、今年から自主レーベル・てふてふに活動拠点を移しています。

・ここ数年はPerfumeの演出で見られたCG技術ですが、冒頭からラストまで終始ずっと入るのはこれが初めてでした。

・企画コーナー「夢のキッズショー~平成、その先へ~」

 NHK勤続40年、番組にNHKらしさを追求する古株で、今回の紅白スーパーバイザーでもある三津谷寛治ゼネラル・エグゼクティブ・プレミアム・マーベラス・ディレクターが、自ら交渉のためイカ大王とともに漁船で海を渡る映像が流れます。このコーナーの演出意図は「NHK子ども向けコンテンツ 過去と未来をつなぐ」ことなんだとか。その為にはある島の住人に出て頂くことが先決。実在するかどうか分からない島に行かなくても、子ども向けならワシがいるではないかと呟くイカ大王を「もういいです!」で一蹴。ライフジャケットを脱ぎ捨て、「子どもたちの夢を信じるのです、NHKなんで」と一言残し、例のポーズのまま海に飛び込みます。
 ここからは実写ではなく人形劇に移行。三津谷ディレクターも人形になってます。辿り着いた島の名前はひょうたん島ドン・ガバチョハカセをはじめとするオールスターメンバーが揃ってます。早速出演交渉しますが、思いのほかあっさり承諾。そのままステージに入ります。

AKB48・乃木坂46・欅坂46「ひょっこりひょうたん島」(1964/井上ひさし 山元護久/宇野誠一郎/16年ぶり2回目)
サンデー先生:小林由依 ダンディ:柏木由紀 ドン・ガバチョ:白石麻衣 ハカセ:指原莉乃 トラヒゲ:生田絵梨花 ライオン:菅井友香
振付:西田一生

 それぞれのコスチュームに扮する姿が非常にかわいく仕上がっています。メガネを掛けた指原さんは特にらしく仕上がっていました。さすがに白石さんに付け髭、生田さんに眼帯だとやり過ぎと言われる可能性ありますが、ゆいぽんに金髪のウィッグくらいはやっても良かったような気はします。(0分32秒)

 ステージ案内人を務めるのはムーロー(ムロツヨシ)オオノー(大野智。大野くんがキッズショーで目立つのは怪物くん以来8年ぶり。

 今度はEテレ『いないいないばあっ!』からワンワン、うーたん、ゆきちゃん(大角ゆき)が登場。1996年以来長年人気を博している番組ですが、そういえば今までの紅白で1回も取り上げられていません。非常に意外です。『おかあさんといっしょ』からはムームー、ガラピコ、チョロミー、花田ゆういちろう、小野あつこ、小林よしひさ、上原りさ。こちらは第61回以来8年ぶり、たいそうのおにいさん・小林よしひさ以外は人形劇キャラクターも含めてメンバーは代替わりしています。ワンワンの呼びかけで、会場全員に両手を挙げてもらいます。なぜか安藤サクラにだけ個別に”よろしくね~”と挨拶。

「わ~お!」(2011/もりちよこ/小杉保夫/初)

 たいそうコーナーで現在起用されている楽曲で、1996年以来この曲で3代目。先ほど個別で呼びかけられたサクラさんも一緒に手を動かしてます。ちょうど1歳のお子さんがいる母親なので、おそらく一視聴者として親子でこの番組を見ているのでしょう。あっという間の演奏時間に、ワンワンも「ちょっと待って、もう終わり?」とツッコミ。(0分26秒)

 大変平和な空間でしたが、突如画面に砂嵐が流れる緊急事態。なんと三津谷ディレクターが巨大化してNHKホールの目の前に表れます。2年前のシン・ゴジラみたいなことになってますが、こちらは襲うのではなく元のサイズに戻れなくなってしまったということ。NHKホールの前に座って泣き出します。

「にじのむこうに」(1996/坂田 修/坂田 修/初)

 かつて歌のおにいさんを担当した坂田おさむが作った、1996年4月のうたとして発表された楽曲。20年以上経った今でも根強い人気を誇っています。ムーローとオーノーもステージに参加。心が温まる楽曲に、巨大化した三津谷ディレクターも大喜び。(0分35秒)

 …というわけで問題が解決したかと思いきや、根本的な部分はそのまま。体を小さくする歌をリクエストしますが、「ないです」という返事(当たり前ですが)。ここで「みんな、歌の力を信じて」という声でセリから白いドレスの松田聖子が登場。「心を込めて歌えば、奇跡は起きる!」

「切手のないおくりもの」(1977/財津和夫/財津和夫/10年ぶり2回目)

 歌合戦では初めてかと思いましたが、そういえば第59回のオープニングで大橋のぞみがアカペラで一節歌っていました。こうやって演奏つきで歌われるのは今回が初めて。聖子さんがアイドル時代そのままに、しっとり歌い上げます。(0分32秒)

 「こういう歌をこれからもたくさん作りたいですね、NHKなんで」という一言と同時に、三津谷ディレクターから一筋の光が発されます。ステージからはなぜか小さくなった三津谷ディレクターが多数登場。最後に本物が登場して、Sexy Zoneのメンバーも加わってこの曲。中島健人「セクシーカモン!」という呼びかけは相変わらずの芸風です。

「WAになっておどろう」(1997/長万部太郎/長万部太郎/2年ぶり5回目)
踊り:ジョビィキッズ

 V6のステージで2回、ショーコーナーでは第48回と第57回があるので合計すると紅白で5回。すっかり近年の紅白では定番曲となっています。ここでは後輩のSexy Zoneと、King & Princeも加わってメインで歌唱。三津谷ディレクターがえらく独特の振り付けで踊ってます。ひそかにイカ大王もステージに参加。ついでにライオンの格好していた菅井さんがフードを外してます。三津谷ディレクターが締めの一言、最後はもちろん「NHKなんで」で全員決めポーズ。(50秒)

Foorin「パプリカ」(2018/米津玄師/米津玄師/初)
~米津玄師が手がけた<NHK>2020応援ソング~
振付:辻本知彦 菅原小春

 映像・ナレーションまでつけて丁寧に紹介。東京2020マスコットのミライトワソメイティも登場。ステージには先ほど出演したキッズショーのメンバーがそのまま残ります。
 後ろでは中央にいる平野紫耀がテンションも跳躍力も極めてハイなジャンプ、横の岸優太とハイタッチしたりするなど誰よりも目立つ動きをしています。Foorinのメンバーもここぞとばかりに松田聖子とツーショットになったりするなど、サビでしっかりとした振り付けがありつつもかなりフリーダム。この雰囲気が、今の時代今回の紅白を象徴していると言って良いのかもしれません。(2分15秒)

 直後のウラトーク席中継では、ゲスト審査員の佐藤健が登場。コメントを残したところで「ちょっと何言ってるかね、分からない」とお馴染みのギャグで返します。

 

(ウラトーク)
 DAOKOさんは21歳、サンドはお笑いも始めていなかった年齢だそうです。ちなみに2人は24歳でこの仕事を始めたそうです。現在21年目で44歳、ついでに「直美何歳なの?」と尋ねます。「何歳だと思います?」と合コンのような返答に呆れかえるサンドの2人。ちなみに今年31歳になったそうです。雨宮アナは32歳、「じゃ結婚適齢期だね」と全ての話題をそっちに持っていこうとしています。「アッキーは来てないんですか?」とも話しますが、雨宮アナは「…はい、イカ大王がこの後来ますから」と完全スルーを決め込みます。
 映像はひょっこりひょうたん島、「ひょっこりはん?」と思わず呟く直美さん。「ひょっこりひょうたん島見てましたか?」と伊達さんに尋ねますが、「見てましたよ」の返答までに結構な時間がありました。
 アイドル6人が登場して歌うステージ、直美さんは指原莉乃に注目。「エロい格好してるなあ」「超スカート短くないですか?」。ムロツヨシはこの後ウラトーク席に登場、「じゃあ大恋愛の話できますね」
 父親であるサンドの2人はいないいないばぁのステージを見て嬉しそうです。どーもくんがいないのを指して、「どーもくん、ちょっと怖いんだよなあ」「もうちょっと色も明るくすればいいのに」と呟きます。「わ~お!」の演奏開始、「これうちの娘が大好きな歌だ」と笑顔。一方直美さんは「ムロさん全然分かってないですよねこの歌」と豪速球ツッコミ。ちなみに伊達さんによると『おかあさんといっしょ』のステージはチケットが取れないようで、NHKにお願いしても無理なのだそうです。
 「おかあさんといっしょのみんなが一番緊張してないと思いますよ、大舞台いっぱい経験してるから」と分析する伊達さん。ただ今回は客層がいつもと違うと直美さんが反論。「おっさんだらけの前ではあんまりやらないか」「言い方気をつけてください!」
 初めて生で見る松田聖子を見て、「我々小さい頃からのスターは、本当にいるんだなって今思うわけですよ。タモリさんとかもそうお思ったしね」「またちょっとまねだ聖子なんじゃないかと」「違います、違います。まねだ聖子さんも相当稼いだみたいです」「お金の話はやめましょう」
 「WAになっておどろう」ではキンプリに注目。伊達さんは髙橋海人の名前を挙げています。一方直美さんは平野紫耀に声援を送りまくってます。
 「掛け合い?なんでしったっけ?」「今カンペを見て…」「掛け合いなんてありました?」「掛け合い…?いや、コメントカットって何だよ」「すみません、本当に裏のウラトーク…」「押してるの?押して無いのにカット。なんで?なんでカットするの?」。Foorinが歌う前のシーンで急遽やり取り変更があったようです。
 少しウラトーク席が騒がしくなった所で、ウラトーク席にゲスト審査員の佐藤健が登場。「(審査員席にも)結構皆さんの声聴こえてますよ」
 佐藤さんとサンドはMステで共演経験あり、サンドが「ウマーベラス」を披露した時のようです。「なんで俺ら今回紅白、これで出れないんだろうね」「本当これで出ると思ってたから」「MONKEY MAJIKも今日空いてるんだから。空けてた、空けてた、みんなで!」。本編でのやり取り後、「楽しんでください」の一言を残して退席。

 

(解説)
・ひょっこりひょうたん島のキャラクターが紅白歌合戦に登場するのは第43回・第46回・第53回・第54回・第56回に続いて6回目。歌は第53回(2002年)以来16年ぶり、企画コーナーでミニモニ。が歌って以来。ちなみにそのコーナーきっかけか既に話があったのかは分かりませんが、翌年すぐにモーニング娘。でシングル化。そのまま『みんなのうた』にも起用されました。

・『おかあさんといっしょ』の人形劇キャラクターも数年に1回紅白に登場していますが、在任中のうたやたいそうのおにいさん・おねえさん出演は第61回が初めてでこの回が2回目。OBOGは第50回(1999年)の「だんご3兄弟」で茂森さゆみ・速水けんたろう、第27回(1976年)の「ビューティフル・サンデー」で田中星児などが出演しています。

・坂田おさむは1985年4月から8年間うたのおにいさんを担当。元々はフォークシンガーで、採用のきっかけも曲の売り込みでした。『おかあさんといっしょ』では数十曲単位で今月のうたとして提供されています。

・「切手のないおくりもの」は1978年6月に『みんなのうた』で放送、その後も数回リメイクされています。聖子さんは「夏の扉」「白いパラソル」など財津和夫提供のヒット曲も多いので、このステージのカバーに違和感は全くありません。それらがヒットした1981年は『レッツゴーヤング』の司会、そこで既に歌っている可能性もおおいにありそうです。なお音源化はまだされていません。

・「パプリカ」はこの年8月リリースでしたが、ビルボードのHot100にランクインして本格的に大ヒットしたのは年が明けて以降でした。その後は2020年上半期まで長期にわたるロングセラーになっています。データ的に見ると、このヒットもまた紅白効果と言って良さそうな雰囲気です。

・必要以上に目立っているキンプリ平野さんの踊りは、やはりファン中心に話題を呼んだようです。おそらくスタッフにとっても同様だったのでしょう。「パプリカ」は紅白で3年連続歌う形になりましたが、キンプリはその3回全てに踊りで参加しています。

Hey! Say! JUMP(2年連続2回目/第68回/2007/25~28)
「Ultra Music Power~Hey! Say! 紅白スペシャルver.~」(2007/MSS/馬飼野康二/初)
~デビュー曲を男子チアとコラボで!/大学男子チア日本一とコラボ!~
踊り:早稲田大学男子チアリーディングチームSHOCKERS

 女子チアリーディングの出演は1990年代前半あるいは20~21世紀の変わり目辺りで多くありましたが、男子で出演していた例は過去にありません。歌前に八乙女光「まさにジャンプ」とコメントしていましたが、まさにその通りの内容でした。この曲のメインは高音ソロを担当する知念侑李だと思っていますが、その彼が冒頭からチアに混じってジャンプを魅せたりソロで捻りジャンプの技を見せたりして大活躍してます。
 歌の方はリアルタイムと比べてややリズムがゆったりしています。派手な動きをバックに任せている状況なのと、なにぶん発表から11年も経っているので、デビュー当時の爽やかさと比べると少し違いはあります。ですが2018年、平成最後のUltra Music Powerとしては上出来のステージであったことは間違い無さそうです。(2分16秒)

 

(ウラトーク)
 「今ね、ちょっとしたトラブルがありまして、我々の声がね、会場中に響き渡ってる」「櫻井さんこっち見て睨んでる」「絶対に俺らのせいじゃないw」「睨んでる睨んでるw」。これを受けて、雨宮アナがNHKを代表して3人に平謝り。ちなみにハプニングが起きた瞬間、櫻井さんが喋る横で広瀬さんが完全にそちらへ反応していました。櫻井さんが睨むシーンは、曲紹介でもバッチリ確認できます。
 Hey! Say! JUMPの姿を見て、「ああいう顔に生まれたかったわ」「ああいう顔に生まれてたらどういう人生歩みます?」「お笑いなんてやってないでしょ」「ほっそりした美人さんだったら何する?お笑いやる?」「お笑い、やらないですね」。あとはTwitterのメッセージ、「ウラトーク席狭そうですけど大丈夫ですか?」とまた同じような内容が読み上げられました。その後はまたまた先ほどのハプニングについて振り返っています。

 

(解説)
・ウラトークの音声ハプニングは主音声でもはっきりと聴こえました。テレビでは違和感あったという程度ですが、おそらく会場の人はビックリした人も多かったのではないかと思われます。両司会者はナイスリアクションでした。

・「Ultra Music Power」でデビューしたのは2007年、知念侑李はまだ13歳で声変わりする前でした。ちなみにこの3ヶ月前に前身グループHey! Say! 7が結成されていて、髙木雄也と有岡大貴はその時からのメンバーです。シングル「Hey! Say!」も当時しっかりヒット、オリコン週間1位を記録しています。

・薮宏太と八乙女光はYa-Ya-Yahからの合流組で、伊野尾慧は2006年結成のKittyが初のユニット参加。なお結成当初は10人組でしたが、その後放送当時9人組、岡本圭人の休業→脱退を経た現在は8人組となっています。

丘みどり(2年連続2回目/第68回/2005/34)
「鳰の湖」(2018/たかたかし/弦 哲也/初)
~元新体操 畠山愛理が舞う!「鳰の湖」/テレビ初披露 元新体操 畠山愛理ダンス~
振付:TAKAHIRO

 畠山愛理のダンスはテレビ初披露。白いドレスで美しく踊りあげます。欅坂46などを担当しているTAKAHIROさんの振付は、やはりダイナミックさが前面に出ていますね。素晴らしいです。ただカメラワークは意外と歌っている丘さん中心で、全体的に踊る位置もかなり後ろの方。肝心のゲストがほとんど目立っていない印象もあります。
 と言いつつも、やはりステージ本来の主役は丘みどり。着物よりもその上に身に着けた羽織にインパクトがあり、特に間奏で回転するシーンは大変鮮やかでした。こういった紅白ならではの演出でちゃんとメインの歌手が目立つのは本来当たり前の事象のはずですが、案外近年の紅白では特に前半あまり見られなかった気がします。後々最後まで見返してあらためて見ると、このステージが今回の紅白の演出意図を最も端的に示していたように思いました。(2分5秒)

 

(ウラトーク)
 雨宮アナとの事前打ち合わせした時の話をする伊達さん。年齢や出場回数などお願いしますと伝えたそうですが、今さっき丘さんの年齢は分かりませんと言われたようです。「女性だからまあいいかなという所もあって」と雨宮アナが言い訳、当然「私生活でいっぱいいっぱい」とツッコミが入れられます。
 畠山さんの踊りを見て、「もっと近くで踊ればいいのにね」と話す伊達さん。直美さんはこのアングルがいいんじゃないですかと話します。「ちょっとずつ前にくる感じですね」「ちょっと怖いですその言い方は、貞子みたい」。素晴らしい歌唱力にウラトーク席の一同も堪能。「副音声じゃなくて主音声で聴いて欲しいですね」とはっきり発言します。

 

(解説)
・TAKAHIROが振付師としてテロップ紹介されるのは初。欅坂46の振付が名高いですが、それ以前にも大河ドラマ『平清盛』の振付も担当しています。ダンサーや振付師としては日本だけでなく海外でも評価が高く、『ニューズウィーク』の「世界が尊敬する日本人100」にも選出されているようです。

・畠山愛理はロンドン・リオの五輪でも日本代表として選ばれた新体操選手。2016年に競技から引退、その後モデルやスポーツキャスターなどの活動を展開。放送当時は『サンデースポーツ2020』のリポーターでもありました。なお翌年、広島東洋カープの鈴木誠也選手と結婚しています。

・「鳰の湖」は滋賀県にある琵琶湖の別名です。琵琶湖を舞台にした曲は「琵琶湖周航の歌」などがありますが、紅白での歌唱は初めてです。ちなみに大相撲でもその名前を四股名にした幕内力士が山響部屋に所属していますが、彼もまた現役唯一の滋賀県出身力士なのだそうです。